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555:新領主
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「そ、そうですか?
セサミナ、どうですか!わたしたちは来年呼ばれるんですよ!」
「えーと、わたしを呼び捨てにできる身分ではないと認識してください。
それは領主になったとしてもです。
なった状態で呼び捨てにされると、
戦争を吹っ掛けているのだということになりますので、
お気をつけて。ああ、別に構わないですよ?」
「!」
「セサミナ殿!!」
「あははは!すぐにでも、教育係を寄こしたほうがいいでしょうね。」
「ええ、そうしましょう。
では、先にサイの家畜化のこと、契約してもらってもいいですか?
領土習得の暁にはということで。」
先に領土をはっきりしてからのほうがいいんじゃないの?
面倒なことするのね。
石は王都が用意したようだ。
かなり大きい。
今の相場だと、1万ぐらい?
がんじがらめにするためか?
まずは雨の日までに、
卵を最低でも、2個、または、傷のない生きたサイを2頭納める。
それ以上捕獲できたのなら、1個お呼び、1頭、1万リングで買い取る。
これは嫁が提案した。
これができない場合は、次の乾季まで、
毎月10頭のサイを納める。卵を産むのが乾季に入ってからだからだ。
それの繰り返し。
「もちろん、10頭以上狩って、王都に持ち込んでいただければ、
買うところは買うでしょうね。その販売はご自由に。」
王都としてはタダで、毎月10頭は手に入る。
それ以上はいらないだろうな。
「よろしいですか?」
「セサミナ殿なにか?」
「口出ししないでいただきたい!」
「あ、いえ、口出しということではないのですよ。
その2個の卵をうまく捕獲できたとしたら?
研究院で改良すると?それの見通しはいつ?
それまでの草原の民の収入源は?サイの販売?
1頭1500リングの肉を誰が買うんですか?王都にはすでに月10頭タダで納品しているのに?
タダで納める見返りが研究の成果ですよね?
改良後、必ずここで畜産させてもらえるんですか?
餌等の改良でどこでも家畜化ができるようになれば、
ラーゼムのうまみがない。サイの家畜化したものの販売は、
ラーゼムだけでないといけない。」
「そうか!サイもタダではダメだ。買てくれ!
サイの家畜化したものの飼育販売はラーゼムだけと契約を。」
「セサミナ殿?えらく親切ですね?」
ミクナは舌打ちしそうな感じでセサミンを睨んだ。
「なに、サイの家畜化がうまくいかなくなって
こちらに泣きつかれても困りますので。」
親切でも何でもなかった。
そこから、条件を整えて、石の契約を。
結局は月10頭は納まることには変わりないが、1頭当たり100~1000の間で買い取り。
食肉可能量が変動するからだ。
これを決めるのが一番揉めた。ミクナは疲れ切っている。
あとこの契約の対象者が面白い。
新たに領国となる領民すべてにだ。
この契約をしたのは村長だからと言って、
村長1人が責任を取るわけでわけではない。
卵が見つからなければ、みなが、契約違反となるのだ。
それを回避するには10頭納めないといけない。
腹痛とかではないだろうな。
そんなことになれば、ますます、サイは狩れない。
きっと、鼻毛が伸びるか、毛が抜けるかだ。
恐ろしい。
「これで、まずは1つ終了だ。もうすぐ月も昇ることでしょう。
セサミナ殿?では、領地の放棄を。」
「ああ、先にコットワッツ領内に移動させてください。
ここは草原の土地になる。」
「あ!そうですね。では、我々も。」
そそくさと外に出る。
外に出るのに金を払えと言われれば払わないといけないから。
それを言う権利があるのだとまだ気づいていないが念のためだ。
『宣言!我コットワッツ領主セサミナは、
地図に示したる土地の権利を譲渡する
譲渡先はその地に住まい、管理しす、草原の民に』
そこから面白いものを見ることができた。
地面から境界石が2重に現れて、コットワッツ側が赤、内側が白の
めでたい紅白カラーで草原の土地を囲ったのだ。
譲渡先を指定しているので、草原の民以外は不可。
王都に返還するなら、ニバーセルに返還といえばいいということだ。
放棄してから、次に月が出るまでに宣言しないと無効になる。
なので、考える時間を与えないように、月の出る前に集まったのだ。
「では、ドバス殿、宣言を。
文言は、
宣言、我、コットワッツが譲渡したる地の新たなる領土の管理者、
ここであなたの名前を。
で、次に、
地図に示したる、土地を我は欲する。
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を。
ですね。」
『宣言!我、コットワッツが譲渡したる地の新たなる領土の管理者、
ラーゼムタナストルトイアリアーナ!
