133 / 133
欄外編
131 おはよう、どうか良い夢を 【side セイ】
しおりを挟む
──深く、深く、深く。水の底に沈んでいた意識が浮上していく。私はゆっくりと目を開けた。
「あ、目が覚めたのね。よかった」
息がかかりそうなくらい近くに、焦がれてやまない女性の顔があった。目の前、そう目の前に。心配そうに私の顔を覗き込んでいる。
その表情に怯えはない。純粋に私を気遣う琥珀色の瞳が柔く揺れた。
(……夢、だったのか?)
見渡すと、そこは後宮の一室だった。私は椅子に座っており、目の前には魔術の教本。彼女に魔術制御を教えながらうたた寝してしまったらしかった。
テーブル脇に置かれたティーポットからは、夢と現実の境目のように、ゆらゆらと湯気が立ち上っている。
しばらく放心状態だったが、徐々に夢だったのだとわかり徐々に力が抜けていった。あまりにも生々しく、現実との境目がわからない世界だった。
(まだ…私は大切なものを失っていない)
堪えようとしても、駄目だった。安堵で目から涙がぼろぼろと零れていく。
驚きに目を見開いたシアの頬に手を伸ばすと、柔らかく、温かい。そのぬくもりの尊さを知り、次から次へと涙が溢れ止まらなかった。
花茶が注がれた椀の蓋を開け、湯の中で花がゆっくり開くさまを眺めているうちに、ようやく少し落ち着いてきた。
既に陽は落ちかけており、オレンジ色の光が窓から差し込んでいる。そろそろ戻らなくてはいけない時間だが、とてもそんな気にはなれなかった。
大の男が突然泣き出して驚いただろうに、シアは何も聞かず、私の気持ちが静まるのを待ってくれた。
「こんな話をして、驚くとは思いますが…どうか、聞いていただけませんか?」
ぽつり、ぽつり、と。
あれはただの夢だと、現実ではないと実感したくて憶えている限りのことを話す。全て話し終えるまでに時間がかかったが、シアは黙って話を聞いてくれた。
結婚したこと、嫉妬のあまり監禁して薬漬けにしたこと、最後にはシアがいなくなってしまったこと。口にするのも辛く、喉がひどく渇いた。話し終える頃には、重苦しい疲労感が全身を襲った。
黙り込んだ私を心配したのか、気づくと向かいに座っていたはずのシアがそばに立っていた。座ったまま、縋るように彼女の腰を攫い、無言でぎゅうと抱きしめる。
「……ひとりで抱え込んで辛かったね。もう大丈夫だからね。」
彼女は小さな子供にするように、よしよしと私の背中を撫でた。
ただの夢だ。現実ではない。なのに、なお現実めいた悪夢が頭から離れない。募る不安、狂気めいた束縛、そして…
まぎれもない、あれは、私が選んだかもしれないもう一つの未来だった。
一時の欲望で彼女を独占したら起こりえる悪夢のような結末。今の歪な関係性が、結果的にはいちばん平和で合理的だということを改めて思い知った。
私は現実のシアに尋ねたかった。
「もし……、私とあなたの婚姻が決まったと陛下に告げられたらどうしますか?」
「…それが決定であれば、承諾するかなあ。」
「本気ですか? だって私はあなたを壊してしまうかもしれないのに?」
「うーん、一度決まったことを覆すのも大変だし、アレクが決めたんだったら受け入れると思う。」
シアの答えは、あっけらかんとしたものだった。
本来であれば死ぬほどうれしい返事であると同時に、死ぬほど聞きたくなかった返事だった。
自分でもどちらの答えを望んでいたのかわからない。ただ、自分が考えるほど、彼女が深く考えてくれていないように感じて、憤りにも似たような理不尽な気持ちになる。
ぎゅっと、彼女を抱きしめる腕に力を籠めた。
「あなたは…たとえ不幸になるとわかっていても、陛下が決めたことであれば従うんですか?」
つい責めるような口調で問い詰めると、彼女は。抱きしめ返す腕に力を籠めた。
「そうじゃない。」
「だって夢で私はあなたを…。」
「そうじゃない、人間はシナリオ通り、都合よくは動かないから。たとえセイの夢の私たちが悲しい結末だったとしても、それは『結婚したから』とは違う。」
一瞬、何を言われているのかわからなかった。
