姫、始めました。〜男子校の「姫」に選ばれたので必要に応じて拳で貞操を守り抜きます。(「欠片の軌跡if」)

ねぎ(塩ダレ)

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本編

翻る反旗

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校内放送は休憩兼情報収集・まとめのため一旦打ち切られ、今は音楽が流れている。
撮影班も面白い映像が取れて満足したらしく、次の場所に移動して行ったようだ。

夢見心地で足元のおぼつかない1年のスイーツ君が自分の騎士とクラスメイトに支えられながら帰ったのを見送り、俺はあんまんを齧っていた。
ちょっと冷めてしまったが、あんまんは熱々だとあんこがヤバイのでちょうどよかった。
ねっとりと粘りのある餡が口の端についたので指で拭ってぺろりと舐める。
いつの間にか来ていた写真部の一人が、それをバシバシカメラに収めていた。

え?何??
今のって、シャッターチャンスになるのか??

芸術的な事は俺にはよくわからない。
ただ、さっきから不機嫌なギルが写真部の生徒の首根っこを押さえつけだした。
可哀想だからやめろって。
俺はそれを手でジェスチャーしてやめさせた。

そんな時だった。

バンッと教室のドアが開いた。
今はもぐもぐタイムなので、ドアの前にはクラスメイトが立って、勝手に入ったりいつまでも覗いたりしないよう牽制しているはずだ。
なのに思いっきりそのドアが開いた。
皆、びっくりしてそちらに顔を向ける。

「ちょっと!ライル!!あ~んさせるなんて聞いてない!!あ~んさせるなら俺がやる!!だから……っ!!」

バンッ!と今度はドアが閉まる。
機嫌の悪いギルが話の途中で勝手にドアを閉めたのだ。
しかし負けじとドアはバンッ!と開けられる。

「ちょっと!!まだ話してる!!あ~んは俺がやるの!!勝手に一年坊主なんかにやらせないで!!俺のサークなのに!!」

バンッ!とドアが閉まる。
そして開く。

「ちょっとギル!!何すんだ!!いい加減にしてよ!!」

「……もぐもぐタイム中だ。並んでいなかった者は中には入れない……。」

「うっさい!!俺はライルと話して……!!」

バンッ!とまたギルがドアを閉める。
わかっているとは思うが、さっきからドアを開けて喚いているのはシルクだ。
どうやら撮影班が撮っていた映像を見ていて怒鳴り込んできたようだ。
なのだが、自分を平気でぶん投げてくるシルクにいつもはあまり絡みたがらないギルが、珍しく妙な不機嫌さを武器にそれに歯向かっている。
しかも今度は閉めただけじゃなく押さえたもんだからえげつない攻防が始まった。

「開~け~ろ~っ!!サークは俺のなのに~っ!!」

「……お前は戦線離脱したはずだ。」

「それはそれ!これはこれ!!サークは俺のなの~っ!!開~け~ろぉ~っ!!」

こ、怖い……。

片や誰もが恐れる、元、鬼の生徒会長。
片や、可愛い見た目に騙されてはならない天性の武人。

恐ろしすぎて誰もその攻防に入り込めない。

ど、どうなるんだ?!これ?!
ドア、壊れないか?!

皆が恐怖で固まっていた時だった。

バンッ!!

また音がした。
今度は反対側のドアだ。
皆が一斉にそちらを見る。
反応のいいクラスメイトが侵入を止めようと数歩向かったか、固まった。

「……………………。」

ギロッと刃物のような目がクラスメイトを睨む。
その冷静だが殺意の篭った冷たい視線に、可哀想なクラスメイトは凍りついていた。

まさに蛇に睨まれた蛙。

クラスメイトだけじゃない。
あからさまに怒っているのを隠そうともしないその人物に、全員が身動き一つできなかった。


「…………よう。」

「ガ、カスパー……??」


流石はヤンキー姫。
怒っているとなると迫力が桁違いだ。
俺の前まで来たカスパーは、腕組みして椅子に座る俺を見下ろし威圧する。

「……随分、おもしれー見せ物やってんな?!おい?!」

「お、俺が企画した訳じゃ……。」

「……人が色々考えて、今はそっとしておいてやるべきだと思って我慢してたってのによぉ……ナメてんのか?!おいっ?!」

「え?!待って?!何の話?!」

「貢物が集まるか不安だぁ~っ?!……誰の話だよ、おい?……テメェの事、わかってねぇのも大概にしろや!コラッ!!」

「エエェェ~?!ご、ごめんなさい~?!」

「勝手にどこのどいつとも知れねぇ一年なんかから、最初の本命なんぞ受け取りやがって……。色々我慢してる周りの人間の事、ちったぁ考えた事ねぇのか?!あぁんっ?!」

「……ねぇ、待って?!さっきから、俺のわかんない話が混ざってんだけど?!」

「何か言ったか?!」

「ひいぃぃぃぃ~っ?!」

よくわからないけれど本気でキレられて俺は半泣きである。
クラスメイトもギャラリーも、その気迫に気配を消して空気になっている。

その向こうでは、鬼神と天武人が開けろ開けないので揉めている。

何~?!
何なの~?!
なんでいきなり修羅場と化してんの?!
3年C組~?!

あのほのぼのとした「もぐもぐタイム」はどこへやら、おっかない人間が集まって牙を剥き出し好き勝手している。
何と言う修羅場!何と言う無法地帯!!

そういやライルは?!
このクラスのまとめ役でありこの企画の首謀者!!
責任者!出て来い!!

しかし教室内を見渡してもその姿がない。
あれだけ目立つ格好をしているんだ。
いれば見つからないなんて事はありえない。

……え??

何??
なんでこんなに大事な時にいないの?!アイツ?!
どこ行ったんだよ!俺の姫騎士!!

動揺する俺の前には、鎌首を持ち上げ牙を見せつける大蛇……みたいなガスパー。
変温動物のヒヤッとした感触みたいな冷たさが俺を包む。

「……ヒッ?!」

そんな俺の前に、カスパーが何か突き出した。
思わずびっくりして変な声が出る。
殴られんのかと思ったが、反射的に瞑った目を恐る恐る開いてみれば、何かの箱がこれみよがしに突き出されている。

「……な、何??」

「ちゃんと1000円だ。どあほう。」

「……あ、うん……そうみたいだね??」

突き出されたのは小さな長方形の箱。
市販品らしい裏の商品説明欄には原材料などの最後に、小さく値段が書いてあった。

「……トリフ??」

「ああ。」

商品説明を見て呟くと、ガスパーは不機嫌そうにそう答え、ドカッと俺の前に置かれた机に座ってきた。

「え?えぇ?!何?!」

「うるせぇ。黙れ。」

「……はい。」

突然の行動に狼狽えると、ギロリと睨まれる。
こ、怖い……。
何でガスパーはこんなに怒ってるんだ?!
全くわからない。

ピリピリした雰囲気に、俺も周りも一言も発せられない。
そんな中でガスパーは無言のまま俺に見せた箱を開け始めた。

んん??何だ??
1000円である事を確認させた物を開けてる??
1000円って事は、貢物上限って事だよな??

でも……ガスパーが??
ガスパーが誰かに貢物するのか??
ヤンキー姫が??
いや、多分、誰かからの貢物だったんじゃないかな??
ガスパーが誰かに貢物をすると言うより、誰かから貰った貢物と考えた方が自然な気がする。

そんな事を考えている俺の前。
ヤンキー姫は箱を開けるとその中のものを一つ、つまみ上げた。
中身はやはりチョコレートのトリフだった。

「……上を向いて口を開け。」

「え??」

「いいからさっさとしろ!のろま!!」

「?!」

そういうと、ガスパーはイライラした様子で俺の顎を乱暴に掴むと、上を向かせた。
顎関節辺りを強く押してくるもんだから、仕方なく口を開く。

「……よし。」

「?!」

俺が口を開いたのを確認すると、ガスパーは持っていたトリフをぽんっと俺の口の中に放り込んだ。

「?!?!」

「……食え、馬鹿野郎。」

顎から手を外されたので顔を正面に戻し、俺はモゴモゴと口を動かず。
え??どういう事?!

今のって……あ~ん?!(強制的)

モゴモゴしながら恐る恐るガスパーを見上げる。
ガスパーは不機嫌そうだが、少し表情を和らげ、フフンと高飛車に笑った。
そして指についていたココアパウダーをペロッと舐める。

…………何だろう、見ちゃいけないものを見た気がする。

その様子は妙に色気があって、俺は赤面した。
ゴクン、とトリフを飲み込む。
味は正直よくわからなかったが、甘すぎない上品なビターさが口の中に残っていた。

「食ったな?」

「え……あ……うん……。」

「つまりは受け取ったって事だよな?」

「えぇ?!無理やり食わされ……。」

「……受け取ったよな?!」

「ヒッ!は、はい!!」

すごまれて思わず肯定すると、ガスパーは満足したのか高慢な笑みを浮かべた。
まだ不機嫌さは残っているが、だいぶおさまってきたみたいだ。

俺が食った事を確認し、スルッと机から降りる。
そしてまた、俺を上から見下ろした。

「……調子に乗んのも大概にしろや!バーカ!!」

そういうと、バシッとおでこの辺りを叩かれた。
不意打ちだったので防御もできず、ガスパーのなすがままの俺。

「……痛っ。」

何でこんな目に合うんだよ~と狼狽える俺を意地悪そうに見下ろしていたガスパーは、用は済んだとばかりにくるりと背を向けた。
何だったの……いったい……。
訳のわからない俺を、ギャラリーやクラスメイトが信じられないものを見るように驚愕して見つめている。

え……何……??

