433 / 818
第二部 宰相閣下の謹慎事情
456 その鳥にはライバルがいた
しおりを挟む
ハタラ族のガエターノ族長の親戚が、サレステーデ側に暮らす少数民族ダルジーザ族の中にいるらしい。
街道が封鎖されているところ、どうやって…と思ったら、対岸に迎えを呼んでおく形で、川を渡れば良いのだと、ガエターノ族長は言った。
『いや、国境付近、川や湖が入り組んで点在していて、整備された街道以外を通ろうとしても、ほぼ間違いなく方向を見失って野垂れ死にだ。互いの土地を知る者がそれぞれにいて、初めて街道以外を通ると言う選択肢が出て来るのだよ』
なるほど、地元民がいないと、某日本一の山の麓の樹海を彷徨う様なものなのかも知れない。
どの部族も、川や湖で魚を獲る時の為に、それほど大きくはない葦船を何艘か持っているらしく、人を二人対岸に渡すくらいなら、わけないと言う事らしかった。
『カゼッリ族長、其方の〝ナイクティア〟を借りる事は出来るかね?』
ナイクティアとは何だろう、と思う私の前でカゼッリ族長が『ふむ…』と、口元に手をあてた。
『貸す事自体に否やはないが……それはもう、イラクシ族のはねっかえりどもをどこかで挟み撃ちにする前提と言う事で良いのかね』
『実際の戦闘にまではならなかったとしても、イラクシ族以外の北方遊牧民族は、王都に敵対するつもりはないと意思表示をしておくのには、分かりやすい動き方ではないか?』
ガエターノ族長の言葉に『確かにな』と、バラッキ族長も賛同の意を見せた。
『どこの対岸に渡すかによっては、ネーミから葦船を出しても構わんしな』
そこへちょうど、王宮への連絡が済んだのかジーノ青年が再び顔を出し、そこにカゼッリ族長が『ああ、ジーノ、ちょうど良かった』と、彼が入るや否や声をかけた。
『ジーノ、今から〝ナイクティア〟を出そうと思う。ここに連れて来てくれるか』
『……〝ナイクティア〟を?ちなみに、どこへ』
眉を顰めるジーノ青年に、カゼッリ族長がガエターノ族長の考えを代弁する形で説明をしていた。
『あの二人には、一度私とバリエンダールの王宮に入って貰って〝転移扉〟をサレステーデに繋いで貰おうかと思っていたんですが……』
『それはサレステーデ王都だろう?』
『ええ、まあ』
『それでは、封鎖されたサレステーデ側の街道に関して、対策をとるのが遅れるだろう。ダルジーザ族がもし協力してくれるとなれば、良い王宮への意思表示になると思うがな』
『それは……確かに……』
『万一協力を拒まれたら、お前の言うやり方を採ると言う形で、今はとれる手立ては試しておくべきだろう』
見た目の体格や性格はともかく、ガゼッリ族長とジーノ青年との間には、確かに血の繋がりを感じさせる頭の回転の速さがある様に思えた。
分かりました、と少し気圧される形でジーノ青年が再度部屋を後にする。
それを目で追いながら、ガゼッリ族長が『すまんな』と、私に微笑いかけた。
『王都で何かあったのかも知れんが、ちょっと焦っている様だな』
『ガゼッリ族長……』
『ああ、いい。養子に行った先の事を考えれば、伯父と言えど話せん事も色々とあるだろうしな』
根掘り葉掘り聞こうとは思わない、とガゼッリ族長は軽く頷いて見せる。
『お互いに思うところはあるだろうが、北部の争いは北部で収めさせて欲しいと言うのが我々の言い分ではある。今の王宮であれば、その間目を瞑ってくれるのでは、と思うのは都合が良すぎるかね?』
『……いえ』
とは言え、それはテオドル大公が無傷で保護された場合の事に限られる。
何かあれば、王都からの兵力介入が避けられない事態になりかねない。
私がそう続けると、三族長共に、分かっていると言わんばかりの表情を見せた。
『王都からの客人に関しては、今、各部族から手分けして人を出している。何か分かればすぐに連絡が入る予定だ』
宜しくお願いします、と私も頭を下げるより他なかった。
『――伯父上』
どうやら戻って来たらしい、ジーノ青年の声に振り返った私は、思わず「うわぁ……」と、場にそぐわない感嘆の声を上げてしまった。
曲げられた前腕部分に、シロフクロウが一羽留まっていたからだ。
某魔法使いの少年の使い魔、ヘ〇ヴィクが目の前に実体化している……‼
「ああ、ユングベリ嬢は〝ナイクティア〟を見るのは初めてですか?」
空いた片手で頭頂部を撫でているジーノ青年に、私はコクコクと首を縦に振った。
さすがにシマエナガサイズのリファちゃんに比べると、シロフクロウは遥かに大きい。
撫でて愛でるには、ちょっと大きすぎる気がする。
(いや、私にはリファちゃんが一番だからね⁉ちょっとリアル〇ドヴィクにテンション上がっちゃっただけだからね⁉)
心の中でリファちゃんに盛大に主張しつつも、目線はシロフクロウに釘付けだ。
