232 / 349
砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
214【交換ついでに合同演習編119】合同演習一日目:緊迫の全員集合
しおりを挟む
【パラディン大佐隊・ミーティング室】
フィリップス
「〝無旋回〟!」
八班長・ブロック
「フィリップス副長。……何でしょう?」
フィリップス
「ああ、あのな、今日の……何だよ、十二班長。俺はあんたは呼び止めてないぞ。さっさと帰れ」
十二班長・ザボエス
「……今日は〝役立たず〟って言わねえのか?」
フィリップス
「〈オートクレール〉の台座にはなってただろ」
十二班長・ザボエス
「ああ、なるほど」
フィリップス
「だから早く帰って、軍艦の点検よくしとけ」
十二班長・ザボエス
「そうだな」
フィリップス
「……そう言いながら、何でそこから動こうとしないんだよ」
十二班長・ザボエス
「動きたくねえから」
フィリップス
「元四班長! 十二班長が俺に嫌がらせしてきます! どうにかしてください!」
十二班長・ザボエス
「何!? もう〝先生〟に言いつけるか!?」
エリゴール
「しょうがねえなあ……ほら、こっち来い」
十二班長・ザボエス
「襟首引っ張るな! 首が絞まる!」
エリゴール、ザボエスの襟首をつかんだまま退室。
フィリップス
「さすが、うちの〝先生〟……片手であれを撤去した……」
八班長・ブロック
「すごいですね……本当に……」
フィリップス
「……あ、で、さっきの話の続きだけど、今日撮ったやつは編集して、メモリカードに入れて渡してもらえるか? でも、急がなくていいからな。六班みたいなことになったら困るから」
八班長・ブロック
「はあ……編集ですか……何か、要望とかありますか?」
フィリップス
「要望?」
八班長・ブロック
「何分以内に収めてほしいとか、これだけは絶対入れてほしいとか」
フィリップス
「そうだなあ……自分じゃ絶対見れないものが見たいかなあ。たとえば、自分が乗ってる軍艦とか。でも、今日はほとんど撮れなかったよな?」
八班長・ブロック
「うちを撃ったのはよく撮れましたけど」
フィリップス
「ははは、じゃあ、そうだな。……『連合』の目から見た『帝国』」
八班長・ブロック
「え?」
フィリップス
「今日のおまえらは『連合』だっただろ。〝本物〟とはほど遠いだろうが、『連合』視点で『帝国』を見てみたい」
八班長・ブロック
「……了解しました。演習にも会議にも遅れないように急ぎます」
フィリップス
「いや、だから急がなくてもいいって」
八班長・ブロック
「でも、あんまり遅くなったら、〝もういいよ〟と言われそうな気が……」
フィリップス
「……確かにな。じゃあ、適当に急ぎで」
八班長・ブロック
「はい。適当に急ぎます」
***
十一班長・ロノウェ
「関係者四人全員集合した、決定的瞬間だったぜ……!」
レラージュ
「元四班長、十二班長を殴るかと思いましたが、殴りませんでしたね」
十一班長・ロノウェ
「あれくらいじゃ、まだ殴らねえだろ」
レラージュ
「いつか殴ってほしいですね」
十一班長・ロノウェ
「……おまえは何を期待してるんだ?」
フィリップス
「〝無旋回〟!」
八班長・ブロック
「フィリップス副長。……何でしょう?」
フィリップス
「ああ、あのな、今日の……何だよ、十二班長。俺はあんたは呼び止めてないぞ。さっさと帰れ」
十二班長・ザボエス
「……今日は〝役立たず〟って言わねえのか?」
フィリップス
「〈オートクレール〉の台座にはなってただろ」
十二班長・ザボエス
「ああ、なるほど」
フィリップス
「だから早く帰って、軍艦の点検よくしとけ」
十二班長・ザボエス
「そうだな」
フィリップス
「……そう言いながら、何でそこから動こうとしないんだよ」
十二班長・ザボエス
「動きたくねえから」
フィリップス
「元四班長! 十二班長が俺に嫌がらせしてきます! どうにかしてください!」
十二班長・ザボエス
「何!? もう〝先生〟に言いつけるか!?」
エリゴール
「しょうがねえなあ……ほら、こっち来い」
十二班長・ザボエス
「襟首引っ張るな! 首が絞まる!」
エリゴール、ザボエスの襟首をつかんだまま退室。
フィリップス
「さすが、うちの〝先生〟……片手であれを撤去した……」
八班長・ブロック
「すごいですね……本当に……」
フィリップス
「……あ、で、さっきの話の続きだけど、今日撮ったやつは編集して、メモリカードに入れて渡してもらえるか? でも、急がなくていいからな。六班みたいなことになったら困るから」
八班長・ブロック
「はあ……編集ですか……何か、要望とかありますか?」
フィリップス
「要望?」
八班長・ブロック
「何分以内に収めてほしいとか、これだけは絶対入れてほしいとか」
フィリップス
「そうだなあ……自分じゃ絶対見れないものが見たいかなあ。たとえば、自分が乗ってる軍艦とか。でも、今日はほとんど撮れなかったよな?」
八班長・ブロック
「うちを撃ったのはよく撮れましたけど」
フィリップス
「ははは、じゃあ、そうだな。……『連合』の目から見た『帝国』」
八班長・ブロック
「え?」
フィリップス
「今日のおまえらは『連合』だっただろ。〝本物〟とはほど遠いだろうが、『連合』視点で『帝国』を見てみたい」
八班長・ブロック
「……了解しました。演習にも会議にも遅れないように急ぎます」
フィリップス
「いや、だから急がなくてもいいって」
八班長・ブロック
「でも、あんまり遅くなったら、〝もういいよ〟と言われそうな気が……」
フィリップス
「……確かにな。じゃあ、適当に急ぎで」
八班長・ブロック
「はい。適当に急ぎます」
***
十一班長・ロノウェ
「関係者四人全員集合した、決定的瞬間だったぜ……!」
レラージュ
「元四班長、十二班長を殴るかと思いましたが、殴りませんでしたね」
十一班長・ロノウェ
「あれくらいじゃ、まだ殴らねえだろ」
レラージュ
「いつか殴ってほしいですね」
十一班長・ロノウェ
「……おまえは何を期待してるんだ?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
62
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる