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絶倫
しおりを挟む「どうする?俺で良ければ、挿入しようか?」
ペニスを挿入するしないの話をしているとは思えない、軽やかな口調で彼はにっこりと笑って俺を見ている。
「俺で良ければ、ってそんな簡単な話なんですか・・?碓氷先生。」
「俺の手で簡単にイかされて、それだけでおさまるの?それ。」
碓氷先生は俺のペニスを指差す。
大量に射精した直後だというのに、全く萎える気配がない。
ガン勃ち状態のままのペニスを観察するように見ている。
「王寺のペニス、すごくいいね。大きさも、太さも、長さも。」
泌尿器科の医師にそう言われると、なんだか誇らしい気分になるけれど、
彼のサバサバした物言いは、全く興奮の色を感じさせない。
これから俺にペニスを入れようかと提案しているけれど、俺相手に勃つのだろうか?
「まだイキ足りないでしょう?君、精力ありそうだもんね。」
「い・・・挿れるのって・・・痛いですか・・・?」
あはは、と彼は高い声で笑う。先輩のいつもの爽やかで少し可愛い笑い方。
「最初は痛いけど、すぐ気持ちイイに変わるよ。」
彼の顔に医師としての自信を見た気がした。
(碓氷先生・・・かっこいいっす・・・・・!!)
俺はバックバージンを碓氷先生に捧げようと決意した。
♢♢♢♢
「じゃあゆっくり挿れていくから、深呼吸してね。」
四つん這いのまま、診察台の上で碓氷先生の挿入を待つ。
彼の口調は医師そのものだ。自信に満ちていて、相手に不安を感じさせない医師独特の言い方。
「ふぅ・・・はぁ・・・・あ・・・・い・・!痛・・っ・・・」
グッと大きなものが入り込んできて、穴がいっぱいに広がる感覚。痛みに顔を歪める。
「・・っ・・キツイな。一番太いところが入ったから、あとはリラックスして。」
「ううぅ・・っ・・・・碓氷センセ・・・っ・・・・苦し・・・・」
「大丈夫。ほら、力抜いてごらん。ゆっくり呼吸して。」
患者に問いかけるような言い方。
医師の言葉はこんなに心強いものなんだな、なんて先輩医師とのセックスで知ることになるとは。
(う~~、初めてだから痛くて当たり前か・・・それにしてもこの人・・・見かけによらずデカくないか・・?!)
「奥まで入ったよ。今、気持ち良くしてあげるからね。」
先生の声がワントーン低くなったような気がする。男らしい彼の声に、背中がゾワリとした。
「ここでしょう?王寺のイイところ。」
「あ・・?!い・・・あ・・ダメ・・・センセ・・・っ」
後ろでイッた時の快感が急に身体に蘇る。
先生は的確に俺のイイところを刺激しているらしい。
先ほどとは全然違う圧迫感。
(ペニスで擦られると・・こんなに違うのか・・・・?!)
「ひ・・・ぃ・・あ・・・待って・・・センセ・・・・ぇ・・・あ~~~~」
ビュ・・ッ!!
(え・・・?あ・・・嘘・・・?!俺、イッた・・・?!)
射精の快感が下半身を包む。続けてまた勢いよく体液が飛び出した。
ビュ・・!ビュ・・・っ!!
「あ~~~~、あ、あ、・・・・ひぃ・・・うぉ・・あぁ・・・!!」
「これで擦られると狂っちゃうよね。我慢しないで、全部出しちゃっていいよ・・・」
激しく診察台が揺れる。
「王寺の中・・気持ちイイ・・・っ・・・久々に燃えちゃいそうだよ。」
碓氷先生は激しく俺の尻を揺さぶりながら、腰を打ち付けている。
「うぅぅ・・・ぅっ・・う~~~気持ちいい・・・」
ビュッ・・・・!
(嘘だろ・・こんなに出る・・・なんて・・・っ!)
「そんなに締められると・・・興奮しちゃうな。一回出すよ・・・っうぅっ!!」
碓氷先生の男らしいうめき声。耳が、背筋がゾクゾクする。
「イク・・・ぅ・・・イクゥ・・・・・!!」
俺は何度も絶頂して、精液を吐き出す。
「ふぅ・・・いっぱい出ちゃった。王寺、君声が可愛すぎ。」
「碓氷・・・先生・・・っ・・・」
「安心して。俺、絶倫だから。何回でもイカせてあげるよ。」
雄の本能を剥き出しにした彼の目はぎらついていて、いつもの中性的な印象とはまるで別人。
俺は痛みなんてあったことさえ忘れて、碓氷先生のぶっといペニスで奥まで掘られる快楽に身を委ねていた。
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