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番外編
【書籍化記念番外編】ある夜のこと
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『ブリジット、おいで』
ラファエルに手を引かれる。
エルランジェ邸にいたはずなのに、気付けば、わたしたちは宿屋『満月』にいた。
三番の小屋の、奥の部屋に入る。
その中ではラファエルがカロリーヌ様に馬乗りになり、首を絞めていた。
隣には、わたしの手を握ったラファエルがいる。
同じ人物が二人も存在するなんてあり得ないのに、わたしはそれを疑問に思うこともなく、目の前の光景に釘付けになっていた。
カロリーヌ様は必死の抵抗をするが、ラファエルはびくともしない。
止めに入りたいのに、喉も、足も動かない。
ただただ、荒い呼吸を繰り返すことしかできなかった。
恐る恐る、隣のラファエルを見上げる。
彼は、よく知っている優しい笑みを浮かべて、わたしの頭を撫でた。
その手がするりと下に向かい、わたしの首を包む。
視界の端で、カロリーヌ様の手足がぱたりと床に落ち、動かなくなった。
『次は、君だね――』
「ブリジット!」
ラファエルの唇がわたしの名前を呼ぶように動くのと同時に、まったく別の人の声が聞こえた。
その声に引き上げられるように、意識が浮上して――
◇
「っ、はあっ……! はあっ……!」
まるで、海から救助されたような感覚だった。
起き上がり、身体が震える中、必死に呼吸をする。
冷や汗をかいていて、髪が頬や首筋に張り付いていた。
「大丈夫か?」
顔を上げると、ベルナールがいた。眉尻を下げて、心配そうな表情をしている。
その後ろではランプが灯されていて、シュヴァリエ邸の寝室が広がっていた。
少しずつ、意識が悪夢から現実に戻ってくる。
そうだ。わたしは無事、ラファエルと離婚して、ベルナールと再婚したのだ。
もう、シュヴァリエ領に帰ってきて二ヶ月ほど経つ。
ばくばくと暴れていた心臓が、次第に元のリズムへと近づいていった。
「ごめん……起こしちゃった?」
「ああ。すごいうなされていたぞ」
「……ごめん」
ベルナールが、そっと抱き締めてくれる。
彼の体温と香りに包まれて、肩の力が抜けていった。
「怖い夢でも見たのか?」
「うん……」
ラファエルの夢を見たなんて言ったら、ベルナールは嫌がるかな、と思って話すか迷う。
でも、夢の内容を話すと正夢にならないという迷信を思い出して、口を開いた。
それに、きっとベルナールなら受け止めてくれるだろう。
「その……ラファエルが、カロリーヌ様の首を絞めたところを見てからね、たまに……夢に見ちゃうの。最近は、なかったんだけど……」
ラファエルの夢を見てうなされることは、彼の不貞を知ったあの夜以降、時々あった。
エルランジェにいた頃はラファエルが宥めてくれて、あの家から離れてベルナールと再婚するまでの間は、明け方まで一人で恐怖に耐えていたものだ。
再婚してからは、見なくなったのに。
まだ彼に囚われているようで、嫌になる。
もちろん、あれほど衝撃的なことがあったのだから、さっぱり忘れることはできないだろう、とは思うけれど。
ベルナールはわたしを抱き締めながら、背中をさすってくれた。
そして、わたしの頭に頬を寄せてささやく。
「そうか……怖かったな。もう、大丈夫だから。ここはシュヴァリエだし、みんなも、俺もいる」
「うん……」
ベルナールのぬくもりに、ほっと息をついた。
もう、ラファエルにとって、わたしは特別でもなんでもない。
そう本人が言っていたし、わたしへの表情や声色を思い出せば、それは本当のことだろう。
わたしに執着もしていなければ、カロリーヌ様に向けていたような激情もない。
頭ではそう分かっているし、こちらに帰ってきてからは、彼のことを思い出さないことの方が多い。
でも、ふとした時にこうして思い出すと、あの頃の恐怖が蘇る。
冷静になった今思えば、怖いと思いながらも、彼とやり直そうと過ごしていた時期があったことが信じられないくらいだ。
あまりの恐怖と衝撃で、おかしくなっていたのだと分かる。
もうあの頃と違う――新しい人生を歩んでいることを確認したくなって、顔を上げてベルナールを見つめた。
「ん? どうした?」
首を傾げて、不思議そうにわたしを見つめ返す。
