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最終章 ヤクザが来たでござる
いかのおすし
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「サーチ……」
まさかそんなはずはないだろう。きっとメスガキの妄想が溢れ出しただけだろう。そう思いながらも俺は小さい声で索敵をする。
店の中と外に青い光。これは俺達と護衛の騎士だ。周りは緑の光だが、一つだけ赤い光がある。
まさか、と思ったが、慎重に視界の情報と照合するとどう考えてもあの窓にいる小鳥だ。俺は魔力を密かに練り、細く、鋭く研ぎ澄ます。
「ファイアボール!」
人差し指の先くらいの小さな炎の球を鳥に向かって発射する。しかし、小鳥は気配に気づいたのか一瞬早く飛び立って逃げてしまった。
「くそっ、あの速さを避けるなんて……!!」
「へぇ、アレに気付くなんて、なかなかやるじゃん、ケンジ♡」
ペカはにやにやと笑いながら俺を褒める。どうやら本当にのっぴきならない状況みたいだ。この世界は。店内にいた他の人間は、魔族にも、俺のファイアボールにも気づかなかったようだ。
「まっ、これだけの使い手が仲間になったんなら心強いわね♡」
「え? ちょっと待ってくれ。まだ詳細も聞いてないのに協力するなんて……」
そうだ。まだどういう理由で魔族と争っているのかを聞いていない。最悪コ・シュー王国の時みたいに人間の方が悪い可能性だってある。詳細を聞くまでは俺は依頼は保留にするつもりだ。
「なによぉ、さっき馬車の中で詳細は話したじゃない。二つ返事でオーケーしたくせに♡」
「え?」
馬車の中……って……まだ言葉が分からなかったとき? 俺は言葉が分からないから適当に返事を返してたんだが……マジか。そんな重要な話馬車の中でなんかするなよ。
「さて、行くわよ、ケンジ。陛下への謁見は明日してもらうから」
「ちょ、ちょっと待って!」
まずい。詳細も分からないのに話が進んでしまう。俺は馬車に戻っていくペカを追いかけたが、結局誤解を解くことは出来なかった。
――――――――――――――――
「ふう」
一息ついて辺りを見回す。
「サーチ」
大丈夫だ。敵はいない。しかし味方を示す青い光が入り口の外を取り囲んでいる。護衛なのか、それとも俺が信用されていないのか。
俺は城内に案内されて、客人用の部屋に通された。しかしこれが本当に来客用の部屋なのかは甚だ疑問だ。
窓ひとつない石造りの部屋。豪華な家具や絨毯が設えてはあるものの、イマイチ部屋とマッチしていない。取ってつけたような……ここ、もしかしたら座敷牢か何かなんじゃないか? ドアが鉄製なのも気になる。
軟禁……というかこれは監禁に近いな。一応食事は与えられてるものの硬いパンとポタージュのみ。昼に食堂で食った飯の方がよほど豪華だった。
俺が警戒されているのか? 力を示したとはいえ、正直どこの馬の骨とも分からない男であることは確かだが。しかしまあそんなことを今気にしても仕方ない。信頼は少しずつ勝ち取っていくしかないだろう。
俺はそんな事よりも、一人で静かに確認したいことがあったのだ。小声で俺は呼びかける。
「ベアリス、ベアリス……」
そう。俺は彼女の事がずっと気がかりだった。ただ名前を呼びかけるだけで連絡が取れるほど簡単だとは思っていないが。
だが、気になる。やっさんは「ベアリスには荷が勝つ」と言っていた。やっさんの視点で見てみれば、ベアリスは6回も仕事を失敗した女神だ。果たしてヤクザがそれを見逃してくれるのか……
それに、よくよく考えてみれば、俺は日本から戻って以来、一度もベアリスの顔を見ていない。まさかとは思うが「落とし前」をつけさせられたりしてないだろうか。
「ベアリス……ベアリス!」
祈るような気持で俺は彼女の名を唱える。お願いだ、通じてくれ。もし俺のせいで彼女に何か不幸なことが起きていたりしたら……俺はいったい、どうしたらいいんだ。
「ベアリス……」
もしその時は、どんな手を使ってでもやっさんを出し抜いて、彼女を助ける。そう決意した時、返事があった。
『ぐすん……ケンジさん……?』
泣いている? しかし何とか連絡は繋がった。
『ひっく……ケンジさん、どうかしたんですか?』
「よかった、ベアリス元気そうで……大丈夫か? 酷い事されてないか?」
やっぱりどう考えても泣いてる。やっさんに何かされたのか……まさか監禁とかされてないだろうな……
『酷い事?』
「いや……やっさんに酷い事とかされてないかって……思ってたんだけど……今何してるんだ?」
『何って……ご飯食べてますけど……』
「ベアリス……そんな、心配させまいと誤魔化さなくったっていいんだ。さっき泣いてたじゃないか!」
『いえ、わさびがきいただけですけども』
「寿司食ってんじゃねーよ!!」
『よく寿司だって分かりましたね』
どうでもいいわそんな事。くっそ、心配して損した。いや待て、まだ分からない。監禁されてても食事くらいはさせて貰えるだろう。……まあ、寿司はないかもしれないけども。
八割方「もうこれはあかんな」と思いながらも俺はさらに言葉を続ける。ベアリスがやっさんに酷い事されてて俺が助けに行くというシチュエーションを夢見て。
「ベアリス……もしやっさんに酷い事を……」
『俺がなんやって?』
「…………」
なん……だと……?
