ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

文字の大きさ
上 下
113 / 177
【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(近畿編) 】

25: 兵庫 兵庫陶芸美術館とその近隣

しおりを挟む
 アンは、最低でも何処かで1泊しないと旅に出た感じがしない質なんですが、かといって、そう頻繁にお休みがとれるわけもなく、こみ上げてくる旅への欲求を満たすには、次善策として旅の『日帰り名人』を目指す必要があるんですね。
 そういうの意味で最近凝っているのが兵庫方面。

 この前、クラブのお仕事で出張サービスがたまたま神鍋方面だったことも重なって、最近は日帰り丹波・但馬プチ旅行に凝ってます。
 ってか、忙しいなか一向に冷めやらぬ旅行熱をなんとかなだめる為には、日帰りでそれなりの旅情が楽しめる地域と言えば自ずと限られて来るわけです。

 今日も行って来ましたよ。
 立杭焼のふるさとに。
 途中、ハロウィンのパンプキンヘッドのダミーぽいヘルメットを被ったオートバイライダーのおにーさんに遭遇。
 丁度、ヘルメットの後ろ姿が、顔の正面になってそれがこっちを向いてる仕掛けで、さい先が良いような悪いような(笑)。
 案の定、舞鶴道を三田西で降りた途端に、交通事故跡の生々しい現場に遭遇。
 交通量の少ない見晴らしのいい直線道路なのにどうして?って感じですが、多分それが、油断や慢心を生むんでしょうね(等とまるでアンが優良ドライバーみたい)。

 最初に訪れたのが「兵庫陶芸美術館」。
 兵庫県立だと思うんだけど、日本六古窯の一つに数えられる丹波焼のふるさと篠山市今田町の丹波立杭の里に造られた陶芸専門の無駄にゴージャスな美術館です。
 陶芸美術・文化の発信交流拠点なんて、ホントの所、どれだけニーズがあるのか霧の中みたいな目的で造られた美術館なんだけど、近くにある民間商業ベースの「陶の郷」とツープラトンの力業で観光スポットになればそれなりに県としてはヒットなのかも、、、。

 でもその実弾テーマが陶器ってのはちょっとつらいかも知れない。
 例えば人気漫画を取り入れても水木しげる氏以外は、あまり破壊力のある弾にならない状況ですからね。
 陶芸ともなると「ないよりはまし、賑やかしに」みたいな扱いも出来ないだろうし。

 それに丹波焼きって、なんだか赤錆びた鉄のかたまりのイメージの焼き物で、金沢の九谷焼の派手やかさがないし(個人的には九谷焼は好きじゃないんだけど、かと言って丹波焼きも、、)観光とのセット売りにはあまり向いていないアイテムだと思うんですけど。
 それが、やけにゴージャスな美術館という「入れ物」の中に入っての登場ですからね。
 まあアンとしては、エントランス館の展望台テラスの馬鹿げた開放感が気に入っちゃったので、旅心的には言うことないんですけど。
(ちなみに展望台からは丹波の山懐に抱かれた立杭の里が見渡せます)

 次に訪れたのは「陶の郷」。
 先に「兵庫陶芸美術館」のゴージャスな建築群に目が慣れてしまうと「陶の郷」の貧弱さは隠しようもないんだけど、今の所、集客率はこちらの方が高いみたいです。
 こちらは丹波焼の窯元すべての作品を買うことが出来る「窯元横丁」がメイン。
 50軒を超える各窯元のさまざまな焼きものが小さなブースに別れて展示販売される仕組み。

 目移りしちゃいますね。
 美術館と違って実際に手にとって、重さだとか手触りだとか色の変化の具合なんかを確かめられるのがいい。
 値段は高くもなく安くもなく微妙な設定。
 園内には立杭独特の伝統技法による現役の登り窯が築かれていて、ちょっとした見所でした。
 (黒豆ソフトを舐めながら見学して「見所」と口にするのは申し訳ないんですけど)

 帰りは「三牛志 藍屋」で三田牛の「焼きしゃぶ」でお昼をいただいて帰って来ました。
 但馬牛と三田牛、、アン的には但馬牛に軍配を上げますが、「三牛志 藍屋」さん、本家の「肉のマルセ」と共に高回転でした。
 大阪・神戸に近いっていう地の利なんでしょうか。


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ふと思ったこと

マー坊
エッセイ・ノンフィクション
たまにはのんびり考えるのも癒しになりますね。 頭を使うけど頭を休める運動です(笑) 「そうかもしれないね」という納得感。 「どうなんだろうね?」という疑問符。 日記の中からつまみ食いをしてみました(笑) 「世界平和とお金のない世界」 https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/  

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...