一見、昔と変わらない表情だけれど、以前にはなかった甘さというか……少し違う雰囲気があって、それがなんともくすぐったい。
どうして、昔のわたしはベルナールを男性として意識していなかったのだろう、と不思議に思う。
ベルナールも自分の気持ちを隠そうとしてくれていたようだし……わたしもラファエルがいたから、婚約者だった彼以外を男性として見るという意識がまったくなかったせいだろう、とは思うけれど。
見すぎたのか、ベルナールが恥ずかしそうに視線を逸らす。
可愛らしい反応に、笑みが溢れた。
悪夢と過去に引き摺られていた気持ちが、現在に戻ってくる。
「ううん、なんでもない。顔が見たくなっただけ」
「……かわいいやつ」
ベルナールはどこか拗ねたように言うと、その声色とは裏腹に、優しくキスをしてくれる。
わたしもそれに応えて、何度か唇を触れ合わせた。
「ん……」
どきどきと心地良さに、なんだかふわふわとした気分になる。
キスが終わって、気恥ずかしさにはにかんだ。
汗で張り付いた髪を、頬を赤くしたベルナールがそっと除けてくれる。
不快感が減るのと同時に、汗に濡れた肌が空気に晒されて少し寒い。
「汗、拭くか。あと……ホットミルクでも飲むか? 温かくしよう」
「うん……そうする」
「じゃあ、侍女に言ってくる」
「あっ……ま、待って」
ベルナールの服の裾を掴む。
「一緒に行く。……一人になりたくないの」
「……分かった。風邪ひかないようにしないとな」
ベルナールは微笑むとわたしにガウンを着せてくれて、一緒に夜番の侍従たちの待機室に向かった。
暗い廊下はそれだけで少し怖い雰囲気があったけれど、ベルナールがしっかりと腰を抱いてくれたから、安心して歩くことができた。
待機室にいた侍女に、お湯とホットミルクを頼む。
それから二人で寝室で待っていると、侍従が湯を入れた桶を持ってきてくれてので、全身を拭いてもらう。
終わって、外で待ってくれていたベルナールが戻ってくると、その手にはカップを二つ乗せたトレイがあった。
「少し前にもらったから、ちょうど良い温度になってると思うぞ」
「ありがとう」
差し出されたカップを受け取って、恐る恐る口をつける。猫舌なので、熱すぎると飲めないのだ。
ベルナールが言っていたとおりちょうど良い温度で、ぬっくり飲んでいく。
隣で、ベルナールももう一つのホットミルクを飲んでいた。
飲み終わってカップを渡すと、サイドテーブルに置いてくれる。
「どうだ? 眠れそうか? 難しいなら、朝まで付き合うぞ」
「……大丈夫だと思う。でも……くっついてもいい? ベルナールが寝づらくなっちゃうなら、大丈夫なんだけど……」
ベルナールは目を見開いて顔を真っ赤にし、しばらく黙り込んだ。
そして、わたしを引き寄せてベッドに寝転ぶ。
「いっ……いいに、決まってんだろ……」
口調こそぶっきらぼうだけれど、照れているからそういう言い方になったのだろうな、というのが丸分かりだった。
優しくて、わたしのことを好きでいてくれて。
こういう、素直じゃないのに気持ちが溢れているベルナールを見ると、切ないほどに胸がきゅんきゅんする。
「ありがとう」
厚い胸板に頬を擦り寄せると、背中を撫でられる。
どきどきすると同時に、安心した。
結婚当初はその手つきもたどたどしかったけど、今はもう、ぎこちなさは一切ない。
こうして、ベルナールといるのが当たり前になっていくのを感じると、体の内をくすぐられるようなむず痒さがあった。
彼の気持ちも知らず、わたしの想いが生まれることもなく、ただの友人として、死ぬまで過ごしていたかもしれない……そんなあったかもしれない未来を想像して、縋るように抱きつく。
もう、今となってはベルナールがいない人生なんて考えられない。
それでも、こうはならなかった可能性も十分にあったと思うと、今のこの日常が、とても尊いことだと実感する。
もっと、ベルナールのことを感じたい。
そう思いながら顔上げると、わたしを見つめていた彼の優しい瞳と目が合う。
そして、甘い口付けが降ってきた。
何度か、ゆっくりと、優しく唇を合わせる。
そうしているとなんだか安心して、身体の力が抜ける。瞼が重くなってきた。
「おやすみ、ブリジット」
ベルナールの声と共に額に柔らかいものが触れて、わたしは眠りに落ちていった。
ーーーーーーーーーーーー
以下、お知らせです
タイトルのとおり、このたび、今作を書籍化していただけることとなりました!
