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領地発展
061話 観光の続き
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昼からはセティナ姉さんの案内で観光に向かったよ。今日向かうのは【キタアラチ】という場所らしいけど、前世だと大人の歓楽街って感じで紹介されてた北新地の地名に似ているから、不安が……
はい、杞憂でしたー…… 考えてみたらセティナ姉さんがそんな場所に僕たちを連れて来る訳ないよね。ちょっとでも疑った僕がバカでした。セティナ姉さんに心の中で謝っていたらトモジ爺ちゃんがコソッと僕にこう言ったんだ。
「トーヤよワシ、ちょっとだけ期待してたんじゃが……」
昔と違って僕が前世で45歳まで生きてた事を知ったトモジ爺ちゃんはそんな事を僕に言うようになったんだ。でも、今世の僕はまだ12歳だからね、トモジ爺ちゃん!
キタアラチはオシャレの街だったよ。庶民が気軽にオシャレを楽しむ為に、生地は貴族が着るドレスに劣るものの、奇抜なデザインのドレスなんかがあって、フェルとサハーラさんの目がランランと輝いている。僕はラウールさんと2人、顔を見合わせて苦笑したんだ。だってこれから女性の長ーい長ーい【お買い物】が始まると予想出来たからね。
その時間は何と4時間半にも及んだよ……
アッチにゴスロリドレスがあると聞けばソッチに向かい、アッチにエキゾチックドレスがあると聞けばソッチに向かう…… お店は近い場所に並んでいるけれど、1つのドレスを選ぶのに20分以上かけて選ぶから僕とラウールさんとトモジさんの【忍耐力】が試されていると感じてしまったよ。
そして、セティナ姉さんが
「今日はもう時間ね。また遊びに来た時に案内するわ」
と、フェルとサハーラさんに言った時に、2人は落胆した顔をして、僕とラウールさんとトモジさんがホッとした顔をしたのだった。そしてフェルから
「トーヤ、近いうちにまた絶対に連れて来てね!」
と普段のフェルからは想像できないぐらいの強めの口調でお強請りされたので、僕はウンウンと首を縦に振るしかなかったんだ。隣でサハーラさんもラウールさんに同じように言ってるよ。ラウールさんも首を縦に振っている。トモジ爺ちゃんはかなり疲れたのか首を項垂れているよ。
「フフフ、楽しんで貰えたようで良かったわ。さあ、夕食を食べに行きましょう。予約してあるから直ぐに食べられるわよ」
セティナ姉さんがそう言って乗合馬車の停留所に案内してくれた。直ぐにやって来た馬車に乗り込んで僕たちが連れて来られたのは、前世のイタリアンレストランのような趣きのあるレストランだったよ。
「ここがアカネ様の言ってた【ペッツアローネ】よ。とても美味しくてお洒落な料理が多いのよ。トーヤも料理をするってフェルちゃんに聞いてたから、参考になればいいなと思って」
セティナ姉さん、本当に有難う。僕はお洒落な料理は苦手だから、是非とも参考にしたいと思います。僕が笑顔で頭を下げると姉さんも嬉しそうな顔になったよ。
そして、ペッツアローネの料理は【ザ!! イタリアン!!】そのものだったよ。
ペペロンチーノじゃなく、ペペロンイーノだったり微妙に名前は違っても同じ料理だったんだ。コース料理を予約してくれてたから1品ずつ出てきたんだけど、本当に見た目が繊細でお洒落で、味も美味しくて僕は目から脳内にしっかりと焼き付けたよ。
だってフェルがウットリした顔で食べてニコーッて笑うからね。絶対に僕もこんな料理を作れるように練習するんだ。
大満足の夕食を食べ終えてお店を出るとちゃんと王宮から迎えの馬車が来ていたんだ。それに乗って王宮に戻ってアカネ様とフィリップ様にご挨拶したんだ。
ちなみにルソン陛下は溜まりに溜まった執務を不眠不休でこなしておられるそうだよ…… 体を壊さないようにと心でお祈りしておいたよ。
アカネ様とフィリップ様に明日には帰国しますってお伝えしたら、2人とも
「まだ1ヶ月や2ヶ月くらいかまへんやないの(ん)」
って引き止めて下さったけど、僕たちも領民の為に領地発展をさせなくちゃいけないから、丁寧に楽しく有意義な時間を有難うございましたってお伝えして、明日帰る事を了承してもらったんだ。