「この地域は、カラハティと共に移動している者も多いですしね。各部族の拠点の村から、放牧中の家族に連絡を取ったりするのに、この〝ナイクティア〟を飛ばしたりするんですよ。主に手紙を運びますが、1~2食分の干し肉程度であれば、緊急用の食料として運んだりもしますよ」
「ナイクティアと言うのは、種族名ですか、それともこの子の名前ですか?」
「種族名ですよ。名前は……もしかしたら、世話係が付けているかも知れませんが、今は聞いて来ませんでした。確か他の部族ではニクティアとかニークティアとか、微妙に発音が異なっているようですが、基本はこの鳥のことを指します」
「え、フォサーティ卿、このコ売れますよ!」
「⁉」
うっかりテンションが上がったまま口にしてしまった私に、ジーノ青年と三族長達がちょっとギョッとしていた。
私は誤解をばら撒いたらしいと察して、慌てて両手を振る。
「ああ、ごめんなさい、違うんです!このコも人形にして売れば、売れるんじゃないかな……?って言う提案です。このコそのものを売り飛ばす話じゃないです!」
某関西のテーマパークに、ヘド〇ィクのぬいぐるみが売ってあったとかで、高校時代の数少ない友人にお土産に貰った覚えがある。
いつの間にか「可愛かったから、私の部屋の方が似合う」と、勝手に移動させられていた、イヤな思い出までくっついてきたけど。
この世界、人形はあってもぬいぐるみがあるのか……とは思ったけど、なければこれから考えれば良いだけの話だ。
「何か白い毛の動物に心当たりがあれば、その毛を使って上手く縫って作れないかな、と」
「なるほど……民族衣装を着た人形を作る際に、作り手となってくれそうな人達に一緒に聞いてみるのもアリかも知れませんね」
「そうですね、ぜひ」
私の様な不器用ブッキーちゃんには出来ない芸当ですので、そのあたりは部族の皆様方で創意工夫をして頂きたいところです。
「とりあえず、今はこの子には仕事をして貰いましょう」
シロフクロウを撫でたまま、ジーノ青年はそう言った。
街道が封鎖されているところ、どうやって…と思ったら、対岸に迎えを呼んでおく形で、川を渡れば良いのだと、ガエターノ族長は言った。
『いや、国境付近、川や湖が入り組んで点在していて、整備された街道以外を通ろうとしても、ほぼ間違いなく方向を見失って野垂れ死にだ。互いの土地を知る者がそれぞれにいて、初めて街道以外を通ると言う選択肢が出て来るのだよ』
なるほど、地元民がいないと、某日本一の山の麓の樹海を彷徨う様なものなのかも知れない。
どの部族も、川や湖で魚を獲る時の為に、それほど大きくはない葦船を何艘か持っているらしく、人を二人対岸に渡すくらいなら、わけないと言う事らしかった。
『カゼッリ族長、其方の〝ナイクティア〟を借りる事は出来るかね?』
ナイクティアとは何だろう、と思う私の前でカゼッリ族長が『ふむ…』と、口元に手をあてた。
『貸す事自体に否やはないが……それはもう、イラクシ族のはねっかえりどもをどこかで挟み撃ちにする前提と言う事で良いのかね』
『実際の戦闘にまではならなかったとしても、イラクシ族以外の北方遊牧民族は、王都に敵対するつもりはないと意思表示をしておくのには、分かりやすい動き方ではないか?』
ガエターノ族長の言葉に『確かにな』と、バラッキ族長も賛同の意を見せた。
『どこの対岸に渡すかによっては、ネーミから葦船を出しても構わんしな』
そこへちょうど、王宮への連絡が済んだのかジーノ青年が再び顔を出し、そこにカゼッリ族長が『ああ、ジーノ、ちょうど良かった』と、彼が入るや否や声をかけた。
『ジーノ、今から〝ナイクティア〟を出そうと思う。ここに連れて来てくれるか』
『……〝ナイクティア〟を?ちなみに、どこへ』
眉を顰めるジーノ青年に、カゼッリ族長がガエターノ族長の考えを代弁する形で説明をしていた。
『あの二人には、一度私とバリエンダールの王宮に入って貰って〝転移扉〟をサレステーデに繋いで貰おうかと思っていたんですが……』
『それはサレステーデ王都だろう?』
『ええ、まあ』
『それでは、封鎖されたサレステーデ側の街道に関して、対策をとるのが遅れるだろう。ダルジーザ族がもし協力してくれるとなれば、良い王宮への意思表示になると思うがな』
『それは……確かに……』
『万一協力を拒まれたら、お前の言うやり方を採ると言う形で、今はとれる手立ては試しておくべきだろう』
見た目の体格や性格はともかく、ガゼッリ族長とジーノ青年との間には、確かに血の繋がりを感じさせる頭の回転の速さがある様に思えた。
分かりました、と少し気圧される形でジーノ青年が再度部屋を後にする。
それを目で追いながら、ガゼッリ族長が『すまんな』と、私に微笑いかけた。
『王都で何かあったのかも知れんが、ちょっと焦っている様だな』
『ガゼッリ族長……』
『ああ、いい。養子に行った先の事を考えれば、伯父と言えど話せん事も色々とあるだろうしな』
根掘り葉掘り聞こうとは思わない、とガゼッリ族長は軽く頷いて見せる。
『お互いに思うところはあるだろうが、北部の争いは北部で収めさせて欲しいと言うのが我々の言い分ではある。今の王宮であれば、その間目を瞑ってくれるのでは、と思うのは都合が良すぎるかね?』
『……いえ』
とは言え、それはテオドル大公が無傷で保護された場合の事に限られる。
何かあれば、王都からの兵力介入が避けられない事態になりかねない。
私がそう続けると、三族長共に、分かっていると言わんばかりの表情を見せた。
『王都からの客人に関しては、今、各部族から手分けして人を出している。何か分かればすぐに連絡が入る予定だ』
宜しくお願いします、と私も頭を下げるより他なかった。
『――伯父上』
どうやら戻って来たらしい、ジーノ青年の声に振り返った私は、思わず「うわぁ……」と、場にそぐわない感嘆の声を上げてしまった。
曲げられた前腕部分に、シロフクロウが一羽留まっていたからだ。
某魔法使いの少年の使い魔、ヘ〇ヴィクが目の前に実体化している……‼
「ああ、ユングベリ嬢は〝ナイクティア〟を見るのは初めてですか?」
空いた片手で頭頂部を撫でているジーノ青年に、私はコクコクと首を縦に振った。
さすがにシマエナガサイズのリファちゃんに比べると、シロフクロウは遥かに大きい。
撫でて愛でるには、ちょっと大きすぎる気がする。
(いや、私にはリファちゃんが一番だからね⁉ちょっとリアル〇ドヴィクにテンション上がっちゃっただけだからね⁉)
心の中でリファちゃんに盛大に主張しつつも、目線はシロフクロウに釘付けだ。
「この地域は、カラハティと共に移動している者も多いですしね。各部族の拠点の村から、放牧中の家族に連絡を取ったりするのに、この〝ナイクティア〟を飛ばしたりするんですよ。主に手紙を運びますが、1~2食分の干し肉程度であれば、緊急用の食料として運んだりもしますよ」
「ナイクティアと言うのは、種族名ですか、それともこの子の名前ですか?」
「種族名ですよ。名前は……もしかしたら、世話係が付けているかも知れませんが、今は聞いて来ませんでした。確か他の部族ではニクティアとかニークティアとか、微妙に発音が異なっているようですが、基本はこの鳥のことを指します」
「え、フォサーティ卿、このコ売れますよ!」
「⁉」
うっかりテンションが上がったまま口にしてしまった私に、ジーノ青年と三族長達がちょっとギョッとしていた。
私は誤解をばら撒いたらしいと察して、慌てて両手を振る。
「ああ、ごめんなさい、違うんです!このコも人形にして売れば、売れるんじゃないかな……?って言う提案です。このコそのものを売り飛ばす話じゃないです!」
某関西のテーマパークに、ヘド〇ィクのぬいぐるみが売ってあったとかで、高校時代の数少ない友人にお土産に貰った覚えがある。
いつの間にか「可愛かったから、私の部屋の方が似合う」と、勝手に移動させられていた、イヤな思い出までくっついてきたけど。
この世界、人形はあってもぬいぐるみがあるのか……とは思ったけど、なければこれから考えれば良いだけの話だ。
「何か白い毛の動物に心当たりがあれば、その毛を使って上手く縫って作れないかな、と」
「なるほど……民族衣装を着た人形を作る際に、作り手となってくれそうな人達に一緒に聞いてみるのもアリかも知れませんね」
「そうですね、ぜひ」
私の様な不器用ブッキーちゃんには出来ない芸当ですので、そのあたりは部族の皆様方で創意工夫をして頂きたいところです。
「とりあえず、今はこの子には仕事をして貰いましょう」
シロフクロウを撫でたまま、ジーノ青年はそう言った。
649
お気に入りに追加
12,929
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
竜人の王である夫に運命の番が見つかったので離婚されました。結局再婚いたしますが。
重田いの
恋愛
竜人族は少子化に焦っていた。彼らは卵で産まれるのだが、その卵はなかなか孵化しないのだ。
少子化を食い止める鍵はたったひとつ! 運命の番様である!
番様と番うと、竜人族であっても卵ではなく子供が産まれる。悲劇を回避できるのだ……。
そして今日、王妃ファニアミリアの夫、王レヴニールに運命の番が見つかった。
離婚された王妃が、結局元サヤ再婚するまでのすったもんだのお話。
翼と角としっぽが生えてるタイプの竜人なので苦手な方はお気をつけて~。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
【完結】初めて嫁ぎ先に行ってみたら、私と同名の妻と嫡男がいました。さて、どうしましょうか?
との
恋愛
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。