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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
230【交換ついでに合同演習編135】合同演習二日目:怒りの大佐代行
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【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「まさか、〈デュランダル〉が単独行動をとるとは……元四班長、実は予想してたか?」
エリゴール
「してるわけないだろ。してたらそれこそ、十二班横並びで突撃させてる」
フィリップス
「え? そしたら、〈デュランダル〉も背面攻撃しやすくなっちまわないか?」
エリゴール
「背面攻撃なんてできるわけないだろ。〈デュランダル〉だけは避けずに集中攻撃するからな!」
フィリップス
「やはり、お怒りになっておられる……!」
ハワード
「怒らせてはいけない人間を怒らせてしまったな、コールタン大佐……」
フィリップス
「俺たちも気をつけないと……っていうか、俺たちは〝横泳ぎ〟のままでいいのか!? 〝魚〟に戻って、〝切りこみ組〟の後を追っかけたほうがいいんじゃないのか!?」
エリゴール
「そうだな。……六班が通過してからだな」
フィリップス
「六班?」
エリゴール
「今、こっちに向かってるんだろ? 〈デュランダル〉を撃ちに? できれば逆走する前に連絡してほしかったが、とにかく奴らがここに来れば、〝移動しながら横縦〟ができる班が三つになる」
フィリップス
「あ、そうか! 右列の尻にはあの〝役立たず〟がいた!」
ハワード
「もう十二班長と呼ぶのも嫌か、フィリップス」
エリゴール
「フィリップス副長には申し訳ないが、背に腹は代えられない。……通信士! 〝背面撃ち組〟の通信回線オープン!」
通信士
「了解しました!」
フィリップス
「うわ! 通信回線つながれた!」
ハワード
「最初からその予定だっただろうが」
フィリップス
「元四班長に〝つなげ〟と言わせるのも予定に入ってたのか」
ハワード
「言わずもがなだ」
フィリップス
「今さらだけど、清々しいまでの丸投げっぷりだね、おとっつぁん」
通信士
「元四班長! つながりました!」
エリゴール
「了解。じゃあ、〝背面撃ち組〟! 今から六班が逆走してくるが間違って撃つな! そのまま通過させてやれ!」
一班以外
『何で!?』
エリゴール
「もうわかってると思うが、〈デュランダル〉が単独行動をしているからだ! おそらく、アルスターのように大きく迂回して、俺たちを背面撃ちするつもりだ!」
二班長・キャンベル
『背面撃ち……』
五班長・ロング
『アルスターか……そう言われてみればそうだが、二回目の演習で、〈オートクレール〉にも同じことをやられたよな……』
エリゴール
「もしかしたら左列への側面撃ちもするかもしれないが、今のコールタン大佐だったら背面撃ちのほうを優先するだろう! 六班が通過したら、十二班以外はいつもの〝魚〟に戻れ! 十班と五班はコールタン大佐隊を挟みこむように通過! 〝無旋回〟と二班は中央突破だ!」
二班長・八班長
『ひい!』
十二班長・ザボエス
『おいおい、俺らはこのままか?』
エリゴール
「そうだな。……〈デュランダル〉を背面撃ちしに行くか」
ハワード・フィリップス
「ひいい!」
エリゴール
「とにかく、〈デュランダル〉だけは〈オートクレール〉……じゃなかった、〈フラガラック〉のところには戻らせない! 三班がかりで必ず落とす!」
フィリップス
「怒りが深すぎる……!」
ハワード
「二日連続で予定変更させられたからだろう。……〝横泳ぎ〟、無駄になったな」
フィリップス
「まあ、これは最初からうまく行くとは思ってなかったけど。記念撮影しといてよかったな」
ハワード
「そういう問題じゃない」
フィリップス
「まさか、〈デュランダル〉が単独行動をとるとは……元四班長、実は予想してたか?」
エリゴール
「してるわけないだろ。してたらそれこそ、十二班横並びで突撃させてる」
フィリップス
「え? そしたら、〈デュランダル〉も背面攻撃しやすくなっちまわないか?」
エリゴール
「背面攻撃なんてできるわけないだろ。〈デュランダル〉だけは避けずに集中攻撃するからな!」
フィリップス
「やはり、お怒りになっておられる……!」
ハワード
「怒らせてはいけない人間を怒らせてしまったな、コールタン大佐……」
フィリップス
「俺たちも気をつけないと……っていうか、俺たちは〝横泳ぎ〟のままでいいのか!? 〝魚〟に戻って、〝切りこみ組〟の後を追っかけたほうがいいんじゃないのか!?」
エリゴール
「そうだな。……六班が通過してからだな」
フィリップス
「六班?」
エリゴール
「今、こっちに向かってるんだろ? 〈デュランダル〉を撃ちに? できれば逆走する前に連絡してほしかったが、とにかく奴らがここに来れば、〝移動しながら横縦〟ができる班が三つになる」
フィリップス
「あ、そうか! 右列の尻にはあの〝役立たず〟がいた!」
ハワード
「もう十二班長と呼ぶのも嫌か、フィリップス」
エリゴール
「フィリップス副長には申し訳ないが、背に腹は代えられない。……通信士! 〝背面撃ち組〟の通信回線オープン!」
通信士
「了解しました!」
フィリップス
「うわ! 通信回線つながれた!」
ハワード
「最初からその予定だっただろうが」
フィリップス
「元四班長に〝つなげ〟と言わせるのも予定に入ってたのか」
ハワード
「言わずもがなだ」
フィリップス
「今さらだけど、清々しいまでの丸投げっぷりだね、おとっつぁん」
通信士
「元四班長! つながりました!」
エリゴール
「了解。じゃあ、〝背面撃ち組〟! 今から六班が逆走してくるが間違って撃つな! そのまま通過させてやれ!」
一班以外
『何で!?』
エリゴール
「もうわかってると思うが、〈デュランダル〉が単独行動をしているからだ! おそらく、アルスターのように大きく迂回して、俺たちを背面撃ちするつもりだ!」
二班長・キャンベル
『背面撃ち……』
五班長・ロング
『アルスターか……そう言われてみればそうだが、二回目の演習で、〈オートクレール〉にも同じことをやられたよな……』
エリゴール
「もしかしたら左列への側面撃ちもするかもしれないが、今のコールタン大佐だったら背面撃ちのほうを優先するだろう! 六班が通過したら、十二班以外はいつもの〝魚〟に戻れ! 十班と五班はコールタン大佐隊を挟みこむように通過! 〝無旋回〟と二班は中央突破だ!」
二班長・八班長
『ひい!』
十二班長・ザボエス
『おいおい、俺らはこのままか?』
エリゴール
「そうだな。……〈デュランダル〉を背面撃ちしに行くか」
ハワード・フィリップス
「ひいい!」
エリゴール
「とにかく、〈デュランダル〉だけは〈オートクレール〉……じゃなかった、〈フラガラック〉のところには戻らせない! 三班がかりで必ず落とす!」
フィリップス
「怒りが深すぎる……!」
ハワード
「二日連続で予定変更させられたからだろう。……〝横泳ぎ〟、無駄になったな」
フィリップス
「まあ、これは最初からうまく行くとは思ってなかったけど。記念撮影しといてよかったな」
ハワード
「そういう問題じゃない」
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