45 / 49
誕生日
しおりを挟む
それからしばらくして相変わらず千花さんと仲の良い暁人だが、今日はちょっと雰囲気が違って、コソコソと小声で密談という空気で話をしている。
「なんか悩み事相談ですかね?」
「うん?どうなんだろうね。悩めるお年頃ってことかな」
「なんすか?それ」
片付けも終わり京士さんは千花さんと、俺は暁人と店を出る。
「千花さん、いろいろありがとう」
「いえいえ、当たりだといいね!」
「はい!」
じゃあねと手を振って二人は駅の方へ消えていった。
俺たちも帰るか、暁人に声をかけると、
「ちょっと待って、圭ちゃん」
「なんだよ、帰り遅くなっちまうぞ」
ちょっと来てと店の裏手へ連れて行く。
「あのさ、これ!」
暁人がずいっと包みを差し出す。
え?なにこれ。
「誕生日プレゼント。圭ちゃん忘れてない?今日誕生日でしょ?」
あ、最近バタバタしててすっかり忘れてた。
「プレゼントなんだけど貰ってくれる?」
「いいの?俺お前の誕生日になにもあげてないのに」
確か暁人の誕生日は5月の連休明けくらいだったはずだ。
みんなで朝日屋行った記憶が朧げにある。
「付き合って初めての誕生日だからちゃんとしたかったの。圭ちゃん誕生日おめでとう」
「マジ嬉しい、ありがとな暁人。
これ開けてもいいか?」
「うん、気に入るかわかんないけど…」
ガサガサと包みを開け、箱を開くと腕時計が入っていた。
え?あれ?これってもしかしてあの時の?
なんで暁人が知ってるんだ?
俺の顔を見て暁人が、
「千花さんと京士さんに手伝ってもらったの。最初千花さんにプレゼントあげたいんだけど、どういうのがいいのか分からないって相談したら、『京士くんなら私より圭吾くんと付き合い長いから知ってるかもしれない』って、京士さんにいろいろ聞いてくれて。
そしたら前に一緒に買い物に行った時にこの腕時計を圭吾が気に入ってたって教えてくれてさ。
そのお店教えて貰っていったらもう売り切れてて……限定だったんだって。数が少ない上に人気だったからすぐ売り切れちゃったみたいなんだけど、どうしてもそれが欲しくて取り扱ってる店を千花さんと京士さんも一緒に探してくれてやっと見つけたんだ。気に入ってもらえたら嬉しい」
「なんか悩み事相談ですかね?」
「うん?どうなんだろうね。悩めるお年頃ってことかな」
「なんすか?それ」
片付けも終わり京士さんは千花さんと、俺は暁人と店を出る。
「千花さん、いろいろありがとう」
「いえいえ、当たりだといいね!」
「はい!」
じゃあねと手を振って二人は駅の方へ消えていった。
俺たちも帰るか、暁人に声をかけると、
「ちょっと待って、圭ちゃん」
「なんだよ、帰り遅くなっちまうぞ」
ちょっと来てと店の裏手へ連れて行く。
「あのさ、これ!」
暁人がずいっと包みを差し出す。
え?なにこれ。
「誕生日プレゼント。圭ちゃん忘れてない?今日誕生日でしょ?」
あ、最近バタバタしててすっかり忘れてた。
「プレゼントなんだけど貰ってくれる?」
「いいの?俺お前の誕生日になにもあげてないのに」
確か暁人の誕生日は5月の連休明けくらいだったはずだ。
みんなで朝日屋行った記憶が朧げにある。
「付き合って初めての誕生日だからちゃんとしたかったの。圭ちゃん誕生日おめでとう」
「マジ嬉しい、ありがとな暁人。
これ開けてもいいか?」
「うん、気に入るかわかんないけど…」
ガサガサと包みを開け、箱を開くと腕時計が入っていた。
え?あれ?これってもしかしてあの時の?
なんで暁人が知ってるんだ?
俺の顔を見て暁人が、
「千花さんと京士さんに手伝ってもらったの。最初千花さんにプレゼントあげたいんだけど、どういうのがいいのか分からないって相談したら、『京士くんなら私より圭吾くんと付き合い長いから知ってるかもしれない』って、京士さんにいろいろ聞いてくれて。
そしたら前に一緒に買い物に行った時にこの腕時計を圭吾が気に入ってたって教えてくれてさ。
そのお店教えて貰っていったらもう売り切れてて……限定だったんだって。数が少ない上に人気だったからすぐ売り切れちゃったみたいなんだけど、どうしてもそれが欲しくて取り扱ってる店を千花さんと京士さんも一緒に探してくれてやっと見つけたんだ。気に入ってもらえたら嬉しい」
0
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる
cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。
「付き合おうって言ったのは凪だよね」
あの流れで本気だとは思わないだろおおお。
凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?
目線の先には。僕の好きな人は誰を見ている?
綾波絢斗
BL
東雲桜花大学附属第一高等学園の三年生の高瀬陸(たかせりく)と一ノ瀬湊(いちのせみなと)は幼稚舎の頃からの幼馴染。
湊は陸にひそかに想いを寄せているけれど、陸はいつも違う人を見ている。
そして、陸は相手が自分に好意を寄せると途端に興味を失う。
その性格を知っている僕は自分の想いを秘めたまま陸の傍にいようとするが、陸が恋している姿を見ていることに耐えられなく陸から離れる決意をした。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
《一時完結》僕の彼氏は僕のことを好きじゃないⅠ
MITARASI_
BL
彼氏に愛されているはずなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
「好き」と言ってほしくて、でも返ってくるのは沈黙ばかり。
揺れる心を支えてくれたのは、ずっと隣にいた幼なじみだった――。
不器用な彼氏とのすれ違い、そして幼なじみの静かな想い。
すべてを失ったときに初めて気づく、本当に欲しかった温もりとは。
切なくて、やさしくて、最後には救いに包まれる救済BLストーリー。
続編執筆中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる