48 / 83
48 もしかしてだったらどうしよう
しおりを挟む
まだ暗いステージ。TR-808(通称ヤオヤ)の刻むリズムパターンに被さるようにシンセのシークェンスパターンが場内に響き渡る。
ライブの一曲目は、このシークェンスによるイントロの後九小節目の頭から一斉に演奏が始まる。イントロの間、僕は曜ちゃんのシルエットをぼんやりと眺めていた。
ライブの後の話って何の話だろうか。まぁ、今はそんなこと考えてる場合じゃないんだけど。だけど本番前にあんな事言われたら多少なりとも気になっちゃうってもんだ。
さてと、次の小節で始まる。集中しなくちゃ。
クラッシュシンバルと同時にステージの照明が明るくなり、スポットがボーカルの二人を浮かび上がらせる。
曲はBPM120の8ビートで軽快だ。強いて言えば昔のスプリームス(もしくはシュープリームス)っぽいモータウン*をベースにしているけど、今どきのエレクトリックな要素と組み合わせてちょっとおしゃれな曲調になっている。
僕はこの曲を演るときには、モータウンを代表するドラマーの一人であるユリエル・ジョーンズにでもなったような気分でドラムを叩く。メグは僕がそうすると分かっていたかのようにレコーディング時にチャック・レイニーばりのベーススタイルを準備していた。さすが小憎いくらいによく分かってる。
演者側からは観客席側も結構よく見えるものだ。ただ緊張していたり演奏に集中していたりで、必ずしも演者が観客席の一人一人をそんなにしっかりと見ているとは限らない。
僕の場合も観客全体をぼんやり視界に収めている感じだが、何か目立つ動きがあったり知り合いがいたりすると気付く。
というわけで、観客席の前から三列目。一際輝く愛しの羽深さんの姿を僕は早速見つけてしまった。
僕の演奏を見てくれてる。かと思いきや、視線の先にあるのはボーカルの曜ちゃんだ。まるで睨み付けるかのように曜ちゃんをガン見している。
怖い……怖いよ、羽深さん。どうも羽深さんの曜ちゃんに対する対抗意識が強いような気がする。
学園一美人の羽深さんとしては、隣校の美女である曜ちゃんに対してライバル心があるらしい。プライドというか執念というか、はたまた業の深さというのか、僕みたいな平凡な男には分からない何かがあるのだろうなぁ。
ていうかちょっとは僕のことも見てくれたらいいのに。ドラムってこういう時大抵は一番後ろで地味に演ってるから注目してもらえない楽器なんだよなぁ。
とまぁそんなことを考えているうちに、一曲はあっという間に終わってしまった。いかんいかん。THE TIMEに失礼だ。もっと演奏に集中しなくちゃ。羽深さんがどうしても気になっちゃうけど。何たって、ついさっきまでこの僕と学園一の美女の羽深さんはデートしてたんだぞ。
「こんばんはーっ! 今日はどうもありがとう! ザ・タイムですっ!」
MCはボーカルの鈴木君だ。顔だけでなく声までイケメンだ。本番前は結構緊張してる感じだったけど、なかなか堂に入った感じでMCを回している。
「それじゃあ次の曲です。The Cold Prince」
曲紹介と同時に黄色い歓声が上がる。イヤモニにクリックが流れてきて一斉に演奏が始まる。
会場内は文字通りすし詰め状態だ。羽深さんの周囲が女性ばかりだったらよかったんだけど、むさ苦しい野郎供もいる。羽深さんとの密着具合が気になる。って言うか腹立たしい。何なら僕があそこにいたかった。
それにしても羽深さん。僕を含めて他のメンバーは一切眼中にないのか、ひたすら曜ちゃんに釘付けだ。
そんな様子に僕はちょっと切ない気持ちになる。
あーぁ、曜ちゃんのことそんなに気になるの? そういやいっつも気にしてたもんなぁ。
曜ちゃんと言えば、この後話があるってモジモジしながら言われたところだ。
もしかして……もしかしてだけど、もしかしてだったらどうしよう……。
僕の想い人である羽深さんとは、最近はまぁまぁいい感じなんだよまぁ。今日なんてデートしちゃったし。とは言ったって、流石に恋人になんてなれないだろうけど。
そう思ったらこれまた切ない気持ちが込み上げてきた。羽深さんはきっといつまで経っても僕にとっては憧れの人に過ぎないんだろうな、きっと。羽深さんと付き合う人ってどんな奴なんだろうか。
まだ見ぬ野郎だが、なんか憎たらしくなってきた。
心なしかシンバルを叩く手に力がこもる。
もし、曜ちゃんから告白されちゃったら……?
