15幼き頃からそばにいたお兄ちゃんは、溺愛社長でした。

親友とデート

「愛ちゃん。今日、時間ある？塾とか忙しいよね？」

「塾まで時間あるから、ケーキ食べに行こうか。瑞希は遠慮しすぎだよ」

「ありがとう。」

ケーキ屋さんに入った。
「あのね。愛ちゃん。話が決まったから報告するね」

「うん。」

「卒業同時に、霧矢くんと籍をいれることにしたの。」


「本当に！！おめでとう。」

「霧矢さん喜んでたでしょ。」

「うん。」

「長年親戚のお兄ちゃんから脱出できたんだね。」

「え？愛ちゃん？」

「霧矢さんの想い知らないの瑞希だけでしょ。」

「嘘、、、」

「瑞希は光輝しか見えてなかったから、霧矢さんにとっては、残酷だったと思うよ。」

「私って、、、」

「でも、良かったね。それで、光輝との噂は何？」

「この前ね、光輝に言われたの。お前と話をしなくなって、寂しい。付き合おうって、、」

「今更？あんなに瑞希のことうざがってたのに？」

「うん。」

「今わかったとか言ってたけど、断ったんだよ。あとね。私大学に行かないの。」

「え？瑞希勉強頑張ってたよね？」

「勉強は、大学行くためにね。
今はしたい事があるの。料理の専門学校に行って勉強したいの。」

「霧矢さんのために？
霧矢さんってkグループの社長でしょ？」

「愛ちゃん知ってるの？」

「え？まさか、、瑞希知らなかったの？」

「うん。私が、専門学校に行きたいって話した時に、霧矢くんが、社長と話をしてくれて、びっくりしてたの。

私は、霧矢くんと生活するのに、料理をきちんと勉強したいと思ったのと、料理を見るのが好きってわかったから、料理について、何か仕事できたらいいと思ってて、、、」

「瑞希はすごいね。可愛い」

「それを霧矢くんのお母さんに話したら、霧矢くんも、時間があれば専門学校に行きたかったんだって、、」

「それは、霧矢さん驚くよね。」

「愛ちゃん。報告遅くなってごめんね。ちょうど、センターもあったし、、、」

「わかってる。でも瑞希が幸せになれて良かった。結婚式は？」

「まだ、話はしてないよ。。一応学生だし、籍入れる話も決まったばっかだから、、、」

「そうそう。光輝の話に戻るけど、私が大学に行かない事、生活指導から聞いたみたいで、その時に接近し始めてきて、今日みたいな噂が出たの。」

「それで光輝の取り巻きが、騒いでるわけね。」

「少し気をつけた方がいいかも、、光輝が噂を流してるのね。」

「うん。愛ちゃん一緒に居てくれる？」

「もちろん。」

「放課後は、早めに帰った方がいい。あと、霧矢さんに言っておきなよ。」

「でも、、霧矢くん心配かけるし、、、学校のことだから、、」

「それは瑞希の悪いところだよ。知らない方が、心配するよ。」

「わかった。話をするね。」

「愛ちゃんは、大輔くんとどう？」

「私は、まぁ、ケンカもしつつ、それなり仲良くしてるよ。幼なじみだから、何考えてるか？わかっちゃうから、ケンカしても、許してしまうけど、、、」

「そっか。」

「もしかしたら、別れるかもしれない。」

「え？」

「まだわかんないけど、大学が別々になるし、大学生は遊ぶから、多分大輔は、私のことを忘れるよ。
わかっちゃうからつらいね。」

「そっか、、、」

「まぁ。私はやりたい事があるから、まずそれを頑張りたい。」

「応援している。頑張ってね！」

「お互い、道は違うけど、これからも仲良くしてね！」

「うん。愛ちゃん。よろしくね」

「瑞希は可愛いよね。私が男なら絶対瑞希と結婚したいもん。霧矢さんが羨ましい。」

「で、ちなみにどこまでしたの？」

「え、、恥ずかしい。」真っ赤になった。

「可愛いね。お姉さんに教えて。」

「全部あげたの？」

「うん。誕生日の時に、、、」

「どうだった？」

「幸せだった。」

「良かったね。瑞希ほんとにかわいい。霧矢さんが、ずっと好きなわけだ。友達の私にはしない顔をするだろうな。」

「え？どんな顔？」

「瑞希、、今めっちゃかわいいよ。」

「そう？霧矢くんはかっこいいから、頑張んないと」

「そのままでいいんじゃないの？瑞希は、なんでも一生懸命に頑張るから、霧矢さんに甘えたらいいんじゃないの？気を使いすぎだからね。」



「そろそろ塾に行かないと。」

「今日はありがとう。」