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イシス王国&ドルイド王国編
七精砲台(エレメトバイト)
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【対マルバァス戦】
「アリス…だったわね……………貴方に俊敏性アップと2人に対物耐性の魔法を掛けたわ。良いアリス、アイツの正面に入っては駄目よ!それと絶対に立ち止まらないで、狙われるわよ!助ける余裕は無いから…それとカルーア
貴方はあの【七精守護霊(ハーロウィーン)】だけ使いなさい。貴方の最強呪文なのでしょう」
「わかったわ(よ)!」
ハッキリ返事をしたアリスとカルーア
「打ち合わせは済んだか?」
「ズシン、ズシン、ズシ…」
近寄っていたマルバァスが、彼らとの距離が200メートルを切った辺りで動きを止めた。数秒見合ったのち、マルバァスが閉じていた口を静かに開いた…
「来るぞっ!散開!!」
「ギョバアァ!!」
マルバァスは咆哮と共に巨大な火球を口から吐き出した!「バッゴォォ!!」
ソレはさっきまでドレイク達が居た場所で炸裂した!あまりの衝撃力で大地が揺れている
「ぴゃあーっ!何なのアレぇ!?」
「掠っただけでも大ダメージになるね!」
カルーアを担いで走るアリスは言われた事が本当だと言う事を理解した。足を止めたら生命は無さそうだ。ミンクは【浮遊走行(レベテート)】を使い、宙をスムーズに移動して回避した
「世界に存在する7つの精霊よ!その能力(チカラ)を解放し、目の前の敵を破壊せよ!【七精砲台(エレメトバイト)】!」
ミンクはまた新しい魔法を使った。彼女の周りに七つの砲台が出現した。その砲台はひとつひとつ形が違った
火の精霊をモデルにした物
水の精霊をモデルにした物
風の精霊をモデルにした物
………つまりは世界に現存する七つの精霊を、モデルにした形の砲台が現れた!大気に存在するそれぞれの精霊のマナを吸い、そのチカラを凝縮させて発射している様だ。つまり、七つのチカラに対応した防御が必要になる訳だが…
「ちょっとっ!せっかく禁呪をお披露目したのに、大して効いてないじゃない!」
マルバァスは特に、その魔法に大して何かしらの防御をしている訳ではないのだが…全身を覆う鱗(うろこ)自体が対魔法効果を有している様だ。ソレに身体の背中に数百と生えている治療薬を貯蔵している突起物から流れた液体が、焼かれた箇所を瞬時に治療しているので効いてないように見えている
「ギョエェェェ!」
「バッゴォッ!」マルバァスは、左足でドレイクを踏み潰そうとしたが、ドレイクはそれよりも早く走り抜けている……回避は出来たが、衝撃で周辺の岩や土が数メートル飛び上がっていた
「なんてチカラだ、コノヤロー!踏まれたら俺でもイチコロじゃねーかっ!」
「あっ、あぁぁ…」
マルバァスと戦う2人の強さも圧巻なのだが、それをモノともしないマルバァスの異常さに、アリスとカルーアは呑まれそうになっている
「ね、姉さん!足を止めたら駄目だって!」
「う、うん…そうねぇ!」
アリスは震える足で再び走り出した。彼女の上でまだ一発も撃っていないのに、カルーアは手に汗を滲ませていた
(わたしもヤラなきゃね…)
臥龍族の2人以外でもマルバァスにとって無視できない存在であることを示し、彼等2人の負担を減らそうと覚悟するカルーア
【3キロ離れた山の上】
盆地状になっている場所を見付けたワイバーン姉妹は、見晴らしの良い地点に退避した
「フレメイル兄妹…やっぱり凄まじいです!」
「ミクイ、見えるの?」
「はい、それでもビクともしてないマルバァスって奴はバケモノですね…」
「そりゃぁ、獣神は一体でも国家災害級のモンスターですから…」
ミクイだけでなくこのワイバーン姉妹も、3キロ離れたこの場所からドレイク達の戦闘が見えていた
「お姉様達はどうなんですの?」
「えっと…あっ!」
「何!?何ですの?」
「カルーアちゃんが…【七精守護霊(ハーロウィーン)】を使った……ほげっ!き、効いてない…」
「マジかよww」
見守る事しか出来ないサーシャ達だった
【ドレイク達】
「予想はしてたけど、カルーアの超極大魔法も致命傷にはなってないわね…」
七つの精霊のチカラを個別に打ち出す【七精砲台(エレメトバイト)】も、七つのチカラを集約させた【七精守護霊(ハーロウィーン)】も、マルバァスに火傷跡(やけどあと)を付ける程度だった
「グキョォォォ!!」
マルバァスは雄叫びと共に動きを止めた
「何か来るわ!離れて!」
ミンクに言われた通り、アリスは全速で距離を取る
「えっ!?ドレイク!接近しては駄目よ!」
しかしドレイクはミンクが言ったのと正反対に、マルバァスに向かって突っ込んで行く
「チンタラしてても有効打を打てねー!なら、行くっきゃねーよなぁ!!」
「もう!ドレイクはミンクが守るのよ!」
ミンクは方向転換しドレイクの真横をすり抜けざま、彼にプロテクト系の魔法を重ね掛けした
「ガガガガァン!」マルバァスの角から背面全体が発光しマルバァスを中心に、半径300メートルの範囲内全域でおびただしい数の雷が暴れ狂った
「なんて、エネルギーだよっ!」
まるで巨大怪獣の発電所大放電の様だった!