以下レーベルサイトさまに掲載されている情報です。
≪ タイトル ≫
わたしを抱いたことのない夫が他の女性を抱いていました、もう夫婦ではいられません
≪ 出版社 レーベル ≫
アルファポリス ノーチェブックスさま
≪ イラストレーター ≫
伏見塚つづ先生
≪ 出荷予定日 ≫
2025年4月7日頃
(実際に書店に並ぶのは1~3日後です)
となります。
それに伴い、本作の本編は出荷日に書籍の内容に差し替えし、レンタル版へと移行します。
こちらの番外編は無料のままお楽しみいただけます。
本作の書籍化が決まりましたのは、今まで読んでくださった皆さまのおかげです。
ありがとうございました!
ラファエルに手を引かれる。
エルランジェ邸にいたはずなのに、気付けば、わたしたちは宿屋『満月』にいた。
三番の小屋の、奥の部屋に入る。
その中ではラファエルがカロリーヌ様に馬乗りになり、首を絞めていた。
隣には、わたしの手を握ったラファエルがいる。
同じ人物が二人も存在するなんてあり得ないのに、わたしはそれを疑問に思うこともなく、目の前の光景に釘付けになっていた。
カロリーヌ様は必死の抵抗をするが、ラファエルはびくともしない。
止めに入りたいのに、喉も、足も動かない。
ただただ、荒い呼吸を繰り返すことしかできなかった。
恐る恐る、隣のラファエルを見上げる。
彼は、よく知っている優しい笑みを浮かべて、わたしの頭を撫でた。
その手がするりと下に向かい、わたしの首を包む。
視界の端で、カロリーヌ様の手足がぱたりと床に落ち、動かなくなった。
『次は、君だね――』
「ブリジット!」
ラファエルの唇がわたしの名前を呼ぶように動くのと同時に、まったく別の人の声が聞こえた。
その声に引き上げられるように、意識が浮上して――
◇
「っ、はあっ……! はあっ……!」
まるで、海から救助されたような感覚だった。
起き上がり、身体が震える中、必死に呼吸をする。
冷や汗をかいていて、髪が頬や首筋に張り付いていた。
「大丈夫か?」
顔を上げると、ベルナールがいた。眉尻を下げて、心配そうな表情をしている。
その後ろではランプが灯されていて、シュヴァリエ邸の寝室が広がっていた。
少しずつ、意識が悪夢から現実に戻ってくる。
そうだ。わたしは無事、ラファエルと離婚して、ベルナールと再婚したのだ。
もう、シュヴァリエ領に帰ってきて二ヶ月ほど経つ。
ばくばくと暴れていた心臓が、次第に元のリズムへと近づいていった。
「ごめん……起こしちゃった?」
「ああ。すごいうなされていたぞ」
「……ごめん」
ベルナールが、そっと抱き締めてくれる。
彼の体温と香りに包まれて、肩の力が抜けていった。
「怖い夢でも見たのか?」
「うん……」
ラファエルの夢を見たなんて言ったら、ベルナールは嫌がるかな、と思って話すか迷う。
でも、夢の内容を話すと正夢にならないという迷信を思い出して、口を開いた。
それに、きっとベルナールなら受け止めてくれるだろう。
「その……ラファエルが、カロリーヌ様の首を絞めたところを見てからね、たまに……夢に見ちゃうの。最近は、なかったんだけど……」
ラファエルの夢を見てうなされることは、彼の不貞を知ったあの夜以降、時々あった。
エルランジェにいた頃はラファエルが宥めてくれて、あの家から離れてベルナールと再婚するまでの間は、明け方まで一人で恐怖に耐えていたものだ。
再婚してからは、見なくなったのに。
まだ彼に囚われているようで、嫌になる。
もちろん、あれほど衝撃的なことがあったのだから、さっぱり忘れることはできないだろう、とは思うけれど。
