チートな親から生まれたのは「規格外」でした

真那月 凜

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2-44.従魔登録

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「とりあえず、処理よろしく」
「あ、はい。すぐに。報酬はどのようにされますか?」
「この4枚のカードに均等割りで」
さらに共有のカードをカウンターに置いてそうお願いする

「素材もここでいい?」
「はい。大丈夫です」
職員がカードと依頼書を持って魔道具を操作し始めたのを見て素材を出していく
ちなみにダミーのマジックバッグから出してるフリはしている

「どれも素晴らしい状態でありがたいです」
満面の笑みでそう言いながら素材を奥に運んでいった

待たされたのは数分
「明細はこの通りですね」
渡された明細を確認して頷いて返す

「同じように4枚に均等割で」
「承知しました」
頷きながら慣れた手つきで処理を勧めてくれた


「ではこれで依頼の完了処理は終わりですね。次はテイムした魔物の登録ですね。その魔物は今はどちらに?」
「あぁ、ここに」
俺はポケットに入れていたリトスを手のひらに乗せた

「え?これは…」
職員が今度はリトスを凝視する

「これをどちらで?!ブルザモモンガは絶滅危惧種で見つけることも難しい個体じゃないですか…?!」
職員の大きな声が響いた
お陰で冒険者だけじゃなくギルド職員迄ざわつきだした
正直目立つのは嫌なんだが…

「見つけたって言うか森の中で助けただけなんだけどな?」
「えー?」
「死にかけてたしそのまま置いてくるのもどうかと思いながら、魔物をペットにするわけにもいかないし、世話するならテイムだよなーって話してたら契約完了?」
申し訳ない
俺にもその辺の事はよくわかんねぇ
頭の周辺に沢山の?が見える職員たちに心の中で謝った
皆が注目する中リトスは俺の手のひらの上で相変わらず指に吸い付いている

「随分懐いているようですが言葉は通じるのでしょうか?」
「ああ、リトス、肩の上に移動して」
『はーい』
リトスは返事して肩の上に移動した
飛ぶのではなくよじ登ってだったが…
因みに返事に聞こえるのは俺だけで、周りには“キュイ”としか聞こえないらしい

「本来絶滅危惧種は国が保護するのですが…」
『いや。しあといる』
リトスはその言葉を聞いたとたんポケットに入ってしがみ付いた
力が入っているのかプルプル震えてるのが外からもわかる

「…これは引き離す方が問題になりそうな気がします。テイムしてもここまで懐く魔物は見たことありませんし…」
職員が困惑気味にそう言った
ここまで懐いたのはテイムしたからというより、殺されかけてるところを保護したからだろうけどな

「実は今日はギルドマスターが不在で私には判断が出来ません。申し訳ありませんが明日もう一度おいでいただくことは可能でしょうか?」
「…了解」
ここで反論したところで無駄だろう
説明が必要なら一度で済ませたい
とりあえず今日は登録せずに明日に持ち越しになった


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