地図に示したる、土地を我は欲する
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を!』
一同唖然となった。
宣言したのはもと玉子屋の奥さんだ。
宣言したことで、体力を奪われたのが、顔面蒼白で、
倒れ込んだ。
それを慌てて抱き起しているが、言っている言葉がひどい。
「何を言ってる!取り消せ!!」
「お前なんてことを!!」
こっちは誰でもいい。
セサミンとミクナはそんな揉め事にはかかわりたくない。
見つめる先は境界石だ。
白い石が赤に変わり、
最初からの赤い石とくっ付いた。
これが境界線だ。
「ニバーセル初の女性領主ですね。リアーナ殿。」
「待ってください!こんなの取り消しだ!リアーナ取り消せ!」
村長と奥方が嫁さん詰めよる。
村長の息子は早い者勝ちと気付けば、俺が言ったのにと。
「ミクナ様!これは無効です!!」
「石の契約相手は領主ではなく、この新たなる領民すべてなのでこちらは問題ないですよ。
領主問題はどこにでもあり得ますから、よく話し合ってください。
では、早々に教育係とそのあとになりますが、資産院を派遣します。
一通り済めば、王の謁見がありますので。」
「ええ。わかりました。」
と、なんとか答える新領主。
顔色悪くても、ふふんとこちらを満足げに見ている。
後ろでは、非難轟轟なんだが。
まずはサイの売り値のことでもめるだろうし、
勝手に領主となったのも揉めるだろう。
村長の奥方が黙っていないだろうな。
「ああ、リアーナ殿?近隣領国と領主として軽く説明しますね。
詳しくは教育係りに聞いてください。
まず、サイの家畜化はそちらで進めていただくだろうし、
これから安定して購入することができるのは素晴らしいことだ。
冷蔵馬車、冷凍馬車のご購入もご検討ください。
で、こちらの領土にサイがいる、生息している場合は、
当然今まで通り狩ります。それに文句は言えませんよ。
街に入ってこられると困りますしね。
それと、この赤い石を越えるとコットワッツです。
先月の法改正で、領主とその一行は一人あたり、30リングの入国税が必要となります。
領民も同じです。金額はそれぞれで設定されますが、だいたい5リングですね。
あと、行商するにも別途税金がかかりますから、
その都度守衛に聞いてください。
ああ、こちら側にも設置しないといけないな。ルグ、すぐに手配を。
もちろん、これはコットワッツだけではない。他の領国に入ってもです。」
「そんな話聞いてない!」
「聞いてなくてもこれは決まりなんですよ。
コットワッツに入るのが嫌なら、ラルトルガに通じる街道はそちらの領土だ、
そこから出入りすればいい。
ただ、ラルトルガも同じように入国税を取るでしょうね。
もちろん、ラーゼム領に入ってくる領主から取るともできます。」
「だったら、払いなさいよ!」
元気になったようだ。
「いえ、わたしが立っている場所はコットワッツです。
わたしがラーゼムの土地を踏むことはこの先ないでしょう。
あなたが、コットワッツに来ないようにね。
王都からの役人は各領国の判断で徴収できますよ?
ただ、それをすると、後でどうなるかわからないのでね、ほぼ無税です。
あと最後に。わたしは、草原の民、その地に住まい、管理するものに譲った。
なので、領主の条件はここに住み、管理するものだ。
これは変えることはできない。
ま、宣言しなくても、それが領主なんですが。
あなたはこの地に住まうこととなる。
王都には住めませんよ?」
「どうして!!」
「それが領主なので。旅行とか、会合とか、そういうのはいいんですよ。
ただ、住んでいる場所は領地だ。領地に生活の基盤を置かなければならない。」
「そんな!!わたしは王都に住みたいのに!!」
「だったら、譲ることですね。
ただ、領主になったんだ、領主の力という、統治する力が備わる。
代々引き継がれるもの、突如その領主のみ備わるもの、
様々です。あなたが、初代なのでどんな力かはわかりませんが、それも教育係りが
導いてくれるでしょ。が、領主としての仕事をしないと備わりません。
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を、
このことを守ってこその領主です。
繁栄を願っております。
では、撤収だ!」
「承知!!」
「あ、我々もこれで引き上げます。
セサミナ殿?ちょっと引き続きお話があるのですが?
新領地の話です。」
「それは館でよろしいですか?」
「ええ、もちろん。」
税収入は変わらない、むしろ増えたんだからもういいのでは?
