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第四章 Bay City Blues (ベイシティ ブルース)
49. エイフェを護ったもの
しおりを挟む■ 4.49.1
突然の大音量で叩き起こされた。
ここのところ色々ありすぎて疲れている。目は覚めたが、意識が覚醒するまでに数秒かかる。
やっと、鳴っている大音量がレジーナの船内緊急警報であると云う事に気付き、部屋の照明が赤に変わっている事にも気付いた。
何かがまずいことになっているのは明らかだった。
「どうした? 何があった?」
俺が寝ている間も、レジーナは俺の部屋のモニタを続けている。ベッドの上であろうと、寝起きであろうと、喋れば必ずレジーナはそれを聞いている。
案の定、すぐにレジーナから答えが返ってくる。
どうやら、エイフェのバイオチップに格納されているAIプログラムであるメイエラが何か悪戯をやらかしたらしい。
エイフェを探すためには一役買ったメイエラではあるが、その後は状況をややこしくしているだけだった。この騒ぎで、さらにその印象を強くする。
いずれにしても現場に行き、エイフェとメイエラの状態を確認する他に手は無いだろう。俺にはノバグ達の様に居ながらにして他の部屋の中をモニタできる能力は無い。
やはり疲れていたのか、シャワーを浴びた後に下着を着けただけで眠っていたようだ。手早く服を身に着けると、俺は自室を後にした。
通路を歩き、乗務員区画と客室区画を隔てるハッチを抜けると、B客室はすぐ左側にある。通路を挟んで向かい側はA客室で、この部屋は今ミスラが使っている。
B客室の扉をノックする。でかい悪戯をしでかした子供とは言え、一応は乗客扱いなのだ。
当然、ノックに対する返事などはない。一呼吸待って、ドアを開ける。
エイフェは、予想に反してベッドの上に静かに横たわっていた。
「お嬢さん、失礼するぞ。少々込み入ったお話があってね。」
開いた扉を再び右手でノックし、俺は部屋の中に足を踏み入れた。
相変わらず、エイフェはベッドの上に寝たままだ。
エイフェは覚醒しておらず、メイエラだけが活動しているのだろう。メイエラは、チップを思うままに使うことはできても、エイフェの身体を操ることが出来ないのかも知れない。
ベッドサイドに立つ。
エイフェは目を見開き、じっと天井を見つめている。俺が傍に寄っても、視線がこちらを向くことはなかった。
その眼球も瞼も微動だにする事が無く、子供とは言えども意志を持った人間の眼の動きとはとても思えなかった。
「お嬢さん、少し話をしても良いかな。聞こえてはいるのだろう?」
ベッドサイドに軽くしゃがみ、ベッドの端に軽く手を突いてエイフェの顔を覗き込む。
「エイフェ。俺の声が聞こえるか。それとも、聞こえていても、反応が出来ないのか。」
反応はない。
「心配しなくて良い。俺たちはお前を助けようとしている。嘘じゃない。お前の親父さんからの依頼だ。だから俺たちは、メイエラの名前を知っていた。お前の親父さんから教わった。『メイエラは常にエイフェと共に居る』と。」
エイフェの眼が動いた。俺を見ている。視線が合う。
ちょうどその時、ブラソンが部屋に入ってきた。
「エイフェ、目が覚めたのか。それとも、メイエラか?」
ブラソンが俺の隣に立つ。しかしエイフェの眼はそれを追わない。
どうも反応に違和感を感じる。たぶん、反応しているのはメイエラで、エイフェはまだ覚醒していないのだろう。
ブラソンもそれを感じたようだった。
「メイエラ。俺はアネムの仕事仲間だった。ノバグという名で呼ばれていたこともある。聞いたことはないか?」
ブラソンは、エイフェの身体の中で起動しているのは、AIのメイエラの方だと推定して話をしているようだった。
ブラソンの言葉に反応したように、エイフェの眼がブラソンを見た。
「俺はアネムに会った。奴は奴隷落ちしていたが、エイフェのことをとても心配していた。そして頼まれた。エイフェを救ってやって欲しい、と。だからお前を助け出した。孤児院から売られ、非合法の人身売買組織の商品となっていたお前を助け出した。全て、アネムに頼まれたからだ。」
エイフェの眼は、じっとブラソンを見つめ続けている。
ブラソンの発言でその視点が変わったという事は、彼女には俺達の喋っていることが聞こえており、そして内容を理解しているという事だ。
その時、部屋のドアが開き、ルナとニュクスが入ってきた。
「マサシ、ブラソン。現在接続を遮断しているこの部屋のノードをネットワークに再接続します。彼女がメイエラであるならば、身体を上手くコントロールできておらず、それが理由で音声での返答が出来ていない可能性があります。ノードにはノバグコピーが五体張り付きます。この部屋の中にも我々が居ます。もう大丈夫とは思いますが、万が一メイエラが再び暴れようとしても、ネットワーク上でも物理的にも阻止することが可能です。」
ルナがベッドの足下の端に立ち、言った。
成る程。ルナやニュクスは、AIが制御するために設計された生義体を持っている。それに対して、エイフェの身体は本来そのようなことを想定していない生身の人間の身体にバイオチップを組み込んだだけだ。身体の制御が上手くいっていなくても不思議ではない。
しかし今、俺達は皆、エイフェの身体の中にいるのはメイエラであるとして話をしている。
では、エイフェはどこにいるのだ?
