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過去編
車中の甘い夜
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[chapter:【車中の甘い夜】]
【神功左千夫】
僕は今、九鬼が用意したバスの中だ。
他の皆はバスの後方で既に就寝に入っている。
僕は彼が妙な動きをしないか助手席の近くに座っていたんだが、皆が寝静まってから不意にカーテンが開く。
「左千夫クン、ちょっと。」
カーテンの隙間から覗く白い手が僕を手招きする。
何か打ち合わせかと僕は深く考えず、カーテンから顔を覗かせた。
「―――――ッ!!?」
その瞬間ものすごい力で引き摺りこまれる。
バスなので運転席と助手席の間には余裕があり、そこにもう一人座れるようにシートがあった。
僕はなだれ込むようにそこへと落ち、更に九鬼引っ張られる為向かい合わせになる様に腰に手を回され密着させられた。
いつものように振り上げた手は難なくその手首を掴まれた。
【九鬼】
「まだ寝てなかったんだネ。もしかして期待してた?」
寝ていない事には気づいていたが、意地悪くそう言い放ってやると口角を上げる。
掴んだ手首から彼の手へと指を絡めると、彼の身体に更に身を寄せた。
「この間の言葉、覚えてるかな?人前でセックスしよ、って言ったコト」
彼の耳元で囁きながら、向こう側にいる運転手へと視線を向けた。
「調度今、この車を運転してくれてるおじさんが、そういう趣味持っててネ。
……もうこれ以上言わなくてもわかるよネ?」
彼の耳を甘噛みしてやりながら、背筋から腰元へと指を這わせ、尻の割目を往復してなぞってやる。
まぁ嫌だと言っても無理矢理ヤっちゃうけど。
ボクは優しいので彼の返事を待つことにした。
【神功左千夫】
「……すいません、想像もしてませんでした。」
期待の言葉に無感情を装いそう告げてやる。
実際想像してなかった。
触れ合うほど体がよると彼の首に手を巻きつけた。
そして、言われた運転手に視線を流すようにして確かめ、さらに落ちる九鬼の言葉に肩を竦める。
きっといやだと言っても無理矢理ヤられるのがオチだろう、後部座席にはみんながいるのであまりことを荒立てたくない。
「後ろにバレたら殺しますからね。」
彼が体をなぞるだけで腰が疼く。
それだけ告げると僕は九鬼の股の間、すなわちシートの前の足を置くスペースへ入り込むように体を折り曲げていった。
そうして、ズボン越しに彼のペニスへとキスを送る。
【九鬼】
「でもノリノリだネ~♪大丈夫…ま、他の誰かには見られるかもだけどネ」
股の間に入って来た彼の頭を撫でてあげた。
そして車に触れると、助手席全体を外から丸見えになるように骨組みを全て透明にしてしまう。
「折角だし、解放感溢れるほうがいいよネ」
彼を見下ろしながらイタズラに笑うと、耳元へと顔を寄せる。
「舐めておっきくさせて…」
そのまま耳の中へ舌をねじ込んだ後、わざと荒く息を吐いてやる。
気が済むまでいじめてやりたいけど、後ろにはゆずずやおチビクンたちもいるし、バレるとボクが色々言われそうだからなるべく自重しよう。
【神功左千夫】
「…………よくこんなこと思いつきますね。」
トランスルーセントになってしまったフレームに視線を向け、溜息混じりに囁く。
僕たちが暮らしているところか少し遠くまで来たので、知り合いに見つかることは無いだろうが。
丸見えになったエンジンを見つめながら、耳に感じる生暖かい感触に鼻先を相手の股間になすりつけた。
「もちろん、そのつもりですけど。」
はやく満足させてしまおう、そう思いながらズボンのボタンを外し、ジッパーを唇で下ろす。
相変わらず派手な下着の前の穴からペニスを引きずり出すと、まずは裏の付け根と陰嚢の辺りに吸い付く。
それから、ちらりと運転手にも視線を向けた。
そちらを見つめたまま、ちゅ、ちゅ、ちゅと裏筋を吸い上げながら先端へと上っていく。
そして、雁首の近くを甘噛みし、溝に舌を這わすようにして舌を回した。
【九鬼】
彼が自分から口淫をしてくれるのは正直嬉しかった。
熱の籠った息を吐きながら、彼の行為を見下ろす。
運転手はこちらをちらちらと見ているようで、その視線は左千夫クンを見ていた。
こういう時、ボクは優越感が沸く。
彼が自分のモノであるという事が、実感されていくんだ。
その感情に口角をわずかにあげると、彼の髪を横へと流し、上着を捲り上げた。
そして、露出した白い背中に爪を立てなぞる。
「……っ、こんな状況ってのも、コーフンするネ…」
もちろんカーセックスなんて、何回も経験してきている。
しかし、彼との行為は特別に興奮し、快感の上昇が激しいのは確かだった。
彼の咥内で徐々に大きくなっていくペニスに、全ての神経を集中させた。
【神功左千夫】
「それは、……ッ、貴方が、変態だからでしょ…?」
運転手と時折視線が合う。
そんなことをしていると背中に爪が立って、肌が粟立った。
興奮すると言われると自然と口角が上がる。
再度運転手に視線を送ってから僕は大きく口を開いた。
「くれぐれも事故、起さないように。」
運転手にそれだけ告げてから、じゅるりと音を立てながらペニスを根元まで吸い上げた。
直ぐ様僕の口腔で大きく育つペニス。
正直、感じてくれるのは嬉しい。
だいぶはえそろってきた陰毛に鼻先を埋めるほど深くまで僕は彼のペニスにしゃぶり付き。
棒付きの飴でも舐めるかのように舌の上で転がした。
そして、上顎と舌の腹で押しつぶすかのように刺激を加えて行く。
チラっと表情を盗み見するかのように視線を上へと上げた。
【九鬼】
変態、というのは間違っていない。
こういう行為は興奮するし、大好きだ。
彼の口淫に酔いしれながら、小さく息を漏らす。
時折車とすれ違うが、どの運転手もこちらを見ていて、その表情が滑稽だった。
「…はぁっ……事故起こしたら…左千夫クンのせいだネ…」
ボクたちの行為が事故の引き金とか、不謹慎だが想像すると思わず笑ってしまった。
彼の瞳がこちらへ向くと、視線が絡まる。
ボクのペニスを咥えているその表情が、好きでたまらない。
完全に勃起してしまったペニスが、彼の口の中でピクピクと反応し始める。
彼に視線を絡めたまま、腰を軽く動かした。
「は……あー……きもちー…。…ね、顔に出すのと、口の中に出すの、どっちがイイ?」
少しずつ限界が迫ってきている中、彼に向けて質問を投げかけた。
【神功左千夫】
どうやら、僕達の行為は対向車や並走車の運転にも支障を及ぼしそうだ。
寧ろ通報されてしまうのではないかと思おうが、そこは九鬼の能力でどうとでもなるか。
「はやいですね……ン、むッ……はぁ、……顔は片付けが、大変なので……ッ」
それだけ告げると深くまでペニスを咥え頬を窄める。
そうして、僕は陰嚢を手の上で転がし、肉棒の付け根を指で扱く。
咥内で射精して貰える様に、丹念に舐め、吸い上げる。
因みにフェラでもかなり恥ずかしいがここでセックスとなって果たして僕は冷静なままでいられるのだろうか。
露出した背中に爪を立てられた個所がゆっくりと赤くなっていく。
それはまるで僕の心情の昂りをあらわしているようだった。
【九鬼】
できれば顔がよかったんだけど、まぁ今は後ろにみんないるし仕方ないか。
「じゃあ今度…顔に出させてネ♪」
彼の咥内、舌の動き、全てがボクの気持ちいいところを刺激してくる。
この先彼以外の口淫でイけるのだろうかと不安になってくるが、彼以外とセックスする気はこの先無い。
そして、異質な場所、というのも相まってかボクの限界は近くなっていた。
「……は……左千夫クン……イくかも…ちゃんと飲んでね……」
頭を撫でてやりながらペニスの先端を奥へと宛がうと、彼の咥内で射精の感覚が込み上がってくる。
「っ、く――――ッ…………はっ……」
身体が微かに震え、彼の咥内へと吐精する。
軽い脱力感を感じながら、彼が全部飲み込んだのを確認するかのように、顔を両手で包みこちらへと視線を向けさせた。
【神功左千夫】
いつもは聞かないで出す癖に。
こう言って聞かれると調子が狂うのも事実だ。
喉奥まで来たペニスに柔らかい肉で包み込む。
そして、盛大に吸い上げると呆気なく、体液が喉に流れ込んできた。
「んん………ッ」
いつもならこのまま飲み干すが今日は喉を動かすが液体は呑みこまない。
そして、確認するように顔を持ち上げられた瞬間、九鬼の首に両手を回し、そのまま唇を重ねる。
「ん、は………貴方の、です……よ?」
無理矢理舌を絡めて相手が吐き出した精液を相手の咥内へと導いていく。
そして、悪戯に口角を上げてやった。
【九鬼】
自分の口の中に苦い味が広がる。
