ゴックン、その口で食べるの? /Osaka発ドラァグドライブ、掛け違いの旅

Ann Noraaile

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【 旅と温泉グルメ しゃぶれどもしゃぶれども(中部編) 】

26: 酔いしれて信州「桜おいかけ旅」③

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 中島千波氏の「桜」とか「坪井のしだれ桜」とかで気を良くして、「よーし、今度こそ、桜は逃がさないぞ」と、、信州旅行の最終日は、そんな勢いで、高遠城址公園へ南下しました。
 (ちなみに中島千波氏って、ひげ面の眼鏡掛けたご高齢の男性ですよ。なんとなく字面からは、和服がよく似合う女流日本画家みたいな感じですけど)

 そうそう、高遠城も、日本100名城の一つで、松本城の29番に続く30番ですね。
 雰囲気は、ちっさめのカジュアルな小諸城みたい(笑)。

 「高遠さくら祭り」が5月6日までという事だし、小彼岸桜は絶対アンを待っているぞ、、、。って行ってみたら、桜は見事に散ってましたです、はい(笑)、、。
 「坪井のしだれ桜」くらいで、いい夢は終わりにしとけば良かったものを、欲をかくからこうなるのかな、、。

 実際は、これで諦めきれず、高遠城址公園のスケベそう(失礼、親切な)な、もぎりのおじちゃんが「近くの『花の丘公園』なら、まだ桜が咲いてるよ」って教えてくれたので、二十五分ぐらいかけてミニハイキングをしました。
 桜は確かにあったんだけど、そこまでの行程が正にハイキングで、「けっ、オカマがピーカンの空の下、ハイキングかよ~、似合わねぇ」とゆー内心の声が聞こえそうなくらい相方の機嫌を損ねちゃって辛かったです。
 その時は、二人ともそれなりにドレッシーな格好をしてましたから、確かにそれは場にそぐわない行動でした。

 ぴかぴかのヒールに付いた土埃、、そんなうらぶれた気持ちで、高遠城を後にして伊那谷道中(伊那谷道中かぶちゃん村)へ移動して昼食を取ることに。
 所がここでも、GWの悲しい定め、伊那蕎麦を食べるだけでも一時間待ち、、結果、園内のコーヒーとスナックでお腹を誤魔化しました。
 交通の要所でもあって異様に混んでます。

 伊那谷道中(伊那谷道中かぶちゃん村)って、言っちゃなんだけど、只の「田舎の皮を被ったミュージアムパーク」なんですよね。
 でも、買い物好きな相方は、園内の漬匠鈴花でお漬け物を買ったり、古着の布を見つけたりして機嫌はやや上向き。
 園を出る頃には「満願成就の湯」に浸かって、先のミニハイキングの疲れを取っていこうよって話になってまずまずの成り行きでした。
 そう言えば「満願成就の湯」も地元の温泉をひいたにしては、やけに派手な作りで「???」な気分に、「分相応」って言葉は一番嫌いなものなんですけど、伊那谷道中も満願成就の湯も、言ってみれば「逆分相応」って感じです。

 この旅のまとめは最後に近江八幡に立ち寄って、ハリエさんでクラブのお土産用に各種プチケーキを買ってから、水茎焼陶芸の里に併設されてるカフェレストランで郷土料理懐石を食べて終了しました。
 後は高速で帰るだけ。
 ふう、「桜」は半分外れだったけど、盛りだくさんだったなぁ、、。

PS 伊那谷道中かぶちゃん村は、2018年7月26日に営業停止、「逆分相応」が災いしたのかどうか知りませんが、あんなにギラギラ(もといキラキラ)したてのに、寂しい事です。
 「桜」は散っても又、次の春には咲くんですが、、。





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