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本編
第60話
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社長室は、重苦しい空気に包まれていた。
ダンスレッスンのあと、タビトたちはホズミに呼ばれてここを訪れた。みな一様に険しい顔で革張りのソファに座し、ガラステーブルを挟んで沈黙している。ずいぶん前に運ばれてきたカップコーヒーには誰も手を付けていない。中身はすっかり冷めてしまっていた。
「――では、ユウとミツキ氏の交際はこのまま黙認すると?」
ホズミの声が静寂を切り裂いて響く。
「そうだ」
溜息まじりに言いながら、オフィスウイルド社長であるムナカタは苦々しい顔をする。
「タビトの熱烈なファンだと思っていたが……まさかユウに鞍替えするとはな」
「ミツキがタビトにストーカー行為してたってこと、社長は知ってたんすか?」
ヤヒロが憮然たる面持ちで問うと、彼はデスクに肘をつき指先でこめかみを押さえながら、視線だけを彼らに向けた。
「その件に関してはアキラからたびたび報告を受けていた。『警察に言ったら事務所を潰す』と脅してきたという話も聞いている」
「潰す?ひとりじゃなんもできねえくせにイキりやがってよ」
眼光鋭く息巻いた彼は、忌々しそうに舌打ちする。
「あの娘がオートロックを突破して無断侵入しようとしていたという報告があってから1年くらいのあいだ、宿舎まわりに警備の人間を配備して密かに見張らせていたが……まったく姿を見せず大人しくしていたみたいでね。すっかり油断していたところにこれだ。まったく……」
「あいつはヤバいよ。どうしてアキラから報告を受けた時点で警察に相談しなかったんすか」
「ヤヒロ……。知らないかもしれないが、この業界は人脈、カネ、影響力の強さがすべてだ。ストルムグループはこれまでだって一族の不祥事を強引に揉み消してきた。ストーカー事件をなかったことにするくらい簡単にやってのけるさ」
「じゃあマスコミに売ればよかったのに」
「あの当時ウル・ラドはミュトスの勢いにおされて、世間の認知度が低かっただろう?君が記者だとして、まだ売れてもいないアイドルとそのファンのことを記事にしようと思うか?」
喉を締めつけられてでもいるような顔で、ヤヒロは唇を引き結ぶ。
「ユウの件はさすがに問題になるかと思ったが、このありさまだ。マスコミだけならず警察内部にも協力者がいるような相手に噛みついたところで、傷ひとつ付けられないということがよくわかったよ」自嘲し、彼は指先でデスクを叩きながら言葉を継ぐ。「君たちの功績もあって我が事務所も様々な業界で認知されるようになってきたが、ストルムグループと比べれば知名度にしても経営規模にもしても雲泥の差がある。黒も白に変える力を持つのがあの事務所だ」
「それはわかってるけどさ……」
「我々のように細々とやっている事務所は忍耐が基本」
ムナカタは椅子から立ち上がり、窓からビル群を眺めつつ続ける。
「鼻を明かしてやりたいのは山々だが――ストルムグループの会長がバックについているとなれば、彼女の持つ影響力は決して馬鹿にできない。祖父というものは父親よりも厄介だ。たいてい孫に甘いからな」
「父親の方もたいがいだよ。自分が経営する会社の社員たちに娘の身の回りの世話をさせて、一時期問題になったらしい」
アキラが言うと、メンバー全員が驚いたように目を瞠る。
「祖父が会長で親父が社長かよ」
ヤヒロが皮肉を含んだ笑みを浮かべて言うと、ムナカタは溜息と共に頷いた。
「上がってきた情報によれば……彼女の父親はグループ会社が手掛ける商品全般のデザインを担当している『ストルムデザインラボ株式会社』の社長だ。彼の兄がストルムミュージックの社長を任されているわけだが、この兄弟は昔から仲が悪いらしい」
CDジャケットのデザインなどを担当しているのが父親が率いる会社だとしても、音楽関係者との距離が近いのはやはり父より伯父の方だろう。だからといって伯父と親しくすれば父はいい顔をしない。だからミツキは祖父にすり寄り便宜を図ってもらっているということか――表情を曇らせるタビトの横で、アキラがムナカタの背中に言った。
