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02:まさかの再会
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「…………」
黙したままシュガーシロップを開けてカフェオレに投入。
氷の浮かんだカフェオレはきんきんに冷えており、緊張に渇いた喉を潤してくれた。
向かいのイケメンはテーブルの一点を見つめたまま何も言わない。
こちらから話しかけるべきか迷いながら、コップをそっとテーブルに置く。
「……えーと。何を話せばいいのかずっと考えてたんだけど」
長い沈黙を破り、彼が口を開いた。
「はい」
慌ててしゃんと背筋を伸ばす。
「敬語は使わなくていいよ。同学年だろ……なんだよな?」
「うん、それは本当。中三。です」
首を二度縦に振ると、イケメンは「おれも」と小さく笑った。
(あ、笑った)
彼が笑ったことで張りつめていた空気がふっと緩和し、肩から力が抜ける。
「本名もツカサって言うの……あ、いや、答えたくなきゃ答えなくていい」
プライベートに踏み込むのはご法度だと思ったのか、イケメンは慌てたように手を振った。
その慌てぶりはなんだか新鮮に映った。
超ド級のイケメンも自分と同じ人間だという当たり前のことを、改めて知ったような気がして、楓はくすっと笑った。
「ううん、本名は小湊楓っていうの。ツカサっていうのはアバターを作った当時、推してた漫画のキャラから拝借しました」
「おれは雪野慎」
「なるほど、雪だから六花なんだね」
「うん。ツカサはなんでまた男のふりなんてしてたの?」
「最初は女アバターだったんだけどね。変な人にしつこく絡まれて嫌になって、男アバターを作ったの。で、せっかくなら中途半端じゃなく、なり切ろうと思って」
ちなみに姉は男になり切った妹を見て大笑いしていた。
「ゲームはゲームで、リアルに持ち込むつもりはなかったから。リアルの知り合い以外に正体を明かすつもりはなかったんだ」
「じゃあなんで誘いに応じてくれたの?」
透明な眼鏡越しに慎が見つめてくる。
「それは……多分、雪野くんとおんなじ気持ちじゃないかな。六花は私にとって特別だったから」
「結婚までしたしな」
「………………」
楓は赤くなった。
言った慎も恥ずかしくなったらしく、沈黙し、目を逸らした。
「……その反応は反則だろ。なんで照れてんの」
「そっちこそ! 言わなくていいんだよそういうことは! あれはあくまでゲームだと思ってたから、まさかこうしてリアルで会うことになるとは思わなかったから!」
喚きながら両手で頬を覆い、顔を隠す。やけに頬が熱い。
「六花はリアルでも女だと信じてたんだよ。そっちこそ、なんで男なの。ボイスチェンジャーを使ってまで女性になり切るなんて反則でしょう」
「いや完全にブーメランなんだけどわかってる?」
慎は呆れ顔。
「うう……」
負けを認め、顔から手を離す。
「女アバターを作った理由なんて簡単だよ。男アバターなんて見ててつまらない。女アバターのほうが可愛い衣装もたくさんあるしな」
そう言って、彼はカフェオレを飲んだ。
「それは言えるね。男アバターの服って大体パターンが決まってるけど、女アバターの服は本当にいろんな種類があるもんね。サマフェスの浴衣は可愛かったな。課金必須だったから諦めたけど――」
ひとしきり話し込む。
最初こそお互いに思い描いていた性別と違う戸惑いがあったものの、一年半もの間遊び続けた相手というだけあって、話は大いに盛り上がった。
会話が途切れた拍子に腕時計に視線を走らせる。
時刻は午後三時半。待ち合わせしてから一時間は過ぎていた。
互いの前に置かれたコップはすっかり空だ。
「……そろそろ解散しようか」
同じ気持ちになったらしく、慎が提案した。
「そうだね。出ようか」
鞄とポテトチップスが入った紙袋を持って立ち上がり、二人で店の外に出る。
「今日は付き合ってくれてありがとう。ツカサが女だっていうのはマジでびっくりしたけど、それでも会えて良かった」
駅の地下街を並んで歩きながら、慎は微笑んだ。