ベルナールはわたしを抱き締めながら、背中をさすってくれた。
そして、わたしの頭に頬を寄せてささやく。
「そうか……怖かったな。もう、大丈夫だから。ここはシュヴァリエだし、みんなも、俺もいる」
「うん……」
ベルナールのぬくもりに、ほっと息をついた。
もう、ラファエルにとって、わたしは特別でもなんでもない。
そう本人が言っていたし、わたしへの表情や声色を思い出せば、それは本当のことだろう。
わたしに執着もしていなければ、カロリーヌ様に向けていたような激情もない。
頭ではそう分かっているし、こちらに帰ってきてからは、彼のことを思い出さないことの方が多い。
でも、ふとした時にこうして思い出すと、あの頃の恐怖が蘇る。
冷静になった今思えば、怖いと思いながらも、彼とやり直そうと過ごしていた時期があったことが信じられないくらいだ。
あまりの恐怖と衝撃で、おかしくなっていたのだと分かる。
もうあの頃と違う――新しい人生を歩んでいることを確認したくなって、顔を上げてベルナールを見つめた。
「ん? どうした?」
首を傾げて、不思議そうにわたしを見つめ返す。
一見、昔と変わらない表情だけれど、以前にはなかった甘さというか……少し違う雰囲気があって、それがなんともくすぐったい。
どうして、昔のわたしはベルナールを男性として意識していなかったのだろう、と不思議に思う。
ベルナールも自分の気持ちを隠そうとしてくれていたようだし……わたしもラファエルがいたから、婚約者だった彼以外を男性として見るという意識がまったくなかったせいだろう、とは思うけれど。
見すぎたのか、ベルナールが恥ずかしそうに視線を逸らす。
可愛らしい反応に、笑みが溢れた。
悪夢と過去に引き摺られていた気持ちが、現在に戻ってくる。
「ううん、なんでもない。顔が見たくなっただけ」
「……かわいいやつ」
ベルナールはどこか拗ねたように言うと、その声色とは裏腹に、優しくキスをしてくれる。
わたしもそれに応えて、何度か唇を触れ合わせた。
「ん……」
どきどきと心地良さに、なんだかふわふわとした気分になる。
キスが終わって、気恥ずかしさにはにかんだ。
汗で張り付いた髪を、頬を赤くしたベルナールがそっと除けてくれる。
不快感が減るのと同時に、汗に濡れた肌が空気に晒されて少し寒い。
「汗、拭くか。あと……ホットミルクでも飲むか? 温かくしよう」
「うん……そうする」
「じゃあ、侍女に言ってくる」
「あっ……ま、待って」
ベルナールの服の裾を掴む。
「一緒に行く。……一人になりたくないの」
「……分かった。風邪ひかないようにしないとな」
ベルナールは微笑むとわたしにガウンを着せてくれて、一緒に夜番の侍従たちの待機室に向かった。
暗い廊下はそれだけで少し怖い雰囲気があったけれど、ベルナールがしっかりと腰を抱いてくれたから、安心して歩くことができた。
待機室にいた侍女に、お湯とホットミルクを頼む。
それから二人で寝室で待っていると、侍従が湯を入れた桶を持ってきてくれてので、全身を拭いてもらう。
終わって、外で待ってくれていたベルナールが戻ってくると、その手にはカップを二つ乗せたトレイがあった。
「少し前にもらったから、ちょうど良い温度になってると思うぞ」
「ありがとう」
差し出されたカップを受け取って、恐る恐る口をつける。猫舌なので、熱すぎると飲めないのだ。
ベルナールが言っていたとおりちょうど良い温度で、ぬっくり飲んでいく。
隣で、ベルナールももう一つのホットミルクを飲んでいた。
飲み終わってカップを渡すと、サイドテーブルに置いてくれる。