明日は王宮の転移陣から、僕とフェルとトモジ爺ちゃんと来てくれる職人さんたちは僕の領地の屋敷に、ラウールさんとサハーラさん、それにグレイハウ伯爵領に着いていく職人さんたちはラウールさんのお屋敷に転移してくれる事になったよ。
その夜、僕の部屋でフェルが
「トーヤ! 転移陣があるからまた直ぐに来れるかしら?」
なんて上目遣いで聞いてきたから、僕はフェルを抱きしめるのを理性を総動員して我慢したよ。ヤーコさんも居るしね。そのヤーコさんが、
「そこで押し倒すのがナニワサカイの男気です。はい~」
って言ったのは無視したけどね。僕はフェルに領地で職人さんたちが落ち着いたらまた来ようねって筆談で伝えたんだよ。そしたらまたヤーコさんがこう言ったんだ。
「トーヤ様、何故しゃべれないフリをされてるのかは私は存じ上げませんが、私から秘密を漏らすことは絶対にありませんので、どうか気にせずにフェル様と会話をなさって下さい。はい~」
僕もフェルもびっくりしてヤーコさんを見た。そしたら、ヤーコさんが
「昨日、トモジ様のお部屋で遮音魔法で音は聞こえませんでしたが、トーヤ様のお口が動いて喋られてるのは確認しました。はい~ 私は侍女をする前は諜報員でしたので、読唇術が出来るのです。はい~ けれども、お仕えするトーヤ様の秘密は誰にも漏らさないとココに誓います。はい~ ですので、よろしかったら私を雇って頂けませんか? 私はこの2日間でお2人に心酔しました!! はい~」
なんて事を言い出したんだ。フェルと2人で顔を見合わせたんだけど、僕はもう決めていたんだ。連れて帰れるならこのヤーコさんを連れて帰ろうって。ヤパンの隠密がどれだけ優れているのか僕たちは分からないけど、ヤーコさんのように元諜報員の人が1人増えるだけで安心が大きくなると思うんだ。
だから僕は夜間にも関わらず、アカネ様に面会を申し込んだんだ。直ぐに会ってくださると返事が来たから、フェルと2人でアカネ様の私室に向かったよ。
「どないしたん? トーヤくんもフェルちゃんも揃って」
私室に入るなり僕とフェルがアカネ様に頭を下げたから、不思議そうにアカネ様に聞かれたよ。そしてフェルが本題に入ったんだ。
「夜分、突然に申し訳ありません。どうしても今日中にお願いしなければと思いまして…… あの、私とトーヤ、それにトモジさんをお世話してくれてる侍女のヤーコさんを引き抜きさせて貰えないでしょうか? 支払える対価は支払いいたしますので……」
フェルがそう言うとアカネ様はアッサリと
「何や、ヤーコの事かいな。エエよ。あの娘はこの国から出たい出たいっていっつも言うてたからね。ええ機会やわ。トーヤくんとフェルちゃんやったらヤーコもノビノビと仕事が出来るやろうし。ウフフ、そういえば言うてなかったけど、ヤーコはうちの姉の子なんよ。せやから、よろしく頼むわな」
そう言ったんだ。ヤーコさん、まさかのアカネ様の姪っ子さんでしたか…… でも、ちゃんと許可も頂いたから、僕は鞄から出すフリをしてアカネ様に温泉の素とハンドクリーム、フェイスクリーム、化粧水をお渡ししたんだよ。温泉の素はご自分で使っていただく為に。ハンドクリーム、フェイスクリーム、化粧水は各70本で、友好的な貴族や隣国に手渡し出来るように多めにお渡ししたんだ。僕の意図を汲んだアカネ様がニヤリッと笑いながら、
「おおきに、トーヤくん。これで次の隣国との交渉が有利に進みそうやわ」
って言って喜んでくれたよ。
そして、アカネ様の部屋を出て自分の部屋に戻ってヤーコさんに許可を頂いたから、明日は一緒に行きましょうって伝えたら、
「はい~、はい~、一所懸命にお仕えします~、はい~」
って嬉しそうに興奮して返事をしてくれたよ。その夜、僕はヤーコさんの嬉しいという独り言を延々と聞かされて寝不足になるとは、この時はまだ知らなかったよ……
はい、杞憂でしたー…… 考えてみたらセティナ姉さんがそんな場所に僕たちを連れて来る訳ないよね。ちょっとでも疑った僕がバカでした。セティナ姉さんに心の中で謝っていたらトモジ爺ちゃんがコソッと僕にこう言ったんだ。
「トーヤよワシ、ちょっとだけ期待してたんじゃが……」
昔と違って僕が前世で45歳まで生きてた事を知ったトモジ爺ちゃんはそんな事を僕に言うようになったんだ。でも、今世の僕はまだ12歳だからね、トモジ爺ちゃん!
