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女人禁制の☆あみだん☆開始!
5 『消毒』……って? 1
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「ちょっと聞いても……い、いいかな?」
からだに力が入って声が上ずりそうだ。
俺としてはこんなことを聞くのは非常に、とっても非常に恥ずかしいんだけど、知らない方がもっと恥ずかしい気がして少ない勇気を持って言葉にした。
三人の顔が俺の方を向く。普段と変わらない雰囲気だから、このまま普通に聞けそうだ。
「『消毒』……って、なんのことかわかる、かな?」
その言葉を聞いた三人が、暫くの間固まってしまったように息を止めて動かなくなったみたいに見えた。
やっぱり聞いたら……不味かったのだろうか……。
「怪我をしたところを……ってことじゃ、ないよね……」
最初に言葉を返してくれたのは顔を下向けながらポツリと言った朔田君だった。
モジモジしながらちょっと頬を赤らんでいる。
「あ……そうだな……、まぁ、あれだ……」
珍しく相沢君がどもっている。顔だって逸らし気味だし、やっぱり聞くべきじゃなかったのかな?
それとは違って、坂口君が分かりやすく説明してくれた。
「『消毒』って、あれでしょ?自分の彼女が異性の男の子に触れられた部分と同じ場所に同じことをしてなかったことにするっていう……違った?僕はまだそんなこと彼女にしたことはないけど……。エヘヘ……」
坂口君は照れたように顔をポリポリ掻きながら口調がいつもより優しい。彼女のことを頭の中に思い出しているのだろうな。
なかったことに……することが……『消毒』?
同じ場所に同じことを……?
うーん、よくわからない。
「やっぱ、鳴海がキスされたっていう噂はマジなん?」
ぶっきらぼうに俺の顔を見てそんなことを言ったのは相沢君だった。
「え?」
俺は座ったままからだを反らしつつたじろいだ。
「どういうこと?」
坂口君の顔色が変わって、俺の方にからだを寄せてくる。
「あ……。やっぱり……」
朔田君はその話は知っていたようだ。
三人のそれぞれに持つ感情が見える眼差しに俺は諦めてことの発端の話をした。
神崎川に教室前の廊下でおでこにキスされたこと。
その場所は昨日の部活後、智さんがキスした場所で神崎川がそれを見たらしく、同じ場所にキスをして『消毒な』って言ったこと。
それを近くにいた生徒たちに見られてしまったこと……。
「ふーん。アイツ、昨日そんなことしやがったんだ……」
頭を上向けにして自分の頭をガシガシ乱暴にかいている相沢君。
「大丈夫だったの?」
不安気に俺の方を見る朔田君。
朔田君は智さんとの事を心配してくれているようだった。
「うん、吃驚したけど……それ以上は何もなかったから……」
俺は顔をひきつりながら笑うしかなかった。
からだに力が入って声が上ずりそうだ。
俺としてはこんなことを聞くのは非常に、とっても非常に恥ずかしいんだけど、知らない方がもっと恥ずかしい気がして少ない勇気を持って言葉にした。
三人の顔が俺の方を向く。普段と変わらない雰囲気だから、このまま普通に聞けそうだ。
「『消毒』……って、なんのことかわかる、かな?」
その言葉を聞いた三人が、暫くの間固まってしまったように息を止めて動かなくなったみたいに見えた。
やっぱり聞いたら……不味かったのだろうか……。
「怪我をしたところを……ってことじゃ、ないよね……」
最初に言葉を返してくれたのは顔を下向けながらポツリと言った朔田君だった。
モジモジしながらちょっと頬を赤らんでいる。
「あ……そうだな……、まぁ、あれだ……」
珍しく相沢君がどもっている。顔だって逸らし気味だし、やっぱり聞くべきじゃなかったのかな?
それとは違って、坂口君が分かりやすく説明してくれた。
「『消毒』って、あれでしょ?自分の彼女が異性の男の子に触れられた部分と同じ場所に同じことをしてなかったことにするっていう……違った?僕はまだそんなこと彼女にしたことはないけど……。エヘヘ……」
坂口君は照れたように顔をポリポリ掻きながら口調がいつもより優しい。彼女のことを頭の中に思い出しているのだろうな。
なかったことに……することが……『消毒』?
同じ場所に同じことを……?
うーん、よくわからない。
「やっぱ、鳴海がキスされたっていう噂はマジなん?」
ぶっきらぼうに俺の顔を見てそんなことを言ったのは相沢君だった。
「え?」
俺は座ったままからだを反らしつつたじろいだ。
「どういうこと?」
坂口君の顔色が変わって、俺の方にからだを寄せてくる。
「あ……。やっぱり……」
朔田君はその話は知っていたようだ。
三人のそれぞれに持つ感情が見える眼差しに俺は諦めてことの発端の話をした。
神崎川に教室前の廊下でおでこにキスされたこと。
その場所は昨日の部活後、智さんがキスした場所で神崎川がそれを見たらしく、同じ場所にキスをして『消毒な』って言ったこと。
それを近くにいた生徒たちに見られてしまったこと……。
「ふーん。アイツ、昨日そんなことしやがったんだ……」
頭を上向けにして自分の頭をガシガシ乱暴にかいている相沢君。
「大丈夫だったの?」
不安気に俺の方を見る朔田君。
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俺は顔をひきつりながら笑うしかなかった。
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