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学園生活をエンジョイする
気になるあの方
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文化祭2日目。今日は大ホールに全校生徒が集まり、2年生や部活動の出し物を見ることになっている。ちなみに俺も図書委員で出なければいけない。図書委員は一日目に図書室で展示があり、二日目に舞台でビブリオバトル的なものをするのだ。テルは一日目の展示の準備をしたから、舞台には出ない。あがり症だから、こういうのに向いてないし。俺は人力コーヒーカップの考案者としてクラスの準備を手伝ってて、全然委員会の方を手伝えなかったからね。各自で準備しておけるビブリオバトルに出ることになったのだ。
まあ図書委員としての出番はまだ先なので、俺は指定されている自分の座席に座り、開演を待っている。両隣にはテルと、クラスの演劇部の男子が座った。彼は演劇部の練習で忙しく、クラスを手伝えなかったことに対して俺たちに申し訳なさそうにしていた。でもまあクラス準備の手は足りていたから、何も問題ないんだけどね。クラス準備をする人は替えがきくけど、演者はそうもいかないし。何も気にすることないんだけどな。
2人と話していると、開始5分前になって、ホール内が静まりかえった。俺は舞台の方に向き直したが、如何せん手持ち無沙汰だ。所在なさげに視線を動かしていると、2階席にカレルヴォ兄上とユスティーナ義姉上が見えた。そっか、来賓とかはそっちにいるのか。エドヴァルド兄上もいるかな?
2階席の方を観察していると、意外な人が空席に座った。サラフィーナ姉上だ。サラフィーナ姉上は五月蝿い場所が大嫌いだから、こういう場にも来ないと思ってた。まあ今の時間なら静かだから、この時を狙って来たんだろうけど。
そんな事を考えていると、開演のブザーが鳴った。幕が上がり、舞台に姿を現したのは、宗教服を身にまとった生徒たち。2日目トップバッターは聖歌部の歌唱だ。俺たちは聖歌を聞きながら祈りを捧げる。何に対してかは知らない。多分創造神か何かだと思う。俺は胸の前で両手を握り、軽く目を閉じる。プロ顔負けの美しい聖歌がホールを満たした。
聖歌部の歌が終わると、その場は緊張が解けたような、惚けたような空気に包まれた。そして誰かが思い出したように拍手を始め、それが徐々に会場全体に伝播していく。俺も倣って拍手をしていると、チラッと2階席に動きがあったのが見えた。そちらに視線を動かすと、サラフィーナ姉上が立ち上がり、会場から退出するところだった。……もう帰っちゃうんだ。聖歌だけ聴きに来たんだね。サラフィーナ姉上、聖歌好きだもんな。
そんな事を思いながらサラフィーナ姉上を目で追っていると、サラフィーナ姉上の頬に一筋、キラリと光るものが見えた。あれは……涙?泣いてるの?なんで?
サラフィーナ姉上の姿が見えなくなった後も、俺は暫くサラフィーナ姉上が座っていた席から目が離せなかった。気難しい姉上の涙を盗み見してしまった罪悪感と、涙する理由を知りたいという不躾な好奇心が、俺の心の中で混じりあって、形容し難い不快感が俺を蝕むのであった。
* * *
俺の複雑な心境などお構い無しに、プログラムはどんどん進んでいく。俺は芸術とかよくわからないから何とも言えないけど、どのプログラムも完成度が凄く高いように感じた。
オペラ部の演技では、以前聖歌部にて一悶着あった辺境伯令嬢が悪役として、ヒロインよりも目立つ勢いで美声を会場中に響かせていて、俺は思わすクスッと笑ってしまった。やっぱりあの子、歌は上手いんだから、周りと調和して歌うより独奏でのびのびと歌う方が輝いている。来年は主人公狙えるんじゃね?
オペラ部の公演が終わった後、俺はもうすぐ図書委員の出番があるので、会場を抜けて舞台裏まで来た。ビブリオバトルと言っても評価するのは全員ではなく、先生方と立候補した中から選ばれた数人の生徒だ。本は学園の図書室にある本の中から選ぶ。このビブリオバトルは図書室の利用者を増やす目的があるからね。
舞台裏に用意されていた俺が紹介する本をパラパラ見ながら、俺は何を話そうか考えた。いや大体考えてはいるんだけど、話してたらヒートアップして話が逸れかねないから注意しないと。
「続きまして、4番、エルネスティさん、よろしくお願いします」
最終確認をしていると、俺の出番が来た。こういう大勢の人の前で発表する機会は前世でもほとんどなかったから、ちょっと緊張する。平常心、平常心。
俺は余裕を持たすために、ゆっくりと舞台上を歩く。指定の場所に立ち、俺は本を座席の方に見えるように持った。
「私が紹介する本は、『魔法陣学入門書』です」
座席の方が少しザワついた。他の発表者のほとんどが小説を紹介している中、学術書を紹介するのは珍しいのだろう。俺は気にせず話を続ける。
「私がこの本を紹介する理由の最たるものは、魔法陣学をほとんど知らない人でも簡単に理解出来るほど、わかりやすく説明されているからです」
この本について俺が知ったきっかけは、ヤルノが俺に紹介してくれたことだった。俺の手伝いをしているうちに魔法陣学に興味を持ってくれたヤルノは、平民でも利用できる王立国民図書館でこの本を見つけ出し、魔法陣学の基礎を習ったのだ。その本では平民でも理解出来るような平易な説明が成されていて、思わず感嘆してしまう程わかりやすかったのだ。俺の研究によって一部説明不足な部分もあったが、間違ったことは書かれていないので、安心して他人に勧められる。
それに魔法陣を使うことのメリットが幾つも具体例を挙げて載せられていた。それも平民が日常生活で使うような、実用的なものばかり。多分この本は平民向けに書かれたのだろう。その着眼点も素晴らしい。
普通流行は貴族から平民へもたらされることが多いが、魔法陣は貴族社会でその便利さに反する不遇な扱いをされているため、中々広まらないでいる。ならプライドエベレストな貴族に向けて魔法陣を売り込むより、魔法が不得手な人が多く、プライドより実用性を重視するであろう平民に直接売り込む方が受け入れられ易いだろう。平民に広まればいつか貴族社会にも逆輸入されるかもしれないし。兎に角今は魔法陣学分野に携わる人を増やさなきゃ発展もしないからね。研究費などの関係でどうしても『学問=貴族のもの』って考えがあるこの世界で、その固定観念に囚われていないのは、素直に尊敬出来る。
あと、作者がわからない所は素直に「現段階の研究では判明していない」と書いてあるのもポイントが高い。偶にあるんだよね。証拠もない考察があたかも真実のように書かれてたり、酷い時は理論倒れしてる論文が。下手に見栄を張ってデタラメ書いてないのが、この作者が魔法陣学に対して誠実に向き合ってる証拠だ。
こんな素晴らしい本を書いたんだから、是非ともこの作者と会って、魔法陣学について色々語り合いたいんだよな。どんな人なんだろ。いつか会えると良いな。
……っと、そんなこと考えてないで、今は発表に集中しないと。
「魔法陣学は魔法の使えない人が学ぶ学問、という印象が強いかもしれませんが、決してそう言う訳ではありません。この本の作者も述べているように……」
緊張などとうに吹き飛んでいた俺は、自分の赴くままに語りだした。
まあ図書委員としての出番はまだ先なので、俺は指定されている自分の座席に座り、開演を待っている。両隣にはテルと、クラスの演劇部の男子が座った。彼は演劇部の練習で忙しく、クラスを手伝えなかったことに対して俺たちに申し訳なさそうにしていた。でもまあクラス準備の手は足りていたから、何も問題ないんだけどね。クラス準備をする人は替えがきくけど、演者はそうもいかないし。何も気にすることないんだけどな。
2人と話していると、開始5分前になって、ホール内が静まりかえった。俺は舞台の方に向き直したが、如何せん手持ち無沙汰だ。所在なさげに視線を動かしていると、2階席にカレルヴォ兄上とユスティーナ義姉上が見えた。そっか、来賓とかはそっちにいるのか。エドヴァルド兄上もいるかな?
2階席の方を観察していると、意外な人が空席に座った。サラフィーナ姉上だ。サラフィーナ姉上は五月蝿い場所が大嫌いだから、こういう場にも来ないと思ってた。まあ今の時間なら静かだから、この時を狙って来たんだろうけど。
そんな事を考えていると、開演のブザーが鳴った。幕が上がり、舞台に姿を現したのは、宗教服を身にまとった生徒たち。2日目トップバッターは聖歌部の歌唱だ。俺たちは聖歌を聞きながら祈りを捧げる。何に対してかは知らない。多分創造神か何かだと思う。俺は胸の前で両手を握り、軽く目を閉じる。プロ顔負けの美しい聖歌がホールを満たした。
聖歌部の歌が終わると、その場は緊張が解けたような、惚けたような空気に包まれた。そして誰かが思い出したように拍手を始め、それが徐々に会場全体に伝播していく。俺も倣って拍手をしていると、チラッと2階席に動きがあったのが見えた。そちらに視線を動かすと、サラフィーナ姉上が立ち上がり、会場から退出するところだった。……もう帰っちゃうんだ。聖歌だけ聴きに来たんだね。サラフィーナ姉上、聖歌好きだもんな。
そんな事を思いながらサラフィーナ姉上を目で追っていると、サラフィーナ姉上の頬に一筋、キラリと光るものが見えた。あれは……涙?泣いてるの?なんで?