彼にキスをされるのは嬉しいが、自分の精液を飲むのは正直嫌だ。
左千夫クンを無理矢理引き剥がすと、ダッシュボードへと背中を押し当てる。
「やめてヨ、自分の飲むほど嫌なことないんだから」
それだけ告げると再度唇を重ね、お仕置きだと言わんばかりに激しく舌で咥内を掻き乱す。
エンジン音と自分たちのリップ音が混ざり合い、薄目で彼の表情を盗み見た。
伏せられた睫がわずかな光に照らされ、ずっとこのままの状態で眺めていたいと思ってしまう。
長く濃厚なキスを終えると、息を吸うために唇を離した。
「…は……嫌なことされたから、嫌なことしてあげる」
それだけ告げると、徐に彼の下半身へと手を伸ばし、ベルト、ズボン、下着、全てを引っぺがした。
放りだされた少し熱を持ったペニスの先端に爪を立てると、彼の顔を見上げる。
「後ろ向いて。かわいいお尻こっちに向けて」
イタズラに笑うと、誘う様に舌なめずりをした。
【神功左千夫】
「気が合いますね、僕も一緒です。…ン。」
どうやら、精液塗れのキスはお気に召さなかったようだ。
僕も彼の体液を飲むのは構わないが自分のだと分かると嫌なものだ。
熱烈なキスを受けているとき瞼は落とした。
きっと、周りからとんでも無い視線を受けているんだろうなと思うと自然と頬が赤くなる。
僕の下半身の衣類が全て下へと落ちて行く。
上半身も捲れ上がっているので殆ど晒されてしまっている。
そして、彼が僕をみる表情に自然と喉が渇いた。
「余り…酷く、…しないでくださいね。」
控え目にそう告げると九鬼に背中を向ける様にして僕は尻を突きだした。
僕が長身と言うこともあり、尻を九鬼へと突きだすと、彼の顔ギリギリに突き出され、僕の顔はフロントガラスギリギリになる。
斜め下方に視線を下げると、キュッとアナルに力が入った。
柄にもなく緊張してしまっているようだ。
【九鬼】
目の前に左千夫クンの尻がある。
そのいやらしさと、彼の言葉に思わず喉を鳴らすと、ゆっくり貞操帯のアナルの蓋を開けた。
「どうだろうネ?」
それだけ告げると、アナルの周りをゆっくり指先でなぞりながら、アナルギリギリの所にある「白翼」という名前を見て小さく微笑んだ。
そのまま指先のみ締まっているアナルへと挿入すると、片方の手を熱を持ち始めたペニスへと伸ばす。
ペニスを小さく擦り上げながら、先端を爪で引っ掻く様にしてやり、アナルに挿入した指先もわずかに抜き差ししてやる。
「どれだけ酷いことしても、左千夫クンは嬉しいんでしょ?」
先ほどの続きを喋りながら、彼の太腿へ唇を落とし、歯を立てる。
横目で丸見えの外へと視線を落とすと、並列して走っている車が一台、こちらの様子をちらちらと見ていた。
「ほら、そろそろギャラリーも増えて来るかもね?左、見て?」
太腿を噛んでいた歯を離し、アナルに浅く挿入していた指を抜くと、尻の割目へと顔を埋める。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら舐めた後、アナルから尻の割目に沿って舌全体を這わせる。
「お尻舐められてるのバレてるよ?恥ずかしい?」
【神功左千夫】
貞操帯の蓋が開くとアナルが外気に触れたような気がして自然と息が漏れる。
「………ッ、はぁ……。嬉しいですが……余り、酷いことをされると、声が……」
抑えられないと示唆するように後部座席へと視線を向けた。
彼の顔が僕の臀部へと埋まる。
それはとてもいけない行為をしているようで、僕のペニスが反り返る。
この行為は余り好きじゃない。
感じ無いのでは無く好きでは無いんだ。
「はッ……舐めないで………、ッ、……貴方に見られていることが…一番恥ずかしいッ」
左と言われて視線を向けると、真っ直ぐに運転手と視線があってしまう。
暗がりなのではっきりは見えないであろうがそれにしても恥ずかしいことには変わりが無い。
しかし、九鬼にされていることが一番恥ずかしい。
割目に添って舌が滑るのに合わせる様に僕の体は撓り、片手で口を塞いだ。
【九鬼】
左千夫クンの言葉に萎えていたペニスが反応し始める。
舐めないで、恥ずかしい、と言われるともっとしたくなるのがボクだ。
アナルの入口を舌先で突き、ねじ込むようにして中へと挿入する。
そして、音を立てながら唇で何度も吸い付き、舌を中で暴れさせる。
「はっ……ふ……」
その間もペニスを扱きつつ、空いている手で助手席の横に置いていたケースへと手を伸ばした。
アナルを唾液でべちょべちょにしてやりながら、器用にケースの蓋を開けると、電動の尿道バイブを取りだす。
「はっ…運転手さんにも、君のきもちよさそーな顔、見せてあげてネ…」
左千夫クンの気が逸れている内に、バレないようにその尿道バイブを勃起してきたペニスの先端に宛がった。
もちろん気づいた時には遅い。
即行で尿道へとバイブを埋めていき、その間もアナルを責め続ける。
「っぷは……ここに刺激がないと、…寂しいもんネ?」
ずぶずぶと奥まで挿入した後、左千夫クンに尿道バイブを持つように指示をだす。
「今日はボク優しいから持たせてあげる。でも、抜いたらどうなるかわかってるよネ?」
そう言って彼のアナルへと無理矢理指を二本挿入し、中を掻き乱してやった。
【神功左千夫】
「ッ………ふ、………は………。」
僕が嫌だと言ったからだろうそのまま執拗にアナルを舐められた。
柔らかな舌に胎内を犯されると自然に尻が揺れてしまう。
それだけでは終わらず、運転手へと視線を逸らした瞬間に尿道に痛みが走った。
「――――ッ!!!!は、ぁ、んんん!!!」
思わず漏れそうな声に片手で口を塞いだ。
尿道とアナル、そしてペニス、全てを刺激されると気持ち良くて自然に足が開いてしまう。
「はぁ……、そこ、駄目ですっ、……声、抑えられません…く、……ぅ」
尿道のバイブを仕方なく持つ、そして半身を返す様にして後ろを向いたが胎内を指で荒らされるとフロントガラスに凭れかかった。
「九鬼ッ……はぁっ、優しくッ………ン、んんッ」
【九鬼】
優しく、と言われたがアナルへと挿入した指を前立腺へと宛がい、執拗に押し上げる。
彼のアナルが自分の指に食いついている様は、とてつもなく興奮した。
「…興奮してる?指にすごい吸い付いてくるけど」
欲情を抑えきれずに、にたりと笑った表情は彼には見えないだろう。
彼が喘ぐままにペニスを扱きながら、指で前立腺を刺激していく。
「尿道のバイブ、ボタンついてるでしょ?もっと気持ちよくなりたいなら押して。あくまでも、自分の意思でネ♪」
操作だけ教えると、彼の太腿にかじりつき、前立腺を刺激する指を速めた。
どうやら信号で車が止まったようだ。
夜の為人通りはかなり少ないが、横断歩道を歩いている奴等が、こちらを見ているのが見えた。
その隙をついてか、隣の車はこちらを携帯のカメラで撮影し、運転手はズボンをパンパンに膨らませた状態で左千夫クンをねっとりとした視線で見つめている。
…ちょっと信号機にイタズラをしておこう。
【神功左千夫】
「ふぁッ………ん、ん………ッ……ぅ、………はっ、ン。」
指の隙間からくぐもった声が漏れる。
気配を探ると幾つもの視線がこちらを向いていることが分かった。
興奮しない訳が無い、そう思ってしまうのだから僕もたいがい変態だなと息を引き攣らせる。
「自分で……ッ………はっ」
尿道バイブのボタンを示されると物足りない気分になり、ゴクリと喉を揺らす。
ここに更に刺激が欲しいのも事実だが、これ以上乱れると理性が無くなってしまう可能性もある。
今日は抗う気持ちが少ないこともあり、僕は大きく息を吐いてからバイブのスイッチを入れた。
「ッ――――!!!!ン、は、………ッ、………ふ、ぁ」
いきなりMAXで入ってしまったのか背が撓った。
なぜか中々信号も変わらない中、急いで強さのレベルを変えるボタンを探す。
胎内は九鬼の指に絡みつき、フロントガラスが曇るほど息を荒げていると直ぐ前まで人が来ていたことに驚いた。
信号はさっきも赤だった。
そして、今も赤。
いくらなんでも長過ぎると後方へと視線を移すと九鬼の笑みが視界に入った。
「九鬼ッ!……は、これ、……はっ……!!!」
【九鬼】
左千夫クンは自分で尿道バイブの電源を入れたようだった。
今日は変態な上に素直だな、と少し気分が良くなる。
そして、どうやら彼は信号が中々変わらない事に気づいたようだった。
「ん?信号故障かなぁ?中々変わらないネ」
白々しくそう告げると、アナルに挿入している指を三本に増やしてやった。
ペニスを扱いてやりながら、周りのギャラリーに目を向ける。
おっさんに若者、男ばかりだが全員携帯のカメラを持ち、左千夫クンをじっと見ていた。
「人、すごいいっぱい集まってきちゃったネ……。左千夫クン、何すれば信号変わるかわかるよネ?
変わったら、おちんちん挿れてあげるから」
それだけ告げると車に能力を送り込み、フロントガラスを一時的に無くさせる。
彼の身体を前へと押し上げると、無理矢理ボンネットの上へ上半身を乗せた。
周りのギャラリーは一瞬怯んだが、更に左千夫クンに近寄ってくる。
股間もすでに膨らんでる奴もいる。
「言っとくけどこの子に触らないでね。精液かけるのはアリだけど、できればお口にしてくださーい♪
…さ、皆に感じてるとこいっぱい見てもらおっか」
左千夫クンの後ろでにっこりと笑うと、前立腺を激しく突き上げて行く。
運転手もペニスを取り出し扱き始めていた。
【神功左千夫】
矢張りこの信号は九鬼の仕業だったようだ。
やっとのことで尿道バイブの強弱を緩め、息を吐いた瞬間指が増えた。
「ふぁッ!!―――ッ、は、なにって、……どうすれば………ッ」
どうやら彼の思い通りになるまで信号が変わらないようだ。
そして次の瞬間、僕の上半身がボンネットへと倒れこむ。
両手を突く様にして体を支えるが、ダッシュボードと体に挟まれた尿道バイブが前立腺に押し付けられ、僕はボンネットへと額を押し付けた。
「―――ぁあああッ、は、んんッ、は、九鬼ッ、……ぅあッ」
止まったままだと色々感づかれる。
何よりも後ろの皆が起きないかが一番冷や冷やした。
いざとなれば幻術を使うが、その時に僕に集中力があるかが問題だ。
どんどん押し寄せる人にゆっくりと顔を上げた。
そして、僕は感じた声を上げながら見知らぬ人へと視線を向けて行く。
「はっ、僕のお口に沢山、せーえき……ッ、くださッ、い」
そう言った瞬間に何人かはズボンの前を寛げ僕にペニスをなすりつけてきた。
手で一本づつ、口では二本同時にしゃぶりつくと、早々にしゃせいを促していく。
こんな輩のペニスよりもはやく九鬼のモノが欲しくて僕の胎内は脈打った。
【九鬼】
「どんどん出してくださいネー♪」
左千夫クンが目の前の男達のペニスを咥え始めたのを見て、そう告げる。
こちらから顔が見えないのが残念だが、そこはまぁ仕方がない。
今のうちにもうちょっと仕掛けをしておこうと、胎内の指をバラバラに動かしてやりながら、彼の尿道バイブへと手を伸ばす。
どうやら今は勢いを弱くしているようなので、一気にMAXにしてやる。
そして、彼が悶絶しながら男のペニスを咥えているうちに、尿道バイブと車のエンジンを能力で繋げる。
ここは後でどうなるかお楽しみ。
ちゃっちゃと事を済ませたところで、再び胎内の指の動きを速める。
突き上げるように指を抜き差しさせながら、彼の陰嚢から竿へ指を這わせた。
「ほらほら、早くしないとどんどん人増えてきちゃうヨ?後ろの皆にバレるかもネ~」
【神功左千夫】
「はぅ……ん、ぁ、は、や、……!ッ、……はぁ、く」
僕は口淫はしなれている。
ムードもあるのだろう、男達は次々に射精していった。
折角九鬼に口に出して貰ったと言うのに僕の顔は精液塗れになっていく。
「は……ん、……そんなに、擦りつけないで……ぅ、あッ、あ!あ!あー!んんッ、はふ、ッ、あ、く、ンン!!」
急に尿道の振動が激しくなる。
これは間違いなく九鬼の仕業だ。
僕は漏れる声を抑えることができなくなってきて必死に目の前のペニスにしゃぶりついた。
そうしているうちに髪にも顔にも上半身にも沢山の精液をひっかけられる。
そして、九鬼が弄っている僕のペニスも限界が近く、ビクンビクンと大きく震え始めた。
「は、ぁ、くきぃ……僕も、もう……ぁ、そこ、きもち……いいッ」
的確に九鬼は気持ちいいところを突いてくる。
いつもは強引なセックスなのでこんなことを考える間も無いが。
矢張り、彼はセックスがうまい。
【九鬼】
目の前の左千夫クンは、男達に精液をぶっかけられているようだった。
ボクも顔にかけたかったのに。
後片付けなんて気にしなきゃよかった。
小さく頬を膨らますと、追い打ちをかけるように前立腺を突き上げる。
「一回出しとく?……後でもっと大変になるしネ」
後ろの言葉は小さく彼に聞こえないように告げ、アナルに指を挿入したまま尿道バイブを前立腺へと突き上げる。
彼の喘ぎは一層大きくなり、その声に身体がゾクゾクと震えペニスはガチガチに大きくなっていた。
「イく前にちゃんと言ってね、尿道バイブ抜いてあげるから…みんなに君の射精の瞬間、見てもらおーか」
イタズラに笑みを深め、彼の快感を押し上げるように尿道側とアナルから前立腺を容赦なく刺激していった。
【神功左千夫】
「はぅ、ッ!!ぁ、あ、あぁッ!!イく、イきま―――ッ、ぁあああッ!!」
イってもいいと言われると直ぐに限界が訪れた。
目の前の男のペニスがポロンと口の中から落ちると同時に尿道からバイブが引き抜かれる。
そして、外の男達に見えやすいように体を弓なりに曲げられると同時に僕は射精した。
「………は、…………ぁ、……ぁぅ、も……ッ」
九鬼は中々指の動きを止めてくれない。
波打っているアナルを突き上げられる快楽は強すぎ、僕はビクビクと震えながら更に精液を吐きだす。
前の男も、車のボンネットも精液塗れで、それが僕のものだと理解すると急に恥ずかしくなった。
九鬼に助けを求める様に視線を斜め後ろへと向けた。
【九鬼】
彼の身体が反り、月明かりで影ができる。
勢いよく射精している間も彼のアナルを刺激し、恍惚な笑みを浮かべる。
周りの男達も全員が射精しただろうか、左千夫クンのその姿をいやらしい目で見ていた。
「お疲れ様、頑張ったネ」
こちらへと視線を向けた左千夫クンにそう告げると、アナルの中に突っ込んだ指を無理矢理引き抜き車内へと引きずり込む。
「はい散ったーもう青だから、ボク達行くから」
男達がしぶしぶ車の前からどくと、信号が青に変わる。
フロントガラスを再び形成すると、左千夫クンの身体を真ん中の座席へと移動させ、運転手の方へと顔を向けさせた。
「ほら、運転手サンがまだイってないヨ、ちゃんと咥えてあげてネ」
運転手は今にもイきそうなペニスを反り立たせたまま、射精はしていなかった。
彼の尿道に再びバイブを深く挿入してやると、今から起きることを想像して興奮していく。
まだ運転手は車を発進させていない。
アクセルを踏めばどうなるかなんて、今の彼は知る由もないだろう。
【神功左千夫】
「ッ、んん!!―――あ、………は、い……ふ、……ぁ」
車内に戻され、フロントガラスがもとに戻るとホッとした。
僕が人前でと容認したもののこんな大人数になるとは思いもしなかった。
真ん中の席に四つんばえになるとそのまま顔の前に来た運転手のペニスに赤い舌を覗かせた。
なかなかに太く使いこまれたペニスを横からしゃぶりつく。
ここまで来てしまえば、何人のものを咥えても同じだろう。
そう思った時だった、また尿道バイブを挿入される。
体が撓り、手が震えたが何とか耐え、そのままフェラを続けようと思った時だった。
「ッ―――ぁああああああああ!!!!!!!」
尿道バイブが物凄い速さでピストンを始めた。
それは運転手がアクセルと踏んだ瞬間だったが、僕の頭はそこまで回らない。
ただ脳みそが焼け爛れそうな快楽に、ペニスが口から零れ、運転手の足に額を擦りつける様にして快楽に悶えるだけになってしまった。
そして、両手を必死に尿道のバイブへと伸ばした。
【九鬼】
彼の叫び声がこだまする。
フロントガラスを形成した時に、壁も厚くしておいたので防音はできているだろう。
「そんなに声だしたら…みんなに聞こえるヨ?」
それでも追い打ちをかけてやるように、辱めてやりながら、彼が尿道バイブに伸ばした手を背中へと回し抑え込む。
今彼の尿道に刺さっているバイブはアクセルと連結し、エンジンが回る速度に合わせてピストンが動くようになっている。
全部運転手の気分次第だ。
しかしこれから信号も少なく、更に進めば高速に乗るようなルートになっている。
「ほら、ちゃんと咥えないと運転手サン、アクセルいっぱい踏んじゃうヨ?」
その言葉に運転手がアクセルを更に踏み込んだ。
左千夫クンは快感に身を捩らせながら、叫ぶように喘ぎ声を上げている。
さて、そろそろボクも挿入したいところだ。
彼の後ろへと膝を着くように立つと、手を抑え込んだままアナルから陰嚢にかけて自分のペニスを擦り宛ててやる。
【神功左千夫】
「ひぅッ……ぁ、は、ッ、うう、……そんなことッ、言われて……もッ」
声が抑えきれない。
射精したばかりのこの体に尿道からの前立腺の刺激は強すぎる。
九鬼の能力で固定されている為外れてもくれない尿道バイブに少しでも抗うように腰を揺らめかす。
「はぁっ!!ぁ、ぁ!!やめて、くださッ、ぁあああ!!!んむ、んん!!は、ぅ、あッ!!」
