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51. スゲー嫌いとか、暴走予告とか
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耳慣れない単語に、頭の中で漢字変換するのに時間がかかった。
とうちょう……登頂旗? いや、違う。
「ええ!? 盗聴器って……ストーカーが使う奴だよね?」
「まあ、あんまり良い意図では使われねえよな」
「だ、誰がそんなもの仕掛けたの? まさか、風間くん……」
「いやオレじゃねえから! 仕掛けられんのは朱虎サンしかいないっしょ」
「朱虎が?」
あたしはまじまじとペンダントを見た。
ということは、最近のあたしの言動、朱虎は全部監視してたってこと?
今も?
ムカッとしてきて、あたしはペンダントに向かって怒鳴った。
「ちょっと朱虎! 何でそんな機能つけてんのよバカッ! このヘンタイ! 何とか言いなさいよ~っ!」
「トランシーバーかよ……盗聴器っても、四六時中聞かれてるってわけじゃねえからさ。ある程度近くにいないと電波をうまく拾えねえし」
「え、そうなんだ」
「あと、つけてる目的は主に志麻センパイの所在確認と動向把握のためだと思うぜ。実際、志麻センパイが誘拐されたときもスムーズに駆けつけられただろ」
「……まあ、確かに」
あの時、朱虎が駆けつけてくれなかったらあたしと環はもっとひどい目に遭わされてたはずだ。
「あと、部室に居る間は大丈夫だぜ。ジャマーっつう、盗聴の邪魔する機械があるから」
風間くんが部屋の隅を示した。よく見ると、何だか黒い筒みたいな機械が置いてある。
「そ、そっか。なんかちょっと安心……」
「で、だ。獅子神蓮司が、志麻センパイに正体告白した時も、そのペンダント持ってたんだよな。そんでもって、朱虎サンは近くで待機してたと」
ほっとしかけたあたしはまたしても固まった。
「それってまさか、朱虎も話聞いてたってこと!?」
「朱虎サンが獅子神蓮司と会ってる時の志麻センパイの言動、気にしてないはずがねえしな。多分……いや、確実に聞いてると思う」
風間くんはいつになく真面目な顔できっぱり断言した。
「えっと……じゃあ、朱虎は蓮司さんの正体を知ってるってこと?」
風間くんと環が同時に頷く。
「で、でも、もし蓮司さんの正体がばれちゃってるなら今頃絶対大騒ぎになってるはずだよ? 警察のスパイでした、なんておじいちゃんが黙ってるはずないもん」
あたしの言葉に、風間くんが顔をしかめて頭をかいた。
「ってことは、朱虎サンが報告してないんじゃねえの。組長サンにさ」
「ウソ!? 知ってて知らんぷりしてるってこと?」
何だか混乱してきて、あたしは頭を抱えた。
おじいちゃんに忠実な朱虎が、警察のスパイを見逃すなんて信じられない。
一体何を考えて黙ってるんだろう?
「もしかして、朱虎って蓮司さんのことすごく気に入ってるのかな? だから庇って」
「ない!」
風間くんが食い気味に否定してきた。
「朱虎サンが獅子神蓮司を気に入ってる? あり得ないって。むしろ朱虎サン、獅子神蓮司のことスゲー嫌いだから」
「何それ!?」
あたしは唖然として風間くんを見た。
「そんなわけないよ。だって朱虎は蓮司さんのこと『有能』とか『男前』とか褒めてたし」
「そりゃ旦那候補なんだから、志麻センパイの前で悪くは言わねえだろ。でもオレ、朱虎サンから直で聞いたから。なんか気に食わねえんだってよ~」
「えっ、何で朱虎と風間くんがそんな突っ込んだ話してんの」
「ふふん、意外と仲良しなんだぜ~オレら」
「仲良し……!?」
朱虎と風間くんが仲良しなところは全く想像もつかなかったけど、自慢げな風間くんの言葉は妙に説得力があった。
「じゃあ、ほんとに朱虎は蓮司さんのことが嫌い……?」
「だからそう言ってんじゃん。つか、志麻センパイは朱虎サンの一番近くにいるんだからさあ、そのくらい気づいてやれよ」
風間くんは呆れたように鼻を鳴らした。
「志麻センパイ、マジ鈍すぎ。あーあ、朱虎サンも報われねえよなあ」
「うっ、うるさいな! でも、じゃあ何で朱虎は黙って……」
「君のためだろう」
腕を組んで考え込んでいた環が不意に呟いた。
「あの日、兄が君にプロポーズした時に、君はYESともNOとも言わず、返事を保留した」
「うっ、うん」
「おそらく朱虎さんはそのやりとりを聞いて、君が兄と結婚したいが、立場の違いで即答できずに悩んでいると解釈したのではないか」
「……え」