『今やっさんと一緒にお寿司食べてます』
やっさんと……お寿司を……?
『サブさんも一緒ですよ』
『うス』
ああ……やはり……残りの二割か……
『あ、大将。イカお願いします』
しかも大将がいるような店か……廻る寿司でもなく、スーパーのパックでも、持ち帰りでもなく、大将がいる寿司か。俺そんなとこで寿司食ったことないぞ。
『むぐむぐ……で、なんでした? ケンジさん?』
「ああ、いや……何でもない。元気にしてるかな? って気になっただけだから」
これ以上恥を重ねまい。
『うふふ。一日会ってないだけで寂しくなっちゃったんですか?』
もういい。そういうことにしといてくれ。せっかくヤクザに監禁されたベアリスが酷い目にあって、それでも俺の助けを信じて待ち続け、それをこう……なんやうまいことやって俺が見事に助け出して、ベアリスが俺にべたぼれ、っていう妄想をしてたのに。
「いや、まあ、ね……じゃあ、おやすみ、ベアリス……」
『ちょぅ待てや、ケンジ。俺が酷いことするってどういう事やコルァ』
ああ……
まさかそんなはずはないだろう。きっとメスガキの妄想が溢れ出しただけだろう。そう思いながらも俺は小さい声で索敵をする。
店の中と外に青い光。これは俺達と護衛の騎士だ。周りは緑の光だが、一つだけ赤い光がある。
まさか、と思ったが、慎重に視界の情報と照合するとどう考えてもあの窓にいる小鳥だ。俺は魔力を密かに練り、細く、鋭く研ぎ澄ます。
「ファイアボール!」
人差し指の先くらいの小さな炎の球を鳥に向かって発射する。しかし、小鳥は気配に気づいたのか一瞬早く飛び立って逃げてしまった。
「くそっ、あの速さを避けるなんて……!!」
「へぇ、アレに気付くなんて、なかなかやるじゃん、ケンジ♡」
ペカはにやにやと笑いながら俺を褒める。どうやら本当にのっぴきならない状況みたいだ。この世界は。店内にいた他の人間は、魔族にも、俺のファイアボールにも気づかなかったようだ。
「まっ、これだけの使い手が仲間になったんなら心強いわね♡」
「え? ちょっと待ってくれ。まだ詳細も聞いてないのに協力するなんて……」
そうだ。まだどういう理由で魔族と争っているのかを聞いていない。最悪コ・シュー王国の時みたいに人間の方が悪い可能性だってある。詳細を聞くまでは俺は依頼は保留にするつもりだ。
「なによぉ、さっき馬車の中で詳細は話したじゃない。二つ返事でオーケーしたくせに♡」
「え?」
馬車の中……って……まだ言葉が分からなかったとき? 俺は言葉が分からないから適当に返事を返してたんだが……マジか。そんな重要な話馬車の中でなんかするなよ。
「さて、行くわよ、ケンジ。陛下への謁見は明日してもらうから」
「ちょ、ちょっと待って!」
まずい。詳細も分からないのに話が進んでしまう。俺は馬車に戻っていくペカを追いかけたが、結局誤解を解くことは出来なかった。
――――――――――――――――
「ふう」
一息ついて辺りを見回す。
「サーチ」
大丈夫だ。敵はいない。しかし味方を示す青い光が入り口の外を取り囲んでいる。護衛なのか、それとも俺が信用されていないのか。
俺は城内に案内されて、客人用の部屋に通された。しかしこれが本当に来客用の部屋なのかは甚だ疑問だ。
窓ひとつない石造りの部屋。豪華な家具や絨毯が設えてはあるものの、イマイチ部屋とマッチしていない。取ってつけたような……ここ、もしかしたら座敷牢か何かなんじゃないか? ドアが鉄製なのも気になる。
軟禁……というかこれは監禁に近いな。一応食事は与えられてるものの硬いパンとポタージュのみ。昼に食堂で食った飯の方がよほど豪華だった。
