ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】

34: 福井 芦原温泉とその周辺 ②温泉偽装事件

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 オハヨーございます。朝風呂に行って来たよーっ。
 芦原温泉は、福井県屈指の温泉街として「関西の奥座敷」のタイトルを勝ち取ったお湯。
 近くには東尋坊とか永平寺とかの観光のビッグネームがあるし、温泉地としては盤石ぽいんですが2004年に温泉偽装でやらかした事もあるんですね。
 温泉って、天然のものだし、量や泉質だって変動するし、旅館等の施設は最盛期までは膨張し続けるし、何より基本、地元の関係者の人々は温泉で喰ってるわけだし、、、でも温泉じゃないものを温泉って言って「売る」のはなぁ、、、ダメでしょそれ。

 今?天気は凄く悪いでやんの。
 どうやら今日は雨が降り出しそう。
 梅雨って明けたんじゃなかったけ?
 そうそう大浴場に「これは飲めます源泉水」ってのを見つけて飲んでみた。
 ちゃんと温泉卵の味がしたよ。

 温泉偽装で酷いのは、嘘みたいな話だけど、乳白色になるような入浴剤いれてたってのもあったんだよねー。
 ちなみに温泉偽装騒動があってから、あわら市は独自の温泉表示に関する基準を設けてそれを満たした施設に「温泉表示マーク」を交付するようにしたそうですよ。

 アンがお泊まりしたホテルの浴場には、陶器風呂があって、これが大のお気に入り。
 厚みが8センチ位の巨大な手捻り湯飲み茶碗を想像してもらうと判りやすいかも。
 中に身体を沈めるとユニットバスより一回り大きい感じ。
 ここに身を沈めると、何よりも身体全体が、包み込まれる感じが素敵なのだ。

 昔、カストリ誌復刻版を読んだ時に、「縮みゆく女」という奇妙な小説があったことを思い出した。
 もし「恋する縮んだ女」になったなら、湯飲みの中に浸かったまま、恋人に飲み込まれるのも一種の至福なのかも知れないね。

 追記 こういう芦原温泉にあるみたいなド定番の温泉旅館に宿泊すると、夕食とかは、冬の蟹とかでないと、あまり話題に上げられるような事はないんですよね。
 美味しくて当たり前、豪華で当たり前、みたいな(笑)。
 それよりアンなんかは、こういう旅館に来ると、部屋に着いた時のテーブルに置いてある、お茶請け菓子なんかに注目してますね。
 大抵、その旅館のお土産販売コーナーなんかにある、その地方のお土産お菓子が無造作に置いてあるんですが、そのグレードで、何となくその旅館の本質が判るというか(笑)。
 でもあれを戴いて、帰りに同じお菓子をお土産に買った記憶は全然ないですね(笑)。

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