「結婚と不幸に因果関係はないから。だから結婚しなくても不幸になるかもしれないし、結婚しても、ちゃんと幸せになる道はいくつもある。」
「しかし…きっと私は夢と同じようにあなたを疑って監禁してしまう。」
「もし閉じ込められても、きっと内緒でルーやアレクに泣きついてなんとかしてもらうと思うし。」
「……それは大変嫌なのですが。」
「そもそも複数のパートナーを認めているんだから、結婚した後も…他の男性と関係があっても問題ないんでしょ?」
「法的には問題ありませんが、私の気持ちが耐えられません。」
言葉で納得させることは難しいと思ったのか、シアは最後に思ってもないようなことを提案した。
「じゃあ、今夜は一緒に寝てみるのはどう? そうしたら次は違う結果になるかもしれない。」
それは子供じみた提案だったが、シアは本気だった。あっという間にアレクセイ陛下の許可を取り、夕食を食べた後、いそいそと眠る準備を始める。
「まさか本当に眠るだけなんですか?」
シアと一緒に夜を過ごせるのはありがたいが、さすがに今の精神状態では「ただ眠るだけ」では済みそうもない。不埒な気持ちにならないか不安だったが、恐ろしいことに寝台に入った途端、奈落に落ちていくように意識を手放した。
*****
「……どう? 寝た?」
音もなくやってきたアレクは、扉の向こうから小声で尋ねた。わたしは「しーっ」と人差し指を立てて口元にあてる。眠る間際に繋がれた手を慎重にほどき、隣でぐっすりと眠る相手を起こさないように、そろりとベッドを出た。
「睡眠薬って、こんなによく効くって知らなかった。すぐ寝ちゃった。」
「ごめん、ごたごた続きで無理させちゃった自覚はあるよ。」
ここ数週間、セイは多忙で睡眠時間を削って業務をおこなっていたそうだ。それにもかかわらず、わざわざ時間を捻出して私の勉強に付き合ってくれていたのかと思うと、申し訳ない気持ちになる。
「突然セイと一緒に寝たいなんて言うんだもん。何があったのかと思ったよ。」
さすがに夢の内容までは話さなかったが、彼が悪夢を見て落ち込んでいたことは相談してある。アレクはセイの食事に遅効性の睡眠薬を混ぜるよう指示し、今に至るというわけだ。
「セイってば、昔からそうなんだよね、悪いほうへ悪いほうへ考えちゃう。」
「わたしも同じだからわかるなあ。アレクはそういう風には考えないの?」
何気なく尋ねると、アレクは迷いなく答えた。
「考えないね。為政者が後ろ向きだと国が傾く。」
そう断言できる強さが、少しうらやましい。ポジティブ思考は訓練だと聞いたことがあるけれど、アレクの場合もそうなんだろう。
改めてアレクの顔を見ると、セイに負けず劣らず疲れているように見えた。最近少し王宮内がばたばたしているように感じるので、ひょっとしたら何か問題が起きているのかもしれない。
気にはなるが、今の自分は飾り物の側妃という中途半端な立場だ。だからあえて多忙の理由は尋ねなかった。
(それでも、夜くらいはゆっくり休ませてあげたいな)
わたしはアレクの手を引き隣の部屋へ連れていく。ここなら少し声を出してもセイは起きないだろう。そしてソファにアレクだけを座らせた。
「…えーっと? なに?」
なにをされるのか理解できないというように、アレクは戸惑いの視線を向けた。
質問には何も答えずにアレクの体をソファに押し倒した。顔色もよくないし、思った以上によれよれなことに本人は気づいていないらしい。セイが多忙というならば、アレクだって同じはずだ。なのにちゃんと毎日通ってきてくれて、何も言わないけれど大変だったんだろうと思う。
休んでほしいと小声で伝えると、にこりと最上の笑顔が返ってきた。
「ふふ、今眠ったら、君と結ばれる夢でも見れるかな?」
そんな軽口をこぼす相手を愛しく思いながら、そっと触れるだけのキスをした。
「あ、目が覚めたのね。よかった」
息がかかりそうなくらい近くに、焦がれてやまない女性の顔があった。目の前、そう目の前に。心配そうに私の顔を覗き込んでいる。
その表情に怯えはない。純粋に私を気遣う琥珀色の瞳が柔く揺れた。
(……夢、だったのか?)
見渡すと、そこは後宮の一室だった。私は椅子に座っており、目の前には魔術の教本。彼女に魔術制御を教えながらうたた寝してしまったらしかった。
テーブル脇に置かれたティーポットからは、夢と現実の境目のように、ゆらゆらと湯気が立ち上っている。
しばらく放心状態だったが、徐々に夢だったのだとわかり徐々に力が抜けていった。あまりにも生々しく、現実との境目がわからない世界だった。
(まだ…私は大切なものを失っていない)
堪えようとしても、駄目だった。安堵で目から涙がぼろぼろと零れていく。
驚きに目を見開いたシアの頬に手を伸ばすと、柔らかく、温かい。そのぬくもりの尊さを知り、次から次へと涙が溢れ止まらなかった。
花茶が注がれた椀の蓋を開け、湯の中で花がゆっくり開くさまを眺めているうちに、ようやく少し落ち着いてきた。
既に陽は落ちかけており、オレンジ色の光が窓から差し込んでいる。そろそろ戻らなくてはいけない時間だが、とてもそんな気にはなれなかった。
大の男が突然泣き出して驚いただろうに、シアは何も聞かず、私の気持ちが静まるのを待ってくれた。
「こんな話をして、驚くとは思いますが…どうか、聞いていただけませんか?」
ぽつり、ぽつり、と。
あれはただの夢だと、現実ではないと実感したくて憶えている限りのことを話す。全て話し終えるまでに時間がかかったが、シアは黙って話を聞いてくれた。
結婚したこと、嫉妬のあまり監禁して薬漬けにしたこと、最後にはシアがいなくなってしまったこと。口にするのも辛く、喉がひどく渇いた。話し終える頃には、重苦しい疲労感が全身を襲った。
黙り込んだ私を心配したのか、気づくと向かいに座っていたはずのシアがそばに立っていた。座ったまま、縋るように彼女の腰を攫い、無言でぎゅうと抱きしめる。
「……ひとりで抱え込んで辛かったね。もう大丈夫だからね。」
彼女は小さな子供にするように、よしよしと私の背中を撫でた。
ただの夢だ。現実ではない。なのに、なお現実めいた悪夢が頭から離れない。募る不安、狂気めいた束縛、そして…
まぎれもない、あれは、私が選んだかもしれないもう一つの未来だった。
一時の欲望で彼女を独占したら起こりえる悪夢のような結末。今の歪な関係性が、結果的にはいちばん平和で合理的だということを改めて思い知った。
私は現実のシアに尋ねたかった。
「もし……、私とあなたの婚姻が決まったと陛下に告げられたらどうしますか?」
「…それが決定であれば、承諾するかなあ。」
「本気ですか? だって私はあなたを壊してしまうかもしれないのに?」
「うーん、一度決まったことを覆すのも大変だし、アレクが決めたんだったら受け入れると思う。」
シアの答えは、あっけらかんとしたものだった。
本来であれば死ぬほどうれしい返事であると同時に、死ぬほど聞きたくなかった返事だった。
自分でもどちらの答えを望んでいたのかわからない。ただ、自分が考えるほど、彼女が深く考えてくれていないように感じて、憤りにも似たような理不尽な気持ちになる。
ぎゅっと、彼女を抱きしめる腕に力を籠めた。
「あなたは…たとえ不幸になるとわかっていても、陛下が決めたことであれば従うんですか?」
つい責めるような口調で問い詰めると、彼女は。抱きしめ返す腕に力を籠めた。
「そうじゃない。」
「だって夢で私はあなたを…。」
「そうじゃない、人間はシナリオ通り、都合よくは動かないから。たとえセイの夢の私たちが悲しい結末だったとしても、それは『結婚したから』とは違う。」
一瞬、何を言われているのかわからなかった。
「結婚と不幸に因果関係はないから。だから結婚しなくても不幸になるかもしれないし、結婚しても、ちゃんと幸せになる道はいくつもある。」
「しかし…きっと私は夢と同じようにあなたを疑って監禁してしまう。」
「もし閉じ込められても、きっと内緒でルーやアレクに泣きついてなんとかしてもらうと思うし。」
「……それは大変嫌なのですが。」