「こちらこそ。会いたいって言ってくれてありがとう。私はアカウントごとゲームを削除するつもりだけど、これからもゲーム楽しんでね」
「いや、おれも消すつもり。最近はツカサと会うのが楽しみでゲームしてたようなもんだから、ツカサがいなくなるならもういいや」
「え……」
イケメンの口から出た発言に、少しだけドキッとしてしまった。
あくまで『ゲーム友達として』気に入ってくれているのはわかってはいるのだけれど、言われて悪い気はしない。
「なんか、ごめんね?」
「小湊さんが謝ることじゃないだろ。受験頑張って」
「うん、頑張る。ありがとう」
どこの学校に通う予定なのかは話していない。
知ったのは彼の本名だけで、住所は知らない。
彼が通っているエスカレーター式の学校の名前も、連絡先も、何も。
(……そっか、本当にこれで最後なんだな)
ゲームが繋いだ細い縁は今日で切れ、彼とはもう二度と会うこともないのだろう。
いつか遠い未来に、六花というゲーム友達がいたことを――彼と初めて出会った今日のことを、懐かしく思い返すことがあるかもしれない。
少しだけ首を捻って、左側を歩く彼を見る。
明るい照明に照らされた横顔はとても綺麗だ。
これまで六花という仮の名前しか知らなかった彼を、雪野慎という実体を伴った彼のことを、なるべく覚えておこう。そう思った。
改札口に着くまで会話らしい会話はなく、慎が次に言葉を発したのは改札前だった。
慎は違う路線で帰るらしいので、ここでお別れだ。
「じゃあな。気を付けて」
「うん、そっちもね。さよなら」
笑顔を作ると、慎も笑った。
「さよなら」
同じ言葉を返して、慎は人ごみの中へ消えていった。
彼の左手にはビニール袋が下げられていて、その中にはコンソメ味のポテトチップスが入っている。
名残惜しく、彼の背中が消えるまで見送ってから、楓はそっと踵を返した。
ゲームで知り合った彼との物語はこれで終わり――そのはずだったのに。
「…………え?」
「…………へ?」
季節は巡り、桜舞う四月。
私立光瑛高校の入学式の日。
真新しいブレザーの制服に身を包んだ楓は、校門の前でばったり慎と出会い、揃って硬直し……そしてほとんど同時に叫んだ。
「なんでいるのっ!?」「なんでいるんだっ!?」
黙したままシュガーシロップを開けてカフェオレに投入。
氷の浮かんだカフェオレはきんきんに冷えており、緊張に渇いた喉を潤してくれた。
向かいのイケメンはテーブルの一点を見つめたまま何も言わない。
こちらから話しかけるべきか迷いながら、コップをそっとテーブルに置く。
「……えーと。何を話せばいいのかずっと考えてたんだけど」
長い沈黙を破り、彼が口を開いた。
「はい」
慌ててしゃんと背筋を伸ばす。
「敬語は使わなくていいよ。同学年だろ……なんだよな?」
「うん、それは本当。中三。です」
首を二度縦に振ると、イケメンは「おれも」と小さく笑った。
(あ、笑った)
彼が笑ったことで張りつめていた空気がふっと緩和し、肩から力が抜ける。
「本名もツカサって言うの……あ、いや、答えたくなきゃ答えなくていい」
プライベートに踏み込むのはご法度だと思ったのか、イケメンは慌てたように手を振った。
その慌てぶりはなんだか新鮮に映った。
超ド級のイケメンも自分と同じ人間だという当たり前のことを、改めて知ったような気がして、楓はくすっと笑った。
「ううん、本名は小湊楓っていうの。ツカサっていうのはアバターを作った当時、推してた漫画のキャラから拝借しました」
「おれは雪野慎」
「なるほど、雪だから六花なんだね」
「うん。ツカサはなんでまた男のふりなんてしてたの?」
「最初は女アバターだったんだけどね。変な人にしつこく絡まれて嫌になって、男アバターを作ったの。で、せっかくなら中途半端じゃなく、なり切ろうと思って」
ちなみに姉は男になり切った妹を見て大笑いしていた。
「ゲームはゲームで、リアルに持ち込むつもりはなかったから。リアルの知り合い以外に正体を明かすつもりはなかったんだ」
「じゃあなんで誘いに応じてくれたの?」
透明な眼鏡越しに慎が見つめてくる。
「それは……多分、雪野くんとおんなじ気持ちじゃないかな。六花は私にとって特別だったから」
「結婚までしたしな」
「………………」
楓は赤くなった。