俺はわからず混乱する。
叩かれたおてこに違和感があって触ってみると、何かくっつけられているみたいだ。

「……おい。」

立ち去ろうとするガスパーに、シルクと攻防を続けているギルが声をかける。
それに冷静にガスパーは答えた。

「何だよ?」

「……それは宣戦布告か?」

「だったら何だ?」

そして視線だけが冷たくぶつかり合う。
何……何なの、これは……。
そう思いながら、俺はおでこの違和感を剥がして手に取った。

「……っ?!」

それが何か確認し、言葉に詰まる。
え?!どういう事?!
ちょっと待って?!

俺は思わず立ち上がり、立ち去ろうとするガスパーに視線を向けた。
それに気づいたガスパーがフンッとばかりに振り向いた。

「いい気になってんな、バーカ。」

そう言って見下すように笑った。
それが変に色気があり、俺は思いっきり真っ赤になった。
ガスパーはそのままツンツンと教室を出て行った。

残された俺とクラスメイトともぐもぐタイムのギャラリー。

時間にすれは、ほんの数分だ。
だが、どえらい事が起きた。
俺は赤くなりながら頭の中がぐるぐるしてしまい、ドカッと椅子に座り込む。

手には……「本命シール」。
俺のおでこにひっつけられていたものだ。

え??待って……??
どういう事だ??
俺は今起きた事を準順に頭の中で整理していく。

まず、トリフが1000円である事を確認させられた。
1000円は貢物の上限金額だ。
そしてそれを食わされた。(強制的)
ガスパーはそれを「受け取ったな?」と確認した。(強制的)
そして俺に本命シールを貼り付けた……。

「……それって……。」

俺はそこから導き出された結論にさらに赤くなって頭を抱えた。
待ってくれ?!嘘だろ?!
あのガスパーが?!

……俺に?!

「開~け~ろぉ~!!ガスパー狡い~!!俺もあ~んする~っ!!本命渡すのぉ~!!」

ギルと攻防を続けるシルクの声が教室に響く。
俺はもう、恥ずかしくなってしまって机に突っ伏した。

嘘だろ?!
ガスパーが?!
いつ?!
何で?!

ガタガタと暴れるシルクを他所に、俺は思考回路をショートさせていた。

これって……そういう事なのか?!
いやでも、単に貢物貰っただけだよな?!
ただし、本命の……。
本命の貢物だからといって、そういう事とは限らない……。
でも……あのガスパーが「貢物」とか渡すか?!
貰うもんはもらってやるが相手にする気はねぇ的なガスパーが?!
孤高のヤンキー姫が?!
誰かに「貢物」をする?!
しかも本命の……。
だからそれって……。

頭がぐるぐるする。
もう、訳がわからなかった。

「……嘘だろ~?!」

いや、ガスパーにそういう感情があっても別におかしくない。
でもその相手が「平凡姫」の異名を得るほど平凡な俺?!
ありえないだろ?!
単にこれは貢物……。
本命の貢物……。

「もう待ってよ~。これってどういう事だ~?!」

半泣きの俺。
その近くでバシバシ写真を撮る写真部。

お前、まだ居たんだ……。

ギルがシルクとの攻防に回って自由になっていた写真部は、どうやら気配を殺しながらこの一部始終をカメラに収めていたようだ。

「……予想外の大スクープだ……!!」

彼はそういうと、小走りに教室を出て行った。
……もう知らん。
俺にはどうにもできない。

「……ヤンキー姫って……。」

「あんな……エロかったか……?!」

「むしろ硬派で孤高で……エロスとは無縁な雰囲気だったような……。」

「禁欲的な中にこそある相反する色気……。」

「だからこそのセクシー……。」

「エロさが否定されるからこそ高まる艶やかさ?!」

「禁断の果実……!!」

「凄い……もぐもぐタイムを見に来たはずなのに……なんてサービス満点な……っ!!」

ギャラリーが何かヒソヒソ盛り上がっているが、俺はそれどころじゃない。
誰か説明してくれ……。
俺はこの件をどう捉えたらいいんだ……。
今後、ガスパーとどう顔を合わせればいいんだ……。
告白された訳じゃないんだから、何か答えを出せるものでもない。
もう本当……どうしたらいいんだよ……。

