女性のための犯され短編集【R18】

弓月

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幽霊アパートで犯される

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 東京の賃料がここまで高いとは、予想できていなかった。

 キレイなデザイナーズマンションに、お気に入りの家具を置いて、始まる楽しい新生活。

 …そんなものは、夢のまた夢だったと思い知る。

 奨学金をかりながらの苦学生にとって、手が届くのはせいぜい6畳ワンルーム、築45年の木賃アパートだ。

 大学からあまり遠くならないようにとここを選んだのは自分だが、やっぱりどこから見てもボロアパートだな…と、帰宅した彼女は後悔する。

「あ、おかんなさい」

「あ、ただいまです」

 夜の10時。うーんと外観を見て彼女が立っていると、同じアパートの住人であるお兄さんがベランダから声をかけてきた。

 彼女が借りているのが2階の部屋。
 お兄さんがいるちょうど上の部屋である。

「引越しの片付けは終わったん?」

「あはは…じつはまだ完了してないんです」

「なら今度手伝ったげる」

「本当ですかっ?」

 ライターの仕事をしているというお兄さんは在宅ワークが多く、ベランダでタバコを吸っているところによくはち会う。そのうち仲良くなった、ボロアパートのゆいいつの恩恵、お兄さん。

 話せたおかげで少し心が弾んだ。

 バイト終わりで疲れた彼女は、まだ引越しのダンボールで散らかった部屋のすみに布団を敷いて、その日もさっさと眠りについた。


 ──けれど彼女は
 今日もある異変のせいで目を覚ました。


 金縛りだ。


 (またかぁ……)


 仰向けで眠っている身体が──動かせなくなる。

 この1週間で毎日だった。よっぽど疲れてるんだろうか。畳の床に布団を敷いて寝ているが、それが身体に合わないんだろうか。

(うう…身体が痛い、寝返り打ちたい)

 深呼吸して早く治そうとするけれど、呼吸すらも上手くできないのだ。苦しい。まるで

 …まるで、誰かに喉を掴まれてるみたいな

「……っ」

 掴まれてる……?

「…………ぅ」

 そこで彼女はふと、考えてしまった。

 動かない手足。でも指先は動かせる。

 ググッと身体を力ませると、力がこもる感覚は確かにあるのだ。

(…金縛りって、こういうものなの?)

 つまり彼女の身体が動かないのではなくて、何か…" 誰か " に、動かないように 押さえ付けられている

 それも、四肢を覆うほどの無数の手に押さえ付けられているような、その感覚に近かった。

「‥‥‥‥!」

 そんな仮説がたってしまうと、彼女は途端に怖くなる。ゾゾゾッ…と背筋が凍り、ヒュっと嫌な音を出して空気が喉をぬけた。

 目を開ける。

 視界にはいつもの天井と、吊り下がるシーリングライトが映るだけで異常はない。

 けれどナニカが自分を布団に押さえ付けている。徐々にそれは気のせいから確信へと変わり…人の手の感触さえ、あるような気がした。


 ....ゾクッ


『・ォ・・・・コィ・・』


 変な声まで聞こえ始める。


『・・・・コイ・・・・コ・・イ』


 人の声とは違う。低く…這いずるような声


『・・オ"・・・テ、・・コ"・ィ・・』

『・・・・・・コイ』

『・・・コイ・・・コ、ィ"・・・』


 すぐに声は自分のまわりを取り囲むように増殖した。金縛り特有の耳鳴りではない。ある明確な感情を伴う言葉だ。

 《 コイ 》

 自分は呼ばれている。どこに?──知るよしもない。

「‥‥ッ‥!!」

 彼女はパニックだった。夢なのか、これは悪夢なのかと疑うが、そうとは思えない生々しい感触が肌にある。

 体温と呼べるような温かさはなかった。

「‥ヴ‥‥ア‥っ‥!‥‥たす‥け‥!」

 助けを求めて叫んでもまるで蚊がなくようだ。首を掴んでいる手の力が強くなって、どんどん苦しくなる。人間ではないナニカが自分を締め殺そうとしている…。

「‥ぃ‥や、ア゛‥‥‥たす‥‥‥け‥‥‥て‥‥‥ッッ」

 凄まじい恐怖で朦朧としてくる意識。尋常ではない汗を滲ませる彼女は、謎の呪縛の中でどうすることもできなかった。



 その時だ


 ピンポーン


 真夜中だというのに、部屋のチャイムが鳴り響いた



「‥ッッ‥‥‥!」

 普段であれば怖い。しかし今は、それ以上の恐怖が彼女を襲っている。

(助けて!誰でもいいから助けて!!)