キタアラチはオシャレの街だったよ。庶民が気軽にオシャレを楽しむ為に、生地は貴族が着るドレスに劣るものの、奇抜なデザインのドレスなんかがあって、フェルとサハーラさんの目がランランと輝いている。僕はラウールさんと2人、顔を見合わせて苦笑したんだ。だってこれから女性の長ーい長ーい【お買い物】が始まると予想出来たからね。
その時間は何と4時間半にも及んだよ……
アッチにゴスロリドレスがあると聞けばソッチに向かい、アッチにエキゾチックドレスがあると聞けばソッチに向かう…… お店は近い場所に並んでいるけれど、1つのドレスを選ぶのに20分以上かけて選ぶから僕とラウールさんとトモジさんの【忍耐力】が試されていると感じてしまったよ。
そして、セティナ姉さんが
「今日はもう時間ね。また遊びに来た時に案内するわ」
と、フェルとサハーラさんに言った時に、2人は落胆した顔をして、僕とラウールさんとトモジさんがホッとした顔をしたのだった。そしてフェルから
「トーヤ、近いうちにまた絶対に連れて来てね!」
と普段のフェルからは想像できないぐらいの強めの口調でお強請りされたので、僕はウンウンと首を縦に振るしかなかったんだ。隣でサハーラさんもラウールさんに同じように言ってるよ。ラウールさんも首を縦に振っている。トモジ爺ちゃんはかなり疲れたのか首を項垂れているよ。
「フフフ、楽しんで貰えたようで良かったわ。さあ、夕食を食べに行きましょう。予約してあるから直ぐに食べられるわよ」
セティナ姉さんがそう言って乗合馬車の停留所に案内してくれた。直ぐにやって来た馬車に乗り込んで僕たちが連れて来られたのは、前世のイタリアンレストランのような趣きのあるレストランだったよ。
「ここがアカネ様の言ってた【ペッツアローネ】よ。とても美味しくてお洒落な料理が多いのよ。トーヤも料理をするってフェルちゃんに聞いてたから、参考になればいいなと思って」
セティナ姉さん、本当に有難う。僕はお洒落な料理は苦手だから、是非とも参考にしたいと思います。僕が笑顔で頭を下げると姉さんも嬉しそうな顔になったよ。
そして、ペッツアローネの料理は【ザ!! イタリアン!!】そのものだったよ。
ペペロンチーノじゃなく、ペペロンイーノだったり微妙に名前は違っても同じ料理だったんだ。コース料理を予約してくれてたから1品ずつ出てきたんだけど、本当に見た目が繊細でお洒落で、味も美味しくて僕は目から脳内にしっかりと焼き付けたよ。
だってフェルがウットリした顔で食べてニコーッて笑うからね。絶対に僕もこんな料理を作れるように練習するんだ。
大満足の夕食を食べ終えてお店を出るとちゃんと王宮から迎えの馬車が来ていたんだ。それに乗って王宮に戻ってアカネ様とフィリップ様にご挨拶したんだ。
ちなみにルソン陛下は溜まりに溜まった執務を不眠不休でこなしておられるそうだよ…… 体を壊さないようにと心でお祈りしておいたよ。
アカネ様とフィリップ様に明日には帰国しますってお伝えしたら、2人とも
「まだ1ヶ月や2ヶ月くらいかまへんやないの(ん)」
って引き止めて下さったけど、僕たちも領民の為に領地発展をさせなくちゃいけないから、丁寧に楽しく有意義な時間を有難うございましたってお伝えして、明日帰る事を了承してもらったんだ。
明日は王宮の転移陣から、僕とフェルとトモジ爺ちゃんと来てくれる職人さんたちは僕の領地の屋敷に、ラウールさんとサハーラさん、それにグレイハウ伯爵領に着いていく職人さんたちはラウールさんのお屋敷に転移してくれる事になったよ。
その夜、僕の部屋でフェルが
「トーヤ! 転移陣があるからまた直ぐに来れるかしら?」
