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第6話・〇〇しないと出られない部屋レベル2

ショタにリードされる26歳(軽度の性描写有り)

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「下着も下ろしたほうがいいですか?」
「いや、最初は下着越しにしてみない? お互いになるべく傷は浅いほうがいいと思うんだ」

 手淫は不可避だが、服を脱げとは書いてない。もし下着越しで済むなら、そのほうがいいに決まっているので、様子を見ながらすることになった。

 パンツ越しとは言え、生身の男性の勃起したものを見るのはこれがはじめてだ。はじめてだから比較対象も無いんだけど、子どもとは言えエロゲーのキャラだからか、小柄な割に大きい気がする。

「あっ、か、硬いね?」

 布越しの性器に触れて、リアルな質量に動揺する。ユエルも下着越しに、私の割れ目を指でなぞりながら

「マスターの下着、すごく濡れています。体が熱くなって汗が出たんですか?」
「う、うん。そんな感じ」

 まさか「気持ち良くて濡れちゃった」なんて言えず、目を泳がせながら誤魔化すと

「僕はどういう風に触ればいいですか?」
「……ここ。ポチってなっているところ、痛くない程度に触って欲しい」

 彼が触りやすいように、ほんの少し足を開くと

「ここですか?」
「あっ、んっ、そうっ……」

 自分で指示したくせに、陰核を刺激されて悶える。私もユエルの硬くなったものを

「私もどう触ったらいいか分からないから、ユエルが教えてくれる?」

 質問しながら撫でたり擦ったりする。なるべくユエルを気持ちよくしてあげたいが、自分のほうが絶え間なく与えられる刺激に感じすぎて、ややそれどころじゃない。

 それでもユエルはちゃんと感じてくれていたようで

「ま、マスター。なんか、もどかしいです。直接触って欲しい」

 彼は自分で下着をずらすと、硬くなったものを私の手に握らせた。

「わっ、ぬ、ヌルヌルしている」

 未知の感触に戸惑う私に、ユエルはさらに

「マスターのここもグチャグチャです」

 私のパンツの中にスルリと手を入れると、くちゅっ……と割れ目に指を入れた。

「あっ、やっ。直接は。だ、ダメっ……んむっ」

 反論は唇で塞がれた。ユエルは逃げようとする私の身体を片手で押さえつつ

「キス、忘れていました。しながら、しないと」

 テクの高さはこんなところにも反映されるのだろうか。キスも手淫も巧みにこなすユエルと違い、私はいつの間にか彼の背中に腕を回して、縋りつくだけになってしまった。快感に我を忘れて14歳の少年に縋りつくのが精いっぱいの26歳。若くもないのにテクもない。年上とするメリットまるでない。

 もはや一方的にユエルに愛撫されるうちにとうとう

「あっ、ユエル。もうダメ。い、いく。いっちゃ……ああっ!」
「だ、大丈夫ですか?」

 人生初の絶頂を、推しの前で迎えてしまった私は

「ゴメン。いま顔見られない……」

 パタンとベッドに仰向けに倒れ込み、両手で顔を覆っていると

「ユエル? 今、魔法を使ったの?」

 魔法の気配を感じてユエルを見ると

「あっ、はい。ちょっと『洗心』と『浄化』を」
「何に使ったの?」

 私の質問に、ユエルは苦笑しながら

「今ので条件はクリアしたみたいなので、また変になってしまう前に色々リセットしました」

 前回は発情したユエルを『鎮静』で落ち着かせたが、彼にも『洗心』と言ってメンタル系の状態異常を回復する魔法がある。『鎮静』が怒りや発情などの熱い感情しか治せないのと違って『洗心』は全ての精神異常を解いてくれる。ちなみに『浄化』は、肉体や場所など物理的な不浄を綺麗にしてくれる。

 ユエルは『洗心』で発情を『浄化』で肉体的な不浄を祓ったようで、衣服まで綺麗になっていた。
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