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189:妻候補
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「赤い塊殿!その、その大木は?」
ルグ!突っ込むの遅いよ!
『館の材料にと。そろそろ会合の迎えが来る頃ですね?
着替えてきます。我が主は?』
「は、準備をしております。」
『そうですか。』
とりあえず、2本、大木を道沿いに置く。
ズドーンと砂埃が舞う。
けほん、けほんとかわいらしく、ご令嬢がせき込む。
砂埃が舞った時にときにものすごい目で睨みつけられたが。
いまはにこにこと立っている。
後ろの2人のうち1人はさっきの人だ。左足で帰ってくれてよかったよ。
お尻を振ったのを見ただけで死んでしまうのはさすがに夢見は悪いだろう。
もう一人は襲撃の5人目か?
ルグが扉を開けてくれる。
『ありがとう。』
「ああ!やっと扉が開きました。」
ご令嬢が嬉しそうにおっしゃっております。
ルグが扉を開き、わたし、マティスと入り、ご令嬢が続けて入ろうとする。
「あなた、セサミナ様にいって首にしてもらいますからね。
さ、最後の仕事ですよ。セサミナ様のもとに案内して。」
それだけいって開いた扉に近づくと、はじかれたように尻もちをつく。
その間にルグが扉を閉めた。
セサミンが憔悴しきっている。
「知り合い?」
「わたしの妻候補だった一人です。自称ですが。」
パターンCは発生せずか。
この間扉が壊れるんじゃないかというぐらいにドンドン叩かれている。
ルグもドーガーも震えている。
『鶏館よ、必要な音だけ教えて。』
これで、静かになった。
「ちょっと先にお風呂に入ってきてもいいかな?」
どうしても虫を見た後は、お風呂に入りたいの。
ルグもドーガーも準備の前にお風呂は行っといでよ?
ドーガーはお澄まし作っとかなきゃダメなんじゃないの?つくってみるんでしょ?」
「そうです!作ります!」
「私もいく。」
「マティスはセサミンの話を聞いてあげなよ。
わたしもお風呂からあがったらすぐ戻ってくるから。」
「わかった。」
家に戻り、ものすごく体を磨いた。
爪先も整え、見えないところまで気合いを入れる。
セサミンの奥さんにもらった紅も薄く付ける。
パターンCは発生しなかったけど、なんとなくあの令嬢が気に入らない。
マティスがわたしだけを求めてくれているのわかる。それは絶対。
わたしはどんと構えておけばいい。でも、努力はしておきたい。
うーん、乙女ですな。
素早く衣装を着こみ、マティスのもとに行く。
結局マティスに話してもどうにもならなくて
最初から説明してくれることになる。
わたしが探検に出てすぐ、アクセサリーも完成したので
マティスが迎えに行く。
その時、近づいてくる馬車があったので館を許可制にしてもらった。
で、あのお嬢様がやってくる。
ルグが対応したのだが、自分はセサミナの許嫁で迎えに来たと。
「え?今もそうなの?」
「そんなわけがない。もともとは兄さんの妻候補です。
わたしが次期領主に指名される前に出入りしていた記憶は有ります。
世間ではマティ兄さんが次期だと思われていたこともありましたから、
そういう意味では女性の出入りは多かったんですよ。
妻候補としてね。その1人だとおもいます。
兄さんはそのころすでにニバーセルでは名の知れた剣士でしたから。」
「5歳だったんでしょ?そのときって。記憶力いいね。さすが。
で、マティスは覚えてる?」
「そのころは仮入団していたし、そんなにコットワッツにも戻っていない。」
マティスをうしろから抱きしめながら答えている。
アクセサリーも完成したというから、見たいけど、
こっちの話が済んでから。
「セサミンが大きくなってから今度はセサミンの妻候補に?」
「親同士のたわいのない戯言です。
なのに向こうは本気にして、コットワッツに輿入れする勢いだった。
丁重にお断りしましたよ。」
「それっていくつの時?」
「わたしが15ぐらいですか。その時には今の妻、2人と婚約はしていました。」
「10年後か、あの人ずっと結婚してなかったのかな?」
「していますよ?そのときすでに子も3人はいたと思います。」
「へ?なのに許嫁云々いってるの?」
「王族は女性でも複数婚が認められています。夫となるものが複数いてもいいのです。」
「おお!またしても驚きだわ。子供は?その、誰の子かわかるの?
あー、雨の日にしたのはあなただー!ってわかるのか。」
「?誰の子でもいいんですよ、王族ですから。
王族から生まれた子は王族です。子が多いほど、その時世は安泰だ。」
「あー、なるほど。でも聞いた感じでは、コットワッツの領主婦人になる気満々ぽいけど?」
「雨の日から一年その領土にいて子が生まれれば、その領主になる権利は一番上になる。
次期領主に指名されたものの次になる。指名していなければ次期領主です。
自動的にね。そのつながりを求める領主もいますが、
コットワッツはかなり長い間王族からの妻は娶っていません。
わたしの妻2人はコットワッツ領内の豪族の娘です。」
「へー、なれそめとか聞きたいけど、それはまた今度にしよう。
いまさら許嫁もないと思うけど、そうなったらルグは首か。ルグ、旅にでようか?