セサミナ、どうですか!わたしたちは来年呼ばれるんですよ!」
「えーと、わたしを呼び捨てにできる身分ではないと認識してください。
それは領主になったとしてもです。
なった状態で呼び捨てにされると、
戦争を吹っ掛けているのだということになりますので、
お気をつけて。ああ、別に構わないですよ?」
「!」
「セサミナ殿!!」
「あははは!すぐにでも、教育係を寄こしたほうがいいでしょうね。」
「ええ、そうしましょう。
では、先にサイの家畜化のこと、契約してもらってもいいですか?
領土習得の暁にはということで。」
先に領土をはっきりしてからのほうがいいんじゃないの?
面倒なことするのね。
石は王都が用意したようだ。
かなり大きい。
今の相場だと、1万ぐらい?
がんじがらめにするためか?
まずは雨の日までに、
卵を最低でも、2個、または、傷のない生きたサイを2頭納める。
それ以上捕獲できたのなら、1個お呼び、1頭、1万リングで買い取る。
これは嫁が提案した。
これができない場合は、次の乾季まで、
毎月10頭のサイを納める。卵を産むのが乾季に入ってからだからだ。
それの繰り返し。
「もちろん、10頭以上狩って、王都に持ち込んでいただければ、
買うところは買うでしょうね。その販売はご自由に。」
王都としてはタダで、毎月10頭は手に入る。
それ以上はいらないだろうな。
「よろしいですか?」
「セサミナ殿なにか?」
「口出ししないでいただきたい!」
「あ、いえ、口出しということではないのですよ。
その2個の卵をうまく捕獲できたとしたら?
研究院で改良すると?それの見通しはいつ?
それまでの草原の民の収入源は?サイの販売?
1頭1500リングの肉を誰が買うんですか?王都にはすでに月10頭タダで納品しているのに?
タダで納める見返りが研究の成果ですよね?
改良後、必ずここで畜産させてもらえるんですか?
餌等の改良でどこでも家畜化ができるようになれば、
ラーゼムのうまみがない。サイの家畜化したものの販売は、
ラーゼムだけでないといけない。」
「そうか!サイもタダではダメだ。買てくれ!
サイの家畜化したものの飼育販売はラーゼムだけと契約を。」
「セサミナ殿?えらく親切ですね?」
ミクナは舌打ちしそうな感じでセサミンを睨んだ。
「なに、サイの家畜化がうまくいかなくなって
こちらに泣きつかれても困りますので。」
親切でも何でもなかった。
そこから、条件を整えて、石の契約を。
結局は月10頭は納まることには変わりないが、1頭当たり100~1000の間で買い取り。
食肉可能量が変動するからだ。
これを決めるのが一番揉めた。ミクナは疲れ切っている。
あとこの契約の対象者が面白い。
新たに領国となる領民すべてにだ。
この契約をしたのは村長だからと言って、
村長1人が責任を取るわけでわけではない。
卵が見つからなければ、みなが、契約違反となるのだ。
それを回避するには10頭納めないといけない。
腹痛とかではないだろうな。
そんなことになれば、ますます、サイは狩れない。
きっと、鼻毛が伸びるか、毛が抜けるかだ。
恐ろしい。
「これで、まずは1つ終了だ。もうすぐ月も昇ることでしょう。
セサミナ殿?では、領地の放棄を。」
「ああ、先にコットワッツ領内に移動させてください。
ここは草原の土地になる。」
「あ!そうですね。では、我々も。」
そそくさと外に出る。
外に出るのに金を払えと言われれば払わないといけないから。
それを言う権利があるのだとまだ気づいていないが念のためだ。
『宣言!我コットワッツ領主セサミナは、
地図に示したる土地の権利を譲渡する
譲渡先はその地に住まい、管理しす、草原の民に』
そこから面白いものを見ることができた。
地面から境界石が2重に現れて、コットワッツ側が赤、内側が白の
めでたい紅白カラーで草原の土地を囲ったのだ。
譲渡先を指定しているので、草原の民以外は不可。
王都に返還するなら、ニバーセルに返還といえばいいということだ。
放棄してから、次に月が出るまでに宣言しないと無効になる。
なので、考える時間を与えないように、月の出る前に集まったのだ。
「では、ドバス殿、宣言を。
文言は、
宣言、我、コットワッツが譲渡したる地の新たなる領土の管理者、
ここであなたの名前を。
で、次に、
地図に示したる、土地を我は欲する。
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を。
ですね。」
『宣言!我、コットワッツが譲渡したる地の新たなる領土の管理者、
ラーゼムタナストルトイアリアーナ!
