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ジャン=ジャック・ルソー
お預けされた8日間
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ヴァランス夫人にお預けにされた8日間はマゾのルソーにとってはゾクゾクする期間であった。
今すぐにでも抱きしめたいヴァランス夫人を抱きしめられない。しかし、8日後に思いっきり抱きしめられるのだ。
童貞のルソーにとってはこの8日間は気が遠くなるほど待ちわびた日々に違いない。若い性欲旺盛な青年にとっては地獄と言っても過言ではない。しかし、ルソーはこの8日間が8世紀続いてもいいとさえ思っていた。そんな時、ルソーは自分のMっ気を自覚した。
そして、ついにその時を迎えた。
「どう? 坊や。8日間考えた答えを聞かせて」ヴァランス夫人は目を凝らしてルソーを見つめた。どう転んでもルソーの覚悟を受け入れようとしていた。
「ママン、やっぱり僕はママンと結ばれたい」
「坊や、ほんとにいいの?」
「うん」
「こんな年上のおばさんでも後悔しない?」
「ママン、何言ってるの。ママンは若くて美しい」
「ありがとう。坊や。ただ、ひとつ約束して。私と寝るということは、安易に誘惑に負けては駄目よ。とくにラール夫人の誘いには絶対にのらないこと」
ルソーは婦人がルソーを誘惑から守ろうとしてくれている事が嬉しかった。
「ママン、分かったよ。ラール夫人の誘惑には負けない。ママンのことが百倍好きだよ」
「さあ、こちらにいらっしゃい」
ルソーはママンの傍によった。
2人の衣服は徐々に剥ぎ取られ、ルソーは優しく愛撫された。
ルソーも婦人の敏感な部分に触れた。
初めて触れる喜びは天にも登る気持ちだった。
ルソーは夢中になってママンの乳房にしゃぶりついた。
ただ、婦人はあまり感じていないようだった。婦人は快楽のために自分と寝ている訳では無いことを感じた。
まるで母親の体にむしゃぶりついている子供のような感覚だった。
それでもルソーは欲望を抑えきれずに獣のようになって婦人の体を貪った。
全てが終わったあと、ルソーは男になった喜びに満ち溢れた。
しかし、婦人は後悔でも抱えているかのように、そそくさと衣服を身につけて横たわっていた。
ルソーは、初めての行為に頭の中が興奮してぼーっとしていた。
それからも、一線を超えてしまった罪悪感と、快楽の狭間で心は揺れ動いたが、ルソーと婦人は関係を重ねた。
ルソーの婦人に受け入れられて満たされた幸福感は二人の関係をより親密なものにしていった。それまでよりも、より冗談を言い合うようになった。
一方で、婦人はクロード・アネとも関係を持ち続けていた。
今すぐにでも抱きしめたいヴァランス夫人を抱きしめられない。しかし、8日後に思いっきり抱きしめられるのだ。
童貞のルソーにとってはこの8日間は気が遠くなるほど待ちわびた日々に違いない。若い性欲旺盛な青年にとっては地獄と言っても過言ではない。しかし、ルソーはこの8日間が8世紀続いてもいいとさえ思っていた。そんな時、ルソーは自分のMっ気を自覚した。
そして、ついにその時を迎えた。
「どう? 坊や。8日間考えた答えを聞かせて」ヴァランス夫人は目を凝らしてルソーを見つめた。どう転んでもルソーの覚悟を受け入れようとしていた。
「ママン、やっぱり僕はママンと結ばれたい」
「坊や、ほんとにいいの?」
「うん」
「こんな年上のおばさんでも後悔しない?」
「ママン、何言ってるの。ママンは若くて美しい」
「ありがとう。坊や。ただ、ひとつ約束して。私と寝るということは、安易に誘惑に負けては駄目よ。とくにラール夫人の誘いには絶対にのらないこと」
ルソーは婦人がルソーを誘惑から守ろうとしてくれている事が嬉しかった。
「ママン、分かったよ。ラール夫人の誘惑には負けない。ママンのことが百倍好きだよ」
「さあ、こちらにいらっしゃい」
ルソーはママンの傍によった。
2人の衣服は徐々に剥ぎ取られ、ルソーは優しく愛撫された。
ルソーも婦人の敏感な部分に触れた。
初めて触れる喜びは天にも登る気持ちだった。
ルソーは夢中になってママンの乳房にしゃぶりついた。
ただ、婦人はあまり感じていないようだった。婦人は快楽のために自分と寝ている訳では無いことを感じた。
まるで母親の体にむしゃぶりついている子供のような感覚だった。
それでもルソーは欲望を抑えきれずに獣のようになって婦人の体を貪った。
全てが終わったあと、ルソーは男になった喜びに満ち溢れた。
しかし、婦人は後悔でも抱えているかのように、そそくさと衣服を身につけて横たわっていた。
ルソーは、初めての行為に頭の中が興奮してぼーっとしていた。
それからも、一線を超えてしまった罪悪感と、快楽の狭間で心は揺れ動いたが、ルソーと婦人は関係を重ねた。
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一方で、婦人はクロード・アネとも関係を持ち続けていた。
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