「くひっ!」
軌道変更したミンクは、その放電を完全には防げずに多少浴びてしまった。対魔法対物理効果の高い彼女のローブなのだが、雷撃を浴びた部分が吹き飛ばされた!
「なんとおっ!」
突っ込んだドレイクは大放電をモロに喰らっていたが、ミンクのプロテクトのお陰で全身裂傷のダメージで済んだ(それでも普通なら動けなくなるダメージなのだが…)そして懐に入り込み、自慢の大剣を振り上げた
「喰らいやがれ!トカゲ野郎がっ!【天破豪塵斬(テンハゴウジンザン)】!!」
小町の奥義を臥龍兵のドレイクが放つ!恐らく地上最強の剣戟が、古の獣神マルバァスに叩き込まれた!
「ギョボオォォォ!」
ドレイクの剣戟の先のマルバァスの身体を中心に、その威力により周囲の大気が波打った!
「ブシャァッ!」ドレイクの剣戟をもらった場所が裂け、マルバァスの体液が噴出された!
かなりのダメージになったようだ
「うぐっ!」
しかし、かなり無茶をしたドレイクも、あまりのダメージにその場に片膝をついた
続く
「アリス…だったわね……………貴方に俊敏性アップと2人に対物耐性の魔法を掛けたわ。良いアリス、アイツの正面に入っては駄目よ!それと絶対に立ち止まらないで、狙われるわよ!助ける余裕は無いから…それとカルーア
貴方はあの【七精守護霊(ハーロウィーン)】だけ使いなさい。貴方の最強呪文なのでしょう」
「わかったわ(よ)!」
ハッキリ返事をしたアリスとカルーア
「打ち合わせは済んだか?」
「ズシン、ズシン、ズシ…」
近寄っていたマルバァスが、彼らとの距離が200メートルを切った辺りで動きを止めた。数秒見合ったのち、マルバァスが閉じていた口を静かに開いた…
「来るぞっ!散開!!」
「ギョバアァ!!」
マルバァスは咆哮と共に巨大な火球を口から吐き出した!「バッゴォォ!!」
ソレはさっきまでドレイク達が居た場所で炸裂した!あまりの衝撃力で大地が揺れている
「ぴゃあーっ!何なのアレぇ!?」
「掠っただけでも大ダメージになるね!」
カルーアを担いで走るアリスは言われた事が本当だと言う事を理解した。足を止めたら生命は無さそうだ。ミンクは【浮遊走行(レベテート)】を使い、宙をスムーズに移動して回避した
「世界に存在する7つの精霊よ!その能力(チカラ)を解放し、目の前の敵を破壊せよ!【七精砲台(エレメトバイト)】!」
ミンクはまた新しい魔法を使った。彼女の周りに七つの砲台が出現した。その砲台はひとつひとつ形が違った
火の精霊をモデルにした物
水の精霊をモデルにした物
風の精霊をモデルにした物
………つまりは世界に現存する七つの精霊を、モデルにした形の砲台が現れた!大気に存在するそれぞれの精霊のマナを吸い、そのチカラを凝縮させて発射している様だ。つまり、七つのチカラに対応した防御が必要になる訳だが…
「ちょっとっ!せっかく禁呪をお披露目したのに、大して効いてないじゃない!」
マルバァスは特に、その魔法に大して何かしらの防御をしている訳ではないのだが…全身を覆う鱗(うろこ)自体が対魔法効果を有している様だ。ソレに身体の背中に数百と生えている治療薬を貯蔵している突起物から流れた液体が、焼かれた箇所を瞬時に治療しているので効いてないように見えている
「ギョエェェェ!」
「バッゴォッ!」マルバァスは、左足でドレイクを踏み潰そうとしたが、ドレイクはそれよりも早く走り抜けている……回避は出来たが、衝撃で周辺の岩や土が数メートル飛び上がっていた
「なんてチカラだ、コノヤロー!踏まれたら俺でもイチコロじゃねーかっ!」