「君が好いた相手だと思えばこそ、ことを荒立てないよう沈黙を守ってくれたのだろう」
環の言葉に、朱虎の鋭いまなざしを思い出す。
「あんたが欲しいなら俺が必ずあの男を手に入れてやるから」
今から殺しに行く、と言ってるような鋭い目つき。
朱虎は、あの言葉をどういうつもりで言ったんだろう。
「朱虎さんは、個人的な好悪や銀蔵氏への忠義よりも君の方が大事なのだろうな」
胸の中がざわざわと波立った。居ても立ってもいられないような気持ちになって、あたしはぎゅっと胸を押さえた。
「昨日……朱虎から蓮司さんのこと、グダグダ悩んでないでもっと簡単に考えたらいいって言われたの。あたし、ムカっとしちゃって、何にも知らないくせにって八つ当たりしちゃって」
「マジで? ヒッデーの。朱虎サンはいけ好かねえ上に警察のスパイだって相手を、志麻センパイのために庇ってるってのによ」
「だ、だってそんなこと知らなかったんだもん!」
風間くんの責めるような視線に、あたしはむきになって言い返した。
「それに朱虎だって、『蓮司さん』なんて随分距離が縮まった呼び方してるだとか、『蓮司さん』からのお願いなんだから叶えてあげたらいいとか、すんごい嫌味っぽい言い方して来るし!」
「あのな~、朱虎サンだって人間だぞ。嫉妬くらいさせてやれよ」
「しっ……え?」
あたしがぽかんとすると、風間くんはかりかりと頭をかいた。
「どうせ志麻センパイのこったから無神経に朱虎サンの前で『蓮司さん』『蓮司さん』って連呼しまくったんだろ」
「無神経って何よ! ていうか嫉妬って、そんなの……嫉妬?」
そうか。朱虎、蓮司さんに嫉妬してたのか。
それって、なんかちょっと……可愛いかも。
そう思った途端、胸のざわざわが一気にどよどよ、くらいにレベルアップした。
何だこれ。いまだかつて経験したことがない、フワフワとかソワソワって感じ。
胸の奥で、風船がぷうっと大きく膨らまされてるみたいな――
「まー、アレだけべったり志麻センパイの世話を焼いてたからなあ、朱虎サン。娘を嫁にやる父親的感情なんじゃね?」
「……あ、そっち?」
あっという間に風船がしぼんだ。
そうか、嫉妬ってそういう系か。
「や、でも、お父さんってあんなことする? しないんじゃないの? ええ?」
唇にリアルな感触が蘇って、ぞくりと背筋がしびれる。
「……志麻? どうした、口を押さえてブツブツ言って」
環の訝しげな声にあたしはハッと我に返った。
「顔が赤いぞ。どうも妙だな、さっきから」
「へ!? そ、そんなことないけど、別に……」
「もしかして朱虎さんと何かあったのか」
思わずぎくりとしてしまう。風間くんの目がギラッ! と光った。
「おっ、いつもと反応が違う。どしたんよ」
「えっ、や、あの」
もともと環に相談するつもりではあった。
あったんだけど、風間くんがいるとすごく恥ずかしい。
「……大したことじゃないから、また今度」
「大したことないナニかはあったわけだ! 今度じゃなくて今話してみ?」
「だ、だから今度話すってば……それより! 朱虎に、ホントに蓮司さんのこと知ってるのかどうかちゃんと聞いてみないと!」
風間くんの追及を避けようと、あたしは慌ててスマホを取りだした。
「マジか~、ついに朱虎サンの獣が目覚めちまったかー。さすが魔性の女・志麻センパイ」
「その呼び方やめてってば! ……って、あれ?」
スマホに蓮司さんからメッセージの通知が来ていた。三時間くらい前に届いていたようだ。
「環、蓮司さんから連絡来てる! 良かった、メッセージとか送れるんだ」
「フン、惚れた女に真っ先に連絡をよこすとはな。つくづくわかりやすい男だ」
「も~、無事だったんだからそういうこと言わな……い」
メッセージ画面を開いたあたしはそのままの姿勢で硬直した。
《志麻さん、昨日はごめん。大きな動きがあって、安全なところに一旦身を隠しています。不破さん経由で雲竜組長から連絡をもらったので、夕方に少しだけ病院へ伺います。ちょうどいい機会なので、腹を割って色々と話そうと思う。充電が切れそうなので返信は不要です。では》
とうちょう……登頂旗? いや、違う。
「ええ!? 盗聴器って……ストーカーが使う奴だよね?」
「まあ、あんまり良い意図では使われねえよな」
「だ、誰がそんなもの仕掛けたの? まさか、風間くん……」
「いやオレじゃねえから! 仕掛けられんのは朱虎サンしかいないっしょ」
「朱虎が?」
あたしはまじまじとペンダントを見た。
ということは、最近のあたしの言動、朱虎は全部監視してたってこと?
