【完結】1王妃は、幸せになれる？

3剣

２日目は、剣の実践。
トーナメント戦にするみたい。　強いものが残るという形。面白くなりそう。。


これは流石に王太子の出番である。

唯一の特技と言えば、剣。

ルーセント様は、剣だけは、小さい頃から特技だった。
初めて見た時は、とても綺麗で、感動した。


マリーンと出会うまでは、毎日一生懸命練習していた。
今は、練習する暇があるなら、マリーンと過ごす方が良いみたい。


クレスタは、少し剣の稽古をしていた。王妃教育の一つだった。
クレスタは、剣を使うことも好きだったので、上達をした。
毎日少しだけ、練習もしていた。
だから、アルフレッド様の剣の振る舞いには、びっくりした。
無駄もないし、綺麗だった。

トーナメントは、順調に進み、最後の戦いはルーセント様とアルフレッド様だった。

ルーセント様のが、勝った！
アルフレッド様は、バレないように手を抜いていた。

ルーセント様は、自分が剣は、1番だと思ってるし、この国の人には負けたことがない。
だから、ルーセント様が負けてしまうと、あとあと面倒くさいなと思っていた。

「負けました。流石！！ルーセント王太子。今度までに、鍛えておきます。」

「アルフレッド皇太子もなかなか強いな。また今度。」




「ルー様。流石です。強い人大好きです」
と、マリーンに褒められて、ご機嫌だった。


普通は、接待側なんだから、花を持たせるべきなんだけどね。。それに気がつかない。。
アルフレッド様に気を遣ってもらって喜んでるなんて。。。


夕食の時間。まさかのマリーンも一緒に食べるという。
王太子が、許可したらしい。。


ここで、、初めてマリーンの紹介。

「アルフレッド様、はじめまして、マリーンと申します。ルーセント王太子の側妃です。」

「はじめまして、アルフレッド　ロイヤルブルーです。
マリーンサウジランド様は、側妃様なんですね。」

「はいそうですわ。でも王太子から、寵愛をいただいていますの。」

と一瞬アルフレッド様は瞬きをした。

誰もが気がつかないのに、私だけが気がついてしまった。

普通そんなこと言わないから、びっくりするわね、、、
恥ずかしいわ。


「あのルーセント様、クレスタ様、少し宜しいでしょうか？」
と執事が、ルーセントとクレスタを呼ぶので、席を外した。

「マリーンサウジランド様は、ルーセント王太子と仲がよろしいのですね。
正妃と側妃を2人に愛されているのですね。私には、理解できませんが。」

「愛されてるのは私だけですわ。
王太子妃は、公務をするだけの堅物なのよ。」

「マリーンサウジランド様は、愛されてるのですね。」

「私は可愛いですから。」

王太子だけ戻ってきた。

「マリーン。何の話をしてたんだね？」

「私があなたに愛されている話よ。」

「可愛いマリーンだからな。アルフレッド皇太子と2人にさせるのは心配だな。」

ベタベタしはじめた。

「大丈夫ですよ。ルーセント王太子とは、好みが違うようですので、」

「。。。。」

そこへクレスタが帰ってきた。

「抜けてしまい、申し訳ありません。アルフレッド皇太子様。」

「王太子妃が戻ってきたから、私たちは、戻ろうか。」

「ありがとうございました。楽しい時間でした。またお話出来るといいですね。」
と2人は、去っていった。

「あの、、何か不愉快な思いをされましたか？」

「なぜそう思うんだ？」

「なんとなく。アルフレッド様は、お強いですね。」

「ルーセント王太子に負けたよ。」

「あれは、負けていただいたのですよね？
ルーセント王太子の性格を見抜いて。
あなたに負ける人がいるのですか？」

「帝国には、いるよ」

「護衛のマルクも強いよ。」

「皇太子。あなたが1番強いです。
私たちは、負けては、いけないと思ってます。貴方の護衛ですから！」

「素敵な関係ですね。
アルフレッド様の剣の振る舞いは、とても素敵でした。魅了されますわ。」

「クレスタ。剣もするのかな？」

「王妃教育の一環でして、少しできたらいいのに、夢中になり、
はまってしまいましたわ。そこが、私の悪いところですけども。」

「素敵だよ。クレスタ。一度お手合いお願い出来るかな？」

「アルフレッド様にお見せできるものでは。、、」

「いやっ。一緒に訓練したら、楽しいだろうね。」

「私は、もう一度、アルフレッド様の剣を見てみたいです。機会あればお願いします。
上水道の資料です。明日は、王太子が説明しますから、安心してもらって大丈夫ですが、あった方がいいかと思いまして。」

「上水道の近くに下水道施設もあるのかな？」

「はい、すぐ近くにあります。」

「サウジランド王国の上水道施設は、立派だと聞いていたから、明日は楽しみだな。」

「では、今日は、これで失礼致します。」