「厄介な状況なのはわかったよ……ただ耐えるしかないってことも。でも俺はランさんがチームから外されたことがどうしても許せないんです」
その言葉を聞いたタビトが、膝のあいだで組んだ指に力を込める。
「外された?どういうことだ」
そのムナカタの問いをホズミが引き取って答える。
「ナウラオルカのランさんがチームから外されたと――先ほどアコさんから連絡がありました。彼女の代わりに、ミツキ氏がヘアメイクアシスタントとして入るそうです」
「はあ?」
ヤヒロは驚愕の表情のまま、それ以上言葉が出ないといった様子だ。タビトはガラステーブルを睨んだまま、
「これからは、ハスタニさんがアシスタントから昇格してランさんのポジションに就くんだって……。なんの相談もなく突然そう決まって、アコも納得できないみたいだった」込み上げる怒りに言葉が途切れる。「本当に悔しい……黙って受け入れることしかできないなんて」
「まともじゃねえよ。惚れた男と一緒にいたいからってそこまでするか?」
「ミツキが急にアシスタントになるなんてこんなの絶対おかしいじゃん……もしかして、ストルムが裏で手を回したのかな」
青ざめているセナの言葉にタビトは頷き、
「会長から直々に、孫を雇ってくれって連絡してきたみたい。それを受けたナウラオルカ側が、ミュトスの仕事を回してくれるならミツキを迎えてやるって言ったんだって……」
「ストルムの会長相手にずいぶん偉そうなこと言うじゃねえか。そんな大胆不敵なヤツがあの会社にいたか?アコ以外で」
「いるよ」ぽつりと口にしたアキラは据わった目でヤヒロを見て、「ヤヒロが気に食わねえって言ってたあの人でしょ、どうせ……」
「タキトウか……」
憎悪に顔を歪め、ヤヒロが吐き捨てる。
「こんなことになっても社長はユウとミツキの仲……黙認するつもり?」
答えは分かり切っていたが、アキラはあえて訊ねる。
ムナカタは即答しなかった。腕組みをしたまま押し黙っていたが、やがて口を開く。
「――ユウとも君たちとも、恋愛禁止という契約は交わしていない。違反に当たらないのだから、ふたりの仲は黙認すべきだろう」
「社長、しかし……」
「最後まで聞け、ホズミ。――改めて確認するが、タキトウ常務からヘアメイクの担当が変わるという連絡はなかったんだな?」
「ありません。すべてアコさんから聞いた話です」ホズミは険しい表情のまま、「現場に派遣する日にでも連絡すればいいと考えてらっしゃるのかもしれません。専属契約しているのはアコさんだけで、彼女が指揮を執るチーム自体と正式に契約を結んだわけではないですし……先方の独断で編成されてしまうのはある意味仕方のないことです」
そうか、とつぶやいて息だけで笑うムナカタを見つめ、ホズミは続ける。
「ただ、我が社もそれなりの金銭を支払っています。対価に見合うだけの働きをする人材をナウラオルカ側が寄こさないのであれば、不満を持つのはもっともであるかと」
ムナカタは思案顔で沈黙し、顎鬚を指でさすりつつしばらくのあいだ窓の外を睨んでいたが……やがて皆の方に振り返る。
「“敵を作らない”これが芸能界を生き抜くための鉄則だ。どんなに厄介な問題が生じても騒がず穏便に済ませねばならん――あの古狸の孫娘が絡んでいるならなおさらな。だからユウがあの娘と深い仲だと知ったとき、彼が下手な嘘を吐き続けるというなら騙されてやろうと思ったよ。好きなだけ親密な時間を楽しむといい……黙って見守ってやろう、と」
言葉を切って、彼は真一文字に口をつぐむと目を閉じた。そして、深く息を吐き出すと共にまぶたをあげ、目の前の若者たちを鋭く見据える。
「――だが、その恋愛事情が影響してウル・ラドの戦力の一角が削り取られたとなれば話が違ってくる。たいていのことは笑って受け流すが、不利益を被るのだけは許しがたいことだ」
獰猛な怒りが空気を伝ってタビトたちに届く。こんなムナカタを前にしたのは初めてだった。
