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アリス IN 異世界日本
異世界召喚の歴史
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【王城内大食堂】
ヒイロ達と優輝達は、キングス達と共に食事をいただく事になった
「流石に王城クラウンの食事ですの♪どれも凄く美味しくて食べ過ぎちゃいそうですの」
「サーシャ…それ以上、胸を大きくしないでくれよ。わたしや姉さんがドンドン悲しくなっちゃうからね」
少食気味なカルーアに対して、サーシャはヒイロと同じくらいの食事量を普段から食べている。それでも2人ともスタイルはほぼ変わらない(1部分を除いて)
「サーシャは肉体労働も頑張ってるからですの。まぁ、コチラも育ってるとは思いますけど!」
サーシャは同年代の女子の中では、人一倍バストサイズが豊かな事に自信を持っている。ミクイがサーシャを好きな要素の1部でもあった
「ホント、サーシャ大っきい…」
「だからって…食事中に姿を消して胸を揉むのは止めて欲しいですの!」
突然サーシャが立ち上がったのだが、その理由は…王族の前だからとサーシャへのスキンシップを我慢していたミクイだが…サーシャを久しぶりに目の前にしての半日以上の禁欲は、我慢の限界を超えてしまったようだwその彼女に突然、全身をくまなく触られたのが原因だった
「ミクイよ食事中だぞ、止めておけ!」
「分かりましたっ!」
節操の無いミクイもキングス王子に一喝されると、直ちに聞き入れていた
「お伺いしても宜しいですか?確かカルーアさん達は血は繋がらなくとも、3姉妹として共同生活していると聞いていましたが…もうひとりの方は?」
カルーア達は3姉妹として世間に知られている。キングス達がカルーア達と出会ってから、はや1週間以上過ぎてなお長女を見ていないのだから、疑問に思われて当然だった
……………………………
「報告のあったヘルメスでの謎の発光現象…アレは長女アリスちゃんの異世界転移の光だったのか!個人のチカラで成し得てしまうとは…【賢者の石】とは凄い物だな」
「あの…カルーアもサーシャも、まだ10代前半ですので…その話はあまりしないで欲しいのですが…」
ヒイロはカルーアとサーシャが今まで通りに振る舞っていても、2人がまだアリスの転移失踪のショックから立ち直りきれてないのは十分に察していたので、話題を止めようとしたのだが…
「兄さんありがとう…でも大丈夫だよ!それに姉さんの転移失踪は、わたしやサーシャにも原因はあるんだから…いつまでもクヨクヨしてられないからね」
カルーアは受け止めて、乗り越えねばならない出来事として捉えていた。ソレはサーシャも同じのようだ。カルーアの隣に座って食事しながら「うんうん、そうですの!」と首を縦に振っている
「あの!…まだまだ見習い勇者の俺が言うのもなんですが…王族の方達には聞く権利と義務がありますからね」
「どういう事だ?」
突然、口を挟んできた優輝の言葉に疑問を抱いたヒイロ達。息子のキングスと同じく、この場に参加していた王であるロードが突然立ち上がった
「本当に迷惑をかけてしまってすまないと思っている。出来るなら我ら愚かな指導者達を許して欲しい!」
食事の席で突然立ち上がったロードが、ヒイロ達や優輝達に向け謝罪として頭を下げた
「お父様…」
同じく参加している娘のケイトスも、ヒイロ達と同様に王らしからぬ行動に困惑した
「25年前…今から約20年ほど前の魔族との総力戦で生命を落とした前王達が…かつて【ドルイド王国】が行った異世界勇者召喚を行うことで、安易に魔族に勝利しようと画策した事により呼び出された少女が…結果的に敵である魔族側に付く事になってしまった」
「それって…【消去の魔女】さんの事ですの?」
