私は出てこないはず…

リオン

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1章

3話

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お母さんの再婚者と攻略対象とあってから数日が過ぎた。

「お母さん、このアパートは引き払うの?」

「ええ、そのつもりよ、アリアもここには住まないでしょ」

「うん」

「というかアリア、どうして竜也さんや理人くんに会うのに変装したの?」

「変装じゃないよ、中学からは黒髪ウィッグに黒眼のカラコンして眼鏡かけてるんだから、普段の格好だよ」

「でも、家では取るじゃない」

「ウィッグは蒸れるからね」

「本当に1人で大丈夫?」

「お母さん、心配しすぎ大丈夫だよ」

「…そうね、わかったわ。そろそろ行きましょう」

そんな話をしてから、家を出た。お母さんはタクシーに乗って行った。途中まで一緒に行こうって言われたけど断った。

私はある人に電話をかけ始めた。

プルルルプルルルプルルル

『はい』

「出るのが遅いよ」

『無茶言うな』

「まぁ、とりあえず迎えに来て」

『へいへい』

プツッ

今のは私の秘書兼運転手のレオン・マクリナー、年は22歳でなかなか優秀だ。外見も金眼碧眼でイケメンだ。

それから待つこと10分…

私の前に白塗りのベンツが止まったので、私はそのまま乗り込んだ。

「レオン、遅いわよ」

「かなり、早く来たと思うけど?まぁとりあえず、新しい住所に向かえばいい?」

「ええ」

そこからは、無言で私は外の景色を眺めていた。

しばらく経ったら新居に着いた。

「レオン、私しばらく家で仕事するから」

「だからこんな億ションの最上階にしたのか?」

「当たり前じゃない、なんのためにしたと思ってるのよ?まぁ、防犯面も結構厳重だからっていう理由もあるのだけど」

「とりあえずは日本支社に俺は行くからな」

「ええ、緊急の要件があったときだけ電話してきてね」

「へいへい、じゃあまたな」

私がマンションに入ったのを見てから、レオンは車を走らせた。
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みんなの感想(1件)

星崎 杏
2020.03.10 星崎 杏

主人公がハイスペックすぎてスゴい

解除

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