究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった

盛平

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ロレーナ3

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 マックスとチャーミーとピンキーとアクアは、お互いにうなずきあうと、目をつむった。ロレーナの身体が輝きだす。マックスたちは目を開くと口々にワンワン、ニャーニャー、ピーピー、プクプク言った。

 彼らの意見は一致していた。ロレーナの魔法はロレーナ自身を助けてくれるものなのだ。ロレーナの魔法発動条件は、ロレーナの愛する人だ。ロレーナが兄のエラルドを愛しているから魔法が発動し、彼を守ったのだ。

 ロレーナがロレーナ自身を愛すれば、ロレーナにも魔法が発動され、ロレーナは健康な身体になるはずなのだ。

 ロレーナは自分自身を愛する事ができない。かつてのパティと同じだ。パティは幼い頃から、ドミノ村の人々にお前は忌子だ。お前なんかいなくなればいいという悪意の言葉を投げつけられていた。

 ジョナサン神父とチコリおばあさんがいつもパティの事を、お前は可愛い、とってもいい子だ。愛しているよ、言ってくれていた。だが村人たちの悪意の言葉によって、パティはジョナサン神父たちの言葉を信じていいのかわからなくなってしまっていたのだ。

 ジョナサン神父とチコリおばあさんは、パティが捨てられていたので、仕方なく世話をしてくれたのではないかと。

 パティは泣き出しそうな表情のロレーナに聞いた。

「ロレーナ、誰かに何か言われたの?」
「・・・。お兄ちゃんがお仕事の時、私のお世話をしてくれる村のおばさんたち」

 エラルドは仕事に行く際、ロレーナの事を心配して村のおばさんたちにロレーナの世話を頼んでいた。安くはない報酬を支払って。

 おばさんたちが交代する時に、ロレーナは聞いてしまったのだ。

「エラルドは金払いがいいけど、どうやら悪い仕事をしてお金を稼いでいるようだよ」
「怖いねぇ、この村に迷惑な事が起きないといいけど。ロレーナだって看病したってよくなるわけじゃないだろ?」
「ええ。エラルドの両親も災難だねぇ。病弱な子供が生まれてしまったんだもの。あんな子生まれてこなければよかったのに」

 それまで感情を押し殺して話していたロレーナの顔がくしゃりとゆがんだ。目からは涙がボロボロこぼれ落ちた。パティは慌ててロレーナの手をさすりながら言った。

「ごめんね!ロレーナ!もう辛い話をしないで」
「ううん。おばさんたちの言っていた事は本当なの。私なんか生まれてこなければよかったの。そうすれば、お父さんとお母さんとお兄ちゃんは、今でも幸せに暮らせていたはずだもの」
「・・・。ねぇ、ロレーナ。私の話しを聞いてくれる?」

 ロレーナはコクンとうなずく。パティは微笑んで口を開いた。
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