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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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私がノートパソコンの上に雑多に置いた資料をもって慌てて第三会議室に入ったら、おさない雨月は夏川上司の方へ顔を向け膝の上にちょこんと座って頷いていた。
夏川上司は会議室のパイプ椅子に座っておさない雨月に何かを話しながら諭していたみたい。
「うん、ぼく……できりゅ……」
涙目のまま、おさない雨月は力強く夏川上司の顔を見て唇をぎゅっと噛み締めてるようだった。
あんなに嫌がっていたおさない雨月をおとなしくさせただけではなく、話を聞かせられるだなんて!
流石、夏川上司。
慌てて戻ってこなくても大丈夫だったみたい。
と思ったのも束の間、おさない雨月は私を見つけた瞬間に膝の上から飛び降りて私に方へ向かってやって来たかと思えば直ぐに足元に抱きついてきた。
「にいちゃ……さみちかった……さみちかったの……。にいちゃ、もういっちゃ……やなの……」
素足のまま駆けつけてきたおさない雨月が愛おしく、直ぐに抱きしめてあげたかったけど、両手にノートパソコンを持っている私はそうすることは出来ずで……。
私は長机にノートパソコンを置いてから、その上にある資料をその横に置き直して私の足にピタッとくっついているおさない雨月を剥がして自分の腕に抱き抱えた。
「本当に『うーちゃん』は葉月ちゃんのことが大好きなのね!うふふ!」
夏川上司の奥さん、陽愛さんが微笑ましそうに笑っていた。
……え?
う、うーちゃん?
ちょ、ちょっとまって!その言葉は……
流石に私はたじろいだ。
夏川上司は会議室のパイプ椅子に座っておさない雨月に何かを話しながら諭していたみたい。
「うん、ぼく……できりゅ……」
涙目のまま、おさない雨月は力強く夏川上司の顔を見て唇をぎゅっと噛み締めてるようだった。
あんなに嫌がっていたおさない雨月をおとなしくさせただけではなく、話を聞かせられるだなんて!
流石、夏川上司。
慌てて戻ってこなくても大丈夫だったみたい。
と思ったのも束の間、おさない雨月は私を見つけた瞬間に膝の上から飛び降りて私に方へ向かってやって来たかと思えば直ぐに足元に抱きついてきた。
「にいちゃ……さみちかった……さみちかったの……。にいちゃ、もういっちゃ……やなの……」
素足のまま駆けつけてきたおさない雨月が愛おしく、直ぐに抱きしめてあげたかったけど、両手にノートパソコンを持っている私はそうすることは出来ずで……。
私は長机にノートパソコンを置いてから、その上にある資料をその横に置き直して私の足にピタッとくっついているおさない雨月を剥がして自分の腕に抱き抱えた。
「本当に『うーちゃん』は葉月ちゃんのことが大好きなのね!うふふ!」
夏川上司の奥さん、陽愛さんが微笑ましそうに笑っていた。
……え?
う、うーちゃん?
ちょ、ちょっとまって!その言葉は……
流石に私はたじろいだ。
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