俺が警戒されているのか? 力を示したとはいえ、正直どこの馬の骨とも分からない男であることは確かだが。しかしまあそんなことを今気にしても仕方ない。信頼は少しずつ勝ち取っていくしかないだろう。
俺はそんな事よりも、一人で静かに確認したいことがあったのだ。小声で俺は呼びかける。
「ベアリス、ベアリス……」
そう。俺は彼女の事がずっと気がかりだった。ただ名前を呼びかけるだけで連絡が取れるほど簡単だとは思っていないが。
だが、気になる。やっさんは「ベアリスには荷が勝つ」と言っていた。やっさんの視点で見てみれば、ベアリスは6回も仕事を失敗した女神だ。果たしてヤクザがそれを見逃してくれるのか……
それに、よくよく考えてみれば、俺は日本から戻って以来、一度もベアリスの顔を見ていない。まさかとは思うが「落とし前」をつけさせられたりしてないだろうか。
「ベアリス……ベアリス!」
祈るような気持で俺は彼女の名を唱える。お願いだ、通じてくれ。もし俺のせいで彼女に何か不幸なことが起きていたりしたら……俺はいったい、どうしたらいいんだ。
「ベアリス……」
もしその時は、どんな手を使ってでもやっさんを出し抜いて、彼女を助ける。そう決意した時、返事があった。
『ぐすん……ケンジさん……?』
泣いている? しかし何とか連絡は繋がった。
『ひっく……ケンジさん、どうかしたんですか?』
「よかった、ベアリス元気そうで……大丈夫か? 酷い事されてないか?」
やっぱりどう考えても泣いてる。やっさんに何かされたのか……まさか監禁とかされてないだろうな……
『酷い事?』
「いや……やっさんに酷い事とかされてないかって……思ってたんだけど……今何してるんだ?」
『何って……ご飯食べてますけど……』
「ベアリス……そんな、心配させまいと誤魔化さなくったっていいんだ。さっき泣いてたじゃないか!」
『いえ、わさびがきいただけですけども』
「寿司食ってんじゃねーよ!!」
『よく寿司だって分かりましたね』
どうでもいいわそんな事。くっそ、心配して損した。いや待て、まだ分からない。監禁されてても食事くらいはさせて貰えるだろう。……まあ、寿司はないかもしれないけども。
八割方「もうこれはあかんな」と思いながらも俺はさらに言葉を続ける。ベアリスがやっさんに酷い事されてて俺が助けに行くというシチュエーションを夢見て。
「ベアリス……もしやっさんに酷い事を……」
『俺がなんやって?』
「…………」
なん……だと……?
『今やっさんと一緒にお寿司食べてます』
やっさんと……お寿司を……?
『サブさんも一緒ですよ』
『うス』
ああ……やはり……残りの二割か……
『あ、大将。イカお願いします』
しかも大将がいるような店か……廻る寿司でもなく、スーパーのパックでも、持ち帰りでもなく、大将がいる寿司か。俺そんなとこで寿司食ったことないぞ。
『むぐむぐ……で、なんでした? ケンジさん?』
「ああ、いや……何でもない。元気にしてるかな? って気になっただけだから」
これ以上恥を重ねまい。
『うふふ。一日会ってないだけで寂しくなっちゃったんですか?』
もういい。そういうことにしといてくれ。せっかくヤクザに監禁されたベアリスが酷い目にあって、それでも俺の助けを信じて待ち続け、それをこう……なんやうまいことやって俺が見事に助け出して、ベアリスが俺にべたぼれ、っていう妄想をしてたのに。
「いや、まあ、ね……じゃあ、おやすみ、ベアリス……」
『ちょぅ待てや、ケンジ。俺が酷いことするってどういう事やコルァ』
ああ……
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