スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。～ラッキー～

第36話 い、いや。あれは偶然なんだ！！誤解しないで欲しい！！

俺たちは、家に帰るとミツキは落ち込んでいる。
   お風呂でも入って、泥と気分転換でもしてもらおうとお湯を貯め準備した。

「お風呂沸いたから、先に入りなよ」
「いいんですか?」
「ああ」

ミツキは、お風呂に入っていった。
 着替えが無いとい事なので、俺の服を貸してあげた。

俺もローブを脱ぎミツキがお風呂に入る前に脱衣場にある洗濯機の中に入れた。

   やっぱり、穴の中に落ちて仲間に迷惑をかけてしまった事が気がかりなのだろうか?

まあ、俺はパーティーを組んだことがあるが、足でまといになり怒られて落ち込んだことがある。
  ミツキも、俺と同じ状況なんだろう...

それに、穴に落ちたのは、俺のせいだ....

お風呂から出てきたら、謝ろうかな。

そんな事を思いながら、夜ご飯の準備をしている。
 元気が出ると思う、ハンバーガーでも作りながら待っているとお風呂から出てきた。

「あ、ありがとうございます。」
「泥まみれの服は、洗濯機の中に入れた?」
「あ、はい。私が使っている洗濯機と同じ機種だったので、洗剤入れてスイッチ教えておきました。」
「ありがとう～ハンバーガー作ったから、あっちの机で待ってて～」
「わ、わかりました。」

モグモグと食べている。
   お風呂に入ったからか、さっき程より顔の色は明るくなっている気がする。
やっぱり、お風呂の効果は絶大だな。

「あの...」
「ん?」
「ありがとうございました。」
「え、どうしたの?改まって...」

ミツキは、驚いて俺の目を見た。

「私が穴に落ちそうになった時に助けてくれた時、お礼を言ってなかったような気がして。」
「ああ～いいよ。そんなこと。俺も偶然いただけだから。」
佐藤さんが、仲間だと思って信じていた人に裏切られて穴に落とされそうとになることを予感して、私を助けに来てくれたんですよね。」

え....？
いや、本当に偶然なんだけど...
 
と言うか、仲間に裏切られたのか?それって、犯罪なんじゃないのか?なんで、そんな事をする必要があったんだ!?

「誰か分からないですが。私がスキルを使っている時は、耳も人間の数十倍良くなり、小さい音も聞こえます。ですが、他の音が混ざる戦闘中では、誰の声か分からなかったです。ですが、誰かがスキルを使って私を落とそうとしたのは確かなんです。なので、佐藤さんはそれを予想して私を助けに来てくれるなんて感謝しかないです。」
「ま、まあな...今日はご飯食べて早くねな。寝たら嫌なことも忘れるよ。」
「はい」


俺もお風呂に入り布団の中に入り改めてミツキについて考えた。
 誰がミツキを穴に落とそうとしたんだろ?
   だけど、ミツキのおかげで、フェニックスギルドは順位を上げる事が出来ていたんだぞ?

そんな、不利益になる事をやる意味があるのだろうか....?

それに、俺がミツキが裏切られることを知ってたかのように思われていたんだが...いや、本当に偶然なんだけど、めっちゃ感謝されて偶然とは言えなかった。
　それに、落ち込んでいた原因が仲間の裏切りだったからな～謝る必要が無くなってしまったな～

ミツキのメンタル面のケアでも出来る限り俺もしようかな。

そんな事を考えているうちに、眠りについた。


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1人の女性が、部屋でシンデレラーズの動画を動画の解像度を上げたり出来るソフトで解析してパソコンをまじまじと見ている。

「この方ですか！！そうです。絶対そうです。テニターに載せていた内容とお姿がそっくりです。泥に塗れていても私はわかります！！ですが...横に居る女性は誰でしょう？クロウ様のお仲間でしょうか？もしかしたら、クロウ様はギルドを作っているのではないでしょうか！？でしたら、私も入れて欲しいです！！」

女性は、パソコンを見て喜んで興奮している。