 ワラにもすがる思いで彼女が玄関へ視線を送ると、なんと今まで動かなかった頭がその方向に動いた。

 動けるようになったのだ。全身を押さえつけていたあの恐ろしい手が、突然いなくなった。

(動ける!!今のうちにっ…!)

 彼女は一心不乱に玄関まで走った。


 ──バタン!!


「うわっ!!」

「……っ」


 勢いよくドアを開けて外に飛び出した彼女とぶつかったのは、下の部屋のお兄さんだった。

 驚きながらも受け止めてくれた彼は、パニック状態の彼女を見てとても心配してくれる。

「…っ、えっと、大丈夫か?すごい取り乱してるな、どうしたん?」

「ハァッ…ハァッ…!…お兄さんは、なんで……!?」

「ああ俺?だってドタバタ音がすごいじゃん、君の部屋から。何があったんか心配なっていちおうな」

「音……」

「ゴキでも出たんかって思ってな」

 彼女はたった今まで眠っていたのだから、騒音などなかった筈。

 ハアハアと余裕なく男の胸にしがみつく彼女は、冷静になろうにもどうしようもなくて…声を出して泣き始めた。

「うううっ……あああ~!!」

「えっ、ちょっ、ホントに大丈夫か??」

 事情を知らない男がたじろぎ、慌てて話しかけても、彼女は泣き止まない。

 怖かったのと、安心したのとでごちゃ混ぜだった。

「…うう…部屋にっ…変なのがいるんです……!
 何も見えないけど!ナニカっ…いるんです」

「へ、変なの?」

「動けなくて…!怖くて…!…死んじゃうって…思って…!」

「……!」

 頭がおかしいと思われても仕方ないことを必死に叫んでしまう。…たが男は馬鹿にせず、彼女の背中を優しく撫でていた。

「んー、怖い夢でも見たんかな。まぁ落ち着き。怖いなら今日は俺の部屋で寝たら?どうせ明日までの仕事残ってて徹夜だし…ベッド使ってもらって構わんし」

「う…ううっ…ううう~」

「え、そんな泣くほど嫌?」

 大泣きする彼女はぶんぶんと首を横にふる。

 微笑んだ男は彼女の肩に手を回して、一緒に階段を降りた。

「はいり、はいり。その格好で外は寒いよ」

 部屋のドアを開けてくれる。

 涙が止まらない彼女は目をこすりながら中へ入った。


 ギィィーー


(よかった……お兄さんが来てくれて……)

 通されたのは靴がひとつも無い、きれいな玄関。裸足で飛び出してきた彼女はそのまま框(カマチ)を上がった。

(あのままあの部屋にいたら、今ごろっ…!)

 恐ろしい手の感触がまだ消えない。

 震える彼女は、キッチン台の横をとおってワンルームに入った。




 ギィィィィ───

 ......バタン




「…………………ぇ」



 そこで立ち止まる。



 彼女が通された男の部屋には、家具がひとつも置いていなかった。



「…………どうして」

「──…」

「お兄……さん……?」


 ゆっくりと振り返ると、男は玄関に立っていた。

 ドアは閉めたが、電気も付けず、こちらを見ている。

 その顔は暗闇のせいなのか──ナゼカ、真っ黒だった。


「‥‥‥ッ‥‥そん、な‥‥」


 意味がわからず瞠目(ドウモク)する彼女は、ふと思い出す。

 そうだ

 今まで

 ベランダのお兄さんに会うのは、いつも、必ず、日が沈んだ後の夜だった──。




『 ・・・・・・ キ タ 』



 顔も口もない真っ黒な男から、声だけが聞こえた。



「‥‥なん で?‥‥ど‥して?」

 一歩、二歩、と後ずさり、男から逃げる。

 ──するとその身体をまた " あの " 無数の手が捕まえてきて、彼女は身動きがとれなくなった。

 キタ、キタ、キタ、キタ

 前も後ろも右も左も不気味な声に囲まれる。

 そうか、この手は……

(なんで気付かなかったの、この手は)

 毎夜、寝ている彼女に群がっていた幽霊は
 彼女を " 押さえ付けていた " わけじゃない


 《 オリテ コイ 》


 床から手を伸ばし……彼女を " 下へ " 引きずり下ろそうとしていたのだ──。




「‥‥ぃ‥‥いやだ‥‥!」

 今さら気付いても遅すぎる。

 怨念というより邪念だった。酷く邪(ヨコシマ)な念が部屋の中に充満している。

 スススス...