彼は厳しい表情を崩さず告げる。
「別れろと言うつもりはない。だが、これまで通りとはいかん。全員宿舎暮らしに戻ってユウの行動を見張れ」
ダンスレッスンのあと、タビトたちはホズミに呼ばれてここを訪れた。みな一様に険しい顔で革張りのソファに座し、ガラステーブルを挟んで沈黙している。ずいぶん前に運ばれてきたカップコーヒーには誰も手を付けていない。中身はすっかり冷めてしまっていた。
「――では、ユウとミツキ氏の交際はこのまま黙認すると?」
ホズミの声が静寂を切り裂いて響く。
「そうだ」
溜息まじりに言いながら、オフィスウイルド社長であるムナカタは苦々しい顔をする。
「タビトの熱烈なファンだと思っていたが……まさかユウに鞍替えするとはな」
「ミツキがタビトにストーカー行為してたってこと、社長は知ってたんすか?」
ヤヒロが憮然たる面持ちで問うと、彼はデスクに肘をつき指先でこめかみを押さえながら、視線だけを彼らに向けた。
「その件に関してはアキラからたびたび報告を受けていた。『警察に言ったら事務所を潰す』と脅してきたという話も聞いている」
「潰す?ひとりじゃなんもできねえくせにイキりやがってよ」
眼光鋭く息巻いた彼は、忌々しそうに舌打ちする。
「あの娘がオートロックを突破して無断侵入しようとしていたという報告があってから1年くらいのあいだ、宿舎まわりに警備の人間を配備して密かに見張らせていたが……まったく姿を見せず大人しくしていたみたいでね。すっかり油断していたところにこれだ。まったく……」
「あいつはヤバいよ。どうしてアキラから報告を受けた時点で警察に相談しなかったんすか」
「ヤヒロ……。知らないかもしれないが、この業界は人脈、カネ、影響力の強さがすべてだ。ストルムグループはこれまでだって一族の不祥事を強引に揉み消してきた。ストーカー事件をなかったことにするくらい簡単にやってのけるさ」
「じゃあマスコミに売ればよかったのに」
「あの当時ウル・ラドはミュトスの勢いにおされて、世間の認知度が低かっただろう?君が記者だとして、まだ売れてもいないアイドルとそのファンのことを記事にしようと思うか?」
喉を締めつけられてでもいるような顔で、ヤヒロは唇を引き結ぶ。
「ユウの件はさすがに問題になるかと思ったが、このありさまだ。マスコミだけならず警察内部にも協力者がいるような相手に噛みついたところで、傷ひとつ付けられないということがよくわかったよ」自嘲し、彼は指先でデスクを叩きながら言葉を継ぐ。「君たちの功績もあって我が事務所も様々な業界で認知されるようになってきたが、ストルムグループと比べれば知名度にしても経営規模にもしても雲泥の差がある。黒も白に変える力を持つのがあの事務所だ」
「それはわかってるけどさ……」
「我々のように細々とやっている事務所は忍耐が基本」
ムナカタは椅子から立ち上がり、窓からビル群を眺めつつ続ける。
「鼻を明かしてやりたいのは山々だが――ストルムグループの会長がバックについているとなれば、彼女の持つ影響力は決して馬鹿にできない。祖父というものは父親よりも厄介だ。たいてい孫に甘いからな」
「父親の方もたいがいだよ。自分が経営する会社の社員たちに娘の身の回りの世話をさせて、一時期問題になったらしい」
アキラが言うと、メンバー全員が驚いたように目を瞠る。
「祖父が会長で親父が社長かよ」
ヤヒロが皮肉を含んだ笑みを浮かべて言うと、ムナカタは溜息と共に頷いた。
「上がってきた情報によれば……彼女の父親はグループ会社が手掛ける商品全般のデザインを担当している『ストルムデザインラボ株式会社』の社長だ。彼の兄がストルムミュージックの社長を任されているわけだが、この兄弟は昔から仲が悪いらしい」
CDジャケットのデザインなどを担当しているのが父親が率いる会社だとしても、音楽関係者との距離が近いのはやはり父より伯父の方だろう。だからといって伯父と親しくすれば父はいい顔をしない。だからミツキは祖父にすり寄り便宜を図ってもらっているということか――表情を曇らせるタビトの横で、アキラがムナカタの背中に言った。
「厄介な状況なのはわかったよ……ただ耐えるしかないってことも。でも俺はランさんがチームから外されたことがどうしても許せないんです」
その言葉を聞いたタビトが、膝のあいだで組んだ指に力を込める。
「外された?どういうことだ」
そのムナカタの問いをホズミが引き取って答える。
「ナウラオルカのランさんがチームから外されたと――先ほどアコさんから連絡がありました。彼女の代わりに、ミツキ氏がヘアメイクアシスタントとして入るそうです」
「はあ?」
ヤヒロは驚愕の表情のまま、それ以上言葉が出ないといった様子だ。タビトはガラステーブルを睨んだまま、
「これからは、ハスタニさんがアシスタントから昇格してランさんのポジションに就くんだって……。なんの相談もなく突然そう決まって、アコも納得できないみたいだった」込み上げる怒りに言葉が途切れる。「本当に悔しい……黙って受け入れることしかできないなんて」
「まともじゃねえよ。惚れた男と一緒にいたいからってそこまでするか?」
「ミツキが急にアシスタントになるなんてこんなの絶対おかしいじゃん……もしかして、ストルムが裏で手を回したのかな」
青ざめているセナの言葉にタビトは頷き、
「会長から直々に、孫を雇ってくれって連絡してきたみたい。それを受けたナウラオルカ側が、ミュトスの仕事を回してくれるならミツキを迎えてやるって言ったんだって……」
「ストルムの会長相手にずいぶん偉そうなこと言うじゃねえか。そんな大胆不敵なヤツがあの会社にいたか?アコ以外で」
「いるよ」ぽつりと口にしたアキラは据わった目でヤヒロを見て、「ヤヒロが気に食わねえって言ってたあの人でしょ、どうせ……」
「タキトウか……」
憎悪に顔を歪め、ヤヒロが吐き捨てる。
「こんなことになっても社長はユウとミツキの仲……黙認するつもり?」
答えは分かり切っていたが、アキラはあえて訊ねる。
ムナカタは即答しなかった。腕組みをしたまま押し黙っていたが、やがて口を開く。
「――ユウとも君たちとも、恋愛禁止という契約は交わしていない。違反に当たらないのだから、ふたりの仲は黙認すべきだろう」
「社長、しかし……」
「最後まで聞け、ホズミ。――改めて確認するが、タキトウ常務からヘアメイクの担当が変わるという連絡はなかったんだな?」
「ありません。すべてアコさんから聞いた話です」ホズミは険しい表情のまま、「現場に派遣する日にでも連絡すればいいと考えてらっしゃるのかもしれません。専属契約しているのはアコさんだけで、彼女が指揮を執るチーム自体と正式に契約を結んだわけではないですし……先方の独断で編成されてしまうのはある意味仕方のないことです」
そうか、とつぶやいて息だけで笑うムナカタを見つめ、ホズミは続ける。
「ただ、我が社もそれなりの金銭を支払っています。対価に見合うだけの働きをする人材をナウラオルカ側が寄こさないのであれば、不満を持つのはもっともであるかと」
ムナカタは思案顔で沈黙し、顎鬚を指でさすりつつしばらくのあいだ窓の外を睨んでいたが……やがて皆の方に振り返る。
「“敵を作らない”これが芸能界を生き抜くための鉄則だ。どんなに厄介な問題が生じても騒がず穏便に済ませねばならん――あの古狸の孫娘が絡んでいるならなおさらな。だからユウがあの娘と深い仲だと知ったとき、彼が下手な嘘を吐き続けるというなら騙されてやろうと思ったよ。好きなだけ親密な時間を楽しむといい……黙って見守ってやろう、と」
言葉を切って、彼は真一文字に口をつぐむと目を閉じた。そして、深く息を吐き出すと共にまぶたをあげ、目の前の若者たちを鋭く見据える。
「――だが、その恋愛事情が影響してウル・ラドの戦力の一角が削り取られたとなれば話が違ってくる。たいていのことは笑って受け流すが、不利益を被るのだけは許しがたいことだ」
獰猛な怒りが空気を伝ってタビトたちに届く。こんなムナカタを前にしたのは初めてだった。
彼は厳しい表情を崩さず告げる。
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