奥さんと子供も一緒でいいよ?世界のおいしいものを食べ歩こう。
ドーガーもいく?」
「「お供します!!」」
「ルグ!ドーガー!わたしが一緒に行きたい!!」
「あははは!で、その自称許嫁さんはどこのどなた?
王族なんでしょ?あれ、謁見の時に倒れた女の人だ。
横にいた護衛が5人目だよ?」
「そうです。王のいとこにあたります。名はエルティーです。
いとこと言っても何十人といるうちの一人です。」
「へー、何十人といると言っても王族には違いないんだね。
結婚って本人の承諾なしで決まっちゃうことってあるの?」
「ありません。必ず本人の承諾がいる。だから親同士で話があったとしても
そこから本人同士の話になる。聞いた次の日に輿入れはないでしょ?」
だいたい、会ったのは1回ですよ?あの声を聴いてどうにか思い出したぐらいですから。
あの、媚を売るような舌足らずな話し方はそれこそ鳥肌が立ちます。」
「ま、本人の承諾がいるなら断り続ければいい。」
「そうですね。」
「ん?ほかに悩みがあるのかね?」
まだすっきりしない顔をしているセサミンに聞いてみる。
「兄さん、姉さんも。
ずっと考えていたんですが、この会合で兄さんのことを話したい。
そもそも、マティ兄さんとコットワッツの話は内輪の話で
王都にとやかく言われることもない。兄さんの命を守るためだったんだから。
それが今となっては、状況が違う。手配書のこともあるし、今回の会合で報告します。
わたしは堂々と姉さんを紹介したい!」
「そこは兄さんを紹介でしょ?」
「わたしたちも皆に言いたい!わたしたちの上官と師は赤い塊殿だと。」
「好きにすればいいさ。」
「はい!兄さん!!」
「で、いま、彼女たちは?」
「今はいないな。戻ったようだ。迎えの馬車がもうすぐ着くな。」
「じゃ、この件はセサミン任せで。」
「れーい!れーい!出迎えでございますー!」
「承知。」
今度の迎えの馬車はみんな乗れるものでした。
御者は一人なので、正面を向いたと同時に鶏館は収納です。
代わりに、持ってきた大木5本を並べておきました。
乗るの酔うので赤い塊2人は走ってついていきます。
ルグ!突っ込むの遅いよ!
『館の材料にと。そろそろ会合の迎えが来る頃ですね?
着替えてきます。我が主は?』
「は、準備をしております。」
『そうですか。』
とりあえず、2本、大木を道沿いに置く。
ズドーンと砂埃が舞う。
けほん、けほんとかわいらしく、ご令嬢がせき込む。
砂埃が舞った時にときにものすごい目で睨みつけられたが。
いまはにこにこと立っている。
後ろの2人のうち1人はさっきの人だ。左足で帰ってくれてよかったよ。
お尻を振ったのを見ただけで死んでしまうのはさすがに夢見は悪いだろう。
もう一人は襲撃の5人目か?
ルグが扉を開けてくれる。
『ありがとう。』
「ああ!やっと扉が開きました。」
ご令嬢が嬉しそうにおっしゃっております。
ルグが扉を開き、わたし、マティスと入り、ご令嬢が続けて入ろうとする。
「あなた、セサミナ様にいって首にしてもらいますからね。
さ、最後の仕事ですよ。セサミナ様のもとに案内して。」
それだけいって開いた扉に近づくと、はじかれたように尻もちをつく。
その間にルグが扉を閉めた。
セサミンが憔悴しきっている。
「知り合い?」
「わたしの妻候補だった一人です。自称ですが。」
パターンCは発生せずか。
この間扉が壊れるんじゃないかというぐらいにドンドン叩かれている。
ルグもドーガーも震えている。
『鶏館よ、必要な音だけ教えて。』
これで、静かになった。
「ちょっと先にお風呂に入ってきてもいいかな?」
どうしても虫を見た後は、お風呂に入りたいの。
ルグもドーガーも準備の前にお風呂は行っといでよ?
ドーガーはお澄まし作っとかなきゃダメなんじゃないの?つくってみるんでしょ?」
「そうです!作ります!」
「私もいく。」
「マティスはセサミンの話を聞いてあげなよ。
わたしもお風呂からあがったらすぐ戻ってくるから。」
「わかった。」
家に戻り、ものすごく体を磨いた。
爪先も整え、見えないところまで気合いを入れる。
セサミンの奥さんにもらった紅も薄く付ける。
パターンCは発生しなかったけど、なんとなくあの令嬢が気に入らない。
マティスがわたしだけを求めてくれているのわかる。それは絶対。
わたしはどんと構えておけばいい。でも、努力はしておきたい。
うーん、乙女ですな。
素早く衣装を着こみ、マティスのもとに行く。
結局マティスに話してもどうにもならなくて
最初から説明してくれることになる。
わたしが探検に出てすぐ、アクセサリーも完成したので
マティスが迎えに行く。
その時、近づいてくる馬車があったので館を許可制にしてもらった。
で、あのお嬢様がやってくる。
ルグが対応したのだが、自分はセサミナの許嫁で迎えに来たと。
「え?今もそうなの?」
「そんなわけがない。もともとは兄さんの妻候補です。
わたしが次期領主に指名される前に出入りしていた記憶は有ります。
世間ではマティ兄さんが次期だと思われていたこともありましたから、
そういう意味では女性の出入りは多かったんですよ。
妻候補としてね。その1人だとおもいます。
兄さんはそのころすでにニバーセルでは名の知れた剣士でしたから。」
「5歳だったんでしょ?そのときって。記憶力いいね。さすが。
で、マティスは覚えてる?」
「そのころは仮入団していたし、そんなにコットワッツにも戻っていない。」
マティスをうしろから抱きしめながら答えている。
アクセサリーも完成したというから、見たいけど、
こっちの話が済んでから。
「セサミンが大きくなってから今度はセサミンの妻候補に?」
「親同士のたわいのない戯言です。
なのに向こうは本気にして、コットワッツに輿入れする勢いだった。
丁重にお断りしましたよ。」
「それっていくつの時?」
「わたしが15ぐらいですか。その時には今の妻、2人と婚約はしていました。」
「10年後か、あの人ずっと結婚してなかったのかな?」
「していますよ?そのときすでに子も3人はいたと思います。」
「へ?なのに許嫁云々いってるの?」
「王族は女性でも複数婚が認められています。夫となるものが複数いてもいいのです。」
「おお!またしても驚きだわ。子供は?その、誰の子かわかるの?
あー、雨の日にしたのはあなただー!ってわかるのか。」
「?誰の子でもいいんですよ、王族ですから。
王族から生まれた子は王族です。子が多いほど、その時世は安泰だ。」
「あー、なるほど。でも聞いた感じでは、コットワッツの領主婦人になる気満々ぽいけど?」
「雨の日から一年その領土にいて子が生まれれば、その領主になる権利は一番上になる。
次期領主に指名されたものの次になる。指名していなければ次期領主です。
自動的にね。そのつながりを求める領主もいますが、
コットワッツはかなり長い間王族からの妻は娶っていません。
わたしの妻2人はコットワッツ領内の豪族の娘です。」
「へー、なれそめとか聞きたいけど、それはまた今度にしよう。
いまさら許嫁もないと思うけど、そうなったらルグは首か。ルグ、旅にでようか?
奥さんと子供も一緒でいいよ?世界のおいしいものを食べ歩こう。
ドーガーもいく?」
「「お供します!!」」
「ルグ!ドーガー!わたしが一緒に行きたい!!」
「あははは!で、その自称許嫁さんはどこのどなた?
王族なんでしょ?あれ、謁見の時に倒れた女の人だ。
横にいた護衛が5人目だよ?」
「そうです。王のいとこにあたります。名はエルティーです。
いとこと言っても何十人といるうちの一人です。」
「へー、何十人といると言っても王族には違いないんだね。
結婚って本人の承諾なしで決まっちゃうことってあるの?」
「ありません。必ず本人の承諾がいる。だから親同士で話があったとしても
そこから本人同士の話になる。聞いた次の日に輿入れはないでしょ?」
だいたい、会ったのは1回ですよ?あの声を聴いてどうにか思い出したぐらいですから。
あの、媚を売るような舌足らずな話し方はそれこそ鳥肌が立ちます。」
「ま、本人の承諾がいるなら断り続ければいい。」
「そうですね。」
「ん?ほかに悩みがあるのかね?」
まだすっきりしない顔をしているセサミンに聞いてみる。
「兄さん、姉さんも。
ずっと考えていたんですが、この会合で兄さんのことを話したい。
そもそも、マティ兄さんとコットワッツの話は内輪の話で
王都にとやかく言われることもない。兄さんの命を守るためだったんだから。
それが今となっては、状況が違う。手配書のこともあるし、今回の会合で報告します。
わたしは堂々と姉さんを紹介したい!」
「そこは兄さんを紹介でしょ?」
「わたしたちも皆に言いたい!わたしたちの上官と師は赤い塊殿だと。」
「好きにすればいいさ。」
「はい!兄さん!!」
「で、いま、彼女たちは?」
「今はいないな。戻ったようだ。迎えの馬車がもうすぐ着くな。」
「じゃ、この件はセサミン任せで。」
「れーい!れーい!出迎えでございますー!」
「承知。」
今度の迎えの馬車はみんな乗れるものでした。
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