「どうだ? 眠れそうか? 難しいなら、朝まで付き合うぞ」
「……大丈夫だと思う。でも……くっついてもいい? ベルナールが寝づらくなっちゃうなら、大丈夫なんだけど……」
ベルナールは目を見開いて顔を真っ赤にし、しばらく黙り込んだ。
そして、わたしを引き寄せてベッドに寝転ぶ。
「いっ……いいに、決まってんだろ……」
口調こそぶっきらぼうだけれど、照れているからそういう言い方になったのだろうな、というのが丸分かりだった。
優しくて、わたしのことを好きでいてくれて。
こういう、素直じゃないのに気持ちが溢れているベルナールを見ると、切ないほどに胸がきゅんきゅんする。
「ありがとう」
厚い胸板に頬を擦り寄せると、背中を撫でられる。
どきどきすると同時に、安心した。
結婚当初はその手つきもたどたどしかったけど、今はもう、ぎこちなさは一切ない。
こうして、ベルナールといるのが当たり前になっていくのを感じると、体の内をくすぐられるようなむず痒さがあった。
彼の気持ちも知らず、わたしの想いが生まれることもなく、ただの友人として、死ぬまで過ごしていたかもしれない……そんなあったかもしれない未来を想像して、縋るように抱きつく。
もう、今となってはベルナールがいない人生なんて考えられない。
それでも、こうはならなかった可能性も十分にあったと思うと、今のこの日常が、とても尊いことだと実感する。
もっと、ベルナールのことを感じたい。
そう思いながら顔上げると、わたしを見つめていた彼の優しい瞳と目が合う。
そして、甘い口付けが降ってきた。
何度か、ゆっくりと、優しく唇を合わせる。
そうしているとなんだか安心して、身体の力が抜ける。瞼が重くなってきた。
「おやすみ、ブリジット」
ベルナールの声と共に額に柔らかいものが触れて、わたしは眠りに落ちていった。
ーーーーーーーーーーーー
以下、お知らせです
タイトルのとおり、このたび、今作を書籍化していただけることとなりました!
以下レーベルサイトさまに掲載されている情報です。
≪ タイトル ≫
わたしを抱いたことのない夫が他の女性を抱いていました、もう夫婦ではいられません
≪ 出版社 レーベル ≫
アルファポリス ノーチェブックスさま
≪ イラストレーター ≫
伏見塚つづ先生
≪ 出荷予定日 ≫
2025年4月7日頃
(実際に書店に並ぶのは1~3日後です)
となります。
それに伴い、本作の本編は出荷日に書籍の内容に差し替えし、レンタル版へと移行します。
こちらの番外編は無料のままお楽しみいただけます。
本作の書籍化が決まりましたのは、今まで読んでくださった皆さまのおかげです。
ありがとうございました!
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HIROさん、連載中はお世話になりました!
お祝いのお言葉ありがとうございます〜!
rujinさん、お祝いのお言葉ありがとうございます!
ラファエルに(不貞や暴行の現場を見ても彼を信じてしまうくらいに)がっつり取り込まれているブリジットが、ベルナールのおかげで目を覚まして逃げる話なので、まあ、そうなのかもしれません笑
頭おかしい人とその被害者をTLの範囲内でがっつり書いたつもりなので、背筋が寒くなるような感覚を持っていただけたのでしたら、作者冥利に尽きます。
またこういったテイストのお話を書くかは分かりませんが、何かしらお付き合いいただけますと幸いです!
感想ありがとうございました!
書籍化、おめでとうございます🎊
しおんさん
お祝いのお言葉ありがとうございます〜!!