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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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二人の会話を聞きながら夏川上司はおさない雨月をまじまじと見つめ、すぐその子に対して違和感を覚えた。
下着も靴下も掃いていない……?
その子供がからだに合っていない大きめのTシャツ一枚の状態だということに気がついたのである。
(Tシャツのサイズが違うな……。素足か。流石に靴までは考えが及ばなかったか……)
夏川上司は壁に掛かっている時計を見て、おさない雨月の靴をどうするか思案しつつ、他の社員がそろそろ出社することを危惧し始めた。
「息子の古着だけど持ってきたわよー!大きさがわからなかったから何種類かの大きさを持ってきたんだけど……年少さんみたいね。えっと……」
陽愛さんは大きめのTシャツを来ているおさない雨月を見ながらボストンバックのファスナーを開けて中身の服を物色していく。
「星野、この子は私たちが見てるから、先に仕事に必要な書類とノートパソコンを此方に持ち込みなさい」
夏川上司に急かされて、漸く上司の意図に気がついた。
おさない雨月を連れてが会社に来ているって……流石に問題だよね。
「は、はい!雨月ぅ、ちょっとだけ待っててね!すぐに戻ってくるから……」
私は慌てて総務課に行こうとし、雨月に待ってるように伝えたんだけど……。
「や!にいちゃ!いっちゃや!」
おさない雨月が必死になって私の方へ行こうとして、椅子から飛び降りようとしたのを夏川上司がひょいっと抱き抱えて制止した。
「や!や!にいちゃ、いっちゃ、やなの!」
「星野、早くしなさい!」
怒号が耳を突き刺す。
急げというのが言葉でひしひしと伝わってくる。
夏川上司に甘えて私はおさない雨月を会社に連れてきたことを忘れちゃいけないんだ!
本来なら、あってはならない事項なのに……!
「は、はい!ごめん!雨月!直ぐに戻ってくるからね!」
「にいちゃー!びぃえーん!にいちゃーぁああーん!」
泣き叫ぶおなさい雨月に心が痛む。
それでもこれ以上夏川上司に甘えてはいられないのだ。
私は夏川上司の腕の中で暴れまくるおさない雨月を横目に急いで総務課へ戻った。
下着も靴下も掃いていない……?
その子供がからだに合っていない大きめのTシャツ一枚の状態だということに気がついたのである。
(Tシャツのサイズが違うな……。素足か。流石に靴までは考えが及ばなかったか……)
夏川上司は壁に掛かっている時計を見て、おさない雨月の靴をどうするか思案しつつ、他の社員がそろそろ出社することを危惧し始めた。
「息子の古着だけど持ってきたわよー!大きさがわからなかったから何種類かの大きさを持ってきたんだけど……年少さんみたいね。えっと……」
陽愛さんは大きめのTシャツを来ているおさない雨月を見ながらボストンバックのファスナーを開けて中身の服を物色していく。
「星野、この子は私たちが見てるから、先に仕事に必要な書類とノートパソコンを此方に持ち込みなさい」
夏川上司に急かされて、漸く上司の意図に気がついた。
おさない雨月を連れてが会社に来ているって……流石に問題だよね。
「は、はい!雨月ぅ、ちょっとだけ待っててね!すぐに戻ってくるから……」
私は慌てて総務課に行こうとし、雨月に待ってるように伝えたんだけど……。
「や!にいちゃ!いっちゃや!」
おさない雨月が必死になって私の方へ行こうとして、椅子から飛び降りようとしたのを夏川上司がひょいっと抱き抱えて制止した。
「や!や!にいちゃ、いっちゃ、やなの!」
「星野、早くしなさい!」
怒号が耳を突き刺す。
急げというのが言葉でひしひしと伝わってくる。
夏川上司に甘えて私はおさない雨月を会社に連れてきたことを忘れちゃいけないんだ!
本来なら、あってはならない事項なのに……!
「は、はい!ごめん!雨月!直ぐに戻ってくるからね!」
「にいちゃー!びぃえーん!にいちゃーぁああーん!」
泣き叫ぶおなさい雨月に心が痛む。
それでもこれ以上夏川上司に甘えてはいられないのだ。
私は夏川上司の腕の中で暴れまくるおさない雨月を横目に急いで総務課へ戻った。
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