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王道転校生とルームメイト
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とりあえず、彼らのすぐ側に立ってじっと見つめてみる。
幸いというか何というか、俺の身長は高校1年生の平均よりは少しだけ高い為、埋もれて見つけられないという事はない。
何なら眼の前で騒いでいる夢咲とクラスメイトよりもほんの少しだが高いので、存在感は抜群だろう。
このままじっと見つめていたら気を利かせてどいてくれたりしないだろうか。
そんな想いを込めて見つめていると、両者の顔がこちらを向いた。
片やもさもさ頭に瓶底眼鏡、片や小さな顔に大きく吊り上がった瞳の美少女顔。
彼の周りにも何人か美少女顔やら美少年やらがいるが、主に口論しているのは吊り目の彼らしい。
美少女顔が不機嫌そうに潤んだ唇を開いた。
「なに?邪魔しないで欲しいんだけど」
ううん、辛辣。
俺としてはトイレに行かせてくれればそれでいいのだが……万が一、明日から同じ事が繰り返されては堪らないので、両者に少し釘を刺しておく事にした。
大げさにため息をついてから改めて両者に交互に視線を向ける。
「邪魔なのは君たちだよ」
まさか自分達が邪魔だと言われるとは思っていなかったのか、目を見開き口を小さく開けたま唖然としている。
どうやら夢咲も同じだったようで、同じように口を開けたま固まっていた。
しかしそれも一瞬の事で、邪魔だと言われた事に遅れてから腹が立ったらしい。
「「はあぁあ?」」
夢咲と吊り目君の声が重なった。
息ぴったりだね、君たち。
幸いというか何というか、俺の身長は高校1年生の平均よりは少しだけ高い為、埋もれて見つけられないという事はない。
何なら眼の前で騒いでいる夢咲とクラスメイトよりもほんの少しだが高いので、存在感は抜群だろう。
このままじっと見つめていたら気を利かせてどいてくれたりしないだろうか。
そんな想いを込めて見つめていると、両者の顔がこちらを向いた。
片やもさもさ頭に瓶底眼鏡、片や小さな顔に大きく吊り上がった瞳の美少女顔。
彼の周りにも何人か美少女顔やら美少年やらがいるが、主に口論しているのは吊り目の彼らしい。
美少女顔が不機嫌そうに潤んだ唇を開いた。
「なに?邪魔しないで欲しいんだけど」
ううん、辛辣。
俺としてはトイレに行かせてくれればそれでいいのだが……万が一、明日から同じ事が繰り返されては堪らないので、両者に少し釘を刺しておく事にした。
大げさにため息をついてから改めて両者に交互に視線を向ける。
「邪魔なのは君たちだよ」
まさか自分達が邪魔だと言われるとは思っていなかったのか、目を見開き口を小さく開けたま唖然としている。
どうやら夢咲も同じだったようで、同じように口を開けたま固まっていた。
しかしそれも一瞬の事で、邪魔だと言われた事に遅れてから腹が立ったらしい。
「「はあぁあ?」」
夢咲と吊り目君の声が重なった。
息ぴったりだね、君たち。
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