「あっ、あぁぁ…」
マルバァスと戦う2人の強さも圧巻なのだが、それをモノともしないマルバァスの異常さに、アリスとカルーアは呑まれそうになっている
「ね、姉さん!足を止めたら駄目だって!」
「う、うん…そうねぇ!」
アリスは震える足で再び走り出した。彼女の上でまだ一発も撃っていないのに、カルーアは手に汗を滲ませていた
(わたしもヤラなきゃね…)
臥龍族の2人以外でもマルバァスにとって無視できない存在であることを示し、彼等2人の負担を減らそうと覚悟するカルーア
【3キロ離れた山の上】
盆地状になっている場所を見付けたワイバーン姉妹は、見晴らしの良い地点に退避した
「フレメイル兄妹…やっぱり凄まじいです!」
「ミクイ、見えるの?」
「はい、それでもビクともしてないマルバァスって奴はバケモノですね…」
「そりゃぁ、獣神は一体でも国家災害級のモンスターですから…」
ミクイだけでなくこのワイバーン姉妹も、3キロ離れたこの場所からドレイク達の戦闘が見えていた
「お姉様達はどうなんですの?」
「えっと…あっ!」
「何!?何ですの?」
「カルーアちゃんが…【七精守護霊(ハーロウィーン)】を使った……ほげっ!き、効いてない…」
「マジかよww」
見守る事しか出来ないサーシャ達だった
【ドレイク達】
「予想はしてたけど、カルーアの超極大魔法も致命傷にはなってないわね…」
七つの精霊のチカラを個別に打ち出す【七精砲台(エレメトバイト)】も、七つのチカラを集約させた【七精守護霊(ハーロウィーン)】も、マルバァスに火傷跡(やけどあと)を付ける程度だった
「グキョォォォ!!」
マルバァスは雄叫びと共に動きを止めた
「何か来るわ!離れて!」
ミンクに言われた通り、アリスは全速で距離を取る
「えっ!?ドレイク!接近しては駄目よ!」
しかしドレイクはミンクが言ったのと正反対に、マルバァスに向かって突っ込んで行く
「チンタラしてても有効打を打てねー!なら、行くっきゃねーよなぁ!!」
「もう!ドレイクはミンクが守るのよ!」
ミンクは方向転換しドレイクの真横をすり抜けざま、彼にプロテクト系の魔法を重ね掛けした
「ガガガガァン!」マルバァスの角から背面全体が発光しマルバァスを中心に、半径300メートルの範囲内全域でおびただしい数の雷が暴れ狂った
「なんて、エネルギーだよっ!」
まるで巨大怪獣の発電所大放電の様だった!
「くひっ!」
軌道変更したミンクは、その放電を完全には防げずに多少浴びてしまった。対魔法対物理効果の高い彼女のローブなのだが、雷撃を浴びた部分が吹き飛ばされた!
「なんとおっ!」
突っ込んだドレイクは大放電をモロに喰らっていたが、ミンクのプロテクトのお陰で全身裂傷のダメージで済んだ(それでも普通なら動けなくなるダメージなのだが…)そして懐に入り込み、自慢の大剣を振り上げた
「喰らいやがれ!トカゲ野郎がっ!【天破豪塵斬(テンハゴウジンザン)】!!」
小町の奥義を臥龍兵のドレイクが放つ!恐らく地上最強の剣戟が、古の獣神マルバァスに叩き込まれた!
「ギョボオォォォ!」
ドレイクの剣戟の先のマルバァスの身体を中心に、その威力により周囲の大気が波打った!
「ブシャァッ!」ドレイクの剣戟をもらった場所が裂け、マルバァスの体液が噴出された!
かなりのダメージになったようだ
「うぐっ!」
しかし、かなり無茶をしたドレイクも、あまりのダメージにその場に片膝をついた
続く
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