「開~け~ろぉ~!!俺もサークにあ~んするのぉ~!!好き好きってアピールするのぉ~!!本命渡すのぉ~!!」

「……黙れ。お前はもう、相手が決まった。手出し無用だ。」

まだガタガタやっている鬼神と天武人。
お前らもそろそろやめろよ。
一周回って仲良しかよ?
頼むから静かにしてくれ。
人が煮詰まりきってんだからさ~。

そこにまた、ガラッと教室のドアが開いた。
静かに開けられた事もあり、俺達はあまり驚かずそちらに顔を向ける。

「サーク……!」

開かれた先は、異次元だった……。

……ヤバい……何か異次元きた。
この許容範囲を大幅に振り切っている状況に異次元きた。

明らかに画像解析度が違う映像データが……。

キラキラと光が舞う。
髪の毛一本一本にまでキラキラが入っている……。

も、もう無理です……。
受信できるデータ量を超えてます……。
俺、すでに思考回路がオーバーヒートしてます……。

「リオ様!お待ち下さい!!」

「ちょっとだけだよ。すぐ戻るから。」

「ですがC組はイベント中ですし……!!」

「もぐもぐタイムでも差し入れはできるみたいだからね。さっきも受け取ってたんだから、私だって大丈夫なはずだよ?」

……前例を持ち出し、有無を言わさない笑顔はキラッキラだ。

追ってきた騎士とクラスメイトも引き止めるに引き止められず、そしてあまりの存在の差にうちのクラスの連中も阻止する動作にすら入れなかった。

リオ。
セレブ組の姫。

そしてこの学校、ひいては全学園を収めるクインサー一族の血を引く者。

普段ははんなりと物腰で柔らかだが、こうと決めた時の絶対感は帝王クラスだ。
そのリオがにこにこ笑いながら教室に入ってくる。

「ふふっ。私も来ちゃった。」

「え……ど、どうしたの?!リオ……。」

「だって。アレを見せられたら黙ってられないよ?サーク??」

にこにこ笑う顔が怖い……。
この無邪気でかつ、有無を言わせない笑顔には見覚えがあった……。

それは二人で出かけたいと言われてついて行った車内……。

よくわからないまま、お笑い番組の知識を身に着けてしまった、俗世間のヨゴレを何も知らぬ堕天使!!

「……リ、リオ?!」

「私も差し入れを持ってきたんだ、サーク。」

「え……あ……うん……??」

「食べてくれるよね??」

そう言ってスッと、俺の隣に椅子を持ってきて座った。
キラッキラな無垢な笑顔が怖い……。

机に置かれたのは、3色のマカロン。
一見、普通の美味しそうなマカロンに見える。

見えるが……。

俺は知っている……。
リオがお笑い番組を好きな事を……。
そしてここまでの人生、俗世間と一線を引いて生きてきたゆえにアレが半分ぐらいはヤラセのオーバーリアクションの演技だとわかっていない事も……。

「……リオ??これは……。」

「差し入れだよ。」

「あ、うん……。一応、確認だけど……ちゃんと食べれるもの?!」

「……食品以外は使ってないよ??」

「いやいやいやいや?!食品って言っても色々あるよね?!」

「ふふっ。そんな怖がらなくても大丈夫。」

「……大丈夫……なの?本当に?!」

「アタリは1個だけだよ?」

「?!」

ニッコリと微笑むリオ……。
キラッキラだ……キラッキラなのだ……。

だが有無を言わさぬ謎の力がそこにはある……。

「で?サーク?……どれから食べる??」

「どれから?!どれか一個じゃなくて?!」

「私の差し入れ……全部食べるのは、嫌??」

解析度の違う美しさで、リオが悲しそうに俺を見つめる……。
そ、そんな事……言われても……。

マカロンは3色……。

赤、黄、緑……。

もう、どれがアタリでもおかしくない……。
むしろ、全部アタリかもしれない……。

俺は顔を引き攣らせる。
そこに「あっ!」とリオが小さな声を上げた。

「いけない。忘れてた……。」

そしてマカロンの箱に貼られる、本命シール……。
ガタガタ震えながらリオを見る。
そこには無邪気に笑う天使のような悪魔がいた……。


「私の本命、全部食べてくれるよね??」


にっこりと笑う。
絶対に逆らえない何かがそこにはあった……。

俺は半泣きになりながら、恐る恐る、マカロンの一つを手に取ったのだった……。
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