言った慎も恥ずかしくなったらしく、沈黙し、目を逸らした。
「……その反応は反則だろ。なんで照れてんの」
「そっちこそ! 言わなくていいんだよそういうことは! あれはあくまでゲームだと思ってたから、まさかこうしてリアルで会うことになるとは思わなかったから!」
喚きながら両手で頬を覆い、顔を隠す。やけに頬が熱い。
「六花はリアルでも女だと信じてたんだよ。そっちこそ、なんで男なの。ボイスチェンジャーを使ってまで女性になり切るなんて反則でしょう」
「いや完全にブーメランなんだけどわかってる?」
慎は呆れ顔。
「うう……」
負けを認め、顔から手を離す。
「女アバターを作った理由なんて簡単だよ。男アバターなんて見ててつまらない。女アバターのほうが可愛い衣装もたくさんあるしな」
そう言って、彼はカフェオレを飲んだ。
「それは言えるね。男アバターの服って大体パターンが決まってるけど、女アバターの服は本当にいろんな種類があるもんね。サマフェスの浴衣は可愛かったな。課金必須だったから諦めたけど――」
ひとしきり話し込む。
最初こそお互いに思い描いていた性別と違う戸惑いがあったものの、一年半もの間遊び続けた相手というだけあって、話は大いに盛り上がった。
会話が途切れた拍子に腕時計に視線を走らせる。
時刻は午後三時半。待ち合わせしてから一時間は過ぎていた。
互いの前に置かれたコップはすっかり空だ。
「……そろそろ解散しようか」
同じ気持ちになったらしく、慎が提案した。
「そうだね。出ようか」
鞄とポテトチップスが入った紙袋を持って立ち上がり、二人で店の外に出る。
「今日は付き合ってくれてありがとう。ツカサが女だっていうのはマジでびっくりしたけど、それでも会えて良かった」
駅の地下街を並んで歩きながら、慎は微笑んだ。
「こちらこそ。会いたいって言ってくれてありがとう。私はアカウントごとゲームを削除するつもりだけど、これからもゲーム楽しんでね」
「いや、おれも消すつもり。最近はツカサと会うのが楽しみでゲームしてたようなもんだから、ツカサがいなくなるならもういいや」
「え……」
イケメンの口から出た発言に、少しだけドキッとしてしまった。
あくまで『ゲーム友達として』気に入ってくれているのはわかってはいるのだけれど、言われて悪い気はしない。
「なんか、ごめんね?」
「小湊さんが謝ることじゃないだろ。受験頑張って」
「うん、頑張る。ありがとう」
どこの学校に通う予定なのかは話していない。
知ったのは彼の本名だけで、住所は知らない。
彼が通っているエスカレーター式の学校の名前も、連絡先も、何も。
(……そっか、本当にこれで最後なんだな)
ゲームが繋いだ細い縁は今日で切れ、彼とはもう二度と会うこともないのだろう。
いつか遠い未来に、六花というゲーム友達がいたことを――彼と初めて出会った今日のことを、懐かしく思い返すことがあるかもしれない。
少しだけ首を捻って、左側を歩く彼を見る。
明るい照明に照らされた横顔はとても綺麗だ。
これまで六花という仮の名前しか知らなかった彼を、雪野慎という実体を伴った彼のことを、なるべく覚えておこう。そう思った。
改札口に着くまで会話らしい会話はなく、慎が次に言葉を発したのは改札前だった。
慎は違う路線で帰るらしいので、ここでお別れだ。
「じゃあな。気を付けて」
「うん、そっちもね。さよなら」
笑顔を作ると、慎も笑った。
「さよなら」
同じ言葉を返して、慎は人ごみの中へ消えていった。
彼の左手にはビニール袋が下げられていて、その中にはコンソメ味のポテトチップスが入っている。
名残惜しく、彼の背中が消えるまで見送ってから、楓はそっと踵を返した。
ゲームで知り合った彼との物語はこれで終わり――そのはずだったのに。
「…………え?」
「…………へ?」
季節は巡り、桜舞う四月。
私立光瑛高校の入学式の日。
真新しいブレザーの制服に身を包んだ楓は、校門の前でばったり慎と出会い、揃って硬直し……そしてほとんど同時に叫んだ。
「なんでいるのっ!?」「なんでいるんだっ!?」
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