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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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私とおさない雨月の押し問答が始まっちゃいました。
わかるように言わないとね?
優しく、優しーく……
笑顔で聞かなきゃね。
「雨月のちっちゃなお手々はどこにあるのかな?」
「おちりじゃないとこ!」
いいお返事!
……じゃない、おしりから遠ざかってよ。お願いだから。
「そのお手々はなにをしているのかな?」
「ぷにぷにー!」
その言葉、破壊力ありすぎ!
あ、私の生存レベルが低下中です。
打撃ありすぎです……。
その『ぷにぷに』の言葉と一緒にお手々を動かすのをやめてほしいんだけど。言い聞かせなきゃ……!
「雨月……お手々こんなことしちゃダメでしょ?」
「ぷにぷに?……ちゅきなのに?」
「そこはぷにぷにするところじゃないの」
「どおちて?」
「どうしても!」
言えない……。うまく言えないし、かわせない。
そういえば、子猫の雨月にはダメって言ってなかった……。
「おうちならいいの?」
「おうちでもダーメ!」
「おちりがいいのに……ここね、おちりのかわりなの。けど……ぷにぷに、ちゅくない……」
な、なんてこというの?
私が気にしていることを……。
「あ、あ、あのね……雨月。雨月は私の胸が小さいっていいたいの?」
「むね……?ちいちゃい?……おちりぷにぷに、ちゅきなのは、にいちゃなの!にいちゃのおちりもなの……。にいちゃ、ちゅきは……め、なの?」
「あ、あのね?好きなのは嬉しいの。素直に嬉しいのよ。ありがとう!でもね?おしりはやめて……困るの」
「どおちて?……こまりゅの、どおちてなの?」
「どうしても!陽愛さんが戻ってくるから、この話はもう終わりね!」
「ここ……め、なの?おうちならいいの?……いっちゃ、め、なの?……ぼきゅ……ひっく……わりゅい……こ、なの?……ひっく……にいちゃ……。ちらい……やぁ……」
お目目に涙がいっぱいたまってきて……うるうるしてきている。
これ……本当に弱いのよね、私って。
つぶらなお目目にいっぱいたまった涙は目を閉じた途端、大粒になって可愛いぷっくらした頬に弧を描いちゃいました。
あ……ダメだ。こうなってしまったら私の負けなんだよね……。
完全におさない雨月に降伏しました。
「おうちでならいいから……。せめて会社ではやめてね!雨月のこと嫌いじゃないし、雨月は悪い子じゃないからね!私でもおしりでも好きに言っていいから……。でも、おうちの中だけにして欲しいの。約束できる?」
「やくちょく?……ひっく……」
私は濡れた頬を包み込むように両手で優しく触れた。
おさない雨月との距離は目と鼻の先。
「うん。雨月と私の約束。いいかな?」
「はいなのー!」
泣いてたカラスはもう……みたいにケロッとして笑顔を見せてるおさない雨月。
も、もしかして……計られた?
こんなにもちっちゃな雨月に?
……その元気なお返事、嘘がないことを信じていいのかな?
信じなきゃ、ダメだよね?
だから……笑顔でしてくれた返事を裏切らないでね!雨月。
わかるように言わないとね?
優しく、優しーく……
笑顔で聞かなきゃね。
「雨月のちっちゃなお手々はどこにあるのかな?」
「おちりじゃないとこ!」
いいお返事!
……じゃない、おしりから遠ざかってよ。お願いだから。
「そのお手々はなにをしているのかな?」
「ぷにぷにー!」
その言葉、破壊力ありすぎ!
あ、私の生存レベルが低下中です。
打撃ありすぎです……。
その『ぷにぷに』の言葉と一緒にお手々を動かすのをやめてほしいんだけど。言い聞かせなきゃ……!
「雨月……お手々こんなことしちゃダメでしょ?」
「ぷにぷに?……ちゅきなのに?」
「そこはぷにぷにするところじゃないの」
「どおちて?」
「どうしても!」
言えない……。うまく言えないし、かわせない。
そういえば、子猫の雨月にはダメって言ってなかった……。
「おうちならいいの?」
「おうちでもダーメ!」
「おちりがいいのに……ここね、おちりのかわりなの。けど……ぷにぷに、ちゅくない……」
な、なんてこというの?
私が気にしていることを……。
「あ、あ、あのね……雨月。雨月は私の胸が小さいっていいたいの?」
「むね……?ちいちゃい?……おちりぷにぷに、ちゅきなのは、にいちゃなの!にいちゃのおちりもなの……。にいちゃ、ちゅきは……め、なの?」
「あ、あのね?好きなのは嬉しいの。素直に嬉しいのよ。ありがとう!でもね?おしりはやめて……困るの」
「どおちて?……こまりゅの、どおちてなの?」
「どうしても!陽愛さんが戻ってくるから、この話はもう終わりね!」
「ここ……め、なの?おうちならいいの?……いっちゃ、め、なの?……ぼきゅ……ひっく……わりゅい……こ、なの?……ひっく……にいちゃ……。ちらい……やぁ……」
お目目に涙がいっぱいたまってきて……うるうるしてきている。
これ……本当に弱いのよね、私って。
つぶらなお目目にいっぱいたまった涙は目を閉じた途端、大粒になって可愛いぷっくらした頬に弧を描いちゃいました。
あ……ダメだ。こうなってしまったら私の負けなんだよね……。
完全におさない雨月に降伏しました。
「おうちでならいいから……。せめて会社ではやめてね!雨月のこと嫌いじゃないし、雨月は悪い子じゃないからね!私でもおしりでも好きに言っていいから……。でも、おうちの中だけにして欲しいの。約束できる?」
「やくちょく?……ひっく……」
私は濡れた頬を包み込むように両手で優しく触れた。
おさない雨月との距離は目と鼻の先。
「うん。雨月と私の約束。いいかな?」
「はいなのー!」
泣いてたカラスはもう……みたいにケロッとして笑顔を見せてるおさない雨月。
も、もしかして……計られた?
こんなにもちっちゃな雨月に?
……その元気なお返事、嘘がないことを信じていいのかな?
信じなきゃ、ダメだよね?
だから……笑顔でしてくれた返事を裏切らないでね!雨月。
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