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コスプレ
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スタジオの中には困り果てた顔がズラリと並んでいた。
「この子たち!?」
「そう、お願い!」
「いけそうだね、任せて!」
「こっちのデカいのが私の弟の湊で、こっちが悠馬くん」
「カメラマンの浅野さん、ヘアメイクの夕香と玲奈」
「よろしくね、時間ないからすぐ始めるよ。
湊くんこっち来てメイクさせて」
「え?え?」
「早く!」
「はい」
「悠馬くん、お願いがあるの」
「愛莉さん?」
「遥役の子は来てるんだけど、雫役の子が来られなくて…悠馬くんやってもらえないかな?」
「え?」
「ダメ?」
「いや、俺男だし、雫なんて無理です」
「大丈夫!雫身長高め設定だし、ウィッグもメイクもするから。撮影も引きでするし」
「でも…」
「撮影キャンセルになると厳しいの。2回撮影する金銭的余裕ないのよ。ヘアメイクやカメラマンさんにもまたお願いしないといけないし、お願い!」
「…………」
「絶対俺ってわからないようにしてもらえますか?」
「約束する!悠馬くんだってことは一切わからないようにする」
「今回だけなら…」
「ありがとう!本当にありがとう!!」
悠馬がメイクに入る。
「肌綺麗だし、メイクすると素材殺しちゃうかも。それでもする?」玲奈が愛莉に確認する。
「活かしたいところなんだけど、今回は雫だからメイクお願い!」
「雫だもんね、肌綺麗でかわいいから忘れてた。了解、すぐやる」
顔がわからないようにという条件だったのでメイクはしてもらう。
メイクしたらパッと見では俺とはわからないくらいになった。
ウィッグもつける。
衣装も着た。ちょっとキツイけどなんとか入った。
これ、ドレスはドレスだけどウエディングドレスじゃないか?あの3人の有名なシーン撮るのかな?
これならバレないかな?
「悠馬くんはファンだから知ってるだろうけど、雫は霧人にずっと想いを寄せてて、遥と霧人の二人の姿を見て悲観するという表情が欲しいの。カメラマンの浅野さんが指示してくれるからその通りに動いて」
「はい」
湊くん、どんな霧人になってるんだろう。
俺の姿見てなんていうかな。
「この子たち!?」
「そう、お願い!」
「いけそうだね、任せて!」
「こっちのデカいのが私の弟の湊で、こっちが悠馬くん」
「カメラマンの浅野さん、ヘアメイクの夕香と玲奈」
「よろしくね、時間ないからすぐ始めるよ。
湊くんこっち来てメイクさせて」
「え?え?」
「早く!」
「はい」
「悠馬くん、お願いがあるの」
「愛莉さん?」
「遥役の子は来てるんだけど、雫役の子が来られなくて…悠馬くんやってもらえないかな?」
「え?」
「ダメ?」
「いや、俺男だし、雫なんて無理です」
「大丈夫!雫身長高め設定だし、ウィッグもメイクもするから。撮影も引きでするし」
「でも…」
「撮影キャンセルになると厳しいの。2回撮影する金銭的余裕ないのよ。ヘアメイクやカメラマンさんにもまたお願いしないといけないし、お願い!」
「…………」
「絶対俺ってわからないようにしてもらえますか?」
「約束する!悠馬くんだってことは一切わからないようにする」
「今回だけなら…」
「ありがとう!本当にありがとう!!」
悠馬がメイクに入る。
「肌綺麗だし、メイクすると素材殺しちゃうかも。それでもする?」玲奈が愛莉に確認する。
「活かしたいところなんだけど、今回は雫だからメイクお願い!」
「雫だもんね、肌綺麗でかわいいから忘れてた。了解、すぐやる」
顔がわからないようにという条件だったのでメイクはしてもらう。
メイクしたらパッと見では俺とはわからないくらいになった。
ウィッグもつける。
衣装も着た。ちょっとキツイけどなんとか入った。
これ、ドレスはドレスだけどウエディングドレスじゃないか?あの3人の有名なシーン撮るのかな?
これならバレないかな?
「悠馬くんはファンだから知ってるだろうけど、雫は霧人にずっと想いを寄せてて、遥と霧人の二人の姿を見て悲観するという表情が欲しいの。カメラマンの浅野さんが指示してくれるからその通りに動いて」
「はい」
湊くん、どんな霧人になってるんだろう。
俺の姿見てなんていうかな。
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