今も?
ムカッとしてきて、あたしはペンダントに向かって怒鳴った。
「ちょっと朱虎! 何でそんな機能つけてんのよバカッ! このヘンタイ! 何とか言いなさいよ~っ!」
「トランシーバーかよ……盗聴器っても、四六時中聞かれてるってわけじゃねえからさ。ある程度近くにいないと電波をうまく拾えねえし」
「え、そうなんだ」
「あと、つけてる目的は主に志麻センパイの所在確認と動向把握のためだと思うぜ。実際、志麻センパイが誘拐されたときもスムーズに駆けつけられただろ」
「……まあ、確かに」
あの時、朱虎が駆けつけてくれなかったらあたしと環はもっとひどい目に遭わされてたはずだ。
「あと、部室に居る間は大丈夫だぜ。ジャマーっつう、盗聴の邪魔する機械があるから」
風間くんが部屋の隅を示した。よく見ると、何だか黒い筒みたいな機械が置いてある。
「そ、そっか。なんかちょっと安心……」
「で、だ。獅子神蓮司が、志麻センパイに正体告白した時も、そのペンダント持ってたんだよな。そんでもって、朱虎サンは近くで待機してたと」
ほっとしかけたあたしはまたしても固まった。
「それってまさか、朱虎も話聞いてたってこと!?」
「朱虎サンが獅子神蓮司と会ってる時の志麻センパイの言動、気にしてないはずがねえしな。多分……いや、確実に聞いてると思う」
風間くんはいつになく真面目な顔できっぱり断言した。
「えっと……じゃあ、朱虎は蓮司さんの正体を知ってるってこと?」
風間くんと環が同時に頷く。
「で、でも、もし蓮司さんの正体がばれちゃってるなら今頃絶対大騒ぎになってるはずだよ? 警察のスパイでした、なんておじいちゃんが黙ってるはずないもん」
あたしの言葉に、風間くんが顔をしかめて頭をかいた。
「ってことは、朱虎サンが報告してないんじゃねえの。組長サンにさ」
「ウソ!? 知ってて知らんぷりしてるってこと?」
何だか混乱してきて、あたしは頭を抱えた。
おじいちゃんに忠実な朱虎が、警察のスパイを見逃すなんて信じられない。
一体何を考えて黙ってるんだろう?
「もしかして、朱虎って蓮司さんのことすごく気に入ってるのかな? だから庇って」
「ない!」
風間くんが食い気味に否定してきた。
「朱虎サンが獅子神蓮司を気に入ってる? あり得ないって。むしろ朱虎サン、獅子神蓮司のことスゲー嫌いだから」
「何それ!?」
あたしは唖然として風間くんを見た。
「そんなわけないよ。だって朱虎は蓮司さんのこと『有能』とか『男前』とか褒めてたし」
「そりゃ旦那候補なんだから、志麻センパイの前で悪くは言わねえだろ。でもオレ、朱虎サンから直で聞いたから。なんか気に食わねえんだってよ~」
「えっ、何で朱虎と風間くんがそんな突っ込んだ話してんの」
「ふふん、意外と仲良しなんだぜ~オレら」
「仲良し……!?」
朱虎と風間くんが仲良しなところは全く想像もつかなかったけど、自慢げな風間くんの言葉は妙に説得力があった。
「じゃあ、ほんとに朱虎は蓮司さんのことが嫌い……?」
「だからそう言ってんじゃん。つか、志麻センパイは朱虎サンの一番近くにいるんだからさあ、そのくらい気づいてやれよ」
風間くんは呆れたように鼻を鳴らした。
「志麻センパイ、マジ鈍すぎ。あーあ、朱虎サンも報われねえよなあ」
「うっ、うるさいな! でも、じゃあ何で朱虎は黙って……」
「君のためだろう」
腕を組んで考え込んでいた環が不意に呟いた。
「あの日、兄が君にプロポーズした時に、君はYESともNOとも言わず、返事を保留した」
「うっ、うん」
「おそらく朱虎さんはそのやりとりを聞いて、君が兄と結婚したいが、立場の違いで即答できずに悩んでいると解釈したのではないか」
「……え」
「君が好いた相手だと思えばこそ、ことを荒立てないよう沈黙を守ってくれたのだろう」
環の言葉に、朱虎の鋭いまなざしを思い出す。
「あんたが欲しいなら俺が必ずあの男を手に入れてやるから」
今から殺しに行く、と言ってるような鋭い目つき。