なんて上目遣いで聞いてきたから、僕はフェルを抱きしめるのを理性を総動員して我慢したよ。ヤーコさんも居るしね。そのヤーコさんが、
「そこで押し倒すのがナニワサカイの男気です。はい~」
って言ったのは無視したけどね。僕はフェルに領地で職人さんたちが落ち着いたらまた来ようねって筆談で伝えたんだよ。そしたらまたヤーコさんがこう言ったんだ。
「トーヤ様、何故しゃべれないフリをされてるのかは私は存じ上げませんが、私から秘密を漏らすことは絶対にありませんので、どうか気にせずにフェル様と会話をなさって下さい。はい~」
僕もフェルもびっくりしてヤーコさんを見た。そしたら、ヤーコさんが
「昨日、トモジ様のお部屋で遮音魔法で音は聞こえませんでしたが、トーヤ様のお口が動いて喋られてるのは確認しました。はい~ 私は侍女をする前は諜報員でしたので、読唇術が出来るのです。はい~ けれども、お仕えするトーヤ様の秘密は誰にも漏らさないとココに誓います。はい~ ですので、よろしかったら私を雇って頂けませんか? 私はこの2日間でお2人に心酔しました!! はい~」
なんて事を言い出したんだ。フェルと2人で顔を見合わせたんだけど、僕はもう決めていたんだ。連れて帰れるならこのヤーコさんを連れて帰ろうって。ヤパンの隠密がどれだけ優れているのか僕たちは分からないけど、ヤーコさんのように元諜報員の人が1人増えるだけで安心が大きくなると思うんだ。
だから僕は夜間にも関わらず、アカネ様に面会を申し込んだんだ。直ぐに会ってくださると返事が来たから、フェルと2人でアカネ様の私室に向かったよ。
「どないしたん? トーヤくんもフェルちゃんも揃って」
私室に入るなり僕とフェルがアカネ様に頭を下げたから、不思議そうにアカネ様に聞かれたよ。そしてフェルが本題に入ったんだ。
「夜分、突然に申し訳ありません。どうしても今日中にお願いしなければと思いまして…… あの、私とトーヤ、それにトモジさんをお世話してくれてる侍女のヤーコさんを引き抜きさせて貰えないでしょうか? 支払える対価は支払いいたしますので……」
フェルがそう言うとアカネ様はアッサリと
「何や、ヤーコの事かいな。エエよ。あの娘はこの国から出たい出たいっていっつも言うてたからね。ええ機会やわ。トーヤくんとフェルちゃんやったらヤーコもノビノビと仕事が出来るやろうし。ウフフ、そういえば言うてなかったけど、ヤーコはうちの姉の子なんよ。せやから、よろしく頼むわな」
そう言ったんだ。ヤーコさん、まさかのアカネ様の姪っ子さんでしたか…… でも、ちゃんと許可も頂いたから、僕は鞄から出すフリをしてアカネ様に温泉の素とハンドクリーム、フェイスクリーム、化粧水をお渡ししたんだよ。温泉の素はご自分で使っていただく為に。ハンドクリーム、フェイスクリーム、化粧水は各70本で、友好的な貴族や隣国に手渡し出来るように多めにお渡ししたんだ。僕の意図を汲んだアカネ様がニヤリッと笑いながら、
「おおきに、トーヤくん。これで次の隣国との交渉が有利に進みそうやわ」
って言って喜んでくれたよ。
そして、アカネ様の部屋を出て自分の部屋に戻ってヤーコさんに許可を頂いたから、明日は一緒に行きましょうって伝えたら、
「はい~、はい~、一所懸命にお仕えします~、はい~」
って嬉しそうに興奮して返事をしてくれたよ。その夜、僕はヤーコさんの嬉しいという独り言を延々と聞かされて寝不足になるとは、この時はまだ知らなかったよ……
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