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子猫の雨月と男の子の雨月2
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あっさり諦めてくれた筈の渡辺さんはお昼休憩が終わってお仕事再開の筈なのに、上の空みたい。
たまに仕事の合間に『うーちゃん』ケージを覗き込み、その間隔が少しずつ縮まってきて……呆れてしまうほどのお熱の上げ方です。
とうとう夏川上司から
「渡辺!お前の席、俺の前にするぞ!」
って脅迫されてやっと『うーちゃん』ケージを眺めるのを諦めたくらいです。
その時のシュンとした顔がさすがにちょっとかわいそうになりました。
ちょっとだけ……同情したのは、後悔!本当に後悔してます!
「後で『うーちゃん』見せて……そしたら元気に復活して仕事に戻れると思うから……」
かなりの落ち込みようだったので……ちょっとだけなら、と思って何も考えずに
「いいですよ。少しだけでしたら」
なんて言っちゃってしまった!
「サンキュー、『うーちゃん』のご主人様ー!」
……ご主人様って、言葉要りませんから!
あんなに落ち込んでいた渡辺さんの復活は私にとっては有り難く、私に回ってきそうな仕事をホイホイ手際よくこなしてくれていつも以上のスピードでお仕事の量を済ませていった。
いつも、こういう風にして欲しいものです。
渡辺さんがやれば出来る先輩だと、本日初めて知りました!
いつも、手を抜きながらお仕事をしてたって事ですか?
子猫愛のちから?
……渡辺さんが恋する乙女に見えちゃうんだけど。
自分の目が悪くなった気分です。
定時の時間になった途端、渡辺さんは速攻席から立ち上がって『うーちゃん』ケージの前にしゃがみこんでケージを両手で持ち上げて自分の机の上に置いてます。
「わ、渡辺さん?」
「俺、『うーちゃん』のご主人様のお仕事終わるの、『うーちゃん』見ながら待ってるから……早く終わらせてね!」
だから、笑顔もウインクも要りませんから!
何を待つっていうのです?
私は子猫の雨月と一緒に帰りますけど、そこに渡辺さんは入っていませんからね!
「いえ、待たなくていいですから。お先にどうぞ」
「あ、気にしないでいいから、お仕事頑張ってね!」
あ……渡辺さん、真っ直ぐ帰る気ないみたいです。
たまに仕事の合間に『うーちゃん』ケージを覗き込み、その間隔が少しずつ縮まってきて……呆れてしまうほどのお熱の上げ方です。
とうとう夏川上司から
「渡辺!お前の席、俺の前にするぞ!」
って脅迫されてやっと『うーちゃん』ケージを眺めるのを諦めたくらいです。
その時のシュンとした顔がさすがにちょっとかわいそうになりました。
ちょっとだけ……同情したのは、後悔!本当に後悔してます!
「後で『うーちゃん』見せて……そしたら元気に復活して仕事に戻れると思うから……」
かなりの落ち込みようだったので……ちょっとだけなら、と思って何も考えずに
「いいですよ。少しだけでしたら」
なんて言っちゃってしまった!
「サンキュー、『うーちゃん』のご主人様ー!」
……ご主人様って、言葉要りませんから!
あんなに落ち込んでいた渡辺さんの復活は私にとっては有り難く、私に回ってきそうな仕事をホイホイ手際よくこなしてくれていつも以上のスピードでお仕事の量を済ませていった。
いつも、こういう風にして欲しいものです。
渡辺さんがやれば出来る先輩だと、本日初めて知りました!
いつも、手を抜きながらお仕事をしてたって事ですか?
子猫愛のちから?
……渡辺さんが恋する乙女に見えちゃうんだけど。
自分の目が悪くなった気分です。
定時の時間になった途端、渡辺さんは速攻席から立ち上がって『うーちゃん』ケージの前にしゃがみこんでケージを両手で持ち上げて自分の机の上に置いてます。
「わ、渡辺さん?」
「俺、『うーちゃん』のご主人様のお仕事終わるの、『うーちゃん』見ながら待ってるから……早く終わらせてね!」
だから、笑顔もウインクも要りませんから!
何を待つっていうのです?
私は子猫の雨月と一緒に帰りますけど、そこに渡辺さんは入っていませんからね!
「いえ、待たなくていいですから。お先にどうぞ」
「あ、気にしないでいいから、お仕事頑張ってね!」
あ……渡辺さん、真っ直ぐ帰る気ないみたいです。
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