朱虎は、あの言葉をどういうつもりで言ったんだろう。
「朱虎さんは、個人的な好悪や銀蔵氏への忠義よりも君の方が大事なのだろうな」
胸の中がざわざわと波立った。居ても立ってもいられないような気持ちになって、あたしはぎゅっと胸を押さえた。
「昨日……朱虎から蓮司さんのこと、グダグダ悩んでないでもっと簡単に考えたらいいって言われたの。あたし、ムカっとしちゃって、何にも知らないくせにって八つ当たりしちゃって」
「マジで? ヒッデーの。朱虎サンはいけ好かねえ上に警察のスパイだって相手を、志麻センパイのために庇ってるってのによ」
「だ、だってそんなこと知らなかったんだもん!」
風間くんの責めるような視線に、あたしはむきになって言い返した。
「それに朱虎だって、『蓮司さん』なんて随分距離が縮まった呼び方してるだとか、『蓮司さん』からのお願いなんだから叶えてあげたらいいとか、すんごい嫌味っぽい言い方して来るし!」
「あのな~、朱虎サンだって人間だぞ。嫉妬くらいさせてやれよ」
「しっ……え?」
あたしがぽかんとすると、風間くんはかりかりと頭をかいた。
「どうせ志麻センパイのこったから無神経に朱虎サンの前で『蓮司さん』『蓮司さん』って連呼しまくったんだろ」
「無神経って何よ! ていうか嫉妬って、そんなの……嫉妬?」
そうか。朱虎、蓮司さんに嫉妬してたのか。
それって、なんかちょっと……可愛いかも。
そう思った途端、胸のざわざわが一気にどよどよ、くらいにレベルアップした。
何だこれ。いまだかつて経験したことがない、フワフワとかソワソワって感じ。
胸の奥で、風船がぷうっと大きく膨らまされてるみたいな――
「まー、アレだけべったり志麻センパイの世話を焼いてたからなあ、朱虎サン。娘を嫁にやる父親的感情なんじゃね?」
「……あ、そっち?」
あっという間に風船がしぼんだ。
そうか、嫉妬ってそういう系か。
「や、でも、お父さんってあんなことする? しないんじゃないの? ええ?」
唇にリアルな感触が蘇って、ぞくりと背筋がしびれる。
「……志麻? どうした、口を押さえてブツブツ言って」
環の訝しげな声にあたしはハッと我に返った。
「顔が赤いぞ。どうも妙だな、さっきから」
「へ!? そ、そんなことないけど、別に……」
「もしかして朱虎さんと何かあったのか」
思わずぎくりとしてしまう。風間くんの目がギラッ! と光った。
「おっ、いつもと反応が違う。どしたんよ」
「えっ、や、あの」
もともと環に相談するつもりではあった。
あったんだけど、風間くんがいるとすごく恥ずかしい。
「……大したことじゃないから、また今度」
「大したことないナニかはあったわけだ! 今度じゃなくて今話してみ?」
「だ、だから今度話すってば……それより! 朱虎に、ホントに蓮司さんのこと知ってるのかどうかちゃんと聞いてみないと!」
風間くんの追及を避けようと、あたしは慌ててスマホを取りだした。
「マジか~、ついに朱虎サンの獣が目覚めちまったかー。さすが魔性の女・志麻センパイ」
「その呼び方やめてってば! ……って、あれ?」
スマホに蓮司さんからメッセージの通知が来ていた。三時間くらい前に届いていたようだ。
「環、蓮司さんから連絡来てる! 良かった、メッセージとか送れるんだ」
「フン、惚れた女に真っ先に連絡をよこすとはな。つくづくわかりやすい男だ」
「も~、無事だったんだからそういうこと言わな……い」
メッセージ画面を開いたあたしはそのままの姿勢で硬直した。
《志麻さん、昨日はごめん。大きな動きがあって、安全なところに一旦身を隠しています。不破さん経由で雲竜組長から連絡をもらったので、夕方に少しだけ病院へ伺います。ちょうどいい機会なので、腹を割って色々と話そうと思う。充電が切れそうなので返信は不要です。では》
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