いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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469:身内の欲目

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むー、着替えか。
ここで、では手伝いますとマティスは言えない。
そりゃそうだ。女官が2人、一緒に部屋に戻る。

「モウ様!驚きました!なんて素敵!」
「ピヨピヨさんも驚くの?」
「え?わたしのなまえ?やだ!パルパーです。」
「わたしは、ミルーナと申します。」
「あははは、パルパーさんにミルーナさんね。着替えね、
ちゃちゃと一人でできるから。
おかしなところあったら教えて?」
「え?お手伝いします。」
「あ、ほんと大丈夫。あ、そこで、座って、これ、アイスクリーム。
小さい冷凍庫持ってきてるんだ。内緒だよ?
クッキーと一緒に。そこで、食べといて?」
「きゃー!あの噂の!」
「え?知ってるの?」
「ええ、ニバーセルに同行した2人の事務方が。
何かにつけてアイス、アイスと。」
「あははは、そうなんだ。あの2人聞いた話じゃ、ラーメン食べたさについて来たらしいよ?」
「ええ!だから、ラーメンからアイスに変わったからどんななんだろうって?
みなで話してたんですよ。」
「あ、ほんと、食べてて、こっちで着替えるから。それ、冷たいもんなの。
溶けるからね。」


隣の部屋で、ざっと着替える。

2人はキャーっつめたーいと喜んでいる。
一様、化粧をしながら話は続けてみよう。


 「みんな仲いいんだね?ご飯とか一緒に食べたりするの?」
 「ええ、食堂があるんです。そこで。
時間が合えば、エデト様もテルマ様も、あの2人もですよ?」
「ああ、ピヨピヨ兄弟?」
「あははは!そうです。トマイザー様とマレイン様のこと、陰で皆呼ぶようになってしましました。
モウ様のせいですよ?」
「え?わたし?それはパルパーさんが言いふらしたんでしょ?
知らんよ。」
「いいえ、最初はモウ様ですから。それに、今日もモウ様の姿をみて、
目をぱちくりしてましたね!」
「そうか、ピョピヨとパチクリが、仕方がないな。」
「あはははは!また、モウ様はおかしなことばかりを言う!」
「えー、またわたしのせいなの?ん、こんなもんかな?
もう食べた?どう?おいしかった?」
「ええ!これ、内緒にしないといけませんか?
皆に自慢したい。」
「あー、そうだね。まだ、数があると思うから。
あとで、ここで働いている人の分はあると思うよ?
終わったら取りに来てくれる?何人くらいだろ?」
「そんなモウ様!50人はいますよ?」
「そうなの?ま、ぎりぎり大丈夫かな?わたしは働いてる人が好きなんだ。
今日は気持ちよくご飯が食べれたからね、ありがとうってことだ。」
 「「素敵です。モウ様!!」」
「あははは!下心はあるよ?コットワッツ製品をよろしくってね。
ん、おかしくないな。良し!」

『さ、行こうか?おかしくはないよな?
パルパー、ミルーナ、案内を頼む』


「「!!!はい。モウ様」」





扉の外でマティスが待っていた。
『待たせましたか?』
「いや、その声なのだな?」
『ええ。いけませんか?』
「くくく。素敵だ。愛しい人。」


2人が扉を開けて、中に。

『お待たせして申し訳ありません。』

シーンとな、静まり返るんですよ。

(エデト!エデト!改めて紹介を!セサミンから!)

「改めて皆に紹介しましょう。この素晴らしき商品を生産、
今後こちらにも販売していただくことになった、
ニバーセルが領国コットワッツ領主、セサミナ殿、
その兄、剣のマティスと2つ名を持つ、マティス殿、
そしてその唯一の伴侶、モウ殿だ。
皆に紹介できたことをうれしく思う。今後の取引もだ。
セサミナ殿、よろしくお願いいたします。」
「こちらこそ、良きお話ができました。
兄上、姉上も、ありがとうございます。
さ、姉上の背を見せてください。先に姉上を見てるんですから、
背を見て驚くことはないでしょう。」

おお!そうか!

マティスの手を取り、くるりと。


はー。とため息が聞こえる。
そうだろうそうだろう、コットワッツの宝石は素晴らしいのだよ。

『見ていただけましたか?美しき石達を!』

満面の笑顔で振り返ったよ!うれしくて!