突然、王の口から語られ始めた異世界召喚の歴史。カルーア達3姉妹とも度々接触のあった魔女の名前が出てきたのだから、ヒイロ達が驚いたのも当然と言えた。父親の行動を補足するように、息子のキングスが話し始める
「父上とは違い前王は、種族差別も激しく好戦的で野心家だったと聞いている。才能溢れる彼女が、そんな前王の方針に嫌気がさし魔族側に付いたのは…ある意味仕方ないんだ」
「はい、有栖さんを召喚した時にお父様が国王になっていたら…結果は変わっていたと思っています」
「良い!過ぎた事だ。ソレに儂が呼んだのであれば!と慢心し再び転移召喚を行い【優輝】を呼び寄せて迷惑を掛けているのだからな」
息子と娘のフォローの言葉に甘んじようとしない王の姿に、ヒイロ達は王であるロードに一定以上の信頼を持った
「だけど、残念な事に今回やって来たのは、ポンコツの優輝だったのよね。くすくす(笑)」
「悪かったな、ポンコツで!」
重くなってしまった大食堂の空気を変えようとミクイなりに考えた結果…またも優輝が弄られてしまった
「あの…反省されているのなら、もう異世界召喚はしないで欲しいですの!」
世間的には民間人回復魔術師のサーシャが、王族達に召喚儀式の廃止を求めた
「何故かね?理由を聞きたい」
サーシャは少し悩んだが…有栖や優輝たち自分の事も含めて、これ以上悲しい想いをする者が生まれないようにする為に、覚悟を決めて話を続けた
「実は…サーシャは1度死から蘇っていますの!その際に…惑星神エリスア様とお会いしていますの…」
「何っ!?エリスア様に、だと…」
予想外過ぎる内容に、ロードやキングス達も驚きを隠せなかった
神の末席の位置に生命を貰い【天使】と呼べる存在となったサーシャは、その主(あるじ)たるエリスアに配慮し、転移召喚がエリスアに迷惑を掛けている事実を告げた
「世迷い事の様な内容にしか聞こえんが…サーシャよ、ソナタの目は嘘をついておらぬな。……分かった!宮廷魔術師達には儂から直接伝えておこう!」
突拍子も無い内容に聞こえる話を、王であるロードは聞き入れてくれた。真面目な話はここで区切られ、彼らは楽しい食事を再開した
続く
ヒイロ達と優輝達は、キングス達と共に食事をいただく事になった
「流石に王城クラウンの食事ですの♪どれも凄く美味しくて食べ過ぎちゃいそうですの」
「サーシャ…それ以上、胸を大きくしないでくれよ。わたしや姉さんがドンドン悲しくなっちゃうからね」
少食気味なカルーアに対して、サーシャはヒイロと同じくらいの食事量を普段から食べている。それでも2人ともスタイルはほぼ変わらない(1部分を除いて)
「サーシャは肉体労働も頑張ってるからですの。まぁ、コチラも育ってるとは思いますけど!」
サーシャは同年代の女子の中では、人一倍バストサイズが豊かな事に自信を持っている。ミクイがサーシャを好きな要素の1部でもあった
「ホント、サーシャ大っきい…」
「だからって…食事中に姿を消して胸を揉むのは止めて欲しいですの!」
突然サーシャが立ち上がったのだが、その理由は…王族の前だからとサーシャへのスキンシップを我慢していたミクイだが…サーシャを久しぶりに目の前にしての半日以上の禁欲は、我慢の限界を超えてしまったようだwその彼女に突然、全身をくまなく触られたのが原因だった
「ミクイよ食事中だぞ、止めておけ!」
「分かりましたっ!」
節操の無いミクイもキングス王子に一喝されると、直ちに聞き入れていた
「お伺いしても宜しいですか?確かカルーアさん達は血は繋がらなくとも、3姉妹として共同生活していると聞いていましたが…もうひとりの方は?」
カルーア達は3姉妹として世間に知られている。キングス達がカルーア達と出会ってから、はや1週間以上過ぎてなお長女を見ていないのだから、疑問に思われて当然だった
……………………………
「報告のあったヘルメスでの謎の発光現象…アレは長女アリスちゃんの異世界転移の光だったのか!個人のチカラで成し得てしまうとは…【賢者の石】とは凄い物だな」
