究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった

盛平

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パティの妹2

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 食事が終わった後、パティはマックスたちに頼んで、ロレーナに回復魔法をしてもらった。

 今夜は遅いので、パティたちはエラルドの家に泊めてもらった。パティはロレーナのベッドに一緒に寝かせてもらっている。

 ロレーナはまだ眠くないようで、ベッドの中でしきりにパティに話しかけている。

「ねぇねぇ、パティ。王都の城下町ってどんなところ?私一度行ってみたいなぁ」
「うふふ。とってもにぎやかなところよ?ロレーナが元気になったら一緒に行きましょうか?」
「本当?!行きたい行きたい!パティ、約束だからね!」
「ええ。エラルドがいいって言ったら行きましょうね?」

 ロレーナはパティの答えに不満そうだった。パティがわけをたずねると、ロレーナは頬をふくらませて答えた。

「お兄ちゃんがね、城下町はとっても危険だから行っちゃだめだっていうの」

 ロレーナの返事にパティは吹き出しそうになった。ロレーナの魔法は《ガーディアン》。あらゆる厄災から守られる魔法だ。

 ロレーナとエラルドはこの世界で一番安全な存在のはずだ。それなのにエラルドは、ロレーナの事が心配で心配で仕方ないのだろう。

 パティはとなりで横になっているロレーナのツヤツヤしたプラチナブロンドを撫でながら言った。

「大丈夫よ、ロレーナ。私とマックスたちも一緒にいるから。それならエラルドも安心でしょ?」
「うん!」
「さぁ、もう夜遅いから寝ましょう?」
「・・・、うん。パティ、おやすみなさい」
「ええ、おやすみなさい」

 しばらくするとロレーナはスースーと寝息をとたてて眠ってしまった。パティの足元には、小さくなったマックスとチャーミー、アクアが丸くなって眠っている。

 ベッドヘッドにとまっていたピンキーがみじろぎをした。ロレーナが眠った事に気づいたのだろう。ピンキーが小さくピィピィと鳴いた。

「うん、わかってるよ。ピンキー」

 ピンキーはパティに伝えたのだ。もうすぐロレーナに回復魔法は必要なくなる。つまりパティたちは毎日ロレーナに会いに来なくてよくなるのだ。

 ロレーナが元気になってくれる事はとても嬉しい。だがこれからロレーナに会える回数は格段に減ってしまうだろう。

 パティは自分で考えているよりもはるかにさびしい気持ちになっていた。

 パティの眠りはおとずれず、ロレーナの幸せそうな寝顔をずっと見つめていた。
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