「エデト!これでお開きだ。セサミナ殿、マティス殿、モウを隣の部屋に。
トマイザー、マレイン、ライガーも皆の見送りを。」


テルマおじいさまの気合の入った声で、あっという間に解散。
気付いたら、隣の部屋なのだろう、ちょこんと座っていた。
両隣はマティスとセサミンがおなかを抱えて笑っている。

「あはははは!見ましたか!皆の顔!」
「ああ、おかしいな!あれだけ笑っていたのに!」
「あ!やっぱり笑ってたの?んー、セサミンごめんよ?
恥かいた?」
「え?違いますよ!あの場所にいた女性たちがね、
いくら服をかえても、人は変わらないって。
そしたら、兄さんが変わりますよ、
いままで見ているのは本来のモウではないって、
まー、嫌味をね。皆に合わせているんですよって。」
「ん?それどういう意味?ん?」
「ああ、だから、もっと本当はきれいなんだって。」
「え?そういう意味?」
「そうだ。緑のドレスもきれいだが、
あれは踊ってこそだ。そのつもりではなかったがな。
赤い服も、動いてこそだ。ただ立って微笑むのなら、あの青のドレスだ。
そう言ったんだがな。笑ったんだ。あの場にいたもの全員が。
余程、妻のことを愛しているのだろう。だが、それは夫と身内の欲目だと。」
「ええ、だから、どうぞ、見てくださいと。
装飾に驚かれることもありましょう。だが、姉上の微笑みにどうぞ、
心奪われないでくださいと。」
「まって!先に取引は済んでるんだよね?」
「ええ、もちろん。その後の話ですよ?」
「ああ、だったら、何と言われてもいいや。
結構きれいにお化粧もできたでしょ?
マティスとセサミンがきれいだって思ってくれたんならそれで。」
「ええ。きれいです姉さん。」
「ああ、きれいだ。愛しい人。」
「うふふふふ。じゃ、いいよ。どうせ、振り返って、なんじゃこりゃってなったから、
テルマおじいさまが強制終了したんでしょ?もう!恥かいたね。」
「え?違いますよ?」
「ん?」
「セサミナ、愛しい人が納得しているんだ、それでいい。
で?もっと早く来ると思たんだが?一人では手こずったか?
あの女官達にはなにもさせてないのだろ?」
「そうそう、おしゃべりしてたの。
ここはみんなで食堂で食べるとかね。で、アイス食べてもらって、
あ、50人分ぐらいのアイスと取りに来るんだけど、いいかな?」
「50人分ですか?え?あるんですか?」
「冷凍庫と冷蔵庫は見せたんでしょ?それにいれて持ってきましたってことで。
ある。大鍋にいっぱい。ね?」
「かまわんよ。まだ有るし、また作っておこう。」
「うん。これでコットワッツ製品はますます売れるよ!」
「姉さん、ありがとうございます。」
「うん。で、着替えてもいいかな?」
「セサミナ?向こうをむいてくれ。」
「え?」


はい、砂漠の民です。
やはり楽だわ。

「あ!もう着替えたんですか?」
「あれは、ほんと立ってるだけ用だよ。もたれられないしね。」
「あはははは。ええ。その服を着てる姉さんが一番いいですね。」
「でしょ?だって砂漠の民だもの。」
「ええ。その通りです。」

「モウ!あ?着替えたのか?」

テルマさんが慌てたように入ってきた。


「ええ。また晩餐会を台無しにしてしまったようです。申し訳ない。」
「何を言うか!あれはこちらが悪かった。お前が気を悪くしていないか?」
「うふふふ。いいえ?こっちは商談はうまくいったみたいだからなんとも。
皆はお帰りに?」
「ああ。すこし、付き合いを考えねばいかん。」
「どうして?あまり身内の自慢話ばかりしてると、
反発は出るもんですよ?どうせ、2人が引かなかたんでしょ?」
「そう思うのか?」
「想像つきますよ?」
「あはははは!そうだな。ああ、そうだな。人はそういうものか。」
「ええ。じゃ、今日のうちにお仕事済ませましょう。
エデトの奥さん起こすんでしょ?わたしではできないんで、できる方を呼びますから。」
「・・・赤い塊殿はモウなのだな?」
「内緒ですよ?でも、呼ぶ方は本当に違う方です。先生も違います。
エデトは?」
「もうすぐ来るだろう。」
「モウ!」
「あれ?息子さん達と、ライガーは?」
「ああ、あれらは少し反省せねばなるまい。一緒に笑っていたから。」
「いや、わたしだって笑いますって。身内自慢はどうしようもないしね。
でも、ちょうどいいかな?奥さん起こしに行こう。
と、その前に、パルパーさんとミルーナさん、呼んでもらえます?」

