異世界召喚されたと思ったら何故か神界にいて神になりました

璃音

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第二章 リーリスト王国編

26.武器屋

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 優とユーナスは屋台で買った食べ物を食べながら優が教えて貰った武具屋までいった。武器屋の場所はどうやら大通から少し離れ人通りがそんなに多くない場所にあるらしく武器屋に着く頃には人が全くいなかった。

 教えて貰った武器屋に着いたので中に入る時に誰もいなかった。

「すいませーん」

「はいよー」

 奥の方から声が聞こえガタイのいいおっちゃんがやってきた。

「らっしゃい」

「武器を売りに来たんだが」

「どんな武器だ?」

「盗賊達が持ってた武器なんだが大丈夫か?」

「おう!大丈夫だぞ!それでその武器は?」

「今から出すからちょっと待ってくれ」

 優は異空間ボックスから大量の武器を取り出しカウンターに置いた。

「お前さんアイテムボックス持ちなのか。それにしてもかなりあるな。少し時間がかかるがいいか?」

「あぁこの店の武器を見てるから大丈夫だ」

「そうか!なら少し待っててくれ」

 武器屋のおっちゃんは武器を持って奥にいった。ただ1回で持ち運びが出来ないほどの量があったので何度か行き来をしていた。
優とユーナスは2人で何か掘り出し物がないか店の中にある武器を見て回っていた。

それにしても色々な武器が置いてあるな。何か面白い武器はねーかな。お?
 
暫く見ていると何故か少し気になる武器を見つけたので鑑定をしてみることにした。

聖剣
素材:不明
属性:火 水 風 光 雷
スキル:ステータスup 浄化 自動回復 成長速度 魔力消費低下 斬撃 

なんで、こんな所に聖剣があるんだか。後で聞いてみるか。

 その後は聖剣以外は特に掘り出し物は見つからなかった。

「そう言えば、ユーナスって武器とか使わなくていいのか?」

「うーん、生まれてから今まで1回も使ったこと無いのよね」

「そうなのか。なら別に武器はいいか?」

「うん。なくても大丈夫」

「あ、それなら、後で指輪に新しく魔法を付与するから貸してくれ」

「わかった」

 ユーナスと会話をしていると店の奥から査定が終わったのかおっちゃんが袋を持って出てきた。

「おう、待たせたな。合計で金貨25枚と銀貨4枚だ」

「結構な金額になったな」

「そりゃあれだけあればこの位はいくさ」

「そんなもんか。あ、ちょっといいか?」

「おう、なんだ?」

「あそこにある武器が気になってたんだが」

「おー、お前さん目の付け所がいいな。あれは聖剣でなあの剣は使い手を選ぶらしく今まで使えるやつがいなくてな回り回って俺のところに来たって訳だ」

「なるほどな。ちょっと持ってみていいか?」

「おう。いいぞ。ただし柄の部分は持たない方がいいからな」

「わかった」

 そして、優が聖剣を手にとった瞬間聖剣に魔力をかなり吸われた。

『お主に決めたぞ!』

「ん?ユーナなんか言ったか?」

「ん?いいや私は何も言ってないけど?」

「そうか」

なら気のせいか。それにしても軽いな。それにとても綺麗な剣だな。

『気のせいではないぞ?』

んん?

『もしかしてこの剣か?』

『そうであるぞ。無礼者め!』

 何故か聖剣から凛々しく可愛らしい声が聞こえてきた。しかもちょっと偉そうに。優は少しイラっとしたので意地悪をしてやろうと思った。でも何故か聖剣が話せるのかが分からなかったが今は後回しにすることにした。


『なんだこの剣偉そうだな。買おうと思ってたが辞めるか。』

『待つのじゃ。すまんかったぁ。買ってくれ。いや、妾を買ってください。お願いします』

『えー、どうしようかな,,,,,,,,,,,,』

『うぅぅぅぅ,,,,,,,,,ダメ?』

くっ何でだろう剣なのに涙目でプラス上目遣いをされてる気がする。それに、初めてあった時のユーナにどこか似てるんだよな。

「おっちゃんこの聖剣買っていいか?」

「お?いいのか?近々処分しようと思ってたんだよ。買ってくれるって言うなら安くしとくぞ」

「いくらだ?」

「本来は白金貨5枚はするんだが今回は白銀貨5枚にしといてやるよ」

「今そんなに手持ちがないんだよな。なら俺が普段使わない武器が何本かあるからそれ全部と交換はどうだ?」

「それでもいいが、お前さんの武器を見てからでいいか?」

「わかった。なら今から出すな。これなんだが」

 優は異空間ボックスから普段使わなくて完成度があまり高くなく性能もちょっとだけ低い武器を15本程取り出しカウンターに並べた。勿論鞘に入った状態で。武器屋のおっちゃんは優が取り出した武器をじっくりと見ていった。

「お前さんこの武器達はどこで買ったんだ?」

「それは秘密だ。それでどうだ?」

「交換でいいんだがただし条件がある」 

「なんだ?」

「その聖剣とお前さんの武器達プラスで俺が白銀貨10枚を支払うのが条件だ」

「ん?俺はいいがこの武器達にそんなに価値があるのか?」

「何を言ってやがる!正直その聖剣と白銀貨10枚でも足りねぇぐらいだ」

「へぇそんなにか。まぁ、おっちゃんが言うならそうなんだろう。ならそれで大丈夫だ」

「逆にお前さんはいいのか?」

「俺は使わないからな」

「そうか。ちょっと待ってろ」

 そして、おっちゃんは再び店の奥に行きまた袋を持ってきて優に渡し白銀貨10枚がちゃんと入っているかを確認して聖剣を受け取り店を出て宿屋に戻ることにした。聖剣には一旦異空間ボックスに入ってもらった。

「ねぇ、ユウ。なんで、今更聖剣なんて買ったの?」

「あぁ、実はなあの聖剣何故か自我があって話すんだよ」

「え?本当に?」

「あぁ。しかも、初めて会った時のユーナに似てたからなちょっと気になってな」

「なるほどね」

まさか、俺が使わなかった剣達って意外と価値があったんだな。使わないより他の奴らに使われる方がいいだろしな。

 外は既に夕暮れになっており二人とも小腹がすいたので途中屋台に寄って軽くてつまみ食いをして宿に戻った。戻ったあとも宿で夕食を食べて鍵を受け取り部屋に戻って聖剣を取り出した。
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