闇と光の慈愛のコントラスト

ひろの助

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第Ⅱ章。「箱舟(ノウ)」

16、対決①②

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 --対決①--
アクデシアは、イリノイスとの最初の出会いを思い出す。

宇宙は、混沌としていた。
アクデシアは、南の宇宙の闇であった。

東には、天の国があり、
そこには、神と仏の家族が住んでいた。
北には、魔物が住んでいる。

その神の一人、イリノイスは、自分の国が欲しかった。
南の宇宙。そこは資源にあふれていた。
イリノイスは、宇宙を一握りギュット握れしめた。
宇宙は、凝縮されいく、闇は更に集まる。やがて、白い光の球となり、更に小さな粒になり爆発する。

銀河の誕生である。

時間は、早回しに進む。

太陽が出来た。
イリノイスは、太陽を一飲ひとのみし、
一体と成った。

やがて、大地、地球が誕生した。

イリノイスは、東にある12の星を置いた。

そこ、大地に一人の老人がいた。
アクデシアである。

 --対決②--

荒れる大地。
アース。
水は、荒れ狂い。
岩がむき出ている。
その上に老人が一人立っている。
アクデシア。
前から、老人は居たのか?

イリノイスは、その老人、アクデシアの前に降り立った。

「私が創造主だ。
 お前は、何をしている?」

アクデシアは、当然ごとく答える。
「私は見てのとおり老人さ」

いきり立つイリノイス。
 「どこから来た?
  聖なる土地に、この薄汚らわしい老人め!
  似合わん。
 この土地には」

アクデシアは、冷静に言う。
「あなたは、私を握り締めた」

「何?」
イリノイスには、意味がわからない。

「私は、そこにあった闇だ」
アクデシアは、分かりやすく直接的に表現した。

「ぬぬぬ 俺が握った闇? そうぬかすか!」
イリノイスは、怒りで震えた。

「そう、私は闇に住んでいたのだ。イリノイス」
アクデシアは、言い放った。

創造主だからと言っても具現しただけで、主役は、そこにある生命かもしれない。

「俺の名を ぬぬぬ うぬは 気安く呼ぶな!」
イリノイスは、更に激怒した。

「ものは、相談だが、私をこの土地に住まわしてはくれぬか?」
アクデシアは、そうは言っても創造主を立てて、交渉を持ち出す。

イリノイスは、「住まわす理由などないわ」と言い放った。

「そうでもないぞ」
アクデシアは、ふところから袋を取り出してイリノイスに渡した。

イリノイスは、袋を開けた。
そこには、りんごと種が入っていた。
「あ 金のリンゴ!」
イリノイスは、聞いたことがある。格別に美味しくエネルギーの元にもなるリンゴを。
本当は、リンゴに似ていただけで別の名前かもしれない。
 
「うまいぞぉ。それを食べなさい」
アクデシアは、誘惑する。

 「う そ そ そうか」イリノイスは、誘惑に負けた。無造作に一口かじった。
 (うぅう 力がみなぎる なんて味だ)

「それは、金のリンゴ。命の泉。
 この土地が、安定すれば、
 それを植えるが良い。
 わしは、この水辺の土地だけで良い。
 天は、お主のもの。
 地は、わしに管理させてくれ」
アクデシアは、交渉を進める。

イリノイスは、迷った。金の林檎りんごは、自分の手に既にある。
老人を追い出したところで返す気はない。
しかし、老人には、もっと、いろいろな生命が宿っているような気がした。
「分かった。管理するが良い」
イリノイスは、妥協した。

アクデシアは「ありがとう」と言うとふところから、
又袋を取り出し、手を突っ込み、中のものを空にき始めた。
緑や金や黒や茶の粉が空中に舞い散っていく。

「何をする!」
慌てて、イリノイスは、止めようとした。これ以上何をするのかと思い怒鳴った。

「この土地を生きたものにするのさ」
アクデシアは、消えた。別れ際に付け加えて
 :
 
そして、今回、アンディア。消えた命の行方を明らかにするため、
アクデシアは、イリノイスと対決しなければならない。
アクデシアは、イリノイスから本当の話を聞き出せるのか。

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