霧晴れる時、君は

秋臣

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「悠馬、水飲んで」
ミネラルウォーターを持ってきてくれた。
「ありがとう」
「いい眺めだな」
「え?あ…」
俺全裸だった…
「なあ、これ使わせて」
「なに?」
ゴムとローションだ。
「持ってきてたの?」
「俺いつも持ってるよ」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃねえよ。俺悠馬といるといつもえっちな気分になるからさ…」
そう言いながらキスをする。
「全然隠さなくなったね…」
「うん、俺すけべなの」
「ふふっ」

湊くんの指が俺のおでこに触れる。
「なに?」
「ん~?」
指がおでこから鼻筋、唇、首…とゆっくり降りてくる。それだけなのにビクッと体が疼く。
「ここから先はどこにいこうかな…」
胸の真ん中を指が通る。
「あ…やだ…」
「なにが嫌なの…?」
「や…ここ…」
湊くんの指を乳首に誘導する。
「ここ?ここがどうしたの?」
わざと意地悪を言う。
湊くんの指を使って弾く。
「んっ…!」
「エッロ…ほら、指、下にいっちゃうよ?いいの?」
「いや、や…して、ねえ…」
「自分でやってごらん?」
「湊くんの指がいい…」
「どうぞ」
湊くんの人差し指と親指を使って乳首を摘ませる。痺れるような快感が全身を走る。
「やあっ!あ…」
湊くんが俺の頭を抱えてキスしてくる。
「たまんない…めちゃくちゃキスしたい」
その間も指は乳首を弄ぶ。
二重の気持ちよさに酔いしれる。
「気持ちよくておかしくなりそう…」
「おかしくなれよ…」
湊くんのバスローブを脱がせる。
肌に触れたい。
抱きついて肌を合わせる。
気持ちいい…
いつもはこのガッチリした体が羨ましいと思うけど、今はこの体に抱かれてると思うと堪らない気分になる。
指が下腹部まで下がり、ガチガチになってるはずの俺のモノには触れずその先に進む。
「悠馬のお尻かわいい」
最近気に入ってるらしい。
散々揉んだり撫で回したりしたあと、また指が探検へ出かける。

指が窪みを見つける。
そこに辿り着いても湊くんはキスしたままだ。ようやく唇を離すと、湊くんがローションを使う。
「触るよ」
ローションのヒヤッとした感触がある。
優しい指が周りを解す。
時々指の腹で窪みの柔らかさを確かめる。
「怖い?無理しないで」
「今日変…怖くない…」
「少しずつするから、痛かったら言うんだよ」
「うん…」
怖がらせないよう、気を紛らませるように、弱い乳首を弄りながら窪みを触る。
指でクリクリされるのも気持ちいいけど、舌や甘噛みで刺激されるのが好きなのを湊くんはわかっているようで、口に含んでは舌で転がし気持ちよくしてくれる。
体をビクビクさせてよがっている間に、下の指は少しずつ窪みに沈もうとしている。
「や…いやあ…」
なんか体おかしい…
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