サラフィーナ姉上の姿が見えなくなった後も、俺は暫くサラフィーナ姉上が座っていた席から目が離せなかった。気難しい姉上の涙を盗み見してしまった罪悪感と、涙する理由を知りたいという不躾な好奇心が、俺の心の中で混じりあって、形容し難い不快感が俺を蝕むのであった。
* * *
俺の複雑な心境などお構い無しに、プログラムはどんどん進んでいく。俺は芸術とかよくわからないから何とも言えないけど、どのプログラムも完成度が凄く高いように感じた。
オペラ部の演技では、以前聖歌部にて一悶着あった辺境伯令嬢が悪役として、ヒロインよりも目立つ勢いで美声を会場中に響かせていて、俺は思わすクスッと笑ってしまった。やっぱりあの子、歌は上手いんだから、周りと調和して歌うより独奏でのびのびと歌う方が輝いている。来年は主人公狙えるんじゃね?
オペラ部の公演が終わった後、俺はもうすぐ図書委員の出番があるので、会場を抜けて舞台裏まで来た。ビブリオバトルと言っても評価するのは全員ではなく、先生方と立候補した中から選ばれた数人の生徒だ。本は学園の図書室にある本の中から選ぶ。このビブリオバトルは図書室の利用者を増やす目的があるからね。
舞台裏に用意されていた俺が紹介する本をパラパラ見ながら、俺は何を話そうか考えた。いや大体考えてはいるんだけど、話してたらヒートアップして話が逸れかねないから注意しないと。
「続きまして、4番、エルネスティさん、よろしくお願いします」
最終確認をしていると、俺の出番が来た。こういう大勢の人の前で発表する機会は前世でもほとんどなかったから、ちょっと緊張する。平常心、平常心。
俺は余裕を持たすために、ゆっくりと舞台上を歩く。指定の場所に立ち、俺は本を座席の方に見えるように持った。
「私が紹介する本は、『魔法陣学入門書』です」
座席の方が少しザワついた。他の発表者のほとんどが小説を紹介している中、学術書を紹介するのは珍しいのだろう。俺は気にせず話を続ける。
「私がこの本を紹介する理由の最たるものは、魔法陣学をほとんど知らない人でも簡単に理解出来るほど、わかりやすく説明されているからです」
この本について俺が知ったきっかけは、ヤルノが俺に紹介してくれたことだった。俺の手伝いをしているうちに魔法陣学に興味を持ってくれたヤルノは、平民でも利用できる王立国民図書館でこの本を見つけ出し、魔法陣学の基礎を習ったのだ。その本では平民でも理解出来るような平易な説明が成されていて、思わず感嘆してしまう程わかりやすかったのだ。俺の研究によって一部説明不足な部分もあったが、間違ったことは書かれていないので、安心して他人に勧められる。
それに魔法陣を使うことのメリットが幾つも具体例を挙げて載せられていた。それも平民が日常生活で使うような、実用的なものばかり。多分この本は平民向けに書かれたのだろう。その着眼点も素晴らしい。
普通流行は貴族から平民へもたらされることが多いが、魔法陣は貴族社会でその便利さに反する不遇な扱いをされているため、中々広まらないでいる。ならプライドエベレストな貴族に向けて魔法陣を売り込むより、魔法が不得手な人が多く、プライドより実用性を重視するであろう平民に直接売り込む方が受け入れられ易いだろう。平民に広まればいつか貴族社会にも逆輸入されるかもしれないし。兎に角今は魔法陣学分野に携わる人を増やさなきゃ発展もしないからね。研究費などの関係でどうしても『学問=貴族のもの』って考えがあるこの世界で、その固定観念に囚われていないのは、素直に尊敬出来る。
あと、作者がわからない所は素直に「現段階の研究では判明していない」と書いてあるのもポイントが高い。偶にあるんだよね。証拠もない考察があたかも真実のように書かれてたり、酷い時は理論倒れしてる論文が。下手に見栄を張ってデタラメ書いてないのが、この作者が魔法陣学に対して誠実に向き合ってる証拠だ。
こんな素晴らしい本を書いたんだから、是非ともこの作者と会って、魔法陣学について色々語り合いたいんだよな。どんな人なんだろ。いつか会えると良いな。
……っと、そんなこと考えてないで、今は発表に集中しないと。
「魔法陣学は魔法の使えない人が学ぶ学問、という印象が強いかもしれませんが、決してそう言う訳ではありません。この本の作者も述べているように……」
緊張などとうに吹き飛んでいた俺は、自分の赴くままに語りだした。
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