呼ぶと飛んで入ってきた。

「モウ様!え?お着換えをなさったんですか?」
「いや、あの格好で長時間は無理でしょ?背中寒いし。」
「ああ!モウ様だ!」
「うん。わたしだよ?部屋のね、入ってすぐに大鍋置いといたから。
そのなかに入ってるよ。アイスクリーム。
2重にして氷と塩入れてるから一晩は冷たさを保ってるはず。皆で食べて?
クッキーもつけてるからね。それは2枚ずつかな?
遅くまでお疲れ様。」
「ああ!モウ様!素敵です!」
「あはははは!おなか壊さないようにね?コーヒーに乗せてもおいしいよ?」
「素敵!」
「うん、アイスがね。テルマおじいさま?彼女たちの仕事は終わりでいいですか?」
「ああ、ご苦労。下がっていいぞ。皆にも伝えろ。今日の仕事は終わりだと。
そのアイスか?それはコットワッツからの振る舞いだと。
モウ、ありがとう。」
「はい。わかりました。モウ様、ありがとうございます。
では、失礼いたします。」



「さ、これで、みな、食堂に行ってるはず。
奥方のところにいこう。どこ?」
「・・・・わたしの部屋の奥です。」


一応赤い塊のスタイルで。

匂いも何もない、すっきりした部屋。
その奥。


眠り姫だね。
ほんとに寝てるだけ。

人の気配もない。
マティスも気付かなかったようだ。
息もしているの?心音は?
全く聞こえない。

かろうじて、生きてるという感じだ。
が、不健康には見えない

『ご飯も食べず?排泄も?
からだの老廃物も出ないと?』
「ええ、そのままです。」

わたしがからだの時を止めていたようなものか。
それを虫が?うー、考えたくないな。

が、ここにコクは呼べん。狭い。
抱き上げてもらって、エデトのベットに

『その方はどなたかな?』

テルマさんの父上なのだろうか?
言うほど似ているか?似てなくはないが。


一人増えていた。
セサミンは遠慮して部屋にいる。もちろん、マティスの結界の中だ。
ゆっくりしてくれればいい。
マティスはわたしの横。
で、テルマとエデト。
マティスは認識したけど、さくっと無視している。
わたしたちに害はないからだ。でも、エデト達には?
その辺はマティスは薄情というか、興味がないのだ。


「驚いた。こちらの御仁は無視したので、
そちらもそうするかと思たんだがな。」

完全に気配を戻す。


「父上!いつの間に!」
「おじい様。」


そうなんだ。
でも、テルマと同じような、じじ。じーじか?
長寿なんだね。
元老院?だっけ?

元首と軍部隊長と元老院院長。

この3者でルポイドを納めている。
ところてん方式だ。
エデトの息子トマイザーが結婚して、子供がそれなりに大きくなれば、
石になる人。そして順番に繰り上がっていく。
最近テルマの祖父がなくなったというからエデトは最近元首になったということ。
だが、その最近という尺はわたし達、ほかの国とは違うようだ。
元首であろうとなかろうと、
この国は他よりも長寿。元首とは比べものにはならないが。
コーヒーがいいのかしら。
そんな研究発表があったな?


「わしを呼ばぬか!もしも、エデトの身が朽ちたら、石になれぬのはわしだぞ?」
「「申し訳ございません。」」

必ず、3者いるのか?
それもおかしな話だ。
弱冠喜んでない?いやなじーじだ。



「ここで5万リングの石使いの仕事を?」

話は聞いていると。
ふーん。


『今回は石使いではないな。仲介だな。』
「石使いなのであろう?」
『我のことか?そういわれているな』
「赤い塊殿だな?おぬしは?わしからの仕事も受けてくれるのか?」
『ないな。』
「金は出すぞ?」
『あなたからの仕事は受けることはないな。先に言っておこうか』
「理由を聞いても?」
『ふはははは!曾孫あたりに聞いてみることだな。』

自己紹介もしないし、気に入らないからだよ。


『ではサクサク行こうか!』
『あれは人前で仕事をしてくれるのか?』
『ああ、じじと間抜けと関係者よんどけといわれたからな』

ああ、アサギリもか?いや、それは別だ。


(コク!遅くにごめん!いまみんな揃ったよ。
で、部屋が狭い。そろりと来てほしい)


ヴンという空気の振動と共に出てきたコク。
ルポイド組は固まってしまった。

狭いな

(うん。コクが大きいからなんだけどね。
で、この人なの。で、お間抜けはこの人。
どう?いけそう?)

固まってる、エデトを引っ張り、
コクの前に出す。


虫を外に出すだけだからな

(ん?それはどんな形状?あ、待って!
マティス聞いて。で、やわらかく教えて。)

わしゃわしゃ出てきたら死ぬ、みんなが。

(眼には見えないそうだ。
こわいのなら、おいで?見ぬようにすればいいだろ?)
(いや、それは仕事を依頼してるのに失礼だ。
あ!報酬は?コク?なにがいい?
結構お金持ちよ?わたし。)

そうか?そうだな
やはりあなたを背にのせて走りたいな
2人でだ

(だって?)
(私が見てる前でならな)

ふははははは!
ああ、それで
アサギリたちも一緒に走ろう

『ではお願いします。』


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