「あの…カルーアもサーシャも、まだ10代前半ですので…その話はあまりしないで欲しいのですが…」
ヒイロはカルーアとサーシャが今まで通りに振る舞っていても、2人がまだアリスの転移失踪のショックから立ち直りきれてないのは十分に察していたので、話題を止めようとしたのだが…
「兄さんありがとう…でも大丈夫だよ!それに姉さんの転移失踪は、わたしやサーシャにも原因はあるんだから…いつまでもクヨクヨしてられないからね」
カルーアは受け止めて、乗り越えねばならない出来事として捉えていた。ソレはサーシャも同じのようだ。カルーアの隣に座って食事しながら「うんうん、そうですの!」と首を縦に振っている
「あの!…まだまだ見習い勇者の俺が言うのもなんですが…王族の方達には聞く権利と義務がありますからね」
「どういう事だ?」
突然、口を挟んできた優輝の言葉に疑問を抱いたヒイロ達。息子のキングスと同じく、この場に参加していた王であるロードが突然立ち上がった
「本当に迷惑をかけてしまってすまないと思っている。出来るなら我ら愚かな指導者達を許して欲しい!」
食事の席で突然立ち上がったロードが、ヒイロ達や優輝達に向け謝罪として頭を下げた
「お父様…」
同じく参加している娘のケイトスも、ヒイロ達と同様に王らしからぬ行動に困惑した
「25年前…今から約20年ほど前の魔族との総力戦で生命を落とした前王達が…かつて【ドルイド王国】が行った異世界勇者召喚を行うことで、安易に魔族に勝利しようと画策した事により呼び出された少女が…結果的に敵である魔族側に付く事になってしまった」
「それって…【消去の魔女】さんの事ですの?」
突然、王の口から語られ始めた異世界召喚の歴史。カルーア達3姉妹とも度々接触のあった魔女の名前が出てきたのだから、ヒイロ達が驚いたのも当然と言えた。父親の行動を補足するように、息子のキングスが話し始める
「父上とは違い前王は、種族差別も激しく好戦的で野心家だったと聞いている。才能溢れる彼女が、そんな前王の方針に嫌気がさし魔族側に付いたのは…ある意味仕方ないんだ」
「はい、有栖さんを召喚した時にお父様が国王になっていたら…結果は変わっていたと思っています」
「良い!過ぎた事だ。ソレに儂が呼んだのであれば!と慢心し再び転移召喚を行い【優輝】を呼び寄せて迷惑を掛けているのだからな」
息子と娘のフォローの言葉に甘んじようとしない王の姿に、ヒイロ達は王であるロードに一定以上の信頼を持った
「だけど、残念な事に今回やって来たのは、ポンコツの優輝だったのよね。くすくす(笑)」
「悪かったな、ポンコツで!」
重くなってしまった大食堂の空気を変えようとミクイなりに考えた結果…またも優輝が弄られてしまった
「あの…反省されているのなら、もう異世界召喚はしないで欲しいですの!」
世間的には民間人回復魔術師のサーシャが、王族達に召喚儀式の廃止を求めた
「何故かね?理由を聞きたい」
サーシャは少し悩んだが…有栖や優輝たち自分の事も含めて、これ以上悲しい想いをする者が生まれないようにする為に、覚悟を決めて話を続けた
「実は…サーシャは1度死から蘇っていますの!その際に…惑星神エリスア様とお会いしていますの…」
「何っ!?エリスア様に、だと…」
予想外過ぎる内容に、ロードやキングス達も驚きを隠せなかった
神の末席の位置に生命を貰い【天使】と呼べる存在となったサーシャは、その主(あるじ)たるエリスアに配慮し、転移召喚がエリスアに迷惑を掛けている事実を告げた
「世迷い事の様な内容にしか聞こえんが…サーシャよ、ソナタの目は嘘をついておらぬな。……分かった!宮廷魔術師達には儂から直接伝えておこう!」
突拍子も無い内容に聞こえる話を、王であるロードは聞き入れてくれた。真面目な話はここで区切られ、彼らは楽しい食事を再開した
続く
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