仮 弐

其の九 淫獄転生 其の弐 淫蕩遊戯 其の餐獣児（新）

　……処で、そんな地下迷宮の農園や荘園では、農奴として人間族の、様々な年齢と人種の少年少女達が、常に全裸姿で、魔物達に使役されていたのです。
　……其れ等の少年少女達は、秋津茜国が地下迷宮の農奴用として、山野で全裸で暮らしている野良稚児達を捕らえては、特殊な方法で人工人間（ホムンクルス）を作り、性奴隷として調教してから、様々な農作業や牧畜の知識を、外部から強制的に記憶させ、各地の魔族達に、大量に輸出していたのでした。

　……人間族の少年少女達から、一度に大量に人工人間（クローン）を量産する施設は、蟻塚と呼ばれる深い地下の施設で、透明で巨大な筒の中の液体に浮かぶ、様々な年齢や人種の、全裸の少年少女達から、禁忌の魔導錬金術で、一度に数十体もの人工人間の子供達が、量産されていたのです。
　……其の、胎児の森と妖怪達が呼ぶ、広大な地下の部屋は数十も有り、何の部屋にも人工羊水で満たされた、透明な筒が数十本づつ床から垂直に林立していたのでした。
　……其れ等の、透明な人工子宮の中では、全裸の人間族の少年少女達が、胎児からでは無く、いきなり原型（マスター）の全裸の少年少女から、同じ年齢の全裸の複製（コピー）として透明な筒の中に、組み立てられていたのです。

　…… また、そんな農奴用の、人間族の少年少女達を、密かに狩り集める禁忌の一族がいて、秋津茜国以外の妖魔大陸全土から、特に可愛いらしい、容姿の美しい少年少女達を選んで、密猟し、密輸しており、各国の魔族達の取締官達と、激しく争っていたのでした。
　……処で、胎児の森で、組み立てを完了した人間族の全裸の人工少年少女達は、最初に、耳の穴から脳の中に、魔法生物の寄生蟲を入れられて仕舞ったのです。
　……蟲（それ）は、人間族の人工稚児達（こどもたち）の脳内で、報酬回路を異常に強化させ、全身と五感への全ての刺激を、強い性的快感として感じさせて仕舞ったのでした。

　……そして、脳内に仮想催淫剤の蟲を寄生させられた、全裸の人間族の人工少年少女達は、地下施設の学習室で、人間族の古今東西の男女の性技（セックス）を、外部から強制的に刷り込まれたのです。
　……そして、透明な作業台が、規則正しく並べられた、妖怪達が教室と呼ぶ、地下の学習室で、其の作業台の上に仰向（あおむ）けに、全裸で寝た人工稚児達は、妖怪達に両手首と足首の四ヶ所を、作業台に固定されて仕舞ったのでした。
　……やがて、全裸で身動き出来無い、人工稚児達は、脳内に次々と強制的に、淫らな知識を植え付けられ、其の幼い両乳首と、陰茎（ペニス）や陰核（クリトリス）を固く勃起（ぼっき）させ続けては、恍惚とした表情を浮かべて、可愛（あい）らしく身悶え続けていたのです。

　……そして、そんな作業台に仰向けに、全裸で磔（はりつけ）られた人工稚児の少年少女達は、柔らかな両頬を桜色に染め、恍惚とした表情で喘（あえ）ぎ続けたままで、淫魔族の遊廓都市に輸出される人工稚児達は配送室へ送られ、農奴として輸出される人工稚児達は、続けて作業台の上で、農林畜産業の知識を、植え付けられたのでした。