あ、やべ。もう曲が終わるわ。しっかりしろよ、拓実。演奏に集中だ。羽深さんの方を見るのやめよう。演奏に集中できなくなる。
そこからは、余計なことを考えるのをやめて、演奏のことだけに集中した。
メグのベースはさりげなくゴーストノートが随所に散りばめられていて、グルーヴ感が素晴らしい。
つられるようにして、自ずと僕もゴーストノートが多くなる。
あ、ゴーストノートっていうのは、楽音になってないような音のことで、ベースだと極端にミュートされたブッっていうような短い音だ。ドラムだったらスネアで小さな音をダララッと裏に入れたり、フィルの頭に入れたりする。
実はこのゴーストノートってあんまり聞こえてない割にグルーヴを感じさせる上でとっても重要だったりする。
ライブが進むにつれて僕らの演奏も興が乗って息が合ってくる。気持ちの良い演奏が続き、他のパートとアイコンタクトが増える。
最終的にライブは大盛り上がりを見せてラストの曲に雪崩れ込んだ。
それにしてもこのバンドってこんな人気だったのか。対バンもなしで単独ライブをできてしまうほど集客できるなんて、なかなか凄いことだ。
最後の曲を終えると急いでステージ袖から控え室に捌ける。
「どうもありがとうっ!」
とMCが手を振りながら彼自身も捌けるのだが、むしろ観客を煽っているように見えた。
まぁそれもそのはずで、この人気バンドはプロでもないのに毎回アンコールを求められるそうで、最初からアンコールも予定に組み込まれていると言うのだ。
流石人気バンドだ。プロならまぁそれも普通だけど。
急いで控室に戻ると、バンドロゴの入ったTシャツに着替える。ステージ上は暑いし結構汗もかく。
曜ちゃんはそのままの衣装らしい。
このTシャツは物販で扱われてる物で、こうやってアンコール時に着用するのも販促の一環だそうだ。色々と考えているんだなぁ。
バラバラだった観客の拍手は、やがて手拍子へと変わる。アンコールを促す声も上がっている。
バンドメンバーはそれぞれ飲み物を飲んだり、汗を拭ったりして、アンコールに備える。
「最高の演奏でした! 今日はどうもありがとう。それじゃあアンコール、行きますか」
ボーカルの鈴木君に声をかけられて、僕たちは再びステージへと向かう。
それぞれのポジションに着くと、メンバー紹介が始まった。
「どうもありがとーっ! 今日一緒にやってくれたメンバーたちを紹介しますっ。ボーカルッ、神曜!」
曜ちゃんの名前にものすごい声援が上がる。やっぱり人気あるんだなぁ、曜ちゃん。人気バンドの人気ボーカリストだ。
「ギターッ、川上滋っ!」
ここでも盛り上がる。これ僕の紹介のところでみんなポカーンってならないだろうなぁ。若干心配だわ。
「キーボードッ、権藤晴人っ!」
またまた黄色い声援が。くそ、イケメンどもめが。爆発すればいいのに。
などとまた醜い嫉妬に塗れていると、僕らサポートメンバーの紹介が始まった。
「そして今回は、僕らの新しいアルバムに参加してもらったリズム隊に強力なサポートをしてもらいましたっ! 心から賛辞をっ! 最高にグルーヴィーなベースッ、光旗恩っ! 盛大な拍手を!」
おぉー、鈴木君の煽りが上手いからホントに盛大な拍手が起こっている。そして僕の番だ。
「そしてめっちゃクールでカッコいいリズムパターンを叩き出してくれたドラムスッ! オシャレ番長、楠木拓実っ!」
オシャレ番長!? いつ決まった、そんなの?
ってまぁいいか。お陰で僕にもめっちゃ拍手してもらえた。お、羽深さんが一際激しく拍手してくれてる。手、痛くないか? でも嬉しくてにやけちゃうけど。
「そっしてボーカル&MC、鈴木源っ!」
最後の鈴木君の紹介は曜ちゃんがした。会場は最高潮に盛り上がった。そして最後の曲はアップテンポでノリのいい曲で締める。
僕らが参加した新しいアルバムの収録曲ではなく、前に参考にもらっていた音源に含まれていた曲だ。
もちろんこのライブに向けて仕上げてある。
クリックがイヤモニから流れて始めるタイミングはみんな分かるようになっているのだが、盛り上げるために敢えてスティックを叩いてカウントを取る。
「1、2、3、4!」
曲終わり。テンポを落としながらタム回しやシンバル乱れ打ちみたいな終わり方のことを、かき回しと言うのだけど、かなりの盛り上がりだったので、ラストはちょっとしつこめにかき回して終わった。
メンバー全員がステージの一番前に出て並び、手を繋いでお辞儀した。最初端っこに並んだ僕とメグだが、なぜか中央へ追いやられて、僕は曜ちゃんの隣になった。当然彼女と手を繋ぐことになって、僕はちょっとドキドキしてしまう。
それと同時にこの後、告られるかもしれないことを意識してしまう。
お辞儀をして顔を上げる。みんな笑顔だ。
あ……一人だけほっぺを膨らます人と目が合ってしまった。羽深さん……。
なぜだか僕の背中に悪寒が走るのだった。
ライブの一曲目は、このシークェンスによるイントロの後九小節目の頭から一斉に演奏が始まる。イントロの間、僕は曜ちゃんのシルエットをぼんやりと眺めていた。
ライブの後の話って何の話だろうか。まぁ、今はそんなこと考えてる場合じゃないんだけど。だけど本番前にあんな事言われたら多少なりとも気になっちゃうってもんだ。
さてと、次の小節で始まる。集中しなくちゃ。
クラッシュシンバルと同時にステージの照明が明るくなり、スポットがボーカルの二人を浮かび上がらせる。
曲はBPM120の8ビートで軽快だ。強いて言えば昔のスプリームス(もしくはシュープリームス)っぽいモータウン*をベースにしているけど、今どきのエレクトリックな要素と組み合わせてちょっとおしゃれな曲調になっている。
僕はこの曲を演るときには、モータウンを代表するドラマーの一人であるユリエル・ジョーンズにでもなったような気分でドラムを叩く。メグは僕がそうすると分かっていたかのようにレコーディング時にチャック・レイニーばりのベーススタイルを準備していた。さすが小憎いくらいによく分かってる。
演者側からは観客席側も結構よく見えるものだ。ただ緊張していたり演奏に集中していたりで、必ずしも演者が観客席の一人一人をそんなにしっかりと見ているとは限らない。
僕の場合も観客全体をぼんやり視界に収めている感じだが、何か目立つ動きがあったり知り合いがいたりすると気付く。
というわけで、観客席の前から三列目。一際輝く愛しの羽深さんの姿を僕は早速見つけてしまった。
僕の演奏を見てくれてる。かと思いきや、視線の先にあるのはボーカルの曜ちゃんだ。まるで睨み付けるかのように曜ちゃんをガン見している。
怖い……怖いよ、羽深さん。どうも羽深さんの曜ちゃんに対する対抗意識が強いような気がする。
学園一美人の羽深さんとしては、隣校の美女である曜ちゃんに対してライバル心があるらしい。プライドというか執念というか、はたまた業の深さというのか、僕みたいな平凡な男には分からない何かがあるのだろうなぁ。