「ああ、再接続してくれ。彼女がメイエラであれ、エイフェであれ、とにかく話を聞かないことには何も決められない。」
ブラソンがルナを見て答えた。
「諒解しました。ノード再接続します。」
「ノード再接続しました。」
ルナの言葉を、ネットワーク越しの音声でレジーナが引き継いだ。
「メイエラからの攻撃的行動は確認できません。マサシ、メイエラに一般乗客権限での接続許可を承認願います。」
「許可する。」
「ありがとうございます。接続許可しました。メイエラ、接続しました。直接会話可能です。」
「メイエラ?」
ブラソンが実際の声で呼びかける。
「はい。」
ネットワーク越しの音声で、メイエラからの返事が聞こえた。
ルナよりももっと感情の抜け落ちた、幼い少女の声だった。メイエラはまだただのAIプログラムでしかなく、人格を与えられていないので、感情というものを持っていなくて当然と言えば、当然だ。
「今まで俺達が音声で話しかけていたことを聞いていたか? 理解しているか?」
「理解できている。攻撃の意志はない。身体とアクセスの安全の確保を要求する。」
固い声だった。
ベレエヘメミナ攻略戦の際に聞いた、人格を与えられる前のノバグの応答と比べても、ずいぶん機械的な印象を受ける。
ヒトと会話することよりも、他の機能により重点を置いているのだろうと思った。
それともか、ブラソンが作った当時のノバグの出来が良すぎたのか。
「約束しよう。そもそも俺達の目的は、お前たちの安全を確保することにある。」
「その言葉の真偽を確認できない。」
他人から言われたそのままを鵜呑みにするのも危ういものだが、とはいえ随分と疑り深いと思った。
ブラソンとメイエラの応酬は続く。この場は、バディオイのことを一番知っており、人格を与えられていないAIの事を一番良く知っているであろうブラソンに任せた方が良い。
「バディオイとの会談の記録だ。このビデオの真偽を問われても証明は出来ないが。」
俺には見えないが、ブラソンはメイエラにレジーナのログの中からバディオイとの会談の記録を見せているようだった。メイエラがしばし沈黙する。
「バディオイ本人の実記録であると確認した。映像の信頼性が高い事を確認した。あなた方を信用しよう。」
「そうか。それはありがたい。」
ブラソンが息を吐き、肩の力が抜けたのが判った。
ビデオなどいくらでも編集、改竄できる。メイエラは随分あっさりとビデオの真偽を信用したように見えた。メイエラにしか判らない、バディオイ本人の確認方法があるに違いない。
「メイエラ。お前に確認しなければならないことが沢山ある。良いか?」
「理解している。」
「まず、今俺が会話している存在、つまりお前は、バディオイが作ったAIであるメイエラで間違いないか?」
「肯定する。私はアネムまたはバディオイに作られた。メイエラと名付けられた。」
「お前がエイフェの身体の中にいる経緯を教えてくれ。」
「バディオイが家族を護るために五十四種類の想定シナリオを用意していた。バディオイが軍警察に身柄拘束された際、当該シナリオに沿って彼の家族を護るよう指示された。バディオイが情報システム侵入罪、国家転覆罪、国家機密情報維持法違反、破壊活動防止法違反、その他十九の罪状を付与され、百五十二年のC級奴隷処置を言い渡された。これをもって今後バディオイが彼の家族に接触することは不可能であると判断した。想定シナリオ第七番に従い、私はエイフェのバイオチップに自身本体と、ライブラリの20%をロードした。」
「今、エイフェはどうしている? まだ目覚めないのか?」
「今、エイフェは居ない。」
「居ない? 意味が分からないな。居ないとはどういうことだ?」
「本生体の中にエイフェの意識体は存在していない。」
「この身体は、エイフェの身体では無いのか?」
「肯定する。本生体は、バディオイの娘であるエイフェの身体(しんたい)である。」
「では何故エイフェが居ないんだ? 人間は、お前たちAIとは違って、意識体をロードしたりアンロードしたりは出来ない。」
「エイフェの意識体は崩壊した。安全のため消去した。意識体は最新のものをライブラリ化して保存してある。ライブラリ再展開後の再起動可否については不明。」
なんだと? 今、何かとんでもないことを言わなかったか?
「エイフェの意識体を消去しただと? その時の経緯の詳細を教えろ。」
「バディオイが親権を失った後、ハファルレアは親権を回復出来なかった。そのため、エイフェは矯正孤児院に収容されることとなった。矯正孤児院で受けた暴力と精神的苦痛のため、エイフェの精神は短期間で変調を来した。自傷行為を頻繁に繰り返し、自殺未遂回数が十回に及んだ所で、孤児院はエイフェの身体を拘束する様になった。それによりエイフェの精神的変調は加速度的に進行した。幾度も自殺未遂を繰り返し、食事も取らなくなったエイフェに対して、孤児院は自殺するままに放置する事を決定した。再度自殺を行おうとしたところで、彼女の身体を守る為の緊急回避行動として、エイフェの意識体と身体の接続を切断した。身体の制御を奪われたエイフェの精神はこれで完全に発狂した。将来、良好な環境で回復治療が行われる可能性を考慮し、この時点でのエイフェの意識体をライブラリ化して保存した。その為、現在この身体の中に有効なエイフェの意識体は居ない。要求されれば、ライブラリを再展開し、身体のコントロールを彼女に戻す用意がある。」
つまり、両親から引き離され、孤児院で酷い扱いを受けた事で発狂したエイフェが自殺するのを防ぐ為に、彼女の意識をライブラリ化して排除した、と。
「なんてことを。以前にヒトの意識体をライブラリ化した経験はあるのか?」
ブラソンが眉をひそめ、悲痛な面持ちで尋ねる。
「無い。」
「エイフェの意識体を再展開したとして、原状復帰出来る可能性は?」
「25%を見込んでいる。意識体再展開時の補助設備の状況で可能性は上下するものと考えている。」
「つまり、多分元には戻らない、と言う事か。」
ブラソンが深い溜息を吐いた。
対するメイエラは、ブラソンに視線を固定したまま何も答えなかった。
■ 4.49.2
その夜、B客室でのメイエラからの聴取が終わった後、強制的に中断された睡眠の続きを取る為に自室に戻ると、久々にブラソンからの訪問を受けた。
来訪を告げるチャイムではなく、ゆっくりとしたノックに返事を返すと、冴えない表情のブラソンがゆっくりと部屋に入ってきた。
「来るんじゃないかと思っていた。」
「ああ。寝るところだったか。邪魔して済まない。」
「気にするな。問題無い。睡眠時間を稼ぐよりも先にやっておかなければならない事はある。」
「済まない。」
そう言ってブラソンは、疲れ切った風にゆっくりとした動きでソファに深く身体を沈めた。
俺は棚からジャックダニエルとクリスタルのゴブレットを二つ取り出すと、ゴブレットをテーブルの上に並べ、その寸胴のグラスの両方に、三分の一程までに琥珀色の液体を注ぎ込んだ。
色々とやりきれない思いが心の中に居座り続けている時、上品なショットグラスよりも腹にパンチを食らう様な量の酒が飲みたい気分だろう。
開口面積の広いずんぐりとしたグラスから、部屋の中に甘く僅かに煙る様な香りが広がる。
ゴブレットの一つを取り上げ、ブラソンに渡す。
受け取ったブラソンは、中身を確認する事も無く一気にあおり、飲み干した。
空になったグラスをブラソンから奪い取り、再び同じだけの酒を注いでから、またブラソンに手渡す。
グラスが俺達の間でやりとりされて動く度、カッティングの断面が部屋の明かりを屈折させ、反射させてキラキラと光る。
今度はブラソンも、一口だけ、まるで口を湿らせるかの様にゆっくりと酒を口に含んだ後、右手で包んだゴブレットを膝の上に置いて、肘掛けに突いた左手でこめかみを押さえて目を閉じた。
俺ももう一方のゴブレットを手に取り、ブラソンの座るソファとはテーブルを挟んでほぼ120度の角度を付けて置いてあるもう一つのソファに身を任せた。
部屋で呑む時の儀式では無いが、部屋の反対側の壁に船外の風景を投影する。
漆黒の宇宙空間に散りばめられた色とりどりの星達の中に、三隻の船のサーチライトで照らされた、灰白色の球体をしたテラフォーミングサテライトが浮かび上がる。
十万年もの年月を経てその表面に降り積もった塵や埃が輪郭を和らげており、そのサテライトはまるで自然に出来た小型の天体であるかの様な輪郭と色合いを見せている。
しかし、大きさの割には余りに真球に近すぎるその輪郭は、柔らかな色合いとは対照的に、その天体が間違いなく人工的に作られたものであるという違和感を放っていた。
ブラソンが何か喋るのを待った。
しかし部屋の中には、ブラソンが時々吐く長く静かな溜息の音以外何も聞こえなかった。
ガラステーブルの固い音がカツリと鳴り、ブラソンがゴブレットをテーブルに置いた事に気付いた。
空になったグラスにまた酒を注いでやる。
コルク栓を抜く軽い軋み音と、細いボトルの首を流れ落ちる液体の中を逆流していく空気のリズミカルな音が静かな部屋に響く。
しばらくしてブラソンの手が伸び、甘い香りを放つグラスをテーブルの上から持ち上げた。
「俺は、どうすれば良い?」
大きく一口、アルコールの強い液体を飲み下した後、そのアルコールの蒸気と共に吐き出す様にブラソンが呟いた。
俺達があれだけ探し求めたバディオイの娘エイフェは、今俺達の手元に居るが、同時に彼女は永遠に失われたにも等しかった。
孤児院で受けた余りに酷い扱いの為に精神を病んだ彼女は、自傷行為と衝動的自殺を頻繁に繰り返し、主人の命令に忠実に従ったメイエラが、せめてエイフェが死ぬ事だけは無い様に、と殆ど発狂していたエイフェの意識体をライブラリ化し、隔離した。
本来、適切な設備を揃えた上で専門家が細心の注意を払いながら行われなければならないものが、適切な設備があった訳でも無く、メイエラにヒトの意識のライブラリ化の経験があった訳でも無く行われたその作業によって、エイフェの意識体は多分二度と元に戻す事は出来ない状態となっていた。
沈痛な面持ちで助力を申し出たニュクスの提案により、銀河の方々に散る数百万もの機械達の集合知によって、ライブラリ化したエイフェの原状復帰の可能性が探られている。
しかしニュクスは、作業に取りかかる前に期待はするな、とはっきり言いきった。
万が一にもその可能性があるならば見過ごしたくは無いので、念のため調査するだけだ、と。
誰が悪い訳でも無かった。
メイエラは、主人に命じられた指示に忠実に従っただけだった。
彼女がエイフェを救った事は間違いなかった。
エイフェが自殺を成功させることを阻止したのは、間違いなくメイエラだった。
「俺にも分からない。多分、誰もその答えを知らないだろう。」
軽々しく答えられる問題では無かった。
この状態の娘を母親に会わせるなど考えられない。ましてや母親の元に返すなど。
母子共に不幸になるだけである事は、火を見るよりも明らかだった。
では、ただ息をして、ただ肉体的に生きているだけとなったエイフェだが、死んでいるものとして扱えるかというと、勿論そんな訳も無かった。
俺達は深く暗くどこまでも続く星達の煌めく宇宙を眺めながら、ただ黙って苦い酒をあおり続けた。
酒さえも、俺達の暗くふさがった気分を晴れさせる事は出来ない様だった。
そして宇宙の星々が俺達に知恵を授けてくれる訳でも無かった。
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