更にはやくなるピストンに僕の体は撓る。
声を抑えないといけないという意識が働き、運転手のペニスを頬張った。
「あふ、ん、んっ、はふ、ぁ、ん!九鬼、……ッ、今、挿れないで――――ッ」
アナルへと擦りつけられるペニスにまた口淫をやめ、僕の両手を持っている九鬼へと視線を送る。
しかし、その瞬間にまたアクセルを踏まれ、僕は声無く絶頂した。
【九鬼】
挿入するな、と言われると挿入したくなるのが男と言うものだ。
執拗にペニスを擦り付けていると、彼はどうやら絶頂したようだった。
その隙を狙って、無理矢理アナルへとペニスをねじ込む。
「――――っ、は……すっご……」
胎内は痙攣し、すごい締め付けでボクのペニスに絡みついて来た。
すぐにでもイってしまいそうなその快感に、身体が震え全身に鳥肌が立つ。
絶叫している彼を見おろしながら、そのまま強く腰を何度か打ち付けてやる。
「きもちい…?ボク、すっごい気持ちいヨ……最っ高…っ」
挿入を浅くするとペニスの先を擦りつけるように前立腺を刺激し、彼の背中へとキスを落としてやる。
もう暫く行けば高速に乗るだろう。
それからが彼の快感地獄になるのかと思うと、ペニスは更に彼の胎内で大きく硬くなっていった。
【神功左千夫】
「ひ、ァアアアアアアア!!!!……ッ、ああ、あう、んんんん!!!ぐ、んんん!!ッン!!」
熱いペニスを突き入れられるともう僕は声を抑えることができなかった。
全身で感じていることを現す様に喘ぐ。
そうしているうちに運転手が僕の顔を押さえこむ。
喉奥まで来るペニスをえづきそうになりながら咥え込み。
時折信号で止まることだけが、僕の正気を保たせた。
“通行券をお取りください”
そんな機械音が響き僕は少し顔を上げた。
そこは高速道路の乗り口だった。
まさか……。
「あふ、あ、ひっ!!だめ、だめ、だっめ!!!らめ、んむ、九鬼、切って、き、っっぅ!!!ひ、ぁああああんんん!!!」
車が加速していくと同時に尿道のピストンが速くなる。
膀胱まで刺激されてしまう為自然と股を閉じようとして更に九鬼のペニスを咥え込む。
運転手は片手で運転しているのかまた僕の頭を押さえこんできた。
自然と喉奥で締め付けてしまったいると、咥内へと射精された。
しかし、飲みきれないそれは唾液と一緒に伝って落ちて行く。
【九鬼】
高速に入った途端に、左千夫クンの喘ぎが一層酷くなる。
そりゃあもちろんアクセル全開なんだ、尿道のバイブのピストンは酷いことになっているだろう。
そして、胎内の締め付けもさらに増し、射精してしまいそうな感覚を必死で抑え込んだ。
「まだまだ…ッ、走り始めたばっかだヨ……!」
ペニスの先端で前立腺を刺激しながら、腰を振り続ける。
運転手が射精したようなので、彼の上半身を無理矢理起こすと、ペニスを挿入したまま体勢を変えてやった。
彼をこちらへと向けさせ椅子にもたれ掛けさせるようにすると、喘ぎ苦しむ彼の表情をねっとりと見つめる。
「すっごいかわいい……」
精液塗れの狂った表情に全身を震わせながら、腰を大げさにゆっくりと打ちつける。
「こんなこと、されても…っ、ボクとこの関係、続けてたい…?」
【神功左千夫】
もうだめ、意識が、声が…。
九鬼に椅子へと凭れさせられるころにはされるがままになっていた。
彼の腕を両手で掴み爪を立てる。
ペニスに手を伸ばそうとしても直ぐ阻止される為涎を飲みこむ暇もなく喘ぐしか無かった。
「ッァアア!!ヒッ、く、ゥ、アアアッ、アーッ、は、ぁああん!!は、あ、ッ!!お、…ちんちんの中、おかしくッ、ぁああ!!」
ずっとイっている、そんな感じだった。
尿道の隙間から精液が溢れ流れる。
彼の質問に自然と視線が九鬼を捉え、欲塗れの九鬼の表情を見ると喉が鳴った。
僕は喘ぎながら必死に首を縦に振る。
こんな時ならば欲に流されて言ってるのだろうと思ってくれるだろう。
「あなたッ……が、ぼくの、そばに……は、ぁぁああッ、いて、くれる……ならッ!」
九鬼がゆっくりと奥まで突き上げる度に僕の体は大きく震えた。
【九鬼】
左千夫クンの言葉になんとも言えない幸福を感じる。
狂っている状況での言葉など信じるべきではないが、それでもやはり嬉しかった。
彼の身体が揺れるほどに奥を突き上げ、精液塗れの唇を拭ってやる。
「そばにっ…いてあげるヨ……ッずっと、一緒……っ!だから……逃げないでネ……」
こんな状況だったが、もちろんこれはボクの本音だ。
拭った唇へとキスを落とすと、他人の精液の味がしたが、そんな事は気にならなかった。
愛おしい気持ちを込めて、優しくキスを落とし、彼の淡紅色の瞳をじっと見つめた。
彼の身体に密着しながら腰の動きを速めていく、絡みつく腸壁のせいでもう我慢はできなかった。
「……ッ、は…っ……左千夫クン……好き、好きすぎて、ボク……幸せ……ッ」
彼はきっとただの戯言だと思うだろう。
この言葉は自己満足だ。でも、それでもよかった。
こんな事でしか繋がっていられないけれど、それでもボクは彼を愛している。
ラストスパートをかけるように、彼の奥を突きあげていきながら、何度も何度もキスを落とした。
「左千夫、クン……お願い、聞いてくれたら……バイブ取ってあげる……。
ボクの事……好きって、言って……ッ……くれ、たら…ッ」
何を言っているのか自分でも良くわかっていない。
でも、嘘でも彼の口から聞きたかった。
今の彼なら、言ってくれるような気がしたからだ。
【神功左千夫】
逃げる筈が無い。
逃げるんじゃ無くてきっと貴方が去っていく、そんなことは分かっているのに。
首に下がっている彼のリングを握り締める。
唇を滑る彼の指、彼の唇に舌を這わせながら体を震わせる。
こんな状態だから空耳だと思った、彼が僕を好きだと言っている。
そして、僕に好きだと言えと言っている。
瞳から流れる涙が止まらない。
心の奥まで彼が入ってきている気がした。
もう、僕は正気じゃないのかもしれない。
それでも、嬉しかった。
「す……き、すき、ッ、す……き!白……翼……はっ、好き、で、す、僕は、貴方がッ―――ぁあああッ!!」
出会った時から目が離せなかった。
それを言うことはできず、僕は体を震わせた。
開いた唇ではキスも碌に返せなかった。
ただ確りと両手を彼の背に回し、その背中に翼がはえないようにと爪を立てる。
この幸せがいつまでも続けばいいのに。
何度目か分からない絶頂に、声が車内に更に響き渡った。
【九鬼】
彼の瞳から涙が零れた。
精液に塗れた頬を拭ってやりながら、慰めるように何度もキスを落とす。
そして、「好き」という言葉にボクの全てが満足した。
身体が満たされる感覚とは違う、たまらず彼を強く抱きしめた後、尿道のバイブに手をかける。
「ん…ッ、いい子、だネ……っ、ボクも好き、大好き……ッ――――!!!!」
絶頂と同時に彼の尿道バイブを引き抜く。
彼の胎内へ精液が放たれ、射精している間も腰を何度も打ちつけた。
身体が快感で震えているのか、幸福で震えているのかわからない。
爪を立てられた背中さえも、彼を感じる事ができる最高の痛みだった。
徐々に腰の打ち付けを弱くしていくが、抱きしめた彼の身体から離れることができなかった。
無性に、自分が告げてしまったこと、そして彼がボクのお願いを聞いてくれた事によって、彼がここから消えて無くなってしまうような気がしたからだ。
ふと、運転手が視界に入る。
……笑われている。
そこでやっと我に返り、彼の身体から離れた。
「あー今日も気持ちよかったネ♪左千夫クン声おっきーヨ」
いつも通りの声色とふざけた言葉で、本心をできるだけ隠した。
【神功左千夫】
「ッ、ぁ、ぁ、あぁぁぁぁッ!!!!」
尿道バイブが引き抜かれた瞬間、隙間からしか出れず塞き止められていた体液が一気に溢れた。
掻き抱かれる体が歓喜の悲鳴を上げている。
きっと幸せとはこういうことなんだろう。
僕も回した手で彼を抱きしめ、引き攣ったままの呼吸で彼の唇にキスをした。
それからはいつも通り。
僕の意識が平常心に戻るころにはいつもの彼でいつもの言葉が落とされた。
途中から僕がぶっ飛んでたのかと思う位だ。
「すいません……ありがとうございます…」
後ろに壁が出来ていることを確認すると小さく礼を告げた。
防音を考えて彼が作ってくれたのだろう。
セックスの後は余り元気が出ない。
それは現実を叩きつけられるからだ。
掠れた声で告げていると不意に運転手の笑みが視界に入った。
……そう言えば人前だったのか。
そんなことも忘れて喘ぎ狂ったことに羞恥を覚えたが、その浮かべている微笑みに違和感を覚えた。
若いなと、言われている気がした、大人から見たら僕達はまだ子供なのだろうな。