地図に示したる、土地を我は欲する
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を!』
一同唖然となった。
宣言したのはもと玉子屋の奥さんだ。
宣言したことで、体力を奪われたのが、顔面蒼白で、
倒れ込んだ。
それを慌てて抱き起しているが、言っている言葉がひどい。
「何を言ってる!取り消せ!!」
「お前なんてことを!!」
こっちは誰でもいい。
セサミンとミクナはそんな揉め事にはかかわりたくない。
見つめる先は境界石だ。
白い石が赤に変わり、
最初からの赤い石とくっ付いた。
これが境界線だ。
「ニバーセル初の女性領主ですね。リアーナ殿。」
「待ってください!こんなの取り消しだ!リアーナ取り消せ!」
村長と奥方が嫁さん詰めよる。
村長の息子は早い者勝ちと気付けば、俺が言ったのにと。
「ミクナ様!これは無効です!!」
「石の契約相手は領主ではなく、この新たなる領民すべてなのでこちらは問題ないですよ。
領主問題はどこにでもあり得ますから、よく話し合ってください。
では、早々に教育係とそのあとになりますが、資産院を派遣します。
一通り済めば、王の謁見がありますので。」
「ええ。わかりました。」
と、なんとか答える新領主。
顔色悪くても、ふふんとこちらを満足げに見ている。
後ろでは、非難轟轟なんだが。
まずはサイの売り値のことでもめるだろうし、
勝手に領主となったのも揉めるだろう。
村長の奥方が黙っていないだろうな。
「ああ、リアーナ殿?近隣領国と領主として軽く説明しますね。
詳しくは教育係りに聞いてください。
まず、サイの家畜化はそちらで進めていただくだろうし、
これから安定して購入することができるのは素晴らしいことだ。
冷蔵馬車、冷凍馬車のご購入もご検討ください。
で、こちらの領土にサイがいる、生息している場合は、
当然今まで通り狩ります。それに文句は言えませんよ。
街に入ってこられると困りますしね。
それと、この赤い石を越えるとコットワッツです。
先月の法改正で、領主とその一行は一人あたり、30リングの入国税が必要となります。
領民も同じです。金額はそれぞれで設定されますが、だいたい5リングですね。
あと、行商するにも別途税金がかかりますから、
その都度守衛に聞いてください。
ああ、こちら側にも設置しないといけないな。ルグ、すぐに手配を。
もちろん、これはコットワッツだけではない。他の領国に入ってもです。」
「そんな話聞いてない!」
「聞いてなくてもこれは決まりなんですよ。
コットワッツに入るのが嫌なら、ラルトルガに通じる街道はそちらの領土だ、
そこから出入りすればいい。
ただ、ラルトルガも同じように入国税を取るでしょうね。
もちろん、ラーゼム領に入ってくる領主から取るともできます。」
「だったら、払いなさいよ!」
元気になったようだ。
「いえ、わたしが立っている場所はコットワッツです。
わたしがラーゼムの土地を踏むことはこの先ないでしょう。
あなたが、コットワッツに来ないようにね。
王都からの役人は各領国の判断で徴収できますよ?
ただ、それをすると、後でどうなるかわからないのでね、ほぼ無税です。
あと最後に。わたしは、草原の民、その地に住まい、管理するものに譲った。
なので、領主の条件はここに住み、管理するものだ。
これは変えることはできない。
ま、宣言しなくても、それが領主なんですが。
あなたはこの地に住まうこととなる。
王都には住めませんよ?」
「どうして!!」
「それが領主なので。旅行とか、会合とか、そういうのはいいんですよ。
ただ、住んでいる場所は領地だ。領地に生活の基盤を置かなければならない。」
「そんな!!わたしは王都に住みたいのに!!」
「だったら、譲ることですね。
ただ、領主になったんだ、領主の力という、統治する力が備わる。
代々引き継がれるもの、突如その領主のみ備わるもの、
様々です。あなたが、初代なのでどんな力かはわかりませんが、それも教育係りが
導いてくれるでしょ。が、領主としての仕事をしないと備わりません。
その地に礎をその地に豊かさをその地に繁栄を、
このことを守ってこその領主です。
繁栄を願っております。
では、撤収だ!」
「承知!!」
「あ、我々もこれで引き上げます。
セサミナ殿?ちょっと引き続きお話があるのですが?
新領地の話です。」
「それは館でよろしいですか?」
「ええ、もちろん。」
税収入は変わらない、むしろ増えたんだからもういいのでは?
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