「そもそも複数のパートナーを認めているんだから、結婚した後も…他の男性と関係があっても問題ないんでしょ?」
「法的には問題ありませんが、私の気持ちが耐えられません。」
言葉で納得させることは難しいと思ったのか、シアは最後に思ってもないようなことを提案した。
「じゃあ、今夜は一緒に寝てみるのはどう? そうしたら次は違う結果になるかもしれない。」
それは子供じみた提案だったが、シアは本気だった。あっという間にアレクセイ陛下の許可を取り、夕食を食べた後、いそいそと眠る準備を始める。
「まさか本当に眠るだけなんですか?」
シアと一緒に夜を過ごせるのはありがたいが、さすがに今の精神状態では「ただ眠るだけ」では済みそうもない。不埒な気持ちにならないか不安だったが、恐ろしいことに寝台に入った途端、奈落に落ちていくように意識を手放した。
*****
「……どう? 寝た?」
音もなくやってきたアレクは、扉の向こうから小声で尋ねた。わたしは「しーっ」と人差し指を立てて口元にあてる。眠る間際に繋がれた手を慎重にほどき、隣でぐっすりと眠る相手を起こさないように、そろりとベッドを出た。
「睡眠薬って、こんなによく効くって知らなかった。すぐ寝ちゃった。」
「ごめん、ごたごた続きで無理させちゃった自覚はあるよ。」
ここ数週間、セイは多忙で睡眠時間を削って業務をおこなっていたそうだ。それにもかかわらず、わざわざ時間を捻出して私の勉強に付き合ってくれていたのかと思うと、申し訳ない気持ちになる。
「突然セイと一緒に寝たいなんて言うんだもん。何があったのかと思ったよ。」
さすがに夢の内容までは話さなかったが、彼が悪夢を見て落ち込んでいたことは相談してある。アレクはセイの食事に遅効性の睡眠薬を混ぜるよう指示し、今に至るというわけだ。
「セイってば、昔からそうなんだよね、悪いほうへ悪いほうへ考えちゃう。」
「わたしも同じだからわかるなあ。アレクはそういう風には考えないの?」
何気なく尋ねると、アレクは迷いなく答えた。
「考えないね。為政者が後ろ向きだと国が傾く。」
そう断言できる強さが、少しうらやましい。ポジティブ思考は訓練だと聞いたことがあるけれど、アレクの場合もそうなんだろう。
改めてアレクの顔を見ると、セイに負けず劣らず疲れているように見えた。最近少し王宮内がばたばたしているように感じるので、ひょっとしたら何か問題が起きているのかもしれない。
気にはなるが、今の自分は飾り物の側妃という中途半端な立場だ。だからあえて多忙の理由は尋ねなかった。
(それでも、夜くらいはゆっくり休ませてあげたいな)
わたしはアレクの手を引き隣の部屋へ連れていく。ここなら少し声を出してもセイは起きないだろう。そしてソファにアレクだけを座らせた。
「…えーっと? なに?」
なにをされるのか理解できないというように、アレクは戸惑いの視線を向けた。
質問には何も答えずにアレクの体をソファに押し倒した。顔色もよくないし、思った以上によれよれなことに本人は気づいていないらしい。セイが多忙というならば、アレクだって同じはずだ。なのにちゃんと毎日通ってきてくれて、何も言わないけれど大変だったんだろうと思う。
休んでほしいと小声で伝えると、にこりと最上の笑顔が返ってきた。
「ふふ、今眠ったら、君と結ばれる夢でも見れるかな?」
そんな軽口をこぼす相手を愛しく思いながら、そっと触れるだけのキスをした。
0
お気に入りに追加
290
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
男女比がおかしい世界にオタクが放り込まれました
かたつむり
恋愛
主人公の本条 まつりはある日目覚めたら男女比が40:1の世界に転生してしまっていた。
「日本」とは似てるようで違う世界。なんてったって私の推しキャラが存在してない。生きていけるのか????私。無理じゃね?
周りの溺愛具合にちょっぴり引きつつ、なんだかんだで楽しく過ごしたが、高校に入学するとそこには前世の推しキャラそっくりの男の子。まじかよやったぜ。
※この作品の人物および設定は完全フィクションです
※特に内容に影響が無ければサイレント編集しています。
※一応短編にはしていますがノープランなのでどうなるかわかりません。(2021/8/16 長編に変更しました。)
※処女作ですのでご指摘等頂けると幸いです。
※作者の好みで出来ておりますのでご都合展開しかないと思われます。ご了承下さい。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
異世界の学園で愛され姫として王子たちから(性的に)溺愛されました
空廻ロジカ
恋愛
「あぁ、イケメンたちに愛されて、蕩けるようなエッチがしたいよぉ……っ!」
――櫟《いちい》亜莉紗《ありさ》・18歳。TL《ティーンズラブ》コミックを愛好する彼女が好むのは、逆ハーレムと言われるジャンル。
今夜もTLコミックを読んではひとりエッチに励んでいた亜莉紗がイッた、その瞬間。窓の外で流星群が降り注ぎ、視界が真っ白に染まって……
気が付いたらイケメン王子と裸で同衾してるって、どういうこと? さらに三人のタイプの違うイケメンが現れて、亜莉紗を「姫」と呼び、愛を捧げてきて……!?
【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました
indi子/金色魚々子
恋愛
――優しげな王子と強引な王子、世継ぎを残すために、今宵も二人の王子に淫らに愛されます。
逢坂美咲(おうさか みさき)は、恋愛経験が一切ないもてない女=喪女。
一人で過ごす事が決定しているクリスマスの夜、バイト先の本屋で万引き犯を追いかけている時に階段で足を滑らせて落ちていってしまう。
しかし、気が付いた時……美咲がいたのは、なんと異世界の魔王城!?
そこで、魔王の息子である二人の王子の『花嫁』として召喚されたと告げられて……?
元の世界に帰るためには、その二人の王子、ミハイルとアレクセイどちらかの子どもを産むことが交換条件に!
もてない女ミサキの、甘くとろける淫らな魔王城ライフ、無事?開幕!
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
転生お姫様の困ったお家事情
meimei
恋愛
前世は地球の日本国、念願の大学に入れてとても充実した日を送っていたのに、目が覚めたら
異世界のお姫様に転生していたみたい…。
しかも……この世界、 近親婚当たり前。
え!成人は15歳なの!?私あと数日で成人じゃない?!姫に生まれたら兄弟に嫁ぐ事が慣習ってなに?!
主人公の姫 ララマリーアが兄弟達に囲い込まれているのに奮闘する話です。
男女比率がおかしい世界
男100人生まれたら女が1人生まれるくらいの
比率です。
作者の妄想による、想像の産物です。
登場する人物、物、食べ物、全ての物が
フィクションであり、作者のご都合主義なので
宜しくお願い致します。
Hなシーンなどには*Rをつけます。
苦手な方は回避してくださいm(_ _)m
エールありがとうございます!!
励みになります(*^^*)
私の愛する夫たちへ
エトカ
恋愛
日高真希(ひだかまき)は、両親の墓参りの帰りに見知らぬ世界に迷い込んでしまう。そこは女児ばかりが命を落とす病が蔓延する世界だった。そのため男女の比率は崩壊し、生き残った女性たちは複数の夫を持たねばならなかった。真希は一妻多夫制度に戸惑いを隠せない。そんな彼女が男たちに愛され、幸せになっていく物語。
*Rシーンは予告なく入ります。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる