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皇太子と結婚して、私、カノンは、皇太子妃となった。
政略結婚だったけど、皇太子を愛していた。
職務も二人でこなし、世間から見たら仲良しだった。
カノンは、いい関係を築いてきたと思っていた。
結婚式を終えた三ヶ月後、皇太子から、突然話があると言われ、彼の部屋に行くと、彼の隣に女の子がいた。
いやな予感しかしない。
そう。彼との距離が近かったから。
私の胸の鼓動がドキドキと速くうつ。
「プリンスというんだ。これからここに住むから、色々教えてやってほしい。」
「どうゆうことですか?」
「私の大事な人だよ。」
「それは、、、」
声が震える。
「そう、これからプリンスが私の隣に居てくれる。だから、カノンは、一緒に居なくていいよ。これからは、色々とプリンスに教えてくれ。」
「私は、、、皇太子妃ではないのですか?」
「皇太子妃だよ。世間的にはね。だって公爵の力が欲しかったから。
今まで我慢してきたんだよ。
プリンスは、可愛いだろ?カノンと違い、わがままを言わない。」
「わがまま?」
「君はすぐに職務をやれ。
皇太子としての自覚を。といつも言う。それは、君のわがままだよ。
私はそんなふうにはなりたくないんだよ。」
プリンスという女の子は、少し意地悪そうな笑顔で私をみていた。
私が皇太子の愛をもらいますと言っているように、、、、。
「そうですか。急な話なので、一人になって考えたいです。」
「あーそうだね。
今後は、みんなの前では笑顔でね。皇太子妃として、」
震える足を前に出し、、部屋を出た。
お父様と私は、仲が良いわけではない。
いつも家のため、国のためしか言わない人だった。
父は、皇太子に恋人がいたことを知っていただろうな。あの人が知らないわけがない。知っていて、わたしは皇太子に尽くせと、、、
公爵の力が欲しい皇太子。
国の力が欲しい公爵。
本当に政略結婚しかなかったのね。この結婚は、、、
わたしだけが、皇太子に恋をした。
こんなこと言われても嫌いになれない。
好きな気持ちが強い。バカよね。
さて、これからどうしようかしら?
なぜ私が一人惨めな生活をするのはどうなのかな、、、
まず、私は別邸に移ろう。
もう皇太子と必要以上に会いたくない。
好きだけど、皇太子は、私を嫌っている。会えば憎しみだけが残る。
いい思い出だけを残したい。
そう。今までのようにいい子でいる必要がないということね。
なら、私も好きにさせてもらうわ。
もう生きるつもりはないわ。
1週間後
皇太子がやってきた。
「それで返事は?」
「お受けしますわ。プリンス様を指導しますわ。ただし条件があります。」
「条件?」
「当然ですわ。なぜあなたの希望ばかり聞かないといけないの?
あなたの勝手で、私は、ただのお飾り皇太子妃になるのでしょう。
私にも権利はあるわ。」
「そうだな。で?」
「私は、別邸に住みます。あなた方は本邸で、愛を育んでください。私は邪魔しませんので、、、」
「ああ。それはいいよ。」
「プリンス様に教える事を教えたら、私は必要ないですね?」
「ああそうだな。」
「では、期限は、一年。
来年の今日、わたしは、あなたのいる世界から居なくなりますね。」
「何を言ってるんだ?」
「皇太子にわたしは、必要ないし、プリンス様に色々教えたら、私は、どうするのですか?
まさかここにずっと飼い殺しにするつもりですか?
経費も必要ないでしょ?」
「ああそうだな。公爵に帰ればいい。」
「公爵に帰ってどうするのですか?」
「プリンスと違って公爵に愛されているだろう?
公爵という幸せなところで住んでいる。
プリンスは、親から虐待を受けて、可愛いそうなんだ。
だから、私が助けてあげないといけない。
公爵なら、次の相手を見つけてくれる。大丈夫だ。」
そう。プリンス様も虐待されていたのね。
わたしのことは一度も見てくれなかったということなのね。
「まぁ。いいですわ。
とりあえず、今日から別邸に移ります。世間的には、皇太子妃ですから、完璧に演じますね。
これから、公務以外であなたに会うことは、ありません。
プリンス様とお幸せに、、、」
「ああ。」
「では、失礼します。」
政略結婚だったけど、皇太子を愛していた。
職務も二人でこなし、世間から見たら仲良しだった。
カノンは、いい関係を築いてきたと思っていた。
結婚式を終えた三ヶ月後、皇太子から、突然話があると言われ、彼の部屋に行くと、彼の隣に女の子がいた。
いやな予感しかしない。
そう。彼との距離が近かったから。
私の胸の鼓動がドキドキと速くうつ。
「プリンスというんだ。これからここに住むから、色々教えてやってほしい。」
「どうゆうことですか?」
「私の大事な人だよ。」
「それは、、、」
声が震える。
「そう、これからプリンスが私の隣に居てくれる。だから、カノンは、一緒に居なくていいよ。これからは、色々とプリンスに教えてくれ。」
「私は、、、皇太子妃ではないのですか?」
「皇太子妃だよ。世間的にはね。だって公爵の力が欲しかったから。
今まで我慢してきたんだよ。
プリンスは、可愛いだろ?カノンと違い、わがままを言わない。」
「わがまま?」
「君はすぐに職務をやれ。
皇太子としての自覚を。といつも言う。それは、君のわがままだよ。
私はそんなふうにはなりたくないんだよ。」
プリンスという女の子は、少し意地悪そうな笑顔で私をみていた。
私が皇太子の愛をもらいますと言っているように、、、、。
「そうですか。急な話なので、一人になって考えたいです。」
「あーそうだね。
今後は、みんなの前では笑顔でね。皇太子妃として、」
震える足を前に出し、、部屋を出た。
お父様と私は、仲が良いわけではない。
いつも家のため、国のためしか言わない人だった。
父は、皇太子に恋人がいたことを知っていただろうな。あの人が知らないわけがない。知っていて、わたしは皇太子に尽くせと、、、
公爵の力が欲しい皇太子。
国の力が欲しい公爵。
本当に政略結婚しかなかったのね。この結婚は、、、
わたしだけが、皇太子に恋をした。
こんなこと言われても嫌いになれない。
好きな気持ちが強い。バカよね。
さて、これからどうしようかしら?
なぜ私が一人惨めな生活をするのはどうなのかな、、、
まず、私は別邸に移ろう。
もう皇太子と必要以上に会いたくない。
好きだけど、皇太子は、私を嫌っている。会えば憎しみだけが残る。
いい思い出だけを残したい。
そう。今までのようにいい子でいる必要がないということね。
なら、私も好きにさせてもらうわ。
もう生きるつもりはないわ。
1週間後
皇太子がやってきた。
「それで返事は?」
「お受けしますわ。プリンス様を指導しますわ。ただし条件があります。」
「条件?」
「当然ですわ。なぜあなたの希望ばかり聞かないといけないの?
あなたの勝手で、私は、ただのお飾り皇太子妃になるのでしょう。
私にも権利はあるわ。」
「そうだな。で?」
「私は、別邸に住みます。あなた方は本邸で、愛を育んでください。私は邪魔しませんので、、、」
「ああ。それはいいよ。」
「プリンス様に教える事を教えたら、私は必要ないですね?」
「ああそうだな。」
「では、期限は、一年。
来年の今日、わたしは、あなたのいる世界から居なくなりますね。」
「何を言ってるんだ?」
「皇太子にわたしは、必要ないし、プリンス様に色々教えたら、私は、どうするのですか?
まさかここにずっと飼い殺しにするつもりですか?
経費も必要ないでしょ?」
「ああそうだな。公爵に帰ればいい。」
「公爵に帰ってどうするのですか?」
「プリンスと違って公爵に愛されているだろう?
公爵という幸せなところで住んでいる。
プリンスは、親から虐待を受けて、可愛いそうなんだ。
だから、私が助けてあげないといけない。
公爵なら、次の相手を見つけてくれる。大丈夫だ。」
そう。プリンス様も虐待されていたのね。
わたしのことは一度も見てくれなかったということなのね。
「まぁ。いいですわ。
とりあえず、今日から別邸に移ります。世間的には、皇太子妃ですから、完璧に演じますね。
これから、公務以外であなたに会うことは、ありません。
プリンス様とお幸せに、、、」
「ああ。」
「では、失礼します。」
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