ていうかちょっとは僕のことも見てくれたらいいのに。ドラムってこういう時大抵は一番後ろで地味に演ってるから注目してもらえない楽器なんだよなぁ。
とまぁそんなことを考えているうちに、一曲はあっという間に終わってしまった。いかんいかん。THE TIMEに失礼だ。もっと演奏に集中しなくちゃ。羽深さんがどうしても気になっちゃうけど。何たって、ついさっきまでこの僕と学園一の美女の羽深さんはデートしてたんだぞ。
「こんばんはーっ! 今日はどうもありがとう! ザ・タイムですっ!」
MCはボーカルの鈴木君だ。顔だけでなく声までイケメンだ。本番前は結構緊張してる感じだったけど、なかなか堂に入った感じでMCを回している。
「それじゃあ次の曲です。The Cold Prince」
曲紹介と同時に黄色い歓声が上がる。イヤモニにクリックが流れてきて一斉に演奏が始まる。
会場内は文字通りすし詰め状態だ。羽深さんの周囲が女性ばかりだったらよかったんだけど、むさ苦しい野郎供もいる。羽深さんとの密着具合が気になる。って言うか腹立たしい。何なら僕があそこにいたかった。
それにしても羽深さん。僕を含めて他のメンバーは一切眼中にないのか、ひたすら曜ちゃんに釘付けだ。
そんな様子に僕はちょっと切ない気持ちになる。
あーぁ、曜ちゃんのことそんなに気になるの? そういやいっつも気にしてたもんなぁ。
曜ちゃんと言えば、この後話があるってモジモジしながら言われたところだ。
もしかして……もしかしてだけど、もしかしてだったらどうしよう……。
僕の想い人である羽深さんとは、最近はまぁまぁいい感じなんだよまぁ。今日なんてデートしちゃったし。とは言ったって、流石に恋人になんてなれないだろうけど。
そう思ったらこれまた切ない気持ちが込み上げてきた。羽深さんはきっといつまで経っても僕にとっては憧れの人に過ぎないんだろうな、きっと。羽深さんと付き合う人ってどんな奴なんだろうか。
まだ見ぬ野郎だが、なんか憎たらしくなってきた。
心なしかシンバルを叩く手に力がこもる。
もし、曜ちゃんから告白されちゃったら……?
あ、やべ。もう曲が終わるわ。しっかりしろよ、拓実。演奏に集中だ。羽深さんの方を見るのやめよう。演奏に集中できなくなる。
そこからは、余計なことを考えるのをやめて、演奏のことだけに集中した。
メグのベースはさりげなくゴーストノートが随所に散りばめられていて、グルーヴ感が素晴らしい。
つられるようにして、自ずと僕もゴーストノートが多くなる。
あ、ゴーストノートっていうのは、楽音になってないような音のことで、ベースだと極端にミュートされたブッっていうような短い音だ。ドラムだったらスネアで小さな音をダララッと裏に入れたり、フィルの頭に入れたりする。
実はこのゴーストノートってあんまり聞こえてない割にグルーヴを感じさせる上でとっても重要だったりする。
ライブが進むにつれて僕らの演奏も興が乗って息が合ってくる。気持ちの良い演奏が続き、他のパートとアイコンタクトが増える。
最終的にライブは大盛り上がりを見せてラストの曲に雪崩れ込んだ。
それにしてもこのバンドってこんな人気だったのか。対バンもなしで単独ライブをできてしまうほど集客できるなんて、なかなか凄いことだ。
最後の曲を終えると急いでステージ袖から控え室に捌ける。
「どうもありがとうっ!」
とMCが手を振りながら彼自身も捌けるのだが、むしろ観客を煽っているように見えた。
まぁそれもそのはずで、この人気バンドはプロでもないのに毎回アンコールを求められるそうで、最初からアンコールも予定に組み込まれていると言うのだ。
流石人気バンドだ。プロならまぁそれも普通だけど。
急いで控室に戻ると、バンドロゴの入ったTシャツに着替える。ステージ上は暑いし結構汗もかく。
曜ちゃんはそのままの衣装らしい。
このTシャツは物販で扱われてる物で、こうやってアンコール時に着用するのも販促の一環だそうだ。色々と考えているんだなぁ。
バラバラだった観客の拍手は、やがて手拍子へと変わる。アンコールを促す声も上がっている。
バンドメンバーはそれぞれ飲み物を飲んだり、汗を拭ったりして、アンコールに備える。
「最高の演奏でした! 今日はどうもありがとう。それじゃあアンコール、行きますか」
ボーカルの鈴木君に声をかけられて、僕たちは再びステージへと向かう。
それぞれのポジションに着くと、メンバー紹介が始まった。
「どうもありがとーっ! 今日一緒にやってくれたメンバーたちを紹介しますっ。ボーカルッ、神曜!」
曜ちゃんの名前にものすごい声援が上がる。やっぱり人気あるんだなぁ、曜ちゃん。人気バンドの人気ボーカリストだ。
「ギターッ、川上滋っ!」
ここでも盛り上がる。これ僕の紹介のところでみんなポカーンってならないだろうなぁ。若干心配だわ。
「キーボードッ、権藤晴人っ!」
またまた黄色い声援が。くそ、イケメンどもめが。爆発すればいいのに。
などとまた醜い嫉妬に塗れていると、僕らサポートメンバーの紹介が始まった。
「そして今回は、僕らの新しいアルバムに参加してもらったリズム隊に強力なサポートをしてもらいましたっ! 心から賛辞をっ! 最高にグルーヴィーなベースッ、光旗恩っ! 盛大な拍手を!」
おぉー、鈴木君の煽りが上手いからホントに盛大な拍手が起こっている。そして僕の番だ。
「そしてめっちゃクールでカッコいいリズムパターンを叩き出してくれたドラムスッ! オシャレ番長、楠木拓実っ!」
オシャレ番長!? いつ決まった、そんなの?
ってまぁいいか。お陰で僕にもめっちゃ拍手してもらえた。お、羽深さんが一際激しく拍手してくれてる。手、痛くないか? でも嬉しくてにやけちゃうけど。
「そっしてボーカル&MC、鈴木源っ!」
最後の鈴木君の紹介は曜ちゃんがした。会場は最高潮に盛り上がった。そして最後の曲はアップテンポでノリのいい曲で締める。
僕らが参加した新しいアルバムの収録曲ではなく、前に参考にもらっていた音源に含まれていた曲だ。
もちろんこのライブに向けて仕上げてある。
クリックがイヤモニから流れて始めるタイミングはみんな分かるようになっているのだが、盛り上げるために敢えてスティックを叩いてカウントを取る。
「1、2、3、4!」
曲終わり。テンポを落としながらタム回しやシンバル乱れ打ちみたいな終わり方のことを、かき回しと言うのだけど、かなりの盛り上がりだったので、ラストはちょっとしつこめにかき回して終わった。
メンバー全員がステージの一番前に出て並び、手を繋いでお辞儀した。最初端っこに並んだ僕とメグだが、なぜか中央へ追いやられて、僕は曜ちゃんの隣になった。当然彼女と手を繋ぐことになって、僕はちょっとドキドキしてしまう。
それと同時にこの後、告られるかもしれないことを意識してしまう。
お辞儀をして顔を上げる。みんな笑顔だ。
あ……一人だけほっぺを膨らます人と目が合ってしまった。羽深さん……。
なぜだか僕の背中に悪寒が走るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる