暁の世界、願いの果て

蒼烏

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第2章 日常讃歌・相思憎愛

第24話 空を同じくして、袂を分かつもの4

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「光……動けるか?」
「もう少し待てば、動ける……星斗は?」
「似たようなもんだ……ってぇ……」
 
 強烈な枝の一撃を浴び、あまつさえ室外機に全身を強打しているのである。
 少ししただけで動ける方がどうかしているのだ。

「あの木の化け物、あいつを攻撃してるぞ……」
「元は欅の木でいいのかな?すっぽり無くなってるし……あのナイフも持ってるし……」
「――光さん!お父さん来るよ!」

 仁代真理じんだいまりの警告に反応し、欅の木の化け物が振るった一撃を横に跳んで躱す3人。
 もう1人の西風舘ならいだては打ち所が悪いのか、中々起き上がれずにいた。

「西風舘君!他のみんなの所へ!」
「っく……はいっ!」

 西風舘は流石に足を引っ張ってしまうと思ったのか、素直に耶蘇光やそひかるの言葉に従い東風谷こちや達の方へとゆっくりと移動を始める。
 欅の木の化け物が仁代星斗じんだいせいと達を狙って、まるでハエ叩きのように枝を地面に叩きつけてくる。
 星斗達は降り注ぐ枝の猛攻を掻い潜りながら、攻撃の機会を窺っていた。

「光!少し時間がかかるが、多分こいつに効く弾を作れるはずだ!時間を稼げるか?」
「本当か!?分かった、何とかしてみよう」
「光さん、私も手伝います」
「よし、じゃあ二手に分かれていくよ」

 光と真理が欅の木の化け物に向かって走り出す。
 星斗はその姿を後ろから見ながら、意識を集中させる。

(あいつを……あの木の化け物を……ぶっ――)

 星斗の想いが紡がれる直前、星斗の集中が消し飛ぶ。

「フヒッ!あんたの相手は俺だろ?」

 そこには立ち上がり、翠色の鎖を手にした工藤の姿があった。
 工藤は鎖を大きく引き寄せ、星斗の体勢を崩す。

「おい!邪魔するな!あれが見えないのか!」
「クヒッ!あいつも俺の獲物だ。全部俺が殺す!」

 工藤はそう宣言しながら星斗に襲い掛かる。

「あんた、お父さんの邪魔しないでよ。お父さんにはあの化け物を倒してもらわないといけないんだから」
「星斗こっちは僕たちが何とかする。お前は集中してあいつをどうにかしてくれ」

 真理と光が星斗と工藤の間に割って入り、工藤と対峙しながら無茶を言う。
 だが現状工藤と鎖で繋がっているのは星斗である。
 お互いに干渉できる状態とも言える。
 目の前の欅の木の化け物に集中しようにも、中々集中できるものではない。
 ましてお互いが動き回れば自ずと干渉し合うだから。

「長さとか変えられればいいんだけどな……」
 
 捕まえたいという想いから作られた翠色の鎖は、現状5メートル程の長さを保ったまま存在している。
 これを星斗の意思で自在に操ることができたのならば、この戦いを有利に進める事ができる。
 そう考え、星斗は自身の左手に握られた鎖へと意識を集中させる。

(せめて伸び縮みができるように……想え、願え!意識を……霊子に乗せる……!)

 星斗が想いを霊子に乗せ、鎖へと流し込んだと同時に、欅の木もまた星斗へと襲い掛かる。
 星斗は前へと走り出し、欅の木の化け物へと接近する。
 その想いに答える様に、翠色の鎖がジャラジャラと音を立てながら伸びる。

「あのまま枝を振られちゃ2人の邪魔になるからな。こっちに来てもらうぞ」

 星斗は鎖が上手いこと伸びたことを確認しながら、光と真理が欅の木の射程に入らないように、誘導しながら距離を取っていく。
 枝の攻撃範囲の内側に入り込み、欅の木の化け物と目が合う。
 目と言っていいのか分からないが、翠色に光2つの宝石の様なものがギアりと光る。
 その光には殺気を孕んでいた。
 星斗は向けられた殺気に顔をしかめながらも、試しに前蹴りを欅の木にお見舞いする。

「――!堅いな、やっぱりあいつ等と同じ感じなのか……?」

 星斗の頭の中には巨大猪と巨大熊の姿が浮かんでいた。
 そして目の前の欅の木を蹴った感触は、正しく大木のそれであった。
 元の大きさよりもかなり圧縮されて大人の人間大の大きさになっているが、ちょっとした蹴りや突きではビクともしない様な感触だ。
 それでも星斗は構わずに突きと蹴りを繰り返す。

「さぁ!こっちに来い!オラオラどうした!」

 余り似合わない煽り文句を口にしながら欅の木の相手は自分だと認識させていく。
 動物とは違う植物相手にそれが叶うのかどうか分からなかったが、現状欅の木の化け物は星斗を敵と認識して他の者達に攻撃を仕掛ける様子はなくなった。
 その代わりに、長い枝では目の前の星斗に文字通り手も足も出ない状態で、一方的に攻撃を受けるだけになってしまってい事に苛立っている様であった。
 
(この位離れれば――)
 ――キエエエエエェェェェェェェェェ!――
 
 欅の木の化け物が悲鳴のような声を上げる。
 そして、左右一本ずつの枝がみるみる縮み、人間の腕の様な形を創っていく。
 色は樹皮そもの、形も若干歪だが、そこにあったのは確かに人間の手であった。
 指があり、その指の中には赤黒いナイフが一本握られていた。

「おい……余計な事すんなよ……」
 
 星斗の顔焦りが生まれる。
 余裕があった訳ではないが、上手く隙を作って翠色の弾丸を創れるだろうという何となくの感覚はあった。
 だが、があるとなると話は別だ。
 集中しなければならない条件が増えてしまう、一撃も貰う訳にはいかないのだ。
 そんなことを考えている隙に、欅の木の化け物はナイフを握った腕を振り回して星斗に襲い掛かる。

「おっと……大振りで、単純な動きだな……今は助かるが……」

 欅の木の化け物はただただ腕を振り回すだけで、ナイフをしっかりと刃物として扱えてる様には見えなかった。
 まるで子供が初めて玩具の剣を持ったような動き。
 誰かの見様見真似をして動いている様なものだと感じる。

(人間の動きを真似している様な……人間になったばかりだからまだ動きがぎこちないのか?)

 先程までの枝を振り回した大暴れよりも、余程捌きやすい動き。
 人間大の大きさに両手足があり、リーチも人間のそれとほぼ変わらないときた。
 
(少し、試して見るか)

 攻撃を受けずに躱していた星斗は、ここで初めて欅の木の化け物の一撃を左手で受ける。

「ぐっ……重い……けどっ!」

 人間の一撃とは比べ物にならない重量を伴う一撃を受け、捌く。
 やってできない重さではない。

「師匠の一撃に比べたら軽いもんだ!」

 ナイフを持った右手を捌き、右手に握った拳銃を欅の木の化け物に向かって構える。
 乾いた発砲音と共に込められた執行弾が、欅の木の胴体に向かって撃ち出された。
 弾丸は樹皮に喰い込み、幹の中へと到達する。
 木部を抉りつつ、運動エネルギーを解放する弾丸。
 木部の堅さに弾道がそれ、弾丸は貫通する事なく跳弾して明後日の方へと跳んでいく。

「おっ、こいつには拳銃が効きそうだな」

 抉れた欅の木の胴体を見ながら、星斗は朗報に緊張をほころばせる。
 
 ――キエエエエエェェェェェェェェェ!――

 星斗の歓びとは裏腹に、欅の木の化け物は怒りの声を上げる。
 抉れた傷口は周りの樹皮が盛り上がり、瘡蓋かさぶたのように蓋をして直そうとしている。
 そして、ナイフをギチリと強く握り、星斗を睨みつける様に翠色に輝く双眸を向けてくる。

「大分お怒りの様で……感情もあるのか?まるで人間みたいだな……そうだな”樹人じゅじん”と言ったところか……」

 「樹人」と名付けた欅の木の化け物は、感情或いは本能かいずれにしても動物的思考を有しているのだろう。
 元来、植物にも感情や本能があるといった研究が報告されている。
 音楽を聞かせたり、優しく話しかけたりすると良い反応を示すことや、危害を加えたりストレスを与えると悪い反応を示すという。
 脳を有さない植物にとって、一体どこで思考しているのか。
 1つ1つの細胞に宿るのだろうか。
 それとも「魂」と言うべきものに宿るのだろうか。

「光!真理!この化け物……樹人って呼ぶが、何か非常に怒ってるようなんだが何か心当たりはあるか?」

 星斗の問いに工藤と対峙する光と真理が答える。

「あの声がしてからいきなり暴れ出して……あいつが欅の木の洞の中に光る何かにナイフ突き立てたこととか」
「そもそも、今日は欅の木の伐採をする予定だったんだ。だから作業員が木の周りを囲んで伐採の準備をしてたから、その事も関係してるかもしれないぞ」
「成程……怒る理由は十分だな」
 
 ギチギチと足になっている部分が太さを増し、コンクリートの地面を抉りながら星斗に飛び掛かる。
 完全に接近戦に切り替えたのか、樹人はナイフを片手に星斗へ迫る。
 相変わらず振り回すだけの攻撃に、星斗は冷静にナイフを避けながらこの後の行動を思案する。

(打撃は通じないだろうから、拳銃しかないよな……残弾は3発……予備の弾はあるけど一番はあの翠色の弾を創ることだよな……どうにか時間を作らないと)

 樹人の上段からの大振りの一撃を身を翻して躱す。
 そこから樹人の顎目掛けて足を大きく蹴り上げる。
 樹人の顎と呼ぶべき場所に星斗の蹴りがまともに入る、その勢いで後方へと仰け反る樹人。
 星斗は拳銃を構え、樹人の胴体に狙いをつける。
 先程抉った箇所を狙う。

(この距離なら、外さない)

 左手で素早く撃鉄を起こし、シングルアクションで樹人へ向かって弾丸を撃ち出す。

 ――キエエエエエェェェェェェェェェ!――
 
 三度鳴く樹人。
 先程は木部を露出させ、軽く抉っただけに過ぎなかった傷が、今度は大きく抉れる。
 倒れはしないものの、更に仰け反った樹人は傷口を手で押さえ何かを庇っているかの様な仕草をする。
 胸に大きな穴が開き、中が空洞になっているのが覗ける。
 
「おい、その中のものはなんだ?」
 
 空洞の中には翠色に輝く大きな光の玉が在った。
 亜依と出会った時の様な、ルフあいつに亜衣とその母親が殺された時の様な、魂と呼ぶものがそこには在った。

「お前にも、魂があるのか……」

 星斗の拳銃を握る手が、一段と強くなる。

 ◇◇◇

 「あっちは随分と派手にやってるみたいじゃんか、こっちも早くヤロウぜ!」

 立て続けに鳴った2度の銃声を聞きながら、工藤は待ちきれないとばかりに光と真理に飛び掛かる。
 工藤を迎え撃つべく構えをとる2人。
 工藤はその2人の前に着地し、そのまま襲い掛かろうと拳を構える。
 真理と光が拳に意識を集中させた瞬間、工藤が明後日の方へと横跳びする。
 向かった先は星斗と樹人の戦いの中。

「あっ!」

 真理が声を上げた時には既に距離があった。

「ヒヒッ!」
「させないって言ったよね」

 工藤の嗤い声とは真逆の冷めた声。
 光は工藤を追うように飛び出し、工藤と星斗の間に繋がった鎖を素早く掴む。
 そのまま一気に工藤を担ぐように引きつけ、半円を描くように工藤をコンクリートへ叩きつける。

「がっ……」
「すまないね……君はこれ位じゃ全然堪えないのは分かってるからね。そろそろ大人しくして欲しいんだよね」

 未だに工藤のことを生徒として見ているのか、光は謝罪の言葉を口にする。
 それでも、全く堪えない工藤に痺れを切らしてきたのか、光も強めの態度を示す。

「私は光さんほど甘くないから!」
「ぐふっ!」

 墜落した工藤の腹に、真理のつま先が突き刺さる。
 工藤の身体が浮き、ゴロゴロと地面を転がされ、瓦礫の山にぶつかって止まる。

「真理ぃぃ!やってくれたな!」
「名前で呼ばないでくれる?」

 すぐさま立ち上がる工藤に、冷たく言い放つ真理。
 工藤は真理に向かって走り出し、手に握り込んでいたコンクリートの瓦礫を真理に向かって投げつける。

「っく!」

 散弾のようにばら撒かれた瓦礫の粒が真理に襲いかかり、真理は両腕で顔面を覆って礫の散弾から身を守る。
 腕や身体にゴツゴツとした衝撃が走り、真理の動きが止まる。

「フヒッ!」
  
 真理に飛び掛かる工藤。

「真理ちゃん!」
 
 光が真理と工藤の間に割って入ろうと駆け寄る。
 工藤がニヤリと嗤い、自身の左手に繋がれた鎖を大きく振るい、鎖はうねりながら光へと殺到する。
 光も防御しようと手を伸ばす。

「イヒっ!」

 工藤の口元が更に歪む。
 左手を捻る。
 鎖に新たなうねりが生まれ、波のように鎖を伝わって行く。

「くっ!」

 突如の軌道変更に光の対応が遅れる。
 翠色の鎖が光の顔面を捉えようと牙を剥く。

「そのまま行け!」

 後方から星斗の声が聞こえた。
 光は鎖から目を離し、一直線に真理と工藤の射線へと割り込むために駆ける。
 星斗に鎖を取られ、不意打ちが失敗した工藤だが、そんな事は大したことではとばかりに嗤いながら割り込んできた光に向かって殴りかかる。

「大人しくしろ!」

 光へと意識の向いていた工藤の真横から真理が回し蹴りを仕掛ける。
 真理の一撃は工藤の腕に阻まれてしまうが、その隙に射線へ入り込んだ光が工藤の顎を蹴り上げる。

「うぉらぁぁぁぁ!」

 宙を舞った工藤を星斗が鎖を使ってコンクリートへと叩き落とす。
 強制的に肺から空気が漏れ、工藤は憎々し気に星斗を睨み、嗤う。

「光!今だ――」
「星斗!後ろ!」

 星斗が捕縛の合図を出そうとした時、割れた胴体部を押さえていた樹人が星斗に向かって飛び掛かっていた。
 胸の穴はゆっくりと塞ごうとしているのか、周囲の細胞が蠢いている。

 ――シネ――

 機械音の様な叫び声しか上げていなかった樹人から言葉が漏れた。
 振り上げられた手にはナイフが握られ、殺意を持った一刃が降り注ぐ。

「うおぉぉ!」
 
 星斗は全力で身体を屈ませながら、真横に転がる。
 寸でのところで回避し、一寸前まで星斗が居た場所を紅黒い翠色のナイフが突き刺さる。
 ナイフは易々とコンクリートの地面に根元まで突き刺さり、その瞬間から周囲のコンクリートが赤黒く変色を始めた。

「すまん、そっちは任せた。よそ見してたら殺されちまう」
「分かった、捕縛できたらすぐにそっちにいく!」
「こっちは任せて、お父さんはそいつをお願い!」

 再び樹人と向き合う星斗。
 その横を通り抜け、樹人に組み付く人影。

「それぁ俺のだろ。返してもらうぜ!」

 工藤がいつの間にか立ち上がり、樹人の腕に取り付いていた。
 狙いは工藤が一番初めに創り出したナイフ。
 突然現れた工藤にナイフを渡すまいと抵抗する樹人。

「おい!暴れんじゃねぇ!これは俺のもんだ、返しやがれ!」
 ――ジャマヲスルナ――

 工藤は樹人がナイフを握る腕を握りしめと、メキメキと木がひしゃげていく音がする。

「フヒッ!握りつぶしてやる」
 ――ドケ、ジャマモノハコロス。ニンゲンヲ殺す――

 腕の繊維を握り潰されながら、樹人が怒気の籠った言葉を紡ぐ。
 そして、2つの翠色の宝石の様な目だけがあった顔がミシリミシリと蠢き出し、ガパリと裂けて口ができ上がる。

「ワタシをキズツケルものはスベテ殺す!」

 ギチギチと音を立てながらも、口から言葉を発した樹人。
 その言葉は怨嗟であり、全ての人間を憎む呪いの言葉。

「やれるもんなら、やってみろよ!この化け物が!」
「コロス殺すころす、お前を殺す!全て殺す!」

 確かな意思を伴った怨嗟を吐きながら、樹人の背中から幾本もの枝が伸び上がる。
 事態の推移を拳銃を構えながら見守っていた星斗と光、真理に向かって伸び上がった枝が急降下を始める。

「避けろ!」

 星斗達が立っていた場所に次々と極太の槍と化した枝が突き刺さっていく。
 枝の群れはコンクリートの地面を穿ちながら、波濤となって星斗達に押し寄せる。
 槍衾を抜け、強制的に後ろへと下がらされていく3人。

「くそ!前に進めない!」
「星斗!一旦下がって準備を整えろ!」
「!あいよっ――」

 槍衾を横薙ぎに攫っていく枝を屈んでやり過ごす星斗。
 光と真理も飛び上がって横薙ぎの枝をやり過ごす。
 空中で身動きが取れなくなった2人目掛けて槍の枝が襲い掛かる。

「真理ちゃんこっちへ!」

 光は腕を伸ばし、真理は光の手を握る。
 光が真理を引き寄せ、空中で枝の槍を躱して見せる。
 更に迫る槍の群れ。
 
「くっ、きりがない……」

 地面に降り立ち、すぐさまその地面の上を転がって枝の槍から逃れる2人。
 
「星斗!まだか!?」
「今……やってる!」

 右手に意識を集中し、欅の木の樹人を打倒すイメージを膨らませる。
 如何に倒すか、如何に無力化するか、如何に殺すか。

(くそっ!意識がブレる……心から……想えない……)
 
 始め星斗が目の前の樹人を見た際は、化け物だと思った。
 だから倒さねばと思ったのだ。
 だが、星斗は見てしまった。
 樹人の中に宿る翠色の大きな光。
 魂の光を、見てしまったのだ。

(あんなもん見たら……亜依と……亜衣達と……同じじゃないか……俺にできるのか?魂を殺すことができるのか?)

 星斗の心は、抜け出せない樹林の中に捕らわれてしまった。
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