強気なお前に愛してるが伝わらない！

本当にお前の尻…叩いていいのか？③

◆◆ kensei side ◆◆

日当瀬だけ気持ちよくしてやろうって考えが甘かった。
こんな日当瀬見てたら挿れたくなるに決まってんだろ！俺！
最後に尻を叩いた事で臀部のハートマークは消え去ったので、取り敢えず能力は解けたはずだ。ただ、日当瀬は尻を叩かれて気持ちよくなっちまうのは仕方ない的な事を言ってた、なんかちょっと違う気もするけど……多分叩いてもいいって事だ。そして案の定、印が消えてから叩いても気持ちよさそうだったので、更に調子に乗って真っ赤に腫れている尻を掌全体で大きく揉んでやる。

「ひぃっ♡♡♡はぁ、……ッ、痛ッ……っあん♡♡あっ、も、止まれっ……！」
「気持ちいいのにッ……んな事言うやつには……はぁ、お仕置きッ……」
「ひゃあっ！指でなぞるなッ……ん♡♡はぁ♡」
「っ、………ん！あっ！！」

つー……と少し強めに腫れた尻を爪先でなぞってやると肌が粟立つと同時に腸壁がいつもと違ううねりをみせて、キュゥぅぅぅうっと入口で俺のペニスの根本を締め上げる。搾り取られながら腰を打ち付け、射精前に掌全体で尻を叩いてやった。

「ひぁぁあああっんん♡♡♡♡♡」
「……………っ、ふう、………」

テーブルに額を擦り付けるようにしてまた絶頂した日当瀬の体内へと存分に精液を注いでから、その体の上に密着した。メンソールの香りと日当瀬の汗の匂いが混じってたまらなくて首筋に顔を埋めて吸い上げると、肘鉄が飛んできた。

「ッ………てぇ！！」
「だ、だれが、……っ、消えた後も尻叩けつった！！」
「へ？……尻叩くのが気持ちよくなっちまったから最後まで叩けってことだろ？仕方ねぇって……言ってただろ？」
「なんで……そうなんだよ、……くそ、テーブルもベトベトだし、テメェ……絶対ゆるさ、ね、ぇ、……」

そう言いながらも日当瀬はぐったりとテーブルに突っ伏していた。きっと体力が限界なんだろうと苦笑してから、結合したまま今の間に日当瀬を堪能しようと後ろから抱きついたままでいた。
結局、尻叩きで気持ちよかったのも能力のせいだったと言われたが、最後の方は普通に気持ちよさそうだったので俺の中のアブノーマルな知識が増えたのは言うまでもない。
てか、よく考えると既に尻は赤かったので、日当瀬は皆に尻を叩かせたつーことだと後で気づくと、凄く複雑な気分に陥った。


END