 着ているTシャツがひとりでにめくれ、穿いていた薄手のズボンも床に落とされる。

 ザワッ...!

「‥‥ッ‥」

 すると彼女を捕らえる手がいっせいに動き出し、虫が這うような気色の悪い感覚に全身を包まれた。

「はぅぅぅ‥!」

 剥き出しにされた胸の膨らみがぐにぐにと形を歪める。中途半端に開いた股の間にも…上手く声が出さない口にも…さらに耳の孔の中にまで、見えない指は侵入した。

「ううう‥っ……!」

 恐怖と息苦しさを織りまぜた嗚咽をこぼして、彼女は涙する。幽霊の手が、胸を揉み、乳首をつねり転がして、逃げる舌の感触を味わい、脇腹や背中や内ももを撫で、ヘソの窪みをほじり、尻肉をタプタプと揺らしながら、割れ目に指を沿わしてくる。

(怖い、気持ち悪い……怖い、怖い、怖い)

 どんなに嫌悪しても逃げられない。

「‥ぁうっ‥…!‥‥ぅ‥‥!ふぐ、ぅ‥!」

 ....ベチャ

「─あうううっ‥!」

 指で捏ねられていた乳首の先が濡れた感触に包まれた。これから彼女を犯すのは指だけじゃないらしい。

 ピチャ....ピチャ...
 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ

「‥ううう‥…!?──ッ‥//‥‥ん、ん‥!」

 左右の耳にも交互に舌が差し込まれる。

 出て
 はいって
 出て
 はいって
 
 ヌポヌポと耳奥を舐めてくる。

 胸の先は異なる舐め方で責められた。右はザラザラと押し潰すように……左はくちゅくちゅと舐めしゃぶるように。

「‥う‥!?…く‥!?‥うっ‥//‥あっ‥//
 あっ、うっ‥‥うっ‥‥!?ううっ‥‥//」

 身体をくねらせる彼女だが、立った体勢から動けない。とくに足首と手首は、強く握られて1mmも動かせなかった。

 ゾワゾワと震える腰を撫で回す動きも少しずつ厭らしさを増す。とくに下半身には大量の手が群がり、感じてしまっている彼女を嘲笑うかのように刺激してきた。

 肉ヒダを引っぱり、現れたクリトリスをつまみ、蜜口の入り口や、菊門をグリグリと圧指する。

 意に反してドロリ…と出てきた隠液を塗り広げて、その動きを速めてきた。

「‥ッ…あああっ‥あ~っ‥//」

 無数の指が我先にと群がってくる感覚は異様以外の何物でもない。与えられる快楽と気持ち悪さがぶつかり、彼女はひたすら混乱していた。

「あ、ああ‥!‥‥やだっ、イク‥‥!
 イクッ!イクッ//‥…やだあああ‥‥!」

 ガクガクと身体が玩具みたいに揺れているのに、ひたすら立った体勢を強要されるのも辛かった。

 床に寝て、思い切り仰け反りたいのに
 腰を突き出して…振り乱したいのに

「あああんッッ‥…!!」

 無理やりイカされた瞬間でさえ、直立の状態から動けなかった。



 前方には……相変わらず、黒い顔の男が立っている。

 ユラユラユラと横揺れして、笑っているのだろうか。その動き方がまさに、人在らざるモノのそれであり、助けを求めてはならないと教えてくる。



「はぁっ‥‥…はぁっ‥‥‥はぁっ‥‥!
 ──‥‥ああああ‥もう、やめてぇぇ」

 絶頂した後もひたすら続く陵辱に、彼女は絶望して声をあげた。

「‥と…!…とまってよぉ!‥あっ、やだ!やだ!」

 ピチャッピチャッ...
 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ

 うねる蜜壷の内側にまで舌が侵入し、イッた直後の敏感なクリトリスも舐め弾かれた。

「‥ひっ//‥…ひいいっ//‥‥うあああ‥‥!」

 奥と、入り口を、交互にぞりぞりと舐める舌
 溢れる淫液をすする舌
 割れ目を何度も往復する舌
 後ろの窄まりをヌポヌポとこじ開ける舌
 逃げなれない肉粒を寄ってたかってつつき回す舌

 毛穴中から滲む汗も、レロ~ッと厭らしく舐めあげられる。

「‥やぁっ//‥ああっ‥あっあっあっあっあっ…!
 イクッ‥…イクッ……イクイクイクイクッ‥//」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ♡
 ピチャッ!ピチャッ!クチュクチュクチュッ♡

「‥ッッ‥//‥イクイクッ//…ああああんっ!
 あっあっあっあっあっあっあっあっ‥‥//」

 こんなにいっぺんに責められるなんて普通のセックスではありえない。過剰すぎる快感に、理性がボロボロと崩れていくのがわかった。

「‥…あっ!あっ//‥‥ああっああっああっああっ!」

 舌で届くはずのない奥の奥まで、執拗に嬲(ナブ)られる…。

「…ゃあ!あっ!!‥あっ//‥イクッ!!
 またっ、いやっ!また‥‥イッ…くぅぅ‥‥//」

 それに身も蓋もなく喘いでいると、ついに指でも舌でもない硬いモノを押し当てられ、一気に奥まで貫かれた。

 ドチュンッ!!

「──‥!!」

 今度は声もあげられず絶頂する。

 温度はなく…だが肉感はある。無機物でも有機物でもないものが自分を激しく突き上げてきた。

「ああ//‥‥うっそ‥!?…はいって‥‥!?」

 ──ドチュッ!グチュッ、グチュッ、グチュッ

 そこに相手はいないのに、腰を打ち付けられる卑猥な水音が部屋中に響いた。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!
 ああっ!いやあっ//‥あっ!あっ‥!」

 加減のない律動が身体の芯を突き上げる。

 立ったままそれを受け止める女の胸が上下に激しく揺れていた。だがそれでも、乳首を舐める舌の感触はいっこうに離れない。

 乳首を転がされ、下をめちゃくちゃに責め尽くされる彼女は、次なる絶頂に向かって小刻みな痙攣を繰り返す。

「‥イクッッ‥!…ああああ‥//‥‥あっ!
 ああっ、ああっ、またっ、あああ‥‥!」

 だがイキ果てたところで終わりは無く、息つく暇もなく喘ぎ声を上げ、再び腰が揺れ始める。

 たったひとりでそれを繰り返す姿は異様そのもの。もしこの光景を見る誰かがここにいたなら、気が狂っているとしか思わないだろう。


 ──けれどここには、彼女を陵辱する幽霊と、それを見守る不気味なナニカが立っているだけだ。


「うううあっ//‥‥あああ‥‥!?」

 悶える彼女が再び前を見ると、そのナニカの黒かった顔が、仲の良い友人のものに変わっていた。

「‥ッッ‥な、な、なに‥!?」

 ドクンと心臓が跳ねる。

 どうして?
 どうして友達が?
 いや
 違う
 そんなわけがない

「なっ‥なに‥!?なに!?──‥いやああ//
 …‥見ないでっ‥…いやだあああ‥…!!」

 ありえないと、考えればわかるのに、本能が強く拒絶する。

 こんな…不気味な幽霊に犯されて…大声で喘いでしまっている自分を、見られたくない。

「…ッ‥みないで!許してぇぇ!‥‥‥ああっ
 あああっ‥//‥‥あああん‥」

 ....ドチュンッ!!

「ああああっ‥‥!!」

 せめてイクのを我慢しようと抵抗したが、ビクビクと震える蜜壷を執拗に責められて、呆気なく限界をむかえる。

 霞む目でまた前を見ると、今度は高校時代の恩師の顔に変わっていた。

「…‥なぁん、で‥ッッ‥」

 彼女はまたイカされる。

 そして前を見るとまた顔が変わっていて、次は昔の元カレだった。

「‥い、やああああ‥‥//」

 動揺し、半狂乱になり、そして絶頂を繰り返す…。

 彼女は完全に相手の手中にはまっていた。

「いやだ見ないで!!‥ああっ、ああっ!
 いや…っ‥‥もうイカさないでええ‥‥//」

 余裕を無くしてますます感度の上がっている膣穴を押し広げ、見えない男根が次々に彼女を犯してゆく。

 ドチュッ!ドチュッ!....ド クッ

 それらはしっかりと彼女の子宮へと精を放ち、彼女の内側まで侵食を進めた。


 グチュ....ドクッッ...

 ヌプッ....


「あっ、ああ!おかしく、されるぅ‥‥!」


 ヌチュ...ヌチュ、ヌチュ

 ..ドチュンッ!ドチュンッ!ドチュンッ!


「あっ!‥‥あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ‥‥‥‥//」


 ドプッ....
 ズ....ズルッ.....!


「‥‥‥あっ‥‥‥やあ‥‥‥あは‥‥‥‥♡」


 ひとつの男根が彼女の子宮に吐精する間にも、無数の舌や手が彼女の全身を這い回り、甘く激しく弄んでいた──。










(終)





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