取り合えず、サービスエリアに止まって貰おう。
そこまでは少しでも体力を戻そうと、後処理も放り出して僕は瞼を落とした。
【神功左千夫】
僕は今、九鬼が用意したバスの中だ。
他の皆はバスの後方で既に就寝に入っている。
僕は彼が妙な動きをしないか助手席の近くに座っていたんだが、皆が寝静まってから不意にカーテンが開く。
「左千夫クン、ちょっと。」
カーテンの隙間から覗く白い手が僕を手招きする。
何か打ち合わせかと僕は深く考えず、カーテンから顔を覗かせた。
「―――――ッ!!?」
その瞬間ものすごい力で引き摺りこまれる。
バスなので運転席と助手席の間には余裕があり、そこにもう一人座れるようにシートがあった。
僕はなだれ込むようにそこへと落ち、更に九鬼引っ張られる為向かい合わせになる様に腰に手を回され密着させられた。
いつものように振り上げた手は難なくその手首を掴まれた。
【九鬼】
「まだ寝てなかったんだネ。もしかして期待してた?」
寝ていない事には気づいていたが、意地悪くそう言い放ってやると口角を上げる。
掴んだ手首から彼の手へと指を絡めると、彼の身体に更に身を寄せた。
「この間の言葉、覚えてるかな?人前でセックスしよ、って言ったコト」
彼の耳元で囁きながら、向こう側にいる運転手へと視線を向けた。
「調度今、この車を運転してくれてるおじさんが、そういう趣味持っててネ。
……もうこれ以上言わなくてもわかるよネ?」
彼の耳を甘噛みしてやりながら、背筋から腰元へと指を這わせ、尻の割目を往復してなぞってやる。
まぁ嫌だと言っても無理矢理ヤっちゃうけど。
ボクは優しいので彼の返事を待つことにした。
【神功左千夫】
「……すいません、想像もしてませんでした。」
期待の言葉に無感情を装いそう告げてやる。
実際想像してなかった。
触れ合うほど体がよると彼の首に手を巻きつけた。
そして、言われた運転手に視線を流すようにして確かめ、さらに落ちる九鬼の言葉に肩を竦める。
きっといやだと言っても無理矢理ヤられるのがオチだろう、後部座席にはみんながいるのであまりことを荒立てたくない。
「後ろにバレたら殺しますからね。」
彼が体をなぞるだけで腰が疼く。
それだけ告げると僕は九鬼の股の間、すなわちシートの前の足を置くスペースへ入り込むように体を折り曲げていった。
そうして、ズボン越しに彼のペニスへとキスを送る。
【九鬼】
「でもノリノリだネ~♪大丈夫…ま、他の誰かには見られるかもだけどネ」
股の間に入って来た彼の頭を撫でてあげた。
そして車に触れると、助手席全体を外から丸見えになるように骨組みを全て透明にしてしまう。
「折角だし、解放感溢れるほうがいいよネ」
彼を見下ろしながらイタズラに笑うと、耳元へと顔を寄せる。
「舐めておっきくさせて…」
そのまま耳の中へ舌をねじ込んだ後、わざと荒く息を吐いてやる。
気が済むまでいじめてやりたいけど、後ろにはゆずずやおチビクンたちもいるし、バレるとボクが色々言われそうだからなるべく自重しよう。
【神功左千夫】
「…………よくこんなこと思いつきますね。」
トランスルーセントになってしまったフレームに視線を向け、溜息混じりに囁く。
僕たちが暮らしているところか少し遠くまで来たので、知り合いに見つかることは無いだろうが。
丸見えになったエンジンを見つめながら、耳に感じる生暖かい感触に鼻先を相手の股間になすりつけた。
「もちろん、そのつもりですけど。」
はやく満足させてしまおう、そう思いながらズボンのボタンを外し、ジッパーを唇で下ろす。
相変わらず派手な下着の前の穴からペニスを引きずり出すと、まずは裏の付け根と陰嚢の辺りに吸い付く。
それから、ちらりと運転手にも視線を向けた。
そちらを見つめたまま、ちゅ、ちゅ、ちゅと裏筋を吸い上げながら先端へと上っていく。
そして、雁首の近くを甘噛みし、溝に舌を這わすようにして舌を回した。
【九鬼】
彼が自分から口淫をしてくれるのは正直嬉しかった。
熱の籠った息を吐きながら、彼の行為を見下ろす。
運転手はこちらをちらちらと見ているようで、その視線は左千夫クンを見ていた。
こういう時、ボクは優越感が沸く。
彼が自分のモノであるという事が、実感されていくんだ。
その感情に口角をわずかにあげると、彼の髪を横へと流し、上着を捲り上げた。
そして、露出した白い背中に爪を立てなぞる。
「……っ、こんな状況ってのも、コーフンするネ…」
もちろんカーセックスなんて、何回も経験してきている。
しかし、彼との行為は特別に興奮し、快感の上昇が激しいのは確かだった。
彼の咥内で徐々に大きくなっていくペニスに、全ての神経を集中させた。
【神功左千夫】
「それは、……ッ、貴方が、変態だからでしょ…?」
運転手と時折視線が合う。
そんなことをしていると背中に爪が立って、肌が粟立った。
興奮すると言われると自然と口角が上がる。
再度運転手に視線を送ってから僕は大きく口を開いた。
「くれぐれも事故、起さないように。」
運転手にそれだけ告げてから、じゅるりと音を立てながらペニスを根元まで吸い上げた。
直ぐ様僕の口腔で大きく育つペニス。
正直、感じてくれるのは嬉しい。
だいぶはえそろってきた陰毛に鼻先を埋めるほど深くまで僕は彼のペニスにしゃぶり付き。
棒付きの飴でも舐めるかのように舌の上で転がした。
そして、上顎と舌の腹で押しつぶすかのように刺激を加えて行く。
チラっと表情を盗み見するかのように視線を上へと上げた。
【九鬼】
変態、というのは間違っていない。
こういう行為は興奮するし、大好きだ。
彼の口淫に酔いしれながら、小さく息を漏らす。
時折車とすれ違うが、どの運転手もこちらを見ていて、その表情が滑稽だった。
「…はぁっ……事故起こしたら…左千夫クンのせいだネ…」
ボクたちの行為が事故の引き金とか、不謹慎だが想像すると思わず笑ってしまった。
彼の瞳がこちらへ向くと、視線が絡まる。
ボクのペニスを咥えているその表情が、好きでたまらない。
完全に勃起してしまったペニスが、彼の口の中でピクピクと反応し始める。
彼に視線を絡めたまま、腰を軽く動かした。
「は……あー……きもちー…。…ね、顔に出すのと、口の中に出すの、どっちがイイ?」
少しずつ限界が迫ってきている中、彼に向けて質問を投げかけた。
【神功左千夫】
どうやら、僕達の行為は対向車や並走車の運転にも支障を及ぼしそうだ。
寧ろ通報されてしまうのではないかと思おうが、そこは九鬼の能力でどうとでもなるか。
「はやいですね……ン、むッ……はぁ、……顔は片付けが、大変なので……ッ」
それだけ告げると深くまでペニスを咥え頬を窄める。
そうして、僕は陰嚢を手の上で転がし、肉棒の付け根を指で扱く。
咥内で射精して貰える様に、丹念に舐め、吸い上げる。
因みにフェラでもかなり恥ずかしいがここでセックスとなって果たして僕は冷静なままでいられるのだろうか。
露出した背中に爪を立てられた個所がゆっくりと赤くなっていく。
それはまるで僕の心情の昂りをあらわしているようだった。
【九鬼】
できれば顔がよかったんだけど、まぁ今は後ろにみんないるし仕方ないか。
「じゃあ今度…顔に出させてネ♪」
彼の咥内、舌の動き、全てがボクの気持ちいいところを刺激してくる。
この先彼以外の口淫でイけるのだろうかと不安になってくるが、彼以外とセックスする気はこの先無い。
そして、異質な場所、というのも相まってかボクの限界は近くなっていた。
「……は……左千夫クン……イくかも…ちゃんと飲んでね……」
頭を撫でてやりながらペニスの先端を奥へと宛がうと、彼の咥内で射精の感覚が込み上がってくる。
「っ、く――――ッ…………はっ……」
身体が微かに震え、彼の咥内へと吐精する。
軽い脱力感を感じながら、彼が全部飲み込んだのを確認するかのように、顔を両手で包みこちらへと視線を向けさせた。
【神功左千夫】
いつもは聞かないで出す癖に。
こう言って聞かれると調子が狂うのも事実だ。
喉奥まで来たペニスに柔らかい肉で包み込む。
そして、盛大に吸い上げると呆気なく、体液が喉に流れ込んできた。
「んん………ッ」
いつもならこのまま飲み干すが今日は喉を動かすが液体は呑みこまない。
そして、確認するように顔を持ち上げられた瞬間、九鬼の首に両手を回し、そのまま唇を重ねる。
「ん、は………貴方の、です……よ?」
無理矢理舌を絡めて相手が吐き出した精液を相手の咥内へと導いていく。
そして、悪戯に口角を上げてやった。
【九鬼】
自分の口の中に苦い味が広がる。
彼にキスをされるのは嬉しいが、自分の精液を飲むのは正直嫌だ。
左千夫クンを無理矢理引き剥がすと、ダッシュボードへと背中を押し当てる。
「やめてヨ、自分の飲むほど嫌なことないんだから」
それだけ告げると再度唇を重ね、お仕置きだと言わんばかりに激しく舌で咥内を掻き乱す。
エンジン音と自分たちのリップ音が混ざり合い、薄目で彼の表情を盗み見た。
伏せられた睫がわずかな光に照らされ、ずっとこのままの状態で眺めていたいと思ってしまう。
長く濃厚なキスを終えると、息を吸うために唇を離した。
「…は……嫌なことされたから、嫌なことしてあげる」
それだけ告げると、徐に彼の下半身へと手を伸ばし、ベルト、ズボン、下着、全てを引っぺがした。
放りだされた少し熱を持ったペニスの先端に爪を立てると、彼の顔を見上げる。
「後ろ向いて。かわいいお尻こっちに向けて」
イタズラに笑うと、誘う様に舌なめずりをした。
【神功左千夫】
「気が合いますね、僕も一緒です。…ン。」
どうやら、精液塗れのキスはお気に召さなかったようだ。
僕も彼の体液を飲むのは構わないが自分のだと分かると嫌なものだ。
熱烈なキスを受けているとき瞼は落とした。
きっと、周りからとんでも無い視線を受けているんだろうなと思うと自然と頬が赤くなる。
僕の下半身の衣類が全て下へと落ちて行く。
上半身も捲れ上がっているので殆ど晒されてしまっている。
そして、彼が僕をみる表情に自然と喉が渇いた。
「余り…酷く、…しないでくださいね。」
控え目にそう告げると九鬼に背中を向ける様にして僕は尻を突きだした。
僕が長身と言うこともあり、尻を九鬼へと突きだすと、彼の顔ギリギリに突き出され、僕の顔はフロントガラスギリギリになる。
斜め下方に視線を下げると、キュッとアナルに力が入った。
柄にもなく緊張してしまっているようだ。
【九鬼】
目の前に左千夫クンの尻がある。
そのいやらしさと、彼の言葉に思わず喉を鳴らすと、ゆっくり貞操帯のアナルの蓋を開けた。
「どうだろうネ?」
それだけ告げると、アナルの周りをゆっくり指先でなぞりながら、アナルギリギリの所にある「白翼」という名前を見て小さく微笑んだ。
そのまま指先のみ締まっているアナルへと挿入すると、片方の手を熱を持ち始めたペニスへと伸ばす。
ペニスを小さく擦り上げながら、先端を爪で引っ掻く様にしてやり、アナルに挿入した指先もわずかに抜き差ししてやる。
「どれだけ酷いことしても、左千夫クンは嬉しいんでしょ?」
先ほどの続きを喋りながら、彼の太腿へ唇を落とし、歯を立てる。
横目で丸見えの外へと視線を落とすと、並列して走っている車が一台、こちらの様子をちらちらと見ていた。
「ほら、そろそろギャラリーも増えて来るかもね?左、見て?」
太腿を噛んでいた歯を離し、アナルに浅く挿入していた指を抜くと、尻の割目へと顔を埋める。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら舐めた後、アナルから尻の割目に沿って舌全体を這わせる。
「お尻舐められてるのバレてるよ?恥ずかしい?」
【神功左千夫】
貞操帯の蓋が開くとアナルが外気に触れたような気がして自然と息が漏れる。
「………ッ、はぁ……。嬉しいですが……余り、酷いことをされると、声が……」
抑えられないと示唆するように後部座席へと視線を向けた。
彼の顔が僕の臀部へと埋まる。
それはとてもいけない行為をしているようで、僕のペニスが反り返る。
この行為は余り好きじゃない。
感じ無いのでは無く好きでは無いんだ。
「はッ……舐めないで………、ッ、……貴方に見られていることが…一番恥ずかしいッ」
左と言われて視線を向けると、真っ直ぐに運転手と視線があってしまう。
暗がりなのではっきりは見えないであろうがそれにしても恥ずかしいことには変わりが無い。
しかし、九鬼にされていることが一番恥ずかしい。
割目に添って舌が滑るのに合わせる様に僕の体は撓り、片手で口を塞いだ。
【九鬼】
左千夫クンの言葉に萎えていたペニスが反応し始める。
舐めないで、恥ずかしい、と言われるともっとしたくなるのがボクだ。
アナルの入口を舌先で突き、ねじ込むようにして中へと挿入する。
そして、音を立てながら唇で何度も吸い付き、舌を中で暴れさせる。
「はっ……ふ……」
その間もペニスを扱きつつ、空いている手で助手席の横に置いていたケースへと手を伸ばした。
アナルを唾液でべちょべちょにしてやりながら、器用にケースの蓋を開けると、電動の尿道バイブを取りだす。
「はっ…運転手さんにも、君のきもちよさそーな顔、見せてあげてネ…」
左千夫クンの気が逸れている内に、バレないようにその尿道バイブを勃起してきたペニスの先端に宛がった。
もちろん気づいた時には遅い。
即行で尿道へとバイブを埋めていき、その間もアナルを責め続ける。
「っぷは……ここに刺激がないと、…寂しいもんネ?」
ずぶずぶと奥まで挿入した後、左千夫クンに尿道バイブを持つように指示をだす。
「今日はボク優しいから持たせてあげる。でも、抜いたらどうなるかわかってるよネ?」
そう言って彼のアナルへと無理矢理指を二本挿入し、中を掻き乱してやった。
【神功左千夫】
「ッ………ふ、………は………。」
僕が嫌だと言ったからだろうそのまま執拗にアナルを舐められた。
柔らかな舌に胎内を犯されると自然に尻が揺れてしまう。
それだけでは終わらず、運転手へと視線を逸らした瞬間に尿道に痛みが走った。
「――――ッ!!!!は、ぁ、んんん!!!」
思わず漏れそうな声に片手で口を塞いだ。
尿道とアナル、そしてペニス、全てを刺激されると気持ち良くて自然に足が開いてしまう。
「はぁ……、そこ、駄目ですっ、……声、抑えられません…く、……ぅ」
尿道のバイブを仕方なく持つ、そして半身を返す様にして後ろを向いたが胎内を指で荒らされるとフロントガラスに凭れかかった。
「九鬼ッ……はぁっ、優しくッ………ン、んんッ」
【九鬼】
優しく、と言われたがアナルへと挿入した指を前立腺へと宛がい、執拗に押し上げる。
彼のアナルが自分の指に食いついている様は、とてつもなく興奮した。
「…興奮してる?指にすごい吸い付いてくるけど」
欲情を抑えきれずに、にたりと笑った表情は彼には見えないだろう。
彼が喘ぐままにペニスを扱きながら、指で前立腺を刺激していく。
「尿道のバイブ、ボタンついてるでしょ?もっと気持ちよくなりたいなら押して。あくまでも、自分の意思でネ♪」
操作だけ教えると、彼の太腿にかじりつき、前立腺を刺激する指を速めた。
どうやら信号で車が止まったようだ。
夜の為人通りはかなり少ないが、横断歩道を歩いている奴等が、こちらを見ているのが見えた。
その隙をついてか、隣の車はこちらを携帯のカメラで撮影し、運転手はズボンをパンパンに膨らませた状態で左千夫クンをねっとりとした視線で見つめている。
…ちょっと信号機にイタズラをしておこう。
【神功左千夫】
「ふぁッ………ん、ん………ッ……ぅ、………はっ、ン。」
指の隙間からくぐもった声が漏れる。
気配を探ると幾つもの視線がこちらを向いていることが分かった。
興奮しない訳が無い、そう思ってしまうのだから僕もたいがい変態だなと息を引き攣らせる。
「自分で……ッ………はっ」
尿道バイブのボタンを示されると物足りない気分になり、ゴクリと喉を揺らす。
ここに更に刺激が欲しいのも事実だが、これ以上乱れると理性が無くなってしまう可能性もある。
今日は抗う気持ちが少ないこともあり、僕は大きく息を吐いてからバイブのスイッチを入れた。
「ッ――――!!!!ン、は、………ッ、………ふ、ぁ」
いきなりMAXで入ってしまったのか背が撓った。
なぜか中々信号も変わらない中、急いで強さのレベルを変えるボタンを探す。
胎内は九鬼の指に絡みつき、フロントガラスが曇るほど息を荒げていると直ぐ前まで人が来ていたことに驚いた。
信号はさっきも赤だった。
そして、今も赤。
いくらなんでも長過ぎると後方へと視線を移すと九鬼の笑みが視界に入った。
「九鬼ッ!……は、これ、……はっ……!!!」
【九鬼】
左千夫クンは自分で尿道バイブの電源を入れたようだった。
今日は変態な上に素直だな、と少し気分が良くなる。
そして、どうやら彼は信号が中々変わらない事に気づいたようだった。
「ん?信号故障かなぁ?中々変わらないネ」
白々しくそう告げると、アナルに挿入している指を三本に増やしてやった。
ペニスを扱いてやりながら、周りのギャラリーに目を向ける。
おっさんに若者、男ばかりだが全員携帯のカメラを持ち、左千夫クンをじっと見ていた。
「人、すごいいっぱい集まってきちゃったネ……。左千夫クン、何すれば信号変わるかわかるよネ?
変わったら、おちんちん挿れてあげるから」
それだけ告げると車に能力を送り込み、フロントガラスを一時的に無くさせる。
彼の身体を前へと押し上げると、無理矢理ボンネットの上へ上半身を乗せた。
周りのギャラリーは一瞬怯んだが、更に左千夫クンに近寄ってくる。
股間もすでに膨らんでる奴もいる。
「言っとくけどこの子に触らないでね。精液かけるのはアリだけど、できればお口にしてくださーい♪
…さ、皆に感じてるとこいっぱい見てもらおっか」
左千夫クンの後ろでにっこりと笑うと、前立腺を激しく突き上げて行く。
運転手もペニスを取り出し扱き始めていた。
【神功左千夫】
矢張りこの信号は九鬼の仕業だったようだ。
やっとのことで尿道バイブの強弱を緩め、息を吐いた瞬間指が増えた。
「ふぁッ!!―――ッ、は、なにって、……どうすれば………ッ」
どうやら彼の思い通りになるまで信号が変わらないようだ。
そして次の瞬間、僕の上半身がボンネットへと倒れこむ。
両手を突く様にして体を支えるが、ダッシュボードと体に挟まれた尿道バイブが前立腺に押し付けられ、僕はボンネットへと額を押し付けた。
「―――ぁあああッ、は、んんッ、は、九鬼ッ、……ぅあッ」
止まったままだと色々感づかれる。
何よりも後ろの皆が起きないかが一番冷や冷やした。
いざとなれば幻術を使うが、その時に僕に集中力があるかが問題だ。
どんどん押し寄せる人にゆっくりと顔を上げた。
そして、僕は感じた声を上げながら見知らぬ人へと視線を向けて行く。
「はっ、僕のお口に沢山、せーえき……ッ、くださッ、い」
そう言った瞬間に何人かはズボンの前を寛げ僕にペニスをなすりつけてきた。
手で一本づつ、口では二本同時にしゃぶりつくと、早々にしゃせいを促していく。
こんな輩のペニスよりもはやく九鬼のモノが欲しくて僕の胎内は脈打った。
【九鬼】
「どんどん出してくださいネー♪」
左千夫クンが目の前の男達のペニスを咥え始めたのを見て、そう告げる。
こちらから顔が見えないのが残念だが、そこはまぁ仕方がない。
今のうちにもうちょっと仕掛けをしておこうと、胎内の指をバラバラに動かしてやりながら、彼の尿道バイブへと手を伸ばす。
どうやら今は勢いを弱くしているようなので、一気にMAXにしてやる。
そして、彼が悶絶しながら男のペニスを咥えているうちに、尿道バイブと車のエンジンを能力で繋げる。
ここは後でどうなるかお楽しみ。
ちゃっちゃと事を済ませたところで、再び胎内の指の動きを速める。
突き上げるように指を抜き差しさせながら、彼の陰嚢から竿へ指を這わせた。
「ほらほら、早くしないとどんどん人増えてきちゃうヨ?後ろの皆にバレるかもネ~」
【神功左千夫】
「はぅ……ん、ぁ、は、や、……!ッ、……はぁ、く」
僕は口淫はしなれている。
ムードもあるのだろう、男達は次々に射精していった。
折角九鬼に口に出して貰ったと言うのに僕の顔は精液塗れになっていく。
「は……ん、……そんなに、擦りつけないで……ぅ、あッ、あ!あ!あー!んんッ、はふ、ッ、あ、く、ンン!!」
急に尿道の振動が激しくなる。
これは間違いなく九鬼の仕業だ。
僕は漏れる声を抑えることができなくなってきて必死に目の前のペニスにしゃぶりついた。
そうしているうちに髪にも顔にも上半身にも沢山の精液をひっかけられる。
そして、九鬼が弄っている僕のペニスも限界が近く、ビクンビクンと大きく震え始めた。
「は、ぁ、くきぃ……僕も、もう……ぁ、そこ、きもち……いいッ」
的確に九鬼は気持ちいいところを突いてくる。
いつもは強引なセックスなのでこんなことを考える間も無いが。
矢張り、彼はセックスがうまい。
【九鬼】
目の前の左千夫クンは、男達に精液をぶっかけられているようだった。
ボクも顔にかけたかったのに。
後片付けなんて気にしなきゃよかった。
小さく頬を膨らますと、追い打ちをかけるように前立腺を突き上げる。
「一回出しとく?……後でもっと大変になるしネ」
後ろの言葉は小さく彼に聞こえないように告げ、アナルに指を挿入したまま尿道バイブを前立腺へと突き上げる。
彼の喘ぎは一層大きくなり、その声に身体がゾクゾクと震えペニスはガチガチに大きくなっていた。
「イく前にちゃんと言ってね、尿道バイブ抜いてあげるから…みんなに君の射精の瞬間、見てもらおーか」
イタズラに笑みを深め、彼の快感を押し上げるように尿道側とアナルから前立腺を容赦なく刺激していった。
【神功左千夫】
「はぅ、ッ!!ぁ、あ、あぁッ!!イく、イきま―――ッ、ぁあああッ!!」
イってもいいと言われると直ぐに限界が訪れた。
目の前の男のペニスがポロンと口の中から落ちると同時に尿道からバイブが引き抜かれる。
そして、外の男達に見えやすいように体を弓なりに曲げられると同時に僕は射精した。
「………は、…………ぁ、……ぁぅ、も……ッ」
九鬼は中々指の動きを止めてくれない。
波打っているアナルを突き上げられる快楽は強すぎ、僕はビクビクと震えながら更に精液を吐きだす。
前の男も、車のボンネットも精液塗れで、それが僕のものだと理解すると急に恥ずかしくなった。
九鬼に助けを求める様に視線を斜め後ろへと向けた。
【九鬼】
彼の身体が反り、月明かりで影ができる。
勢いよく射精している間も彼のアナルを刺激し、恍惚な笑みを浮かべる。
周りの男達も全員が射精しただろうか、左千夫クンのその姿をいやらしい目で見ていた。
「お疲れ様、頑張ったネ」
こちらへと視線を向けた左千夫クンにそう告げると、アナルの中に突っ込んだ指を無理矢理引き抜き車内へと引きずり込む。
「はい散ったーもう青だから、ボク達行くから」
男達がしぶしぶ車の前からどくと、信号が青に変わる。
フロントガラスを再び形成すると、左千夫クンの身体を真ん中の座席へと移動させ、運転手の方へと顔を向けさせた。
「ほら、運転手サンがまだイってないヨ、ちゃんと咥えてあげてネ」
運転手は今にもイきそうなペニスを反り立たせたまま、射精はしていなかった。
彼の尿道に再びバイブを深く挿入してやると、今から起きることを想像して興奮していく。
まだ運転手は車を発進させていない。
アクセルを踏めばどうなるかなんて、今の彼は知る由もないだろう。
【神功左千夫】
「ッ、んん!!―――あ、………は、い……ふ、……ぁ」
車内に戻され、フロントガラスがもとに戻るとホッとした。
僕が人前でと容認したもののこんな大人数になるとは思いもしなかった。
真ん中の席に四つんばえになるとそのまま顔の前に来た運転手のペニスに赤い舌を覗かせた。
なかなかに太く使いこまれたペニスを横からしゃぶりつく。
ここまで来てしまえば、何人のものを咥えても同じだろう。
そう思った時だった、また尿道バイブを挿入される。
体が撓り、手が震えたが何とか耐え、そのままフェラを続けようと思った時だった。
「ッ―――ぁああああああああ!!!!!!!」
尿道バイブが物凄い速さでピストンを始めた。
それは運転手がアクセルと踏んだ瞬間だったが、僕の頭はそこまで回らない。
ただ脳みそが焼け爛れそうな快楽に、ペニスが口から零れ、運転手の足に額を擦りつける様にして快楽に悶えるだけになってしまった。
そして、両手を必死に尿道のバイブへと伸ばした。
【九鬼】
彼の叫び声がこだまする。
フロントガラスを形成した時に、壁も厚くしておいたので防音はできているだろう。
「そんなに声だしたら…みんなに聞こえるヨ?」
それでも追い打ちをかけてやるように、辱めてやりながら、彼が尿道バイブに伸ばした手を背中へと回し抑え込む。
今彼の尿道に刺さっているバイブはアクセルと連結し、エンジンが回る速度に合わせてピストンが動くようになっている。
全部運転手の気分次第だ。
しかしこれから信号も少なく、更に進めば高速に乗るようなルートになっている。
「ほら、ちゃんと咥えないと運転手サン、アクセルいっぱい踏んじゃうヨ?」
その言葉に運転手がアクセルを更に踏み込んだ。
左千夫クンは快感に身を捩らせながら、叫ぶように喘ぎ声を上げている。
さて、そろそろボクも挿入したいところだ。
彼の後ろへと膝を着くように立つと、手を抑え込んだままアナルから陰嚢にかけて自分のペニスを擦り宛ててやる。
【神功左千夫】
「ひぅッ……ぁ、は、ッ、うう、……そんなことッ、言われて……もッ」
声が抑えきれない。
射精したばかりのこの体に尿道からの前立腺の刺激は強すぎる。
九鬼の能力で固定されている為外れてもくれない尿道バイブに少しでも抗うように腰を揺らめかす。
「はぁっ!!ぁ、ぁ!!やめて、くださッ、ぁあああ!!!んむ、んん!!は、ぅ、あッ!!」
更にはやくなるピストンに僕の体は撓る。
声を抑えないといけないという意識が働き、運転手のペニスを頬張った。
「あふ、ん、んっ、はふ、ぁ、ん!九鬼、……ッ、今、挿れないで――――ッ」
アナルへと擦りつけられるペニスにまた口淫をやめ、僕の両手を持っている九鬼へと視線を送る。
しかし、その瞬間にまたアクセルを踏まれ、僕は声無く絶頂した。
【九鬼】
挿入するな、と言われると挿入したくなるのが男と言うものだ。
執拗にペニスを擦り付けていると、彼はどうやら絶頂したようだった。
その隙を狙って、無理矢理アナルへとペニスをねじ込む。
「――――っ、は……すっご……」
胎内は痙攣し、すごい締め付けでボクのペニスに絡みついて来た。
すぐにでもイってしまいそうなその快感に、身体が震え全身に鳥肌が立つ。
絶叫している彼を見おろしながら、そのまま強く腰を何度か打ち付けてやる。
「きもちい…?ボク、すっごい気持ちいヨ……最っ高…っ」
挿入を浅くするとペニスの先を擦りつけるように前立腺を刺激し、彼の背中へとキスを落としてやる。
もう暫く行けば高速に乗るだろう。
それからが彼の快感地獄になるのかと思うと、ペニスは更に彼の胎内で大きく硬くなっていった。
【神功左千夫】
「ひ、ァアアアアアアア!!!!……ッ、ああ、あう、んんんん!!!ぐ、んんん!!ッン!!」
熱いペニスを突き入れられるともう僕は声を抑えることができなかった。
全身で感じていることを現す様に喘ぐ。
そうしているうちに運転手が僕の顔を押さえこむ。
喉奥まで来るペニスをえづきそうになりながら咥え込み。
時折信号で止まることだけが、僕の正気を保たせた。
“通行券をお取りください”
そんな機械音が響き僕は少し顔を上げた。
そこは高速道路の乗り口だった。
まさか……。
「あふ、あ、ひっ!!だめ、だめ、だっめ!!!らめ、んむ、九鬼、切って、き、っっぅ!!!ひ、ぁああああんんん!!!」
車が加速していくと同時に尿道のピストンが速くなる。
膀胱まで刺激されてしまう為自然と股を閉じようとして更に九鬼のペニスを咥え込む。
運転手は片手で運転しているのかまた僕の頭を押さえこんできた。
自然と喉奥で締め付けてしまったいると、咥内へと射精された。
しかし、飲みきれないそれは唾液と一緒に伝って落ちて行く。
【九鬼】
高速に入った途端に、左千夫クンの喘ぎが一層酷くなる。
そりゃあもちろんアクセル全開なんだ、尿道のバイブのピストンは酷いことになっているだろう。
そして、胎内の締め付けもさらに増し、射精してしまいそうな感覚を必死で抑え込んだ。
「まだまだ…ッ、走り始めたばっかだヨ……!」
ペニスの先端で前立腺を刺激しながら、腰を振り続ける。
運転手が射精したようなので、彼の上半身を無理矢理起こすと、ペニスを挿入したまま体勢を変えてやった。
彼をこちらへと向けさせ椅子にもたれ掛けさせるようにすると、喘ぎ苦しむ彼の表情をねっとりと見つめる。
「すっごいかわいい……」
精液塗れの狂った表情に全身を震わせながら、腰を大げさにゆっくりと打ちつける。
「こんなこと、されても…っ、ボクとこの関係、続けてたい…?」
【神功左千夫】
もうだめ、意識が、声が…。
九鬼に椅子へと凭れさせられるころにはされるがままになっていた。
彼の腕を両手で掴み爪を立てる。
ペニスに手を伸ばそうとしても直ぐ阻止される為涎を飲みこむ暇もなく喘ぐしか無かった。
「ッァアア!!ヒッ、く、ゥ、アアアッ、アーッ、は、ぁああん!!は、あ、ッ!!お、…ちんちんの中、おかしくッ、ぁああ!!」
ずっとイっている、そんな感じだった。
尿道の隙間から精液が溢れ流れる。
彼の質問に自然と視線が九鬼を捉え、欲塗れの九鬼の表情を見ると喉が鳴った。
僕は喘ぎながら必死に首を縦に振る。
こんな時ならば欲に流されて言ってるのだろうと思ってくれるだろう。
「あなたッ……が、ぼくの、そばに……は、ぁぁああッ、いて、くれる……ならッ!」
九鬼がゆっくりと奥まで突き上げる度に僕の体は大きく震えた。
【九鬼】
左千夫クンの言葉になんとも言えない幸福を感じる。
狂っている状況での言葉など信じるべきではないが、それでもやはり嬉しかった。
彼の身体が揺れるほどに奥を突き上げ、精液塗れの唇を拭ってやる。
「そばにっ…いてあげるヨ……ッずっと、一緒……っ!だから……逃げないでネ……」
こんな状況だったが、もちろんこれはボクの本音だ。
拭った唇へとキスを落とすと、他人の精液の味がしたが、そんな事は気にならなかった。
愛おしい気持ちを込めて、優しくキスを落とし、彼の淡紅色の瞳をじっと見つめた。
彼の身体に密着しながら腰の動きを速めていく、絡みつく腸壁のせいでもう我慢はできなかった。
「……ッ、は…っ……左千夫クン……好き、好きすぎて、ボク……幸せ……ッ」
彼はきっとただの戯言だと思うだろう。
この言葉は自己満足だ。でも、それでもよかった。
こんな事でしか繋がっていられないけれど、それでもボクは彼を愛している。
ラストスパートをかけるように、彼の奥を突きあげていきながら、何度も何度もキスを落とした。
「左千夫、クン……お願い、聞いてくれたら……バイブ取ってあげる……。
ボクの事……好きって、言って……ッ……くれ、たら…ッ」
何を言っているのか自分でも良くわかっていない。
でも、嘘でも彼の口から聞きたかった。
今の彼なら、言ってくれるような気がしたからだ。
【神功左千夫】
逃げる筈が無い。
逃げるんじゃ無くてきっと貴方が去っていく、そんなことは分かっているのに。
首に下がっている彼のリングを握り締める。
唇を滑る彼の指、彼の唇に舌を這わせながら体を震わせる。
こんな状態だから空耳だと思った、彼が僕を好きだと言っている。
そして、僕に好きだと言えと言っている。
瞳から流れる涙が止まらない。
心の奥まで彼が入ってきている気がした。
もう、僕は正気じゃないのかもしれない。
それでも、嬉しかった。
「す……き、すき、ッ、す……き!白……翼……はっ、好き、で、す、僕は、貴方がッ―――ぁあああッ!!」
出会った時から目が離せなかった。
それを言うことはできず、僕は体を震わせた。
開いた唇ではキスも碌に返せなかった。
ただ確りと両手を彼の背に回し、その背中に翼がはえないようにと爪を立てる。
この幸せがいつまでも続けばいいのに。
何度目か分からない絶頂に、声が車内に更に響き渡った。
【九鬼】
彼の瞳から涙が零れた。
精液に塗れた頬を拭ってやりながら、慰めるように何度もキスを落とす。
そして、「好き」という言葉にボクの全てが満足した。
身体が満たされる感覚とは違う、たまらず彼を強く抱きしめた後、尿道のバイブに手をかける。
「ん…ッ、いい子、だネ……っ、ボクも好き、大好き……ッ――――!!!!」
絶頂と同時に彼の尿道バイブを引き抜く。
彼の胎内へ精液が放たれ、射精している間も腰を何度も打ちつけた。
身体が快感で震えているのか、幸福で震えているのかわからない。
爪を立てられた背中さえも、彼を感じる事ができる最高の痛みだった。
徐々に腰の打ち付けを弱くしていくが、抱きしめた彼の身体から離れることができなかった。
無性に、自分が告げてしまったこと、そして彼がボクのお願いを聞いてくれた事によって、彼がここから消えて無くなってしまうような気がしたからだ。
ふと、運転手が視界に入る。
……笑われている。
そこでやっと我に返り、彼の身体から離れた。
「あー今日も気持ちよかったネ♪左千夫クン声おっきーヨ」
いつも通りの声色とふざけた言葉で、本心をできるだけ隠した。
【神功左千夫】
「ッ、ぁ、ぁ、あぁぁぁぁッ!!!!」
尿道バイブが引き抜かれた瞬間、隙間からしか出れず塞き止められていた体液が一気に溢れた。
掻き抱かれる体が歓喜の悲鳴を上げている。
きっと幸せとはこういうことなんだろう。
僕も回した手で彼を抱きしめ、引き攣ったままの呼吸で彼の唇にキスをした。
それからはいつも通り。
僕の意識が平常心に戻るころにはいつもの彼でいつもの言葉が落とされた。
途中から僕がぶっ飛んでたのかと思う位だ。
「すいません……ありがとうございます…」
後ろに壁が出来ていることを確認すると小さく礼を告げた。
防音を考えて彼が作ってくれたのだろう。
セックスの後は余り元気が出ない。
それは現実を叩きつけられるからだ。
掠れた声で告げていると不意に運転手の笑みが視界に入った。
……そう言えば人前だったのか。
そんなことも忘れて喘ぎ狂ったことに羞恥を覚えたが、その浮かべている微笑みに違和感を覚えた。
若いなと、言われている気がした、大人から見たら僕達はまだ子供なのだろうな。
取り合えず、サービスエリアに止まって貰おう。
そこまでは少しでも体力を戻そうと、後処理も放り出して僕は瞼を落とした。
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