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12月 健太郎は人を愛せない
1 お泊りデート
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「けんたろー、最近、デートしてないじゃない、今度の土曜日、水族館に行こうよ。で、クリスマスはけんたろーのお家にお泊りね」
おい、完ロリ! 紛らわしい表現はやめろ。俺を社会的に殺す気か。あくまでお前の保護者代わりで遊びに連れて行っているだけだ。それを、この、公衆の面前で、ご学友のたむろする六年一組の教室で、大声で話すな。そもそも、席となりじゃねえかよ。何故、教壇の前から俺の座る一番後ろの席に向かって声を張り上げている。周りのご学友の動きが一瞬、固まったぞ。それに、お泊りなんてさせるわけ、ねえじゃねかよ、ふざけんな!
自称、俺の彼女が吠えているのを横目に俺は、校庭の中休みの風景に目を移した。
おい、完ロリ! 紛らわしい表現はやめろ。俺を社会的に殺す気か。あくまでお前の保護者代わりで遊びに連れて行っているだけだ。それを、この、公衆の面前で、ご学友のたむろする六年一組の教室で、大声で話すな。そもそも、席となりじゃねえかよ。何故、教壇の前から俺の座る一番後ろの席に向かって声を張り上げている。周りのご学友の動きが一瞬、固まったぞ。それに、お泊りなんてさせるわけ、ねえじゃねかよ、ふざけんな!
自称、俺の彼女が吠えているのを横